ウクライナのザポロジエ原発、攻撃されて施設の一部が損傷

ウクライナニュース

マジかコイツ。

ザポリージャ原発に多数の砲撃、施設の一部損傷…IAEA事務局長「危険なほど接近」

2022/11/21 14:16

国際原子力機関(IAEA)によると、ロシア軍が占拠を続けるウクライナ南部のザポリージャ原子力発電所の原子炉付近などで、19日夕から20日朝にかけて多数の砲撃があり、施設の一部などが損傷した。放射線量の異常や死傷者は報告されていない。IAEAのラファエル・グロッシ事務局長は攻撃の即時停止を訴えた。

讀賣新聞より

現在のところ、どちらの勢力が原子力発電所を攻撃したかはハッキリしていない。

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インフラ破壊と原発への攻撃

ロシアはインフラ破壊戦術へ

さて、ロシア軍がウクライナ各地にある電源設備を意図的に攻撃しているという報道は、これまでにもあった。

ウクライナ全土で緊急停電と電力使用制限 ロシアのインフラ攻撃続く

2022.11.04 Fri posted at 06:50 JST

ウクライナでは3日、ロシアによる重要インフラへの攻撃が続く中、全土で緊急停電と電力使用制限の措置が取られた。国営電力会社ウクレネルゴが明らかにした。

「ドニプロペトロフスク州、ザポリージヤ州、キロボフラード州では緊急停電が継続されている。電力供給制限は全消費者に適用されている」と、ウクレネルゴはフェイスブックへの投稿で述べた。

CNNより

ロシア軍の攻撃によって、ウクライナ政府は電力供給制限を行うに至っており、これから冬に向けてかなり厳しい状況を迎えている。

そして、ロシア軍からの砲撃によって、ザポロジエ原発(ロシア語ではザポリージャ原発となるようだ)は幾度か攻撃を受けている。

ザポリージャ原発、ロシア砲撃で再び外部電源遮断か

2022/10/18 11:27

ウクライナ南部のザポリージャ原発で一時、外部電源が遮断されました。IAEA=国際原子力機関は、ロシアによる変電所への砲撃が原因だと指摘しています。

テレ朝ニュースより

当然ながら、ザポリージャ原発への外部からの電力供給が遮断されれば、危険な状況を迎えることになる。

さらに、ロシア軍はなにやら未承認工事を行っていたようだ。

ロシア、攻撃でウクライナの生活破壊 原発で未承認工事

2022年10月26日 22:50

ロシアがウクライナ各地の発電所を攻撃し、停電が相次いでいる。冬を前に市民からエネルギーを奪い、戦意を喪失させる作戦だ。制圧した南部のザポロジエ原子力発電所では使用済み核燃料の貯蔵施設の敷地でウクライナ側が未承認の工事を始めた。ウクライナで放射性物質をまき散らす「汚い爆弾」がウクライナで使われるとの観測も浮上し、国際原子力機関(IAEA)は24日、調査団の派遣を決めた。

日本経済新聞より

使用済み核燃料を使った「汚い爆弾」を使う可能性があるという、話であった。

原発を使った核攻撃

「汚い爆弾(ダーティ・ボム)」と呼ばれ、貧者の核兵器とも言われる製造の容易い兵器が存在する。それが、放射性物質撒布装置(RDD)であり、テロ攻撃にも使われる可能性があると警戒されている。

実際に、テロ組織アルカイーダの一員が、使用を計画して逮捕されている。

発表によると、砲撃は19日午後6時前に始まった。20日午前9時15分頃から55分頃までの間には、十数回の爆発があった。放射性廃棄物の貯蔵施設や原子炉につながる電気ケーブルなど数か所が被害を受けた。

讀賣新聞「ザポリージャ原発に多数の砲撃、施設の一部損傷」」より

今回、外部からの攻撃を加えた勢力は、「汚い爆弾」を実現しようとしている可能性があり、それはロシア軍の可能性が高い。

位置的にはウクライナ東部にあるので、撤退をするのであればザポロジエ原発を破壊していった方がロシア軍としては都合が良い。

ただ、このタイミングでウクライナ軍が仕掛けていた可能性は残っていて、ロシア軍のせいにしてザポロジエ原発を攻撃する可能性もなくはない。

ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムは、露軍が20日朝に少なくとも12発の砲撃を行ったと発表した。一方、露国防省は20日、ウクライナ軍が19日に11発、20日朝に14発を発射したと主張した。

讀賣新聞「ザポリージャ原発に多数の砲撃、施設の一部損傷」」より

そういう状況で、両陣営がお互いに非難し合っている状況にある。

そういえば、先日のポーランドの件も決着が付いていない状況なので、西側諸国としてはウクライナ側の発言を全面的に信頼する感じではないだろう。

ただ、どちらが攻撃したにせよ、ザポロジエ原発の損傷は大きな国際問題となるだけに、被害が最小限であると良いんだけど。

追記

続報である。

ザポロジエ原発、即時の危険なし 砲撃で一部設備損傷―IAEA

2022年11月22日07時22分

ウクライナ南東部ザポロジエ原発で19~20日に砲撃があった問題で、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は21日、原発の一部設備が損傷したものの、主要部分は無傷で、即時の危険はないと表明した。

時事通信より

取り敢えずは損傷によって深刻な事態に至ることは無さそうである。

一安心ではあるのだが、火薬庫で火遊びは止めて欲しいものだ。

コメント

  1. こんにちは。

    一度でも原発事故を経験していると、怖くて手を出せない(倫理的にも)ような気はするのですが。

    チェルノービリはウクライナ国内でしたし、情報隠してるだけかもですが、意外にソ連は原発事故やってないので、怖さが肌感覚で分からないというのはありそうです。

    どっちにしても、それだけはやってくれるな、とは思ってます。

    • タブーに手を出しても、指導者は国内にいて被害は殆ど受けません。ロシアとしてはそんな感覚なのでしょう。
      兵士達に倫理は期待できません。
      ロシアの場合は、プーチン氏の気まぐれで戦略が決定しますから、お祈りするしかありませんね。

  2. プーチンの意思決定。その神性。に、恭順出来る人間も、少なくなっておるものと信じたいところですが。現場の質も低下の一途のようですし、ポルポトあたりが辿ったコースに逝ってくれると良いなぁと、心底願…いや、呪って、でしょうか。おるところであります…

    • 「神性」ですか。
      偶像化された指導者というのは、どんな無理でも押し通せるものなんでしょうかね。北朝鮮の状況などを眺めていると、どうしたってそんな疑念が湧いてきます。
      ロシアに自浄作用があるかすらハッキリしませんが、人々が食えなくなってから、と考えると、まだまだ時間はかかりそうですよ。