ソウルで「また」脱線事故が起こり、やっぱりメンテナンスが問題

ヤバイ韓国建築物

またかよ。

ソウルの脱線事故 列車通過前にレール破損していた=調査委員会

2022.11.09 15:37

韓国・ソウルの永登浦駅付近で6日夜に列車が脱線した事故で、国土交通部の航空鉄道事故調査委員会は9日、同列車の4分前に別の列車が事故区間を通過する際にレールが破損したとする初動調査結果を明らかにした。

「聯合ニュース」より

脱線事故のあった6日には記事として取り上げなかったが、原因が明らかになったところで、「前回と同じ」と言うことにちょっと唖然とした。

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脱線はさほど珍しくない

脱線する韓国鉄道

先ずは今回の事故を報じるニュースを引用しておく。

ソウルで列車脱線事故 日本人1人含む34人が軽傷

2022.11.07 08:12

韓国・ソウルの永登浦駅付近で6日午後8時52分ごろ、列車が脱線する事故が起き、日本人1人を含む乗客34人が負傷した。いずれも軽傷だという。

「聯合ニュース」より

負傷者は34人だったので、先日発生した凄惨な雑踏事故の事を考えれば、ニュースバリューは無いということなのかも知れないんだけど。

で、似たような事故は、7月1日に発生している。

前回は11人負傷ということだったのだが、今回は残念な事に規模が大きくなったと言うことだね。

脱線事故が起きた列車を前方から捉えた映像や車輪の衝撃痕などから、この列車が事故現場に到達する以前に、線路の分岐器のうち進路を転換する先端部分、トングレールが破損していたことが確認された。1本前の列車を前方から映した映像ではトングレールの破損が識別できなかった。すでに細かい亀裂が入っていた可能性もある。

こうした状況を把握した事故調査委は8日午後10時、韓国鉄道公社(コレール)に対し緊急の安全措置を勧告した。同様の事故の発生を防止するため、トングレールの特別点検を実施し、欠陥が見つかった場合は措置を取るよう求めた。都市鉄道などその他の鉄道運営側にもこうした内容を伝えた。

「聯合ニュース”ソウルで列車脱線事故 日本人1人含む34人が軽傷”」より

で、事故の原因なのだが、トングレールが破損していたようだ。

トングレールが破損

トングレールというのは、ポイント切り替え部分に使っているレールのことだ。

トングレール

保線の時には当然ながら点検の項目に上げられる重要なパーツなのだが、コレが破損したらしいのだ。

……破損?

トングレールの材料には、耐摩耗性が高く炭素含有量の高い鋼鉄製の部品を使っている。分岐器に使われる重要部品なので、摩耗が激しく交換周期は短い。故にヒビが入って割れるというような結果になる可能性はもちろんあって、この様に割れる可能性はある。

高炭素鋼は、粘って曲がるよりも陶器のようにヒビが入って割れるケースことの方が多い。しかしトングレールは曲がって貰っては困るので、耐摩耗性を高めた上で曲がりにくい性質の方が都合が良い。その代わりに定期的な交換が必要となるわけだ。

結局、メンテナンスが問題

となると、この様な状況が生まれた原因は簡単で、長期間メンテナンスせずに放置されていたと言うことになろうと思う。

こうした状況を把握した事故調査委は8日午後10時、韓国鉄道公社(コレール)に対し緊急の安全措置を勧告した。同様の事故の発生を防止するため、トングレールの特別点検を実施し、欠陥が見つかった場合は措置を取るよう求めた。都市鉄道などその他の鉄道運営側にもこうした内容を伝えた。

事故調査委は今後、破損したトングレールを分析して破損の原因を調べる。維持管理の適正性や制度的な問題点なども併せ、事故原因を究明する方針だ。

「聯合ニュース”ソウルで列車脱線事故 日本人1人含む34人が軽傷”」より

何やら、事故調査委員会が韓国鉄道公社に対してトングレールの特別点検をやれという命令を出し、欠陥が見つかれば交換しろという話を出している。

しかし、赤字体質の韓国鉄道公社にとっては「簡単に言ってくれるけど」と怒り心頭だろう。尤も、点検をやらないという選択肢はないのだが。

こちらで触れた支那鉄道のように、深刻な脱線事故があっても翌日には運行再開するようなパワーがあれば良いのだが、流石にそんな資金力も技術力も韓国にはない。

とはいえ、原因がハッキリしたのだから、部品交換を行って運転再開すれば良い訳で。

韓国列車脱線で地下鉄の運行に支障…出勤時間に「混雑バス」

2022.11.07 11:12

前日(6日)に発生したソウル永登浦駅付近でのムグンファ号列車脱線事故の余波で、7日の出勤時間、列車の利用に支障が生じている。

ソウル地下鉄1号線・京義中央線はこの日午後まで遅延または混雑が予想される状態だ。1号線の京仁線の急行列車(九老~東仁川)区間は一部で運行が停止した。光明駅-永登浦駅のシャトル列車も全区間で運行停止となっている。

「中央日報」より

7日の時点では運転再開はしていなかったようだが、恐らくそろそろ運転再開をしたのだろう。韓国が使う機器はノーメンテの性能を要求されそうだね。

  • 2011/2/11 KTX-山川の後ろ6両が脱線 けが人はなし
  • 2013/8/31 KTXを含む3本の車両三重衝突事故発生
  • 2016/5/25 KTXが脱線事故 負傷者はなし
  • 2018/11/19 KTXが保線作業中のクレーン車に衝突
  • 2018/12/8 KTXが脱線 14人負傷
  • 2022/1/5 高速鉄道KTX_山川が脱線 7人負傷
  • 2022/7/1 高速鉄道・SRTが脱線 11人負傷
  • 2022/11/6 高速鉄道・SRTが脱線 34人負傷 ← New

脱線しまくりだな。

そして、韓国の列車事故の大半は、メンテナンス不足が問題だというのだから、もはや頭を抱えるしか無い。前回もレールの摩耗が問題だったし、今回もレール部品の交換が行われていなかったことが問題となった。

お金がないという要因もあるとは思うが、そもそもメンテナンスに必要な技術が足りていない疑いもある。案外、こうした問題の発生は、韓国の国民性に根ざした問題を抱えているからなのかもしれない。韓国で列車に乗る時も十分にお気をつけを。

コメント

  1. 韓国の韓国鉄道公社(コレール)も韓国電力公社(KEPCO)も故意に料金を安くして、結果は莫大な赤字経営らしい。だからどちらもメンテナンスなんていいかげんにしか出来んのかもね?そのツケは事故だよ。そら見た目で変わらんかったらポイント切り替えのトングレールもそのまま使うだろ。日本みたいに定期的に交換してる国は珍しい部類。

    • 日本のメンテナンスが「珍しい部類」と言われてしまうと、各国の鉄道関係者は怒るのでは?少なくともこの手のニュースを他国で聞く事は少ないと思いますから。
      お金がなくてメンテナンス継続が難しいのであれば、それに対応して運行形態を見直すべきなんでしょうけれど、なかなか難しいのでしょう。
      韓国の高速鉄道の利用料金は随分と安いようですから、運営形態に問題がありそうですよ。