日韓首脳会談で相変わらず意味の分からないことをいう韓国大統領

大韓民国

早期解決だぁ?いや、解決するのは韓国政府であって、二国間の問題ではないのだが。

【速報】日韓首脳会談、徴用工問題の早期解決で一致

11/13(日) 20:17配信

岸田総理は、韓国の尹大統領と首脳会談を行い、徴用工問題をめぐり、外交当局間の調整が加速していることを踏まえて懸案の早期解決を図ることで一致しました。

「yahooニュース」より

韓国大統領の資質を疑うのは失礼な話ではあるが、前韓国大統領のムン君はなかなかメチャクチャな大統領で、現韓国大統領のユンユンがどうかというと、「未だマシ」なレベルではあると思うのだ。客観的に見て余りに酷い政策ばかりだったムン君と比べたらダメだと思うのだが。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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引き続き協議をするというレベルだった

「早期解決」

でまあ、我が国の首相である岸田君、こんな事を言及している。

岸田総理 「(徴用工問題は)ニューヨークでの私と尹大統領の指示を受けて、外交当局間での協議が加速していることを踏まえて、懸案の早期解決を図ることで改めて一致をした」

「yahooニュース”【速報】日韓首脳会談、徴用工問題の早期解決で一致”」より

うん、まあ、動画でも同じ事は言っているね。

だが、メディアの切り取りはいつもの事なので、外務省のサイトから今回の会談についての概要を引用しておきたい。

日韓首脳会談

令和4年11月13日

現地時間11月13日午後4時55分(日本時間11月13日午後6時55分)から約45分間、ASEAN関連首脳会議に出席するためカンボジアを訪問中の岸田文雄総理大臣は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)韓国大統領と会談を行いました。

1.冒頭、岸田総理から先月29日のソウル・梨泰院(イテウォン)での痛ましい事故に関し、改めて哀悼の意を伝えました。尹大統領からは、日本人2名が亡くなったことへの弔意表明がありました。

2.両首脳は、北朝鮮が前例のない頻度や態様で挑発行為を行っていることは、日本及び韓国を含む地域の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威であり、且つ、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦であるとして、強く非難しました。その上で、両首脳は、国連安保理決議に従った北朝鮮の完全な非核化に向け、日米韓の安全保障協力を含む地域の抑止力強化、安保理における更なる対応等について、引き続き日韓、日韓米で緊密に連携していくことを確認しました。また、尹大統領から拉致問題について改めて支持を得ました。

3.旧朝鮮半島出身労働者問題に関し、両首脳は、ニューヨークでの両首脳の指示を受けて外交当局間の協議が加速していることを踏まえ、懸案の早期解決を図ることで改めて一致しました。

4.岸田総理から、来年春までに新たな「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」プランを発表予定である旨述べたのに対し、尹大統領から、11月11日に韓国が発表した「自由、平和、繁栄のインド太平洋戦略」について説明がありました。その上で、両首脳は、双方のインド太平洋に関する構想について歓迎の意を表明し、包摂的で、強靱で、安全な、自由で開かれたインド太平洋の追求において、取組を連携させていくことで一致しました。

5.両首脳は、査証相互免除の再開以降、両国間の人の往来が急速に増加している点を歓迎しつつ、両国間の人的交流が拡大することへの期待を表明しました。

6.両首脳は、首脳間でも意思疎通を継続していくことで一致しました。

「外務省」より

1つ目は「梨泰院雑踏事故」関連で、日本人も韓国人も被害にあっているので、真っ先に話題にしたのは納得できる。で、2つ目の話題が「北朝鮮問題」で、一片通りの話しかない。そして3つ目に出してきたのが、応募工問題で、ここでは「懸案の早期解決を図る」で「一致した」としている。

早期解決を図る以外では一致できなかったという意味でもある。

しかし、岸田氏の情けないことは、この問題が日本と韓国との間では解決をしている話だと言うことを主張出来なかった事だ。日韓基本条約にて解決していて、それ以降のことは韓国政府の問題というのが、この話に対する日本の基本スタンスである。その事を忘れてもらっては困るくらいのことは最低限言って貰いたかった。

「え?早期解決?意味が分からない」「アレは解決済みなので、韓国政府が国内で問題整理をして欲しい」と、しっかりクギを刺すべきだった。

4つ目はFOIP、5つ目が観光、6つ目が「意思疎通」だ。色々突っ込みどころ満載ではあるが、正直、全体を通して見ると「大したこと話していないな」という感じである。岸田氏もユンユンも「取り敢えず首脳会談をした」という体裁が必要だったということなんだろう。

一方で、興味深い事に経済に関しては全く言及されていない。経済に関係がありそうなのは「観光」なのだが、その程度である。大丈夫なのか?

韓国メディアの扱いは

折角なので、韓国メディアがどう扱っているかについて言及しておこう。

韓日首脳「強制徴用の早期解決」で意見一致

2022.11.14 06:44

東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議(サミット)参加のためにカンボジア・プノンペンを訪れた韓国の尹錫悦大統領が13日、岸田文雄首相と韓日首脳会談を行った。今年9月に米国ニューヨーク国連総会への出席を機に略式会談を行って以来約2カ月ぶりだ。

~~略~~

歴史問題に関しては「両首脳は両国間の懸案に関連し、外交当局間で活発な疎通が行われていることを評価し、早期解決に向けて今回も協議していくことにした」とし「最近、両国の人的交流が急速に回復していることを歓迎し、両国国民間の人的交流拡大に対する期待を表明した」と明らかにした。これに関しては「両首脳が今後も首脳間の疎通を続けていくことにした」と付け加えた。

「中央日報」より

タイトルにこそ「強制徴用の早期解決」等という意味の分からない単語を使っているが、文中では「歴史問題」という表記の仕方をして、「早期解決に向けて今回も協議」などという表現で留めている。

日韓関係において、何か言質が取れれば鬼の首を取ったかのように報道するのが韓国メディアである。タイトルこそ煽り気味だが、内容は極めて抑制的となっている。恐らく、大統領室から「余り騒ぐな」という圧力がかかっているのだと想像できる。

韓国大統領室は「両首脳は両国の懸案と関連し、外交当局の間で活発な意思疎通が行われていることを評価し、早期解決のため引き続き協議していくことにした」と明らかにした。「懸案」は両国関係の最大の障害となっている日本による植民地時代の韓国人徴用被害者問題を意味するとみられる。

「聯合ニュース」より

中央日報が左派寄りの扱いだとすれば、聯合ニュースは左派の中でも若干右寄りで、ここでは大統領室からの発言で「懸案」という表現に留めているという、もうちょっと詳しい情報を出していて興味深い。

では、韓国メディアの中でも右寄りだとされる東亜日報はどうなのだろうか、と思って記事を探したが今のところ扱っていない模様。つまり「重要じゃない」と判断してのことだろう。

では、従北姿勢を鮮明にしているハンギョレはどうか?

韓日首脳「引き続き協議」の言葉ばかり…強制動員賠償問題、進展はなかった

登録:2022-11-14 10:32 修正:2022-11-14 11:18

尹錫悦大統領と岸田文雄首相の13日(現地時間)の韓日首脳会談は、北朝鮮の核とミサイルに対する協力を強化することで意見が一致した。しかし、強制動員被害者賠償問題に関してはこれといった進展がなかった。

韓日首脳は同日午後4時55分から45分間、ASEAN首脳会議に出席するために訪れたカンボジアのプノンペンのホテルで会談した。両首脳の正式な首脳会談は、2019年12月に中国の四川省成都で行われた文在寅(ムン・ジェイン)大統領と安倍晋三首相の会談以来2年11カ月ぶり。尹大統領と岸田首相は9月21日、米国のニューヨークで30分間の略式会談を開いた。

「ハンギョレ」より

うーん、バッサリだな。

岸田君とユンユンは似たような政治傾向にあって、ユンユンはなかなか思い切った政策を行えてはいない。二人の性格は全然違うので、結果そうなっただけなのだが、今回の首脳会談は「検討します」的な話しかできなかった。

ハンギョレはかなりその事にご立腹のようだ。

韓国版インド太平洋戦略

ただ、どのメディアもユンユンに対して強い口調で責めていない理由は、恐らく韓国版インド太平洋戦略の発表が影響しているのだろう。

尹大統領、「韓国版インド太平洋戦略」を公式発表

2022.11.12 09:39

韓国の尹錫悦大統領が自由・平和・繁栄を3大キーワードとする「韓国版インド太平洋戦略」を公式発表した。

尹大統領は11日、カンボジア・プノンペンで開催された韓・ASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議に出席し、「ASEANをはじめとする主要国との連帯と協力を通じて、自由で、平和で、繁栄するインド太平洋地域を築いていく」と明らかにした。これを通じてASEANとの協力を経済・文化を越えて外交・安全保障協力まで画期的に拡大・発展させていくというのが、尹大統領の構想だ。5月の就任以降、自由・人権・法治の価値を共有する国家との連帯を強調してきた尹大統領が、これをASEAN舞台にまで拡張していくという意志を明らかにしたのだ。

そのためにまずは「普遍価値に基づいた規則基盤の国際秩序の強化」原則を提示した。「域内国家が互いの権益を尊重し、共同の利益を模索していく調和がとれた域内秩序を促進する」と述べながらだ。「力による一方的な現状の変更は決して容認されてはいけない」という点も明確にした。これは米国・日本などが中国の膨張主義的地域戦略を指摘する際に強調してきた表現だ。

「中央日報」より

……ちょっと意味が分からない。

どうやら、韓国もインド太平洋戦略をやりたいという積もりではいるようなのだが、何をやりたいかは伝わってこない。

日本の提唱するFOIPは以下の三本柱で成り立っている。

自由で開かれたインド太平洋の実現のための三本柱

① 法の支配,航行の自由,自由貿易等の普及・定着

② 経済的繁栄の追求(連結性,EPA/FTAや投資協定を含む経済連携の強化)

③ 平和と安定の確保(海上法執行能力の構築,人道支援・災害救援等)

「外務省のサイト」より

で、コレに比べて韓国はどうか?というと……。

この日に初めてベールを脱いだインド太平洋戦略には経済協力構想も含まれた。そのキーワードとして「開放的で公正な経済秩序」に言及した。「サプライチェーンの回復力を高め、経済安全保障を強化し、協力的・包容的な経済・技術生態系を形成して共同繁栄を達成していく」と述べながらだ。続いて非公開に転換された首脳会議でも、尹大統領は「韓国とASEANの共同発展と繁栄のために韓・ASEAN自由貿易協定(FTA)にデジタル通商協力を含めてアップグレードしていく」とし「ASEANの需要が多い電気自動車・バッテリーおよびデジタル分野の協力も積極的に強化していく」と述べたと、大統領室は伝えた。

「中央日報”尹大統領、「韓国版インド太平洋戦略」を公式発表”」より

えーと?比べてみると、「法の支配」や「航行の自由」といった内容は無く、ASEANを組み込むという発想になっていて、支那を排除していないところが特徴のように思う。

つまり、構想は似ているようで全く違うということだね。

もともとのFIOPの基本構成が支那包囲網になっているのに対して、韓国版は「韓国中心に金を儲けようぜ」という発想のようだ。

何を言っているんだ……。

米韓首脳会談

ちなみに、ユンユンはバイデン氏との会談も行った。

韓米首脳会談

ユン・ソクヨル大統領は11.13(日)午後、カンボジアプノンペンでバイデンアメリカ大統領と首脳会談を行い、北朝鮮核問題及び韓米連合防衛態勢、米インフレ削減法を含む両国間の主要経済懸案と域内及び世界問題について協議しました。

ユン大統領は去る9月、ロンドンとニューヨークに続いて2ヶ月も経っていない。を迎え、国際秩序の変曲点でいくつかの新しい挑戦に直面した私たちにとって、韓米同盟は最も信頼できるコンパスになったと評価しました。

「大統領室」より

これも一読すると分かるのだが、支那のことは言及していない。バイデン氏もだらしないなぁと思うのだが、アメリカの政策としては、支那との対決を避けられない状況にある。

当然ながら、チップ4やらFIOPへの参加やらの重要案件には全く触れていない。

こうした話を前提に考えると、ユンユンは実に軽い首脳会談を熟したのだと、そんな風に感じる。岸田氏もバイデン氏も、舐められたものだが、このあと控えている支那との首脳会談に備えて出来るだけ安全運転をする積もりの韓国に対して、強く詰めることができなかったという事になる。

よく分からない発言をしているユンユンの本音は、支那と上手いことやっていきたいと言うことなのだろうけれども……、対支那貿易は赤字続きでこれ以上の利益は見込めそうにない。支那の脅威は分かるが、今回の安全運転だったと言うよりは、判断を先送りしただけのような印象が強かった。

やっぱり、この国との付き合いは見直すべきだと思うんだ。

そう言えば、射撃管制レーダー照射事件や輸出管理適正化の問題は棚上げだったのかな。漁業交渉も含めて色々と止まっているんだけど。

コメント

  1. ユンユンは政治家ではないので、内政はOJTで何とか対応できるかもしれないけど、
    外交はサッパリ解らないだろうから、取巻きたちのシナリオで動いているのだろうね。
    会談の中味をみると、いつもの韓国だ。でもいまの日本は、韓国どころじゃないから、
    茶飲み話のようだ(明日には忘れていそう)。

  2. こんにちは。

    >3.旧朝鮮半島出身労働者問題に関し(以下略)

    これに限らず、韓国の後出しマッチポンプ案件の数々は、早期解決が望ましいので適宜会議を持つのはやぶさかではないですが、正しく本邦の立場と「何をしてきたか」を主張し、「問題の根源と解決策提示責任はそちらにある」事を木の杭で心の臓に叩き込んであげないといけません。
    ※早期解決は、妥協を意味しません。こっちに国際法上の非がないことを明確にし、あくまであちらの国内問題である事を明確にして、こっちにビタイチ迷惑かけるなと厳命し念書に判押させることが解決かと。もちろん、次の政権での蒸し返しも無しを確約させ、反故にしたら相応の「罰(二国間でなく多国間の国際的なヤツ)」を覚悟せよとの文言付きで。

    >岸田氏の情けないことは、この問題が日本と韓国との間では解決をしている話だと言うことを主張出来なかった事だ。

    全くもってこれにつきます。
    もはや譲歩もほほえみ外交も、太陽政策も不要。断固たる態度あるのみ。なのですが……

    決められない男、岸田には無理か。