そういえばこのニュースは前にも見たけれど、予算が付いたという話のようだね。
South Korea to obtain 36 new attack helicopters for army
1 April 2021
South Korea’s Defense Acquisition Program Administration (DAPA) has earmarked funds for new attack helicopters, and for the development of a minesweeping version of the Korea Aerospace Industries (KAI) KUH-1 Surion.
「FlightGlobal」より
韓国防衛事業庁(DAPA)が「新たな攻撃ヘリ」と「スリオンの掃海バージョン」に予算を割り当てたんだって。スムーズに話が進んでいて何よりである。
あ、本日の記事は新しいことは殆どないので、短くしておく。
ヘリコプターがいっぱい
「アパッチ・ガーディアン」を購入
28億ドル相当の予算が割り当てられて、購入プログラムが開始されると言う事らしいのだけれど、この話自体は3月にもあった。
4月の時点では「導入を決定」だったけど、5月に入って「予算が割り当てられた」とのこと。順調にAH-64Eを増やす方向に進んでいっているな。
この計画、事業総額3兆1700億ウォン相当の大型プロジェクトで、最強の攻撃ヘリを購入できるのは凄いとは思うんだけど、色々不安要素はある。
いろいろあるヘリコプター導入事業
韓国はよほどヘリコプターが好きなのか、様々な用途でヘリコプターを買っている気がする。
海軍でもMH-60R「シーホーク」の導入を急いでいたが。確か12機買う話だった気がする。
ところが、予備のエンジンを1基しか買わないとか(MH-60Rは1機あたり2基のエンジンを要する)ふざけた話があって、レーダーとか攻撃兵器とかの購入は行わない方針である模様。
それってヘリコプターをたくさん買っても運用できないって意味だよね?
練習をケチる
さらに、ちょっと前にはこんな不可思議なニュースも。
いやー虎の子のAH-64Eなのに射撃訓練も満足にやらないで、数だけ増やすだけの模様。すごいな、どうなっているのか。
そういえば購入の際にもずいぶんと購入金額が少なく見えるようにレーダーやら武器やらを買わないようにしていた気がする。韓国軍の伝統のようだ。
ちなみに、掃海ヘリにするマリンオンの開発もあるし、最近うわさを聞かない小型武装ヘリの完成も急いでいるはずなんだが。
どうなったんだろうね。
コメント
レーダーや武装やエンジンを定数揃えないのは最初から共食い整備前提なのでは?パーツごとに個別購入するよりも一機丸々買った方がお得だと思っているのではないかな・・・
または帳簿上でもまとまった数が有れば彼等的には良いことが有るのかもしれれません、例えば販売元からサポートを受ける時に導入数に応じて優先順位が上がるかも知れないとか。
共食い整備前提なんですかねぇ。
それでもミサイルの方は増えないのですよね。高価なオモチャは所有欲を満たしてくれるかも知れませんが、果たして運用できるのかどうか。