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ベルゴロド襲撃で緊張が走るロシア

ロシアニュース
この記事は約12分で読めます。

ロシア国内での攻撃というのは、ウクライナで行われている戦闘とはまた別の意味を持つ。

ロシア連邦ベルゴロドでFSBビルが襲撃される

2023年5月23日火曜日、午前1時10分

ロシアのメディアは、ロシアのベルゴロド市にあるFSB事務所への「到着」について報じており、建物に爆発物を投下したとされている。

pravdaより

ロシアメディアより引用しているので、翻訳が正しいかの確認をとることは難しい。が、「ロシア国内で戦闘が発生した」という意味で間違いないだろう。なお、情報の正確性については疑問のあるニュースもあるので、ご注意頂きたい。ロシアーウクライナ間では情報戦も活発だからね。

ロシア国内で内戦に繋がるか?

反プーチン派による紛争

記事に出てくるベルゴロドなのだが、地図で見るとこんな位置だ。

ウクライナのハルキウにほど近いロシア国内の都市で、ここを中心とした州がベルゴロド州である。戦闘が発生したのはこの地域のようだ。

行動を起こしたのはロシア義勇軍団と自由ロシア軍団。

  • 5月22日、ロシア義勇軍とロシア自由軍団は 国境を越え、 現在のロシア当局からベルゴロド地域の入植地を「解放」していると発表した。彼らはコジンカ村とゴーラ・ポドル村から出発し、しかし彼らはロシア全土を「解放」しようと努力している。
  • ロシア連邦ベルゴロド州のヴャチェスラフ・グラドコフ知事は、「ウクライナ軍の破壊活動・偵察グループ」がグレイヴォロン地区の領土に入ったと述べた。
pravdaより

ロシア義勇軍団(記事ではロシア義勇軍)とは、ウクライナを拠点にロシア連邦のプーチン政権打倒を掲げて活動するロシア人の義勇兵部隊である。

自由ロシア軍団(記事ではロシア自由軍団)とは、ウクライナを防衛するため2022年3月に結成された軍団で、ロシア軍から自発的にウクライナ側へ離反した兵士の他、元々軍隊に所属していなかったロシア人やベラルーシ人の義勇兵で構成されている。

ロシア義勇軍団も自由ロシア軍団の何れも、ウクライナ東部にてウクライナ軍と共に戦っており、ロシア義勇軍団と自由ロシア軍団はロシア政府からテロ組織認定されている。

破壊工作集団がロシア領に侵入

まあ、実際にロシア領内にて破壊工作をやったのだから、テロ組織と言われても仕方はないだろう。

ロシア義勇軍団、プーチン政権への武装蜂起呼びかけ…ウクライナ拠点に侵入攻撃

2023/03/03 23:28

ウクライナと接するロシア西部ブリャンスク州の知事は2日、「ウクライナから破壊工作集団が侵入し、発砲した」と発表した。ウクライナに拠点を置くロシア人部隊が同日、侵入攻撃を認め、プーチン露政権への武装蜂起を呼びかける動画をSNSに投稿した。プーチン大統領は「テロ」と非難し、ウクライナへの報復を示唆した。ウクライナ側は関与を否定している。

州知事によると、集団はウクライナに隣接する二つの集落に侵入して走行中の車両に発砲するなどした。無人機を使った攻撃も展開したという。住民2人が死亡し、男児が負傷したとしている。

~~略~~

一方、侵入を認める動画をSNSに投稿したのは「ロシア義勇軍団」を名乗る集団。ブリャンスク州内の建物の前で、兵士2人が「(プーチン)政権と戦えることを示すためにやってきた」などと訴えた。侵入攻撃には約40人が関与したとされる。

讀賣新聞より

今年3月には最初の犯行声明を出していて、実際にウクライナに隣接するロシア領内の2つの集落に侵入して破壊工作をしている。

更に、関与は不明だがこんなニュースも。

ロシアの軍駐屯地に着弾、ウクライナ側から発射の可能性大=タス

2022年3月30日7:34 午前

ウクライナとの国境近くにあるロシア軍の臨時駐屯地に29日遅く、砲弾が着弾したとタス通信が報じた。関係筋の情報として、ウクライナ側から発射されたことが初期段階のデータで示されていると伝えた。

これより先、ウクライナ国境に近いロシア西部の都市、ベルゴロド近郊で複数の爆発が起きたと地元当局者が明らかにしていた。

ロイターより

ベルゴロド州では1年前にも、発砲事件や砲撃事件があって、コレの真偽は定かではないものの、周辺地域の情勢の不安定さを示している。

が、今回は、それ以上の緊張が走った。

ベルゴロド州へ侵入

ロシア義勇軍団と自由ロシア軍団がウクライナ側からベルゴロド州に侵入して、現在もその状況は継続しているらしい。

彼らの主張に寄れば、「コジンカ、グロトヴォ、ゴーラ・ポドルを解放してグライヴォロン方向に前進している」とのこと。この情報の正確性は不明だが、少なくともベルゴロド州にウクライナ側からの戦力が侵入したことは間違いないようだ。その他にも、ドローン攻撃など複数の攻撃手段によって攻撃されているようだ。

同紙は、「ベルゴロドでは、FSBの建物にドローンから爆発物が投下された可能性がある。建物の1つの屋上で煙が見えている。建物への道は封鎖されている。消防と作戦部隊はすでに現場に出動している」と同紙は書いている。

pravdaより

さらに午前中、グレイボロン市は数時間にわたりウクライナからの迫撃砲射撃を受けた。ベルゴロド地域の住民には、シベキノ市の避難に関する偽のメッセージが送信された。グラドコフ氏によると、これは民間人のパニックを引き起こすことを目的とした大規模な情報攻撃だという。

ria.ruより

こうしたロシア義勇軍団と自由ロシア軍団の行動に対してロシア側は住民の避難と共に、核兵器などの移動などを余儀なくされた模様。

ロシア、ベルゴロド地域の保管施設から核兵器を撤去=情報機関

2023年5月22日月曜日、19:10

ロシア人は、ロシア連邦のベルゴロド地域にある保管施設から核兵器を取り出し始めた。

~~略~~

「避難措置に関する追加情報もあります。緊急の問題として、ベルゴロド-22施設は核兵器の保管施設です。ラシストもグレイボロン近郊の地域から避難しています。」

pravdaより

今回は比較的大規模な攻勢だったようで、ロシア国内の複数のメディアでも報じられている。

ただ、今回の大きな違いはモスクワの中心部で自由ロシア軍の旗が空を飛んでいる様子がテレグラムなどで伝えられたことだ。プーチン氏は怒り心頭だろうね。

Легион «Свобода России»
Пока мы ведем освободительные бои в приграничье, наш флаг летает в центре Москвы🫡 Продолжаем держать в курсе. Россия буд...

ロシア国民に対する不安を煽る効果も抜群だろう。

前線で武器が足りない

先日も触れているが、民間軍事会社「ワグネル」のウクライナ侵攻における影響力は、少なからずある。

そこのトップが、「弾が足りない」「武器が足りない」と騒いでいてニュースになっていたが、更に武器調達計画を立案していたというニュースも。

ロシア軍事会社ワグネル、西アフリカ・マリ経由で武器調達計画か

2023/5/23 11:42(最終更新 5/23 11:42)

米国務省のミラー報道官は22日の記者会見で、ウクライナ侵攻に参加するロシアの民間軍事会社「ワグネル」が西アフリカのマリを経由して海外から武器弾薬を入手しようとしていると明らかにした。米政府は、ワグネルが入手経路を不透明にして制裁をかいくぐろうとしているとみて警戒を強めている。

~~略~~

創設者のプリゴジン氏は5月上旬、ロシア政府による武器弾薬の供給不足を公言して非難していた。昨年11月には北朝鮮から兵器を調達したとみられている。

毎日新聞より

ワグネルには独自のチャンネルがあるようなんだけど、この感じだと武器調達は今のところ成功はしていないようだ。

ただ、恐らくワグネルはロシア軍と比べて優遇されていると考えられるため、ワグネルがこの状況だと、ウクライナ内に浸透しているロシア軍もかなり悲惨な状況だと思われる。

陣営による見方

このニュース、ロシア政府の立場で考えると、「ウクライナ側からのテロ攻撃」という位置づけになると思う。ウクライナ政府の立場では、「ロシア人の行動で、ウクライナ軍とは無関係だ」と言うことになっている。

この状況ってさ、2014年にロシア軍がクリミア半島に進行した時に似ているよね。

2014年 ウクライナ「ロシアよ、侵略行為をやめろ!」

2014年 ロシア 「我が国は関係ない。アレは親ロシア派勢力だ」

立場は逆転。因果応報のように思える。

そして、ロシア国民の立場で考えた場合、「今回の話は、ロシア軍による特別軍事作戦であったはずなのに、何故、ロシア領内が攻撃されるのか」「ロシアの国境警備は一体どうなっている」「ロシア国内は安全なのでは」という混乱状況にあるだろう。

これ、反プーチンムードが盛り上がってしまうと、手が付けられなくなるパターンのような気がする。今回の、ロシア義勇軍団と自由ロシア軍団などの呼びかけに呼応するような勢力が増えてしまうと、大変なことになりそうだね。状況によっては今回の戦争の転機になりそうだ。

今後も注目してきたい。

追記

えーと、「撃退した」というニュースが出ているね。

ロシア国防省「ウクライナ支持するロシア人部隊を撃退」

2023/05/24 09:26

ロシア国防省はロシア西部で戦闘を続けていた、ウクライナを支持するロシア人部隊を撃退したと発表しました。

~~略~~

独立系メディアは、「鎮圧のため陸軍4200人と戦闘車両60台などが投入された」と報じていて、ウクライナへの侵攻後、ロシア国内で最大規模の地上戦が行われたとみられます。ウクライナのポドリャク大統領府顧問はウクライナの関与を否定しています。

アベマタイムスより

国内のメディアのニュースは若干信憑性に懸念があるので、ロイターの記事も引用しておこう。

ロシア、ウクライナからの工作員撃退 70人超の民族主義者殺害

2023年5月24日1:57 午前

ロシア当局は23日、ウクライナと国境を接する西部ベルゴロド州にウクライナ側から侵入してきたとする戦闘員の集団を、2日間にわたる戦闘の末に撃退したと発表した。こうした戦闘はロシアによるウクライナ全面侵攻開始以降で最大規模だったとみられている。

戦闘の終了は確認はできていないものの、襲撃の背後にいると主張する2つのグループのうち1つが「われわれはいつの日か、またここに戻ってくる」とソーシャルメディアに投稿した。

ロシア軍は、70人を超える「ウクライナの民族主義者」を殺害し、4台の装甲車を破壊したと発表。ロシア国防省は「国粋主義者の残党をウクライナ領に押し戻した。完全に排除するまで銃撃を続けた」と表明した。

ロイターより

さて、どうやらロシア義勇軍団と自由ロシア軍団のいずれか1つが、「あいしゃるりたーん」と言ったようなので、撤退は完了したと見て良いだろう。

かなりの犠牲を出した感じだが、目的は達したという風に考えて良いのだろうか?流石に、ロシア陸軍4200人、車両60台が動員されたとあっては、撤退せざるを得なかったと言うことだろう。

これが、ウクライナ側と連動していることは恐らく間違いがないのだが、ロシア政府にとってはかなりの動揺を招いたと考えるべきだろう。ウクライナの反転攻勢の兆しと、そう捉えて良さそうだ。

追記2

ロイターにて、今回のロシア人部隊(ウクライナ側)の作戦の狙いなどが分析されていたので、追記しておく。

アングル:ウ軍反転前に防衛線かく乱か、ロシアへの越境攻撃

2023年5月25日12:59 午後

ウクライナ領からロシア西部ベルゴロド州に武装集団が侵入する事態が起きたことで、ロシアはウクライナが大規模な反転攻勢準備を進めている最中に前線から部隊を移動させざるを得なくなったと、軍事アナリストらは解説する。

ウクライナ側は武装集団による攻撃への関与を一切否定している。しかしロシアのウクライナ侵攻以来で最大の越境攻撃が、ウクライナ軍と連携しているのはほぼ間違いないと専門家らはみている。

英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)のアナリスト、ニール・メルビン氏は「ウクライナ側はロシアを別方向におびき寄せてすき間を作ろうとしている。ロシア側は増援部隊を送らざるを得なくなっている」と指摘する。

今回侵入した場所は、ウクライナ東部ドンバスの戦闘中心地から遠く離れており、北部ハルキウの前線から約160キロに位置する。

「(ロシア軍は)これに対応して部隊をその場所に送るとともに、国境地帯全域に多くの部隊を張り巡らせる必要が生じる。ウクライナ側がそこから侵入しないかもしれないにもかかわらずだ」とメルビン氏は語る。

ロイターより

なるほど。

戦略的には、実に分かりやすい回答なんだけど、これが成功するか否かは、ウクライナ軍の準備が十分に整っている場合に限られる。既に反転攻勢の噂が出ているので、ロシア軍を動揺させるには十分な効果があるのだろうが、この効果はそう長くは続くまい。

情報攪乱は、効果が出ているうちに次の作戦を実行するのが鉄則である。だとすると、数日以内に次の動きは出るのだろう。

ウクライナ当局の説明は、2014年にクリミア半島を併合したときのロシアの説明とよく似ている。ロシアは当初、侵攻したのがロシア人の部隊であることを否定していた。

ポドリャク大統領府長官顧問はベルゴロド州への侵入について、ロシア国民から成る「地下のゲリラ集団」によるものだと主張。「知っての通り、戦車などロシアのどこの武器店でも売っている」と続けた。

これは2014年、クリミア半島に記章のないロシア軍のユニフォームを着た男性らがいることについて問われたプーチン大統領が、「店に行けばどんなユニフォームでも手に入る」と答えたのをなぞった発言のようだ。

ソーシャルメディアでは、ウクライナ人が「ベルゴロド人民共和国」を語る投稿が出回っている。これは2014年、ウクライナ東部のドネツク、ルハンスク両州でロシアの支援を受けた民兵らが「人民共和国」を宣言したことへの意趣返しだ。

ロイターより

そして、クリミア侵略の意趣返しという事も意図されているという風に分析されている。この辺りも本文で触れた通りであるし、多分、プーチン氏をイライラさせていることだろう。

ただ、西側諸国は今回のこの作戦についてあまり歓迎はしていないらしい。そりゃそうだろうね、クリミア侵入の時にも、ソレを批難して経済制裁に踏み切ったのである。ウクライナだけ特別扱いというのは困難だろう。

だとすると、これ以上の陽動作戦というのはウクライナにとっても悪手なのだが……、しかし、僕だったら次の一手は確実に打つだろう。

クレムリンへの攻撃、ウクライナが関与か 「米当局が見解」と報道

2023年5月25日 9時20分

米紙ニューヨーク・タイムズは24日、今月3日に起きたロシア大統領府があるクレムリンへのドローン(無人機)攻撃について、ウクライナの特殊軍事部隊か情報部隊が計画した可能性が高いという複数の米当局者の見解を報じた。

朝日新聞より

未確認情報ではあるが、今月3日にクレムリンが攻撃された話、ウクライナ軍が計画した作戦であった可能性が高いという情報が出てきている。

なお、この作戦についてはウクライナ大統領のゼレンスキー氏は承知していなかったようだし、事件発生をロシア大統領のプーチン氏は翌日まで把握していなかったようである。

両軍ともに疲弊してきているので、戦況をひっくり返したいという意志はあるのだろう。ウクライナ側は総司令官が負傷して戦線に復帰できないという話も出ているし、情報戦は加速しているな。

どうだろう、次はクリミア半島辺りが狙い目なんじゃないかな。

追記3

ロシア人義勇軍組織に関するニュースがあったので追記。

ロシア人義勇軍組織、越境作戦に「成功」

2023年5月25日 10:11

ウクライナ側に付いて戦う二つのロシア人義勇軍組織が24日、ウクライナ北部からロシア西部ベルゴロド(Belgorod)州に侵入する越境作戦を実施し、「成功」したと発表した。

~~略~~

さらに、ロシア領内での各作戦は陽動であり、ロシアが前線や国境に配備している兵力の4分の1を引き付けることができると説明した。

AFPより

彼らは陽動作戦のつもりだったらしいね。

コメント

  1. アバター 音楽大好き より:

    木霊様、皆さま、今晩は

    >反プーチンムードが盛り上がってしまうと、手が付けられなくなる

    「ワグネル」以外にも「民間軍事会社」が沢山あるそうですね。反プーチン、反ロシアが盛り上がると、それらの「民間軍事会社」が「反政府武装勢力」になりかねません。ヘタすれば泥沼の内戦・・・弱小国の内乱ならば「やめた方がいいよ」で済むのですが、ロシアの内乱となると無視できないでしょう。その場合の分析とか予測とかは(見覚えないんですけど)あるのでしょうか。対策は??
    多くの国が「タダではすまない」状態になる可能性がありそうですね。

    • 木霊 木霊 より:

      ワグネルが随分と名前を売ったようですが、実際にウクライナに駆り出されている民間軍事会社は多数あるようで、ロシア軍の統制がとれない一因となっているらしいですね。
      民間軍事会社を使わねばならないような状況がロシア軍にあったということでしょう。
      そして、金の切れ目が縁の切れ目、なんてことにならないと良いですよね。
      どこかで、ロシアは14の国と地域に分かれるみたいな図を出していましたが、案外、本当に分裂しそうですよ。

  2. アバター 砂漠の男 より:

    逆侵攻したロシア人部隊はまるで「白衛軍」。ただその規模は4~50人程度の小集団にすぎないようだ。声明が出されており、彼らの目標は赤の広場、つまり政権打倒らしい。
    今回はどこまでやるつもりなんだろうね。

    他方ウクライナ軍は、今回の逆侵攻への関与を否定しているらしい。
    ウ軍による反抗作戦が近いらしいので、戦線の攪乱を狙っているのかもしれない。

    • 木霊 木霊 より:

      ロシア政府にしてみれば、テロリストの暗躍に手を焼いているわけですが。
      しかし、そのテロリスト、西側の武器と戦車を持ち込んでいるらしいので厄介ですね。

      • アバター 砂漠の男 より:

        ニュースで聞いたのですが、ロシア人部隊はウクライナ領に帰還したとのこと。
        今回の逆侵攻は、短期の不意打ち作戦だった模様。
        結果から見て作戦目的がはっきりしないけど、バフムート失陥への注目反らしとか、
        ウクライナ軍の反抗作戦のための時間稼ぎとか、そのあたりなのかと。
        掴みどころのない”特別軍事作戦”だったねぇ。

        • 木霊 木霊 より:

          ロシア人部隊がどれだけの人員を動員したのかは不明なので、何とも言えませんが、流石に長期間ロシア領内に留まることは難しかったでしょう。
          短期の不意打ち作戦ですが、ロシアは国内警備に更に人員と予算を割かねばならなくなったため、影響は大きそうですよ。

          • アバター 砂漠の男 より:

            木霊さんの推測が当たったようです。
            昨日のうちに、ロシア人部隊が別の地域にある二つの国境付近の集落を奪取したそうです。
            https://twitter.com/visegrad24/status/1661045018168119298
            これでロシアは軍を割いて国境付近に配置する必要が出てきましたね。
            今後、ロシア人部隊がチクチクと領土侵犯を繰り返しては、ロシアをイライラさせるんでしょう。とても効果的な非対称戦術ですなぁ。

          • 木霊 木霊 より:

            当たったとみるべきかは難しいところですが。
            ともあれ、陽動作戦としては十分に機能しているようで。
            今後もどうなっていくのかは目が離せません。