天安門を忘れない

ジェノサイド

6月4日、32年前のこの日に支那では多数の市民が虐殺されている。

天安門事件は「大虐殺」 中国の残虐行為の同義語に―米国務長官

2021年06月04日14時35分

ブリンケン米国務長官は3日、中国の民主化運動が武力弾圧された天安門事件から4日で32年になるのに合わせて声明を発表し、事件を「大虐殺」と表現し、非難した。その上で「天安門広場」は、人権や基本的自由を訴えた数万人の人々を黙らせるために中国政府が取った残忍な行動の同義語となったと指摘した。

「時事通信」より

その時何が起こったのかは、多くのメディアが目撃したにもかかわらず、支那では語られることも禁じられていると聞く。共産党は「なかったこと」にしたいというから、驚くしか無い。

アメリカからは国務長官の声明で「天安門事件は大虐殺だった」との認定が出された。完全に対決モードだね。

スポンサーリンク
同カテゴリーの人気記事

この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

<同カテゴリーの人気記事>

スポンサーリンク
スポンサーリンク

あれは「暴動鎮圧だった」というのが支那の主張

天安門で今なお警戒される民主化の動き

支那の公式発表では、天安門事件での犠牲者は319人だとされている。

それを信じる人はあまりいないだろうが、少なくとも支那ではこの事件は闇に葬り去られようとしていると聞く。知り合いの支那人に聞いたら「それは言ってはダメだということになっている」と、触れたがらなかった。完全にタブーなのだ。

知人の口から実際にそんな実情を聞くとは思わなかったが、案外それが現実なのかもしれない。

なお、天安門事件に関しては2019年にも記事にしているのでリンクを張っておく。

そして、今年の天安門広場も厳戒態勢だったようだ。民主化運動が起こることを今なお警戒しているのだろう。

天安門事件32年、広場周辺に警察車両40台超…香港でも抗議警戒

2021/06/04 11:57

中国で民主化運動が武力弾圧された1989年6月の天安門事件から4日で32年となった。中国当局は天安門広場周辺に40台以上の警察車両を配置し、民主化を求める抗議活動を警戒した。

「読売新聞」より

今や支那でタブーになったこの事件。驚くべきことに若者は「知らない」と言うそうな。

中国当局は事件に関わる言動を厳しく統制。事件遺族でつくる「天安門の母」は5月末にサイト上で発表した声明で、謝罪や責任者の責任追及、犠牲者リストの公表を求めた。情報封鎖で多くの若者が事件を「知らないか信じていない」とも訴えたが、声明にも閲覧制限がかかる。声明は122人の連名だが、ほかのメンバー62人が亡くなったという。事件が起きた時間帯に現場周辺で追悼する遺族らの姿も、当局の締め付けもあって近年は見られなくなった。

「朝日新聞”天安門事件、若者は「信じない」 武力弾圧から32年”」より

「知らない」はともかく「信じていない」というのはなかなかすごいな。

信じられないほど凄惨な事件だったのは事実なのだが。

香港でも取締強化

そして、本日の香港でも逮捕者が出ているようだ。

香港 天安門事件追悼集会 主催の市民団体幹部 逮捕

2021年6月4日 14時35分

香港で毎年6月4日に天安門事件の犠牲者を追悼する集会を主催してきた市民団体の幹部が4日朝、無許可の集会を宣伝した疑いで警察に逮捕されました。警察は、団体が4日の夜に計画していた集会を許可しないとする決定を出しており、天安門事件に関する活動を徹底して封じ込めるねらいがあると見られます。

「NHKニュース」より

完全に香港の自由は死んでしまった。

香港に対するこの扱いを、「金の卵を生むガチョウを絞め殺した」というのがもっぱらの世界の評価だが、そうまでしてでも支那は認めたくはないのだろう。

天安門事件、見解変えず 中国外務省

2021年06月03日18時04分

中国外務省の汪文斌副報道局長は3日の記者会見で、民主化運動が武力弾圧された1989年の天安門事件から4日で32年となることについて、「1980年代末に起きた政治風波(騒動)に対して中国政府は明確な結論をすでに出している」と語り、「暴乱」と見なす従来の見解を変えていないと強調した。汪氏は「(建国以来の)偉大な成果が、中国が選んだ発展の歩みが完全に正しかったと十分に示している」と主張した。

「時事通信」より

支那は事件について「暴動を鎮圧した」という姿勢を示しているので、完全に「事件は存在しなかった」という姿勢ではないが、すでに些末な事件という扱いなので、そのうち消えてなくなるかもしれない。

天安門事件を伝える香港の記念館 当局の査察で一時閉館へ

2021年6月2日 14時42分

中国で民主化を求める運動が武力で鎮圧された天安門事件について伝える香港の記念館に当局の査察が入り、設置した市民団体は施設を一時閉館すると発表しました。事件から32年となる4日を前に、当局は関連する活動への締めつけを強めています。

「NHKニュース」より

実際に2014年に香港に作られたこのささやかな記念館も、潰されようとしているそうな。

そして台湾でも

台湾にとって、天安門事件はけっして他人事ではない。明日は我が身だからだ。

台湾で「8964」の光 天安門経験者、香港情勢を懸念

2021年6月4日 13時00分

中国・北京で1989年6月にあった「天安門事件」から4日で32年を迎えるのを前に、台北中心部の自由広場で3日夜、NGO「華人民主書院」がLED照明を使ったイベントを行い、犠牲者を悼んだ。台湾では新型コロナウイルス感染防止のために10人以上の屋外集会が開けず、同書院は4日、オンラインで追悼集会を行う。

「朝日新聞」より

オンラインの追悼集会なのでそう簡単に取締されるわけではないのだろうが、支那ではネット上での会話も監視されているのだから、台湾が支那に掌握されればこうしたことも難しくなるだろう。

本日、急遽日本政府からのワクチンが台湾に到着した。

JAL、台湾へワクチン輸送 コロナ感染拡大で日本政府が協力

配信日: 2021/06/04 12:55

日本航空(JAL)は2021年6月4日(金)、成田から台北・桃園へ日本政府が提供する新型コロナウイルス・ワクチンを輸送しています。フライトは定期便のJL809便で、成田の出発は正午、台北の到着時刻は14時30分ごろです。

「FLY Team」より

当初はもう少し後に届けられるはずだったのだが、急遽6月4日に届けられることが決定している。コメントには頂いているが、JAL809便であったのも、日付が6月4日だったことも完全に偶然である。

邪推してはいけない。いいね?

コメント

  1. 木霊さん、おはようございます。

    大切な事はタイトル通り「天安門の大虐殺」を忘れない事でしょう。
    そして、海部内閣の円借款再開・宮沢内閣の天皇陛下の訪中という、本当に愚かな助け舟を出してしまった事を日本人は「国際外交史上の大きな恥・汚点」と心得、絶対に忘れてはいけないと思う。

    犠牲者の数はこれまで米英を含め数々の諸説がありますが、仮に支那共産党が崩壊しても正確な数字・残虐行為の実態は永遠に表には出てこないと思います。

    世界中に独裁国家は沢山ありますが、支那ほど強大な権力と最新技術・資金力でインターネットまでも完全に管理し言論の自由を封鎖している国が、これ以上出てこないよう阻止する方法を考えるしかないのでしょうか?

    「1984」を書いたG・オーウェルが創造したビッグ・ブラザーが支配する世界なんて、全ての人間にとって悪夢でしかありませんからね。
    僕は蛮人の檻の中に入るのは絶対に拒否であり、もしその危機が迫ったなら命を懸けて自由を守るために戦う覚悟です。

    • 時間経過とともに風化していくからこそ、過去の教訓を「国史」として教育することは大切なのだと思います。
      日本では少し自虐史に過ぎることが問題ではありますが、過去の「事実」を学ぶということそのものは大切であると思います。

      支那には支那の事情があるのでしょうが、天安門事件を美化するのはダメなんじゃないかな。

      G・オーウェルのビッグ・ブラザーの登場は、支那ではすでに始まっているのかもしれません。
      小説の中だけではないところが、恐ろしいですね。