世界にはロシア軍のウクライナ侵攻に対して、ロシアに賠償責任がないと考える国が多数ある

外交

コレは結構深刻な話だね。

国連 ロシアに損害賠償求める決議採択 ウクライナ侵攻めぐり

2022年11月15日 10時46分

ウクライナ情勢をめぐり国連総会では、軍事侵攻による損害の賠償をロシアに求めるとする決議案の採決が行われ、94か国の賛成で採択されました。一方で、73か国が採決を棄権し、ウクライナ情勢をめぐる国際社会の分断や対立が改めて浮き彫りになりました。

NHKニュースより

表向きはウクライナ侵攻に関してロシアに対する賠償責任がある!と、国連決議がなされたようなニュースなのだが、注目すべきはそこではないのだ。

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日本も他人事では無い

ロシアの責任

ロシア軍によるウクライナ侵攻は、ロシアのどんな理屈があろうが、他国を侵略する行為である。一方的な侵略行為なのだから、賠償責任は当然に発生するだろうと誰もが思うハズなんだが……。

14日開かれた国連総会の緊急特別会合で討論が行われ、ウクライナのキスリツァ国連大使が「ロシアの責任を問う時がきた」と述べ、賛成するよう呼びかけたのに対し、ロシアのネベンジャ国連大使は「西側諸国は紛争を長引かせ悪化させようとしている」と反論しました。

NHKニュース「国連 ロシアに損害賠償求める決議採択 ウクライナ侵攻めぐり」より

ウクライナの国連大使の呼びかけに対して、呼応した国は多くはなかった。

このあと採決が行われ、決議は日本や欧米各国など94か国の賛成で採択されましたが、一方でロシアや中国など14か国は反対し、インドやブラジルなど73か国が棄権しました。

NHKニュース「国連 ロシアに損害賠償求める決議採択 ウクライナ侵攻めぐり」より

決議の内訳は以下の通り。

  • 賛成:94/181 = 52%
  • 反対:14/181 = 7.7%
  • 棄権:73/181 = 40.3%

過半数は、ロシアに「不法行為によって引き起こされた損害の賠償責任」があるとしたが、棄権も半数近くあったし、反対した国は、ロシアは当然だが、ベラルーシ、アフリカ、支那、キューバ、北朝鮮、エリトリア、チオピア、イラン、マリ、ニカラグア、ジンバブエ、シリアとなっている。

この画像は棄権が74、反対が13になっているので、この後、棄権した国が反対に回ったということかもしれない。

反対した国

棄権したインドやブラジルもちょっとどうかとは思うのだが、反対した国が問題だ。

何しろ、張本人のロシアはともかくとして、北朝鮮に支那が反対している。アフリカ諸国(アフリカ、ジンバブエ、エリトリア、マリ、エチオピア、ニカラグア)や、ロシアの取り巻きであるベラルーシ、シリアの意向は、「ああ、金貰っているもんね」と納得は出来るのだが、北朝鮮や支那は、同じ共産圏の国であるという理由もあるのだろうが、日本の隣国でもある。

そして、ウクライナ同様にロシアの隣国である日本にとって、他人事ではない。

何しろ、日本がロシアに侵略されたとしても、手助けしてくれないどころか賠償責任すら不問にするという態度の隣国が多数あるのだから。

ところが、お人好しなことにそうした国々に財政的支援をしているのが日本という国なんだな。

対ロシア非難決議反対の19カ国に128億円 無償協力、財務省調べ

11/14(月) 15:00配信

ロシアによるウクライナ侵攻について、国連の非難決議や人権理事会の理事国資格停止の決議に反対した19カ国に対し、外務省が今年度、計128億円の無償資金協力を決めていたことが14日、財務省の調べでわかった。ODA(途上国援助)の使い方として平和構築の観点から議論を呼びそうだ。

~~略~~

最大はラオス(29億円)で、ベトナム(17億円)、イラン(16億円)、キルギス(15億円)、エチオピア(12億円)が続いた。19カ国には国連総会でロシアによるウクライナ侵攻の非難決議(3月)に反対したベラルーシや、ウクライナ4州の併合の非難決議(10月)に反対したニカラグアも含まれている。

yahooニュースより

いつもは渋ちんで困る財政制度等審議会だが、今回は仕事をしたと言って良い。

金をバラ撒けば、「良い外交」というわけではないのだ。

無論、それぞれの国にはそれぞれの国の事情というものがあるので、一概にこうした支援を打ち切れという積もりは無いのだが、もうちょっと上手いことをやれないのかな。

そして、日本国の防衛政策に関しては、いよいよ待ったなしというような状況になっていることを今一度認識しなおすべきではないだろうか。

コメント

  1. こんにちは。

    >ウクライナの国連大使の呼びかけに対して、呼応した国は多くはなかった。

    「前世魔人の正体見たり!お前も、お前も、お前もだ!」
    「バレたか、バぁレぇたか~!」
    と、なってしまう国がそれだけあると言うことですね、わかります。

    ※バレるもクソも、今の時点でバレバレなんですが。

    • 日本にとっては嫌な結果ですよね。
      外交的な判断もあるのでしょうけれど、反対した方が利益のある国が多かったという事なんでしょう。