【誰か止めろ】玉城氏、自治体外交の推進を表明

沖縄

ダメだコイツはやくなんとかしないと。

デニー沖縄知事「自治体外交」展開へ 中国、台湾、韓国訪問を検討 アジアの緊張緩和へ「沖縄から貢献」

2022年12月21日 10:26

玉城デニー沖縄県知事は20日、沖縄が武力攻撃に巻き込まれる恐れが強い台湾有事を回避する一助にしようと、県として自治体外交を展開する考えを示した。玉城知事は「沖縄から地域の緊張緩和への貢献を図っていく。

琉球新報より

突っ込むのも野暮だが、自分に何ができると思っているんだこの人。というか、知事の仕事しろよ。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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当事者なのに現状認識が出来ない知事

誰と会うつもりなのか?

以前にも書いたが、外交というのは同格の存在同士で無いと成立し得ない。国と国の付き合いであれば、トップ同士、つまり日本側から出るのは首相の岸田氏であって、相手が支那であれば習近平氏と言いたいところだが、恐らくはカウンターパートとして用意されるのは首相の李強氏だ。韓国であれば大統領の尹錫悦氏ではなく、国務総理の韓悳洙氏と言いたいところだが、韓国の場合はやっぱりユンユンが出てくる事が多い。台湾であれば、総統の蔡英文氏ということになるね。

まあ、ともかく、外交が成立するには「格」が釣り合う必要があるのだ。

今後も新型コロナの感染状況を注視しながら、私や副知事が中国や台湾、韓国などへ訪問し、カウンターパートとしての関係構築を継続したい」などと述べた。報道各社が参加する新春インタビューの場で表明した。

琉球新報「デニー沖縄知事「自治体外交」展開へ 中国、台湾、韓国訪問を検討」より

支那や台湾、韓国に遊びに行って、一体誰に会って貰うのだろうか。「カウンターパートとして」とか言っているのだが、誰に相手にして貰えるかは分からない。

実際、玉城氏がアメリカ訪問した時には、殆どの議員が相手にすることは無かった。

玉城知事が訪米、米側「辺野古が唯一の解決策」と平行線

2019年10月20日 1時25分

訪米中の玉城デニー沖縄県知事は18日(日本時間19日)、ワシントンで米政府関係者と会談した。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設を見直すよう求めたが、米側は「辺野古が唯一の解決策」との姿勢で、平行線に終わった。

会談は非公開。玉城知事によると、米国防総省のメアリー・ベス・モーガン国防長官府筆頭部長と、国務省のテッド・シーガー日本部長代行が応対。軟弱地盤による工事の遅れなどを指摘し、日米両政府に沖縄を加えた3者で移設計画を再検証することを求めたが、米側の具体的な返答はなかったという。

朝日新聞より

「殆どの議員が」というのは正確では無いか。実際に誰が会ってくれたのかは、公開されている。

 ⑴ 連邦議会議員   ア トッド・ヤング上院議員/共和党   イ マーシャ・ブラックバーン上院議員/共和党   ウ ブライアン・マスト下院議員/共和党   エ エド・ケース下院議員/共和党    オ ドン・ベーコン下院議員/共和党
  カ スティーブ・ウォーマック下院議員/共和党   キ ジャック・バーグマン下院議員/共和党   ク ルーベン・ガレゴ下院議員/民主党   ケ セス・モールトン下院議員/民主党    コ グレゴリオ・サブラン下院議員/民主党連携  ⑵ 国務・国防総省   ア メアリー・ベス・モーガン 国防総省国防長官府筆頭部長  (東アジア担当)   イ テッド・シーガー 国務省東アジア太平洋局日本部長代行  ⑶ 有識者   ア マイク・望月ジョージワシントン大学准教授   イ ウィリアム・J・ペリー元国防長官   ウ マイケル・アマコスト元駐日大使   エ ジョン・V・ルース元駐日大使

 ⑷ 連邦議会調査局   エマ・シャンレット・エイブリー分析官

沖縄県のサイトより

結構、多くの議員に会って貰ってはいるんだけど、要職にある人物はというと、国防総省長官くらいだろうか。ただ、結局は会うことができたが何か成果をもぎ取ったという事ではなかったと思う。

同盟国の人間とは言え、所詮一地域の首長相手に何か便宜を図るという事はあるまい。

支那に響かない玉城氏の言葉

特に、支那にとっては「来られても」という印象なのではないだろうか。

合わせて玉城知事は台湾海峡で有事が発生した場合、沖縄は必ず紛争に巻き込まれるとの軍事評論家の意見も紹介した。「有事とは日本国内が戦争状態になることだ。エネルギーなどさまざまな資源を外国に依存している日本が果たして独立して存立できるのか。政府は77年前の沖縄戦を再び引き起こすことは絶対にさせない、有事には絶対にさせないとしっかりと伝える必要がある」などと強調した。

琉球新報「デニー沖縄知事「自治体外交」展開へ 中国、台湾、韓国訪問を検討」より

こんなことを宣っているが、エネルギー等様々な資源を外国に依存しているからこそ、台湾有事が引き起こされれば「他人事」では済まない。

「日本が果たして独立して存立できるのか」とは、意味が分からない。今でも立派な独立国だよ!というか、エネルギーなどの資源を外国に依存していない国の方が少ないのだから、こんな話題を持ち出す意味が分からない。

「政府は77年前の沖縄戦を再び引き起こすことは絶対にさせない、有事には絶対にさせないとしっかりと伝える必要がある」そして、有事を引き起こす可能性が極めて高いのは支那だ。日本政府に「沖縄戦、絶対ダメ!」とか言われても、それは支那に言うべき話だろう。訪問したら、そう主張してきなさい。

基地負担マジック

で、お得意の「基地負担ガー」という話。

玉城知事は、米軍による過重な基地負担だけでも「異常な状況」の上、安全保障関連3文書の改定を受け、今後自衛隊の増強が見込まれることに懸念を示した。「沖縄だけに、米軍も置いて自衛隊も置いて安全保障の負担を強いる状況が当たり前というような議論は不合理だ。ロシアによるウクライナ侵攻を見ても軍事施設は攻撃の対象となる。軍事関係者からは(武力衝突に巻き込まれることは)避けられないとの意見が大勢を占めている」と話した。

琉球新報「デニー沖縄知事「自治体外交」展開へ 中国、台湾、韓国訪問を検討」より

この辺りの話についてはもう突っ込む気力もない。

基地負担がないとはいわない。また、米軍基地の存在が問題になる事もある。だが、それは沖縄に日本の防衛を押し付けると言うこととは意味が違う。地政学的に沖縄がかなり危険だから、一番危険な場所に兵士を駐留させていると言うことが理解できていないし、理解する気も無いのだろう。

そして、ロシア軍によるウクライナ侵攻を見て、「軍事施設は攻撃の対象となる」という認識しか得られないのは、どんなポンコツな頭脳か?という話。間違ってはいないよ。確かに軍事施設は攻撃の対象になるのだけれど、軍事施設だけが攻撃の対象になるわけではないし、そもそも軍事施設がなければ素通りするという、都合の良い話はないのだ。

外国歴訪して相手にされずにスゴスゴと帰ってくる絵が思い浮かぶが、無事に帰ってこられるとイイネ。

ただ、相手にされないだけなら良いのだが、体の良いスパイ扱いで、情報だけ吸い上げられる可能性もある。その場合は、割と機密情報に触れる機会の多い立場なので、非常に危険だ。やっぱり、辞めて貰っていいかな。

コメント

  1. こんにちは。
    「基地負担」って、ある意味耳触りよくて便利な言葉ですよね。
    『なんか大変そうだな』って気にはなるけど、具体的なことは何も伝わらない。
    『負担』がかかる言葉は、金銭なのか、治安なのか、それとも騒音?でも、基地無くなったら、周囲の繁華街は壊滅ですものね。

    活動家の言葉って、こんなのばっかりですよね。
    「戦争出来る国家」って、『戦争できない(防衛も出来ない)国家は死んだ国家だけ』なのに。

    耳触りの良い言葉は、眉に唾付けて聞かないとダメですよね。

    それと、この国の国民は、もっと選挙に真摯な態度で向き合うべき。
    その投票する有権者が、本当に「国民」なのかも含めて……

    • 基地負担というものが存在したとして、それは一体どんな問題を抱えていて、どんな解決手段があるのかということです。一般的に言われている米軍基地の存在によって問題を起こす話は、米兵の素行に起因していて、事件を起こした場合に基地に逃げ帰ってしまって話をややこしくする点であると思います。
      確かにこの問題は深刻で、単純な事件でも解決困難にしてしまいます。何しろ、基地の内部に入ったら日本国の法律の及ばない地域となってしまいますから。
      一方で、恩恵も受けているわけですが、その手の話は報道には出ない。最強の米軍が駐留しているという抑止力的な効果も期待できますしね。
      米兵の起こす事件の発生率は、一般人の起こす事件と優位な差が見られないという話もありますし、問題点だけを取り出して過剰に騒ぐというのがパヨクのやり方ですから、もう少しこの問題は真面目に考えるべきですよね。

      そして、どうしても米軍基地が問題というのであれば、自衛隊基地に置き換えていくことも考えていくべきなのですが……、沖縄県の活動家たちはそれも嫌がるんですよねぇ。

  2. デニーさんも沖縄県民に選出された人ではあるので、彼を選んだ沖縄県民の思考が変わらなければ、沖縄はパヨク天国(自民政権に文句を言って補助金ウハウハ)のまま変わらないでしょう。
    デニーさんを選んだ主たる理由は『沖縄にお金(基地負担金)を他候補より持って来てくれる』からでしょうから、何か実害が起こるまで生暖かく見守るしかないと思います。
    辺野古移設もちょっとづつですが進展してますしね。
    普天間米軍基地廃止が待ち遠しい本土住人でした。

    • 良くも悪くも、沖縄県の一大勢力が玉城氏を選んだという事実があり、それは民意であるという事になっています。
      2回選出されていることを考えれば、「民意だ」という言葉で説明すべきでしょう。
      それが分かっているから、政府としても事を強引に推し進めることが難しく、いつも揉めることに。それが飯のタネになっていることが問題なんですけどね。
      普天間基地は立地的な問題が解消できませんから、返還を目指していくべきなのでしょう。まだまだ時間がかかりそうですね。