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吹き荒れる黄砂、日本にも飛来

中華人民共和国ニュース
この記事は約12分で読めます。

花粉症は本当に困った現代病である。僕も随分と苦しんではいるが、ここのところ特に体調が宜しくない。

きょう21日 黄砂が日本海側を中心に飛来の可能性 影響や対策は?

2023年04月21日10:32

きょう21日の夜にかけて、東北や北陸、中国地方など日本海側を中心に黄砂が飛来する予想です。黄砂が洗濯物や車に付着する可能性があり、注意が必要です。

tenkiより

この花粉症の影響を高めている疑いがあるのが黄砂だと言われているが、今年はまた影響が強かった。

黄砂は増えているのか

花粉症へも影響アリ

黄砂の粒子が目や鼻の粘膜を傷つけたり免疫反応を悪化させることがあるとしていて、花粉症の方には注意喚起がされている。

黄砂 花粉症への影響は すぐにできる対策は?洗車の注意点も

2023年4月13日 12時03分

きのうから、北日本から西日本にかけて広い範囲で観測されている黄砂。

これに加えて今はヒノキの花粉が飛ぶ時期です。 SNSでは、花粉症の症状がさらにひどくなっていると訴える声もあります。

~~略~~

日本医科大学多摩永山病院耳鼻咽喉科 後藤穣 部長 「医療の現場では黄砂が多いときには花粉症の症状が悪化することが知られている。黄砂の粒子そのものが目や鼻の粘膜を傷つけたり、黄砂と一緒に飛んでくる細菌やカビなどによって免疫反応が悪化したりすることで、炎症がよりひどくなると考えられている。花粉症以外にも気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎など、別のアレルギー症状も悪化するおそれがある」

NHKニュースより

個人的な感想で申し訳ないが、やはり黄砂の多い時には体調が悪化する傾向がある。あと、どういうわけか湿度の高い時期、雨の前などは体調が悪いようだね。

黄砂と花粉症との因果関係がある、という結論は個人的には納得できるものである。

古くから黄砂は日本に飛来している

黄砂の飛来は古来から確認されている自然現象であり、日本では吾妻鏡(鎌倉時代に編纂された歴史書)に「晩に泥の混じる雨降る」とそれと疑われる記載が見られる。三国史記などにもそれに類する記載が見られるので、古代から見られる現象であると思われる。

地質調査によると、日本では7万年前以降の最終氷期にその兆候が見られ、最終氷期初期は現在の3~4倍の規模であったことが分かっている。

傾向としては寒冷期に増加し、温暖期に減少することが分かっている。つまり、ある程度の周期で黄砂は増減するものだといえる。

こちらは気象庁のデータで、国内で黄砂を観測した地点数を合計した日数をグラフにしたもののようだ。2021年までのデータしかないが、2020年までは減少傾向だったみたいだね。

年間500万t

日本に飛来する黄砂の推計量は、年間で500万tなのだとか。

舞い上がった黄砂は、季節風に乗って日本に飛来する。その量は年間で500万トンにも達し、その3分の1から2分の1が降下しているという。大雑把に言って、200万トン前後の砂が毎年日本に降り注いでいることになる。凄まじい量だ。

その主成分は石英や長石などの造岩鉱物や、雲母、カオリナイト、緑泥石などの粘土鉱物などだ。これらはアレルゲンではないが、日本に飛んでくる途中で、大気中のPM2.5のような排気ガス成分やカビ、細菌などを付着させる。こちらが危険なのだ。

Yahooニュースより

日本の領土内に降下する量は年間250万tというレベルらしいのだが、そんなに降ってくるのであれば、車の塗装の上にうっすら積もっても不思議はない。

支那ではこんなレベルらしいけどね。

北京の様子
高速道路

その黄砂がどこから来るのか?という事についてはある程度分かっている。

黄砂の発生源地域
黄砂発生のメカニズム

よく言われているのは「タクラマカン砂漠」や「ゴビ砂漠」なのだが、最近はどうももうチョット手前から来ているのではないか、ということも言われている。

支那国内の黄砂問題

内陸部の開発の失敗が影響

支那は黄砂の問題について深刻に捉えている部分もあって、緑化政策を推進した時代があったし、今も続けているようだ。結構な経済損失が発生するらしいしね。

中国の環境問題を研究してきた大阪大学大学院の深尾葉子准教授によると、飛んでくるのは従来言われてきたタクラマカン砂漠ではなく、より日本に近い黄土高原や内モンゴル、華北地方からだという。具体的にはモンゴルや内モンゴル、新疆ウイグル自治区で、砂漠よりその周辺の農地やオアシス、道路だった。こうした地域は、いわば人が手を加えた二次的な自然である里山である。そこから激しい黄砂が舞い上がっていたのだ。砂漠の砂は粒子が大きくて、さほど遠くに飛ばないらしい。

Yahooニュースより

ところがそれが功を奏していないのではないか?という分析が出ている。

フォトログ:中国北西部、地道な植林は砂漠化を押し戻せるか

2021年6月12日11:18 午前

午前中、ゴビ砂漠の周縁部の砂丘で苗木を植える作業に汗を流した農家のワン・ティアンチャンさん(78)。小屋から3本の弦を張った楽器を取り出すと、真昼の灼熱の太陽の下、演奏を始めた。

~~略~~

ここ数十年、中国による環境問題への取組みの柱となっているのは、植林だ。国境近くの荒涼とした砂漠や沼地を農地へと転じ、モンゴルから中国北西部にかけて130万平方キロにわたって広がるゴビ砂漠から吹き付ける黄砂から首都・北京を守ることが狙いだ。天安門広場は、春になると毎年のように砂埃に覆われる。

ロイターより

継続している植林事業だが、どうも定着率が悪いらしく、せっかく植林しても枯らしてしまうようなことが多いようだ。

内モンゴル自治区の行政府は、新たな植林用地の確保に苦労しており、2019年には、中央政府が設定した森林被覆率の目標を達成するために農地を接収していたとして批判を浴びた。また一部の研究によれば、天然林を犠牲にして、ゴムの木などの単一品種による人為的なプランテーションが生じているという。

ロイターより

そもそも、植林用地の確保が難しいという事情もあるようで。

もともと乾燥地に木を植えたら、樹木は水を吸い上げて余計に乾燥を進めてしまう。従来の乾燥地に生える低木ではなく、ポプラなど生長が早い木ばかりを植えるとそうなる。植えた木も水やりを止めたら枯れる。

日本からも中国の砂漠化を止めようと、多くの人が植林ツアーに参加している。金を払って木を植えに行くボランティア活動と美しく語られがちだが、実はこれも乾燥を進めて黄砂を拡大する危険な行為だ。そもそも砂漠は水が少ないから植物が生えられずに砂漠になったのであって、そこに人為的に木を植えても自然状態では生きていけない。考え直すべきだろう。

Yahooニュースより

植林ツアーなど、もはや植林が目的ではなくツアーが目的となってしまうような事業にお金を投入するようなこともあって、実効性が低いこともあるようだ。

農地を確保せよ!

ところで、こちらの記事で触れたのだが、支那の食料確保はアメリカなど外国からの輸入に頼っている部分がある。

データを集めるのが面倒だったので、ChatGPTにお伺いを立てたら教えてくれた。

  1. 大豆: アメリカは世界最大の大豆生産国アメリカは2021年現在で世界2位、世界シェア37%の生産国であり、中国は大豆を主要な輸入食料品としています。大豆は飼料としての利用が主であり、畜産業や養殖業に使用されています。
  2. 豚肉: アメリカ産の豚肉も中国に輸入されています。中国は世界最大の豚肉消費国であり、需要が高まっているため、アメリカ産の豚肉が輸入されています。
  3. 穀物: 小麦やトウモロコシなどの穀物もアメリカから中国に輸入されています。これらの穀物は食料品としての利用だけでなく、飼料や工業原料としても使用されています。
  4. 果物: オレンジやリンゴなどの果物もアメリカ産が中国に輸入されています。中国の市場における果物の需要が高まっており、アメリカ産の果物も輸入されています。
  5. 乳製品: 牛乳や乳製品もアメリカから中国に輸入されています。中国の乳製品市場は急速に成長しており、アメリカ産の乳製品も輸入されています。
  6. 魚介類: サケやエビなどの魚介類もアメリカ産が中国に輸入されています。中国は世界最大の魚介類消費国であり、需要が高まっているため、アメリカ産の魚介類も輸入されています。

数字が出てこないのは残念だけれど、2018年頃から支那はアメリカから輸入していた食料品の多くをウクライナから輸入するように切り替えていた。ところがロシア軍がウクライナを侵略してしまったからさあ大変。ブラジルからの輸入も増やしていたんだけどね。

14億人の「食」をいかに確保するか 中国が6億5000万トンの食糧生産目標を3年連続で設定 

2023年03月06日14:31

第14期全国人民代表大会(全人代)第1回会議で5日に行われた政府活動報告で、2023年の食糧生産量が6億5000万トン以上であることが明確に示された。2021年の政府活動報告で食糧生産量目標を初めて明確に示して以来、中国が政府活動報告で食糧生産量目標を示し、14億人の「食」について計画を立てるのは3年連続となる。中国新聞社が伝えた。

~~略~~

姜氏によると、新たな「5000万トン食糧生産能力強化行動」の鍵は、耕地と種業の双方にしっかりと取り組み、高水準の農地整備を強化し、耕地の質を高め、農業の現代化水準を高め、農業の科学技術と機械化の水準を高め、種業の飛躍を実現し、食糧の生産性を一層高めることにある。また、政策的支援を通じて、食糧生産主体の積極性を引き出す必要もある。

人民網より

食料自給率を上げることが必要だと、今更ながら気がついたのかもしれないのだが、支那の食料需要は高まっているそうなので、農地を増やすことにしたようだ。

黄砂による経済損失

こうした取り組みも、黄砂によって邪魔されることになるらしい。

甘粛省の山丹県で2013年に発生した大規模な黄砂の嵐

黄砂の発生によって酷い時には死者が出たり負傷者が出たりするそうで、家畜被害や農作物の被害が発生するケースもあるようだ。直近の被害だと、2021年3月には、中国北部を襲った黄砂の影響で北京の空港では少なくとも400便余りが欠航になった。

支那での年間における黄砂による経済的損失は540億元(8100億円)以上に上るとされている。

だからこそ、黄砂発生を抑えようと植林する取り組みも一時期は活発に行われていたのだが、上述したように今一つ効果が出ておらず、最近では農地を確保するために森を切り開くなどということもやっているようで。

中国政府、2030年までに700億本の植林 環境保全に貢献

2022/5/30

5月25日、中国の謝振華気候変動特使は、世界経済フォーラムの「1t.org」イニシアティブ、「生態系の回復に関する国連10年」を支援するプラットフォームへの中国の積極的な対応を発表した。世界経済フォーラムと中国緑色基金は、中国で実施される貢献を積極的に反響・支援する予定である。本イニシアティブは、企業、個人、あらゆるレベルの地方政府を含む社会全体のステークホルダーが、2030年までに中国で700億本の木を植え、保全・回復・管理するための行動を約束することを奨励する。

~~略~~

過去10年間で、中国は7,000万ヘクタール以上の森林を再生させた。生物多様性の保全、持続可能な利用、気候ガバナンスのソリューションから大きな恩恵を受け、湿地や森林の再生が進み、砂漠化との戦いにもなっている。

ESGジャーナルより

なんかこう、調べるデータによっては支那国内の緑化が進んでいるような印象を受けるし、砂漠も減っているような記事は見かけるんだけど、あまり信用はできない気はしている。もちろん、「良くなっている可能性」もあるんだけど、現地で植林活動している人は、手応えを感じていないっぽいんだよな。

フォトログ:中国北西部、地道な植林は砂漠化を押し戻せるか
[武威(中国) 3日 ロイター] - 午前中、ゴビ砂漠の周縁部の砂丘で苗木を植える作業に汗を流した農家のワン・ティアンチャンさん(78)。小屋から3本の弦を張った楽器を取り出すと、真昼の灼熱の太陽の下...

過去の情報を見ると、植林したことにした場所で定着せずに枯れちゃって、そこを再度植林してカウントするという事もあったようだ。砂漠が減っているというデータがあるからといって、黄砂が減るのとイコールではなさそう。

どれだけ真面目に取り組めるのか?ということなんだろうけれど、支那のことだからあまり期待はできない。

放射性物質降下

話は少し変わるが、こんなグラフをご存知だろうか。

大気中放射能濃度の推移

これは気象研究所のデータで、放射性物質の降下量についてモニタリングしたデータである。3.11の地震発生によって福島第一原発が事故を起こしてしまった影響もピークとして現れているが、それと同レベルの放射性物質の降下が1960年頃からずっと続いている実態がわかる。

2011年以降の話は分かるとして、1960年以降の徐々に減っていく放射性物質は何なのか?と言えば、支那の大気中核実験の影響なのである。

ロプノール、それが支那が大気中核実験を行った塩湖の名前で、タクラマカン砂漠に存在する。

何が言いたいかというと、黄砂を含む偏西風が放射性物質を運んできていたのだ。

黄砂飛来は環境問題

結局のところ、黄砂は環境問題が大きく絡んでいて、乱開発が砂漠を増やし、黄砂の発生に繋がっているといえる。

日本のデータで見る限りは、黄砂の降下量が増えているということではないが、毎年この時期になると量の差はあれ日本にも飛来する。

そしてその砂には、かつては放射性物質を、現在は主に化学物質などを含んでいることがわかっている。近年、アレルギー反応を強く引き起こす原因になっているとされている理由の背景には、そのメカニズムが分かってきたという事情も関係しているが、大気汚染を偏西風が運んできているという事情も関わっているのではないかとされている。

黄砂の発生原因になっている国は支那に留まらず、モンゴルやカザフスタンやロシアの一部も原因になっているとされるが、支那が大きく関わっていることは間違いない。

日本も黄砂問題には協力してきたけれど、支那が本気にならないともっと悪化しそうだね。

追記

日本では黄砂の被害といえば、花粉症の悪化や洗濯物への付着、自動車のボディに付着して傷を付けるなどなのだが、韓国ではもっと被害は大きいようだ。

韓国政府は、黄砂が多く飛来する状況から、度々、保育園や学校に対し休校や授業の短縮などの安全対策を呼び掛けている。先日もこんな感じの視界が黄土色に染まるような状況になったそうな。

「中国発の黄砂地獄? 我々も被害者だ」 中国が不快感

2023.04.17 09:56

ゴビ砂漠や内モンゴル高原から始まった大規模な黄砂が韓半島(朝鮮半島)や日本にまで影響を及ぼしている中で、中国メディアが世界的に「中国発黄砂」という表現が使われていることに対して不快感を表した。

中央日報より

で、韓国国内で、支那発の黄砂について文句を言ったら、支那から「あれはモンゴル発祥だ」と文句を言われたそうな。

ただ、原因の多くはゴビ砂漠やタクラマカン砂漠辺りにあって、「自分たちは被害者だ」というのはチョット違うと思う。

それでも中国の影響が少ないと見ることはできない理由は、モンゴルから始まった黄砂としても中国を経てひどくなるからだ。最悪の黄砂として記録された2021年3月、米航空宇宙局(NASA)と韓国国立気象科学院は「モンゴルで始まった黄砂の風が中国内のゴビ砂漠と内モンゴル高原を経て規模が大きくなり、韓半島に入ってきた黄砂は中国領土の要因のほうが大きい」と診断したことがある。

中央日報より

支那が黄砂対策にかなりの資金を投じているのは事実だが、その効果は上がっていない。

コメント

  1. アバター 砂漠の男 より:

    3か月にわたって猛威を振るった花粉がもう直ぐ黄砂に取って代わられる。
    このサイクルが毎年とても大きなストレスになっている。
    いま以ってマスクを手放せない..

    武漢ウィルス騒動の時、ちょうど今頃になると、その黄砂にウィルスが
    くっ付いて、はるばる日本まで飛来してくると何度か聞いたことがある。
    今日では、支那から来るものは災厄くらいしかない。

    その支那では、北京の北西20キロほどの地点まで黄砂漠が迫っていると、
    去年ニュースで知った。あちらでは肺疾患が多いそうだ。さもありなん。

    • 木霊 木霊 より:

      花粉症といい、黄砂といい、個人的な恨みは結構なものが(苦笑
      黄砂にウイルスが付着して飛来などという話も、笑い話のようで可能性は否定出来ないというから恐ろしいですね。
      何にせよ、支那での黄砂被害は相当深刻なものがあるはずなんですが。
      緑化政策は芳しくないという情報を見ると、なんとも。

  2. アバター 七面鳥 より:

    こんにちは。

    黄色は高貴な色、のはずなのですが……

    黄巾、黄砂と、単語レベルではあまりいいイメージ無いですね。

    砂漠化はなんとかせな、とは思いますが、じゃあどうする?というのは……相手(気候というか地球というか)がデカすぎて……

    つくづく、更地にすると速攻草生える本邦はすごいんだな、と思い次第です。
    緑のペンキ撒かなくて済みますからね。

    ※衛星写真で地方政府の緑地化の進捗を調べるのをごまかす為、アスファルトの上にジャガイモの苗を並べて……って記事を少し前に読みました。統計のごまかしと、並べたジャガイモが無駄になる事と、二重の意味で後の損失増やしてますよね……

    • 木霊 木霊 より:

      砂漠化に関しては、簡単には解決できない話だと思いますよ。
      砂漠に植物が育たないわけではないようですが、結局、水が確保できないのが致命的なんですよね。砂漠を広げないことが大切だと思うのですが、なかなか難しそうですよ。
      緑化のために山にペンキを塗った話は見たことがありますが、流石にどこでもやっているというわけではないでしょう。その発想にはビックリしますけどね。

  3. アバター 晴川雨読 より:

    最後に読んだ記事のブックマークから来たらNot found。大変でしたね。お疲れ様でした。

    >大豆: アメリカは世界最大の大豆生産国であり

    ChatGPTは知ったかぶりするから困ります。
    知らないのならば素直にそう言ってほしいですな。

    FAOSTATで調べると、2019年以降、アメリカはブラジルに抜かれ世界2位。3位以降はアルゼンチン、中国、インド、パラグアイ、カナダ、ロシア・・・。
    https://www.fao.org/faostat/en/#data/QCL

    >何が言いたいかというと、黄砂を含む偏西風が放射性物質を運んできていたのだ
    Cs、Srどころかプルトニウムも黄砂に吹かれて~ですからね。
    処理水放出に文句つけるなボケって感じですわ。
    https://seisenudoku.seesaa.net/article/481327007.html

    • 木霊 木霊 より:

      Not foundでしたか。それは申し訳なかったです。

      ChatGPTさんを信用してはいけませんでした。記事を修正しておきます。最近、偶に使っているのですが、結構嘘が混じっているので気をつけないと……(汗。

      黄砂被害は支那において最も甚大なので、その点は考慮する必要はあるのでしょうが、自分たちこそが被害者だから他国は文句を言うなという態度は違うと思うのですよね。困った国です。

  4. アバター BOOK より:

    うーーーん 正直違和感が、、、、

    肺に爆弾を抱える身としては個人的には黄砂は憎いと言っても言い過ぎじゃないですが、自然の生態系としては黄砂は止めちゃいかんでしょ。 

    順番に①砂漠緑化 ②黄砂の発生源対策 をば、、、

    ①砂漠緑化について
     先人の知恵や「Science」をも無視した毛沢東・大躍進政策を少数の例外として
    そもそも志那4千年の歴史において皇帝の主要なお仕事のひとつに
    「大規模治水・灌漑」がありました(逆に言うとこれがなければ志那に巨大帝国など不要)

    何が言いたいかと言えば「灌漑なき植林など定着しない」ことは4千年前からアタリマエの事実として志那指導層はわかっているはず。なので今の植林はせいぜい対ペキン防砂林で頻繁なメンテが必要な林、として植林続けてるのでは?

    (ちなみに志那の穀物輸入元である米国、特にカリフォルニアは産業革命の果実・動力灌漑をしなければ殆どの地域が砂漠という不自然な生態系で、対価がいつまで払い続けられるか?地下水枯渇による干ばつ等ヤバそう)

    ②黄砂の発生源対策について
    上で触れた「毛沢東・大躍進政策」の象徴「四害駆除運動」=「ネズミ・ハエ・蚊・スズメの徹底駆除」が「中華人民共和国大飢饉(推定1500万〜3000万人が死亡)」を引き起こした

    ことは、世界中に教訓として残り、だから「オゾン層破壊」「温暖化」でも安易な「成層圏オゾン生成」「ミニ核の冬」方式の対策をとらないでいるわけです。

     話もどって、木霊さんによると黄砂の始まりは「日本では7万年前以降の最終氷期」から、とのこと。

     これは地質時代区分で言うと、「更新世」(約258万年前から約1万年前まで)の末期に始まり「現代含む「完新世」」に続いて降ってるわけで、

     すなわち「今の日本含む東アジアの表土及び植生」jは「黄砂の飛来を前提としたバランス」の上に成立しているはずです。

     もし黄砂が発生源対策でもされた日には雨の少ない大陸では「降り積もり量が減る」ぐらいの影響でしょうが、

    黄砂の及ぶ西端で極端に多雨となる「日本」の表土は「黄砂の堆積と雨による浸食」の「動的バランス」の上に成立しているはずなので、

    これが崩れると日本の「表土・植生が急変する」すなわち農業に壊滅的被害を受けることが推定されます。

    結論
     黄砂は対処療法しても良いけど、根本対策を間違ってすると、大惨事になる可能性。おそらく被害は日本>志那共産党に気づかれるとヤバイ?

    • アバター BOOK より:

      要するに、理性があれば志那は黄砂の対処療法はしても、止めはしないでしょう。と言うことです。

    • 木霊 木霊 より:

      黄砂の話は「止めろ」というところに着地しているわけでは無いのですが、支那の砂漠化進行はちょっと洒落にならないレベルのようで。
      そして、黄砂によってアレルギーが悪化する話は、黄砂そのものが問題と言うよりも、黄砂に付着してくる化学物質が問題という話になっていると思います。

      ご指摘のような黄砂の飛来による植生バランスの可能性は確かにあって、特に日本海に降り積もる黄砂はプランクトンの育成を助ける効果があるという研究があり、日本海の恵みに対して寄与している可能性のあることを考えれば、一概に止めるべきという発想は間違いだと思います。

      そうすると、僕が必要だと考えているポイントは2点で、1つは「支那国土の砂漠化拡大を抑制」ということと「支那における大気汚染の状況を改善」の2つです。とはいえ、どちらも経済負荷がある上に、支那にとって真面目に取り組んでも金にならないと切り捨てるような話ですから、望み薄です。
      日本単独で出来る黄砂対策って、警戒情報出すことと、外交で文句を付けることくらいなんですけどね。

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