天安門事件から30年が経過

支那

六四天安門事件(1989年6月4日)によって、支那共産党の独裁体制の危険性が世間に報じられてしまってから30年が経過した。

天安門事件から30年 東京でも元学生リーダーが抗議活動

2019年6月4日 18時07分

天安門事件から30年となる4日、東京でも元学生リーダーが参加して抗議活動が行われ、中国政府の対応を非難し、民主化などを訴えました。

「NHK」より

悲惨な事件を「無かった事」に出来なかったのは、世界中に天安門事件の映像が出回ってしまったからである。

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支那では検索できない事件

言論封殺は強化される

支那でもインターネットは使えるのだけれど、しかしグレートファイアーウォール(金盾)と呼ばれる規制によってアクセスが出来ない所がある。多分、僕のブログも検索できないだろう。「六四天安門事件」「六四」という検索ワードはNGらしいから。

それとは別に、国内での発信も徹底的に監視し、規制しているようで、それにも膨大なコストを支払っているようだ。

天安門事件 きょうで30年 徹底した言論封殺

2019年6月4日 5時50分

中国の北京で民主化を求める学生らの運動が武力で鎮圧され、大勢の死傷者が出た天安門事件から4日で30年になります。事件の見直しや責任を問う声は封じ込められたまま言論統制は一層強化され、政府への批判も徹底して抑え込まれています。

「NHKニュース」より

言論弾圧どころか、人権派弁護士が行方不明になるなどの話も聞かれていて、まあ、凡そ人権というものは期待できない。

被害者数は一体何人?

天安門事件での犠牲者は319人と公式には発表されている。

天安門事件は30年前の1989年6月4日、民主化を求めて北京の天安門広場やその周辺に集まっていた学生や市民に対して軍が発砲するなどして鎮圧し、大勢の死傷者が出たものです。

中国政府は319人が死亡したと発表しましたが、犠牲者の数ははるかに多いという指摘もあり、犠牲者の遺族は事件の真相究明や責任の追及を求め続けています。

「NHKニュース」より

その上で、「正しかった」と主張しているようだ。

中国政府は、一部の学生や市民による暴乱で、軍の鎮圧は正しかったとする立場を変えていないほか、中国は目覚ましい経済発展を遂げ、国民から支持を受けていると正当性を強調しています。

鎮圧ではなく弾圧なんだけれどもね。

天安門事件30年

声上げる主権者の人権尊重を

2019年6月4日(火)

 民主化を求めて中国の学生や市民が集会やデモ、ハンストなどを展開したことに対し、中国共産党指導部が北京に戒厳令を敷き、天安門広場とその周辺に軍隊を投入、おびただしい数の死傷者を出した「天安門事件」からきょうで30年です。

~~略~~

 科学的社会主義は、未来社会の基本原理を「個人の完全で自由な発展」としています。その見地もふまえ日本共産党は、憲法の「平和的民主的諸条項の完全実施をめざす」「基本的人権を制限・抑圧するあらゆる企てを排除」すると綱領で明記し、広範な市民と運動を進めています。日本での社会主義の道も、中国などと異なる道を進むと明確にしてきました。

 党綱領は「民主主義と自由の成果をはじめ、資本主義時代の価値ある成果のすべてが、受けつがれ、いっそう発展させられる」「さまざまな思想・信条の自由、反対政党を含む政治活動の自由は厳格に保障される」と述べています。

「しんぶん赤旗」より

笑ったのは、赤旗なのだけれど、流石に批難しないという選択肢は無かったようだ。

その上で目眩がするような主張をしているのだけれど、天安門事件に日本共産党の党綱領は関係なくねぇ?そもそも、「思想信条の自由」などと書いてあるが、あんたのところの党員はtwitterで批判する人々をブロックしているぜ?

別にブロックを否定する積もりは無いが、共産党の言う自由とは、自らの権利だけを主張して、他人の自由は認めないというダブスタ込みなので、どうしようもない。

天安門事件の死者は「1万人」 英外交機密文書

2017年12月26日

英国で新たに公開された外交文書によると、中国当局が民主化運動を弾圧した1989年の天安門事件で、中国軍が殺害した人数は少なくとも1万人に上ると報告されていることが明らかになった。

「1万人」という人数は、当時のアラン・ドナルド駐中国英国大使が1989年6月5日付の極秘公電で英国政府に報告した。大使は、「中国国務院委員を務める親しい友人から聞いた情報を伝えてきた」人物から入手した数字だと説明している。

「BBC」より

天安門事件から29年 米国は死者数公表を要求、中国は猛反発

2018年6月4日 22:49 

【6月4日 AFP】中国の首都北京にある天安門広場(Tiananmen Square)で軍が民主化運動を武力弾圧した「天安門事件」から、4日で29年を迎えた。これにあわせて米国は、事件の犠牲者数を公表するよう求め、中国が強く反発した。

「AFP」より

どうなんですかねぇ?

人によっては100万人の犠牲者が出たともいわれているんだけど。

89年6月1-10日北京军队镇压处决人员统计 - 三万二千人

こちらのサイトにはかなり具体的な数値が出ていて、合計 31,978人とカウントされている。

天安門でテロを警戒

そして、支那当局はテロが起こることを警戒している。

天安門事件から30年 犠牲者追悼の動きを多数の警官が警戒 北京

2019年6月4日 16時46分

中国の北京で民主化を求める学生らの運動が武力で鎮圧され、大勢の死傷者が出た天安門事件から4日で30年になります。天安門広場やその周辺では多くの警察官が配置され、犠牲者を追悼する動きなどを警戒しています。

「NHKニュース」より

下手な動きをしれば逮捕されるだろう。

中国国内では天安門事件に関する情報が規制されていて、4日朝もNHKが海外向けテレビ放送で伝えた際、映像と音声が遮断され、8分間にわたって画面が真っ黒になりました。

「NHKニュース」より

情報を封殺した上で、テロに繋がる動きを阻止。実際に色々な所で逮捕される人々がいるようで。

新疆で「テロリスト」1.3万人逮捕 中国政府、批判に反論

2019年3月19日 4:51

【3月19日 AFP】中国政府は18日、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)での取り締まりに対する批判に反論し、2014年以降に同自治区で計1万3000人近くの「テロリスト」を逮捕したと主張した。

「AFP」より

ウイグル関連施設には100万人ものウイグル人達が収容されていると言われており、「テロ警戒」と説明されている。

中国人権派弁護士、出所後家族と行方不明 当局が軟禁か

2019年3月1日19時52分

中国で2015年夏に人権派弁護士が一斉に拘束された「709事件」に関連し、有罪判決を受けた北京の江天勇弁護士(47)が刑期を終えて2月28日に出所した後、行方不明になっている。迎えに行った家族とも連絡がつかなくなっており、支援者らは当局が軟禁しているとみている。

「朝日新聞」より

中国、人権派弁護士への圧力巧妙化 拘束よりも登録抹消

2018年7月4日20時31分

中国で人権派の弁護士らが一斉に拘束された事件から9日で3年になる。弁護士らへの圧力は続いているが、当局はより巧妙な手法を使い始めている。

「朝日新聞」より

論評は避けるが、酷い話である。

天安門で起こったことは虐殺である

支那がどれだけ目を背けようとも、天安門で行われた人民弾圧、虐殺は消えない事実である。

歴史を修正しようとしているのは、支那共産党であり、彼らにとって、歴史とは都合良く書き換えるためのものだ。

「無かった事」にして、いつまででも共産党の一党独裁を守りたい、それだけが彼らの望みである。

支那はそういう国なのだ。

コメント

  1. kujira より:

     当時の常識として、「民主化に失敗すれば、中国は、経済的にも技術的にも貧しい後進国のままに終わるだろう。」と言われていました。ソ連などの共産主義の失敗が明らかになり、民主主義、資本主義のもとでしか現代的な発展は出来ないと思われていた時代でした。しかし、現在中国は、世界2位の経済大国であり、1位のアメリカと貿易戦争する地位になっています。
     私も含め西側諸国の人々は、まずなぜ天安門事件当時に、民主化失敗=中国の停滞などと間違った見通しをしたのかを反省し、現在も同じことを繰り返してないのかについて、自問自答すべきだと考えています。
     問い 今後の中国経済はどうなのか?
     答え いずれ失敗する。理由は民主主義ではないから。
    という、間違った問答が割と常識視されていること自体が、30年前とあまり変わってないのかなという気がします。
     理想と現実が違うなら、現実が間違ってるのだ!というのは社会主義者の定番の考え方ですが、実は民主主義者が語る中国論も、
     民主主義経済こそが理想!現実の中国の経済がいいのは今だけだ!いずれ破綻する!
    と、現実のほうを否定したがる傾向にあるのは同じだなとしみじみ思います。

    • 木霊 より:

      問題の本質を見ないというのは、同じ様な間違いに突き進んでしまう原因になると、そう思います。
      しかし確かに民主主義はクソですが、天安門事件に関しては一党独裁を貫いたからこその悲劇でありましょう。「支那はいつか改心する」というのは、もはや妄想の類と言うことが明らかになりました。
      支那にとって民主化が答えだとは思いませんが、しかし、社会主義にも共産主義にも行き着けなかった支那の独裁状況は、人民を不幸にするだけでしょう。
      だからといって、日本が何か出来るような話では無いのでしょうけれどね。

    • 河太郎 より:

      ロシアがモロにそうなのですが。
      民主化が失敗した国って、中央アジアの何たらスタン国々とか、少なくはありませんよね?
      kujira様のコメントを読んで感じました。過日、中国は覇権を握れない…何故ならば議会民主主義に自由諸国へと至るのが「人類の発展の歴史では定理であるから」とリベラルの学者が書いてました。
      まだそんな事を言ってるのだろうか?
      だって独裁の中国は、それを逆手に利用して、ネット社会を実現しているじゃないか!と。
      上記のような歴史の社会進化説を唱える学者は、西欧しか見ていないのではないですかね?
      西欧ではバチカンが王位や帝位を担保する中世があったので、権威と権力が二分され、それが結果として議会民主主義へと発展します。
      我が国が日本になれたのも、天皇家が存在して、権威と権力が分けられてきた経緯があると思うです。
      だから立憲君主国家になれた。
      でも、大司教を皇帝が任命できるロシア帝国は、実は同様なシステムの
      ビザンチン(東ローマ)の継承者です。権力と権威が一つに収束するシステムをずっととってきました。
      これは中国の皇帝も同じですね。
      権威と権力が分化されてない点は。
      だから社会というか権力の有り様が、そもそも西欧型とは違うです。
      つまり西欧型とは別に発展してきた国家を継承しています。
      もう…西欧型だけが文明モデルと言うのか、そっちが人類の普遍的な社会モデルであるという思い込みを棄てるべきなのではないですかね?
      そういう連中もいると。
      こいつらを100年やそこらで変えられないと。利害の一致ない時には、
      一緒にやるのはムリだろうよと。
      考えてみるべきなのかと。
      イスラムについてはわけが解らないので割愛しまさたけど。

      • 河太郎 より:

        言葉は悪いけど「面白い実験」ですね。
        こんだけ「映像情報」まで残るてるのに、「歴史を消せるか?」という。
        元自の選抜射手として言いますが、AK47だかAKMだか解りませんが、何にせよ鎮圧部隊が射撃し始めた時の映像を見ると、
        「水平射撃」してますよ!!
        最初は「腰だめ」だが、歩きながら「頬当てして肩付け」してる。つまり「狙う」てる!
        その事実を消せるのですかね?
        実は80後世代までは、この問題に触れない(生きるのに意味がない)ですが、90後世代の留学生は「衝撃」を日本で受けて、
        祖国に帰りたくない者がいる。
        なかなか「闇深」な話です。

      • 河太郎 より:

        「歩きながら」に疑問を持つ方もおられると思うので一言。
        基本的にライフルは動かない標的に即してますが……
        「その時」に、彼らは肘を「やや八の字」に「開いて」ます。
        これはアサルトライフルで「狙撃」ではなく、「動的標的」を狙う時のポーズです。
        ライフルで動的標的を狙わざる得ない時は、狙撃のようにキッチリと固定しないで、肘をやや開き気味にする。
        後は言いたい事は解りますね?

  2. ken より:

    その後の中国へ天皇陛下を訪中させるなど、日本は良いことしてませんね。韓国への戦後の対応など、別な意味で嫌日になります。戦後日本の所業を一度総括しないといけないのではとも思います。まあ、安倍総理が変えつつあるように見えますが。

    • 木霊 より:

      支那に対する日本の対応は、本当に失敗だったと思います。
      韓国に対してもそうですね。
      相手を理解して外交を行うというスキルが、日本の外務省にはないのでしょうね。
      日本の凄い部分も醜悪な部分も直視しなければなりませんよね。

  3. マスメディア反乱軍 より:

    木霊さん、おはようございます。

    >こちらのサイトにはかなり具体的な数値が出ていて、合計 31,978人とカウントされている。

    東西冷戦終末期に起こった恐ろしく深い闇です。
    アメリカ・西欧諸国が支那の西欧流民主化を根拠なく妄想し→経済発展による恩恵を夢想して優先し、マズい事から眼をそらしてきた結果、いまだにウィグルを始め深刻な人権蹂躙が続いている訳で、イスラエルを含めた中東問題と似たような無責任な根の深さを感じてしまいます。

    歴史に「IF」はないのですが、王道に徹した毅然とした態度で徹底的に支那共産党を追い詰めるべきだった...。
    民主主義には膨大なコストが掛かるので、そもそも10億を超える国家がコントロールするのは無理難題と思っていますが、少なくとも自由主義経済のルールと人権については一歩も譲るべきじゃなかったと...。
    さらに、なし崩し的なWTO加盟容認なんかは、西欧流民主主義の欺瞞とご都合主義の大失態と恥じ入るべきと思います。

    当時の日本も褒められた行動ではなく、特に天皇陛下の支那訪問という致命的な政府判断が今となっては悔やまれます。

    >歴史を修正しようとしているのは、支那共産党であり、彼らにとって、歴史とは都合良く書き換えるためのものだ。
    >「無かった事」にして、いつまででも共産党の一党独裁を守りたい、それだけが彼らの望みである。

    しかし、肝心の民主化運動家もこれほど酷い言論統制や無法な逮捕・監禁があるのに、現実的には一向に気勢が上がっていない様子。
    共産党一党独裁が隅々まで浸透している証拠と見るべきなのかな?

    突破口は国際社会がようやく目を向け始めた「ウィグル人弾圧」への、強硬な批判と具体的な実力行使(経済封鎖など)しかないと思う。
    それにより勇気を鼓舞された台湾・香港が力を得て、大きなシナジーが生まれるような流れを作って欲しいもんです。(かすかな期待ですけど)

    • 木霊 より:

      確かに歴史に「IF」はありません。
      ですが、果たしてあの時支那を日本が見限っていたら、果たして日本は今の姿でいる事ができたか?は、少々疑問ではあります。
      世界の工場としての支那を利用した側面はありますし(莫大なODAは支払わされましたが)、その後、技術を盗まれ、日本にも多くのスパイが……。
      あ、滅ぼして置いた方が良かったかも知れません。

      ともあれ、支那の本来の姿は、今、習近平氏がトップに居て示される様な迂闊なものでは無く、もっと狡猾なモノだと思います。
      弱っているとは言え、油断は禁物だと思いますよ。