【未だ現役か!】老朽化が深刻な韓国軍の軽攻撃ヘリコプター

陸軍

ちょっと読みにくかったので2つに記事を分離したのだが、内容は前の記事に書いてあったことほぼそのままであるのでご了承願いたい。

韓国軍ヘリの老朽化が深刻…事故の心配

2020.12.07 11:54

導入から40年が経過した韓国陸・海軍の基礎飛行訓練用ヘリコプターを入れ替えるための後続機導入事業(TH-X)が再開される。

「中央日報」より

コチラの記事に関しては、こっちで突っ込みを入れている。

韓国軍で運用される基礎飛行訓練用ヘリコプター「アルエットIII」の更新計画について言及した。そこに、500 MDの話題も出ていたんだよね。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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500MDも更新したい

古くても現役

で、500 MDというヘリコプターに関しては、このブログでも言及している機体である。

これも古い機体なので、更新する計画が持ち上がってはいるのだが、なかなか古いまま使われている状況が続いて、更新計画は進んでいないようだ。

初飛行が1963年という古い機体で、それなりに世界中で売られてはいたようだが、その殆どは退役している模様。当然、韓国軍でも老朽化が問題になっている。

無人機化計画!

面白いことに、500MDを無人機として運用したいという話もあるようで、あれ?更新する話はどうなったの?と。

大韓航空の回転翼型UAV「KUS-VH」、初の無人飛行を実施

2019年8月6日

大韓航空航空宇宙ディビジョンは8 月1日、同社が開発を進めている回転翼型UAV「KUS-VH」が、7月30日に同社の高興の施設で、初の無人飛行を実施したと発表した。

KUS-VHはアメリカのMDヘリコプターズが開発した小型単発ヘリコプターのMD500を、ボーイングの協力を得てUAV化したもので、2017年10月に開催された防衛装備展示会「ADEX2017」で当サイトが取材したところによれば、エンジン出力が強化されている点を除けば、全長やローター直径などのサイズはMD500とほとんど変わりはないという。

「TOKYO D&A REVIEW」より

無人機の飛行テストは悪いことでは無いのだけれど、何故、ベースに500 MDを使ったのかは、ちょっとよく分からない。

まあ良いんだけど。

あくまで研究開発なのだし、老朽化した機体を使い潰すとしてもそれ程惜しくは無いのだろう。

ポンコツでも問題無いと。

ともあれ、500 MD(注:Wikipedhiaには500MD TOWと呼ばれる対戦車ヘリコプター型の機体を採用していると説明されている)は、対戦車ヘリコプターとしての運用と、訓練用にも使われているらしい。

あまりにも老朽した機種で、計器盤・電子装備などがアナログであるため、パイロットの養成に適していないという指摘もある。匿名を求めた軍関係者は「陸軍の500MD訓練機ではデジタル時代に合った戦術飛行感覚に慣れるには限界が多い」とし「UH-1Hは淘汰された状況であり(小型機の500MDでは)訓練の空白を埋めるのが難しく、大きな負担になっている」と説明した。

「中央日報”韓国軍ヘリの老朽化が深刻…事故の心配”」より

ところが、そろそろ老朽化しすぎて「訓練にならない」という問題が。

偽造部品問題

更に残念な話も。

米企業、韓国軍に偽造部品を大量納入した疑惑

Posted November. 03, 2016 09:39, Updated November. 03, 2016 10:17

米国のとある軍需企業が韓国陸軍のヘリコプター、500MDの部品を含め、100件余りの偽造部品を韓国軍に納入したという疑惑が持ち上がったため、軍当局が調査を行っていることが2日確認された。海外防衛産業の不正による多量の偽造部品納入疑惑が事実と判明すれば、軍兵器装備部品管理の総体的ずさんさや装備誤作動の懸念など、波紋が予想される。

「東亜日報」より

韓国企業あるあるで、軍需産業絡みの偽造部品があっちこっちから出てきてしまうアレが、500MDにも起きちゃったということらしい。記事は古く、今になって発覚した訳では無いのだけれど。

韓国軍筋によると、今年7月、在米軍需武官部(在米国際契約支援団)は、米軍需企業であるM社が陸軍のヘリコプター、500MDのローター(プロペラ)のヘッド部品はじめ114品目の偽造部品を韓国軍に納入したという疑惑について、防衛事業庁に報告した。陸軍が対戦車攻撃用として約70機を運用している500MDは、生産から40年近く経っている老朽機種だ。

「東亜日報”米企業、韓国軍に偽造部品を大量納入した疑惑”」より

アメリカ企業のせいにしているが、この手の話は韓国軍では頻繁に聞かれる話。ただ、問題の本質は、アメリカ企業が偽部品を納入したという点では無く、未だに韓国国内で保守用の部品を作る事ができないという点なのである。

いよいよ新しい機体を探さざるを得ない、というのはこんな記事からも伺えるのである。

ただ……、これらのヘリコプターの後継機が、スリオンでもLHAでもないのがとても残念な話だよね。結局どうなってしまうのだろうか。

追記

入札が開始された模様。

40年ぶり変わる韓国軍訓練ヘリコプター受注戦に海外5社が入札

2021.02.22 10:23

40年以上も使用した軍訓練ヘリコプターの後続機の受注戦に海外5社が参入したことが確認された。今月初めに防衛事業庁が「陸・海軍基礎飛行訓練用ヘリコプター後続機導入事業(TH-X)」の3回目の入札を締め切った結果だ。過去2回の入札が各2社だった点と比較すると、競争は激しくなった。事業予算は1576億ウォン(約150億円)、計41機を導入する計画だ。

「中央日報」より

ほほう。

ここのところ韓国軍のヘリコプター関連の記事の手直しなどをやっていたこともあるので、実にタイムリーな記事ではある。関連記事はこちら。

直接的に関係しているのは下の2つで、アルエットIIIと500MDの更新というような事が検討されている模様。

結局、機体の老朽化で操縦士の安全を心配する状況を迎えた軍が要求性能を低める形で3回目の入札を実施した。すると、1回目と2回目に入札した3つの機種(ベル505、エンストロム480B、MDHI 530F)がまた挑戦した。当時、ベル505(1回目の入札)は目標価格を超過する金額を提示した。エンストロム480B、MDHI 530F(2回目の入札)は試験評価を最終通過しなかった。

防衛事業庁は来月初めまで書類評価に基づき、最終候補を3機種ほどに絞るとみられる。その後、この機種を対象に試験評価を進め、遅くとも今年中に交渉を終えて機種を選定する予定だ。

「中央日報”40年ぶり変わる韓国軍訓練ヘリコプター受注戦に海外5社が入札”」より

前回までの話は、入札の際に金額と性能のバランスが宜しく無いので、2回の入札は何れも不調に。で、3回目は要求性能を引き下げて入札をする運びになったという話。

で、エアバスH-125とロビンソンR-66は3回目で新たに入札に参加してきたということのようだ。どれになっても良さそうな感じだが。

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