監査役撤退?!支那の不動産会社は監査すら出来ない事態に

経済危機

色々と凄いな!

中国不動産会社の監査役が相次ぎ撤退、企業統治に懸念強まる

2022年11月2日3:15 午後

香港に上場している中国の不動産会社少なくとも14社の監査法人が今年に入って監査役を外れたことが、証券取引所に提出された資料で明らかになった。長期にわたり決算を発表していない企業が数社含まれており、企業統治(ガバナンス)を巡る懸念が強まった。

「ロイター」より

コーポレートガバナンス(Corporate Governance)は、企業経営が健全に行われるように管理監督する仕組みのことであり、企業の組織ぐるみの不祥事を防ぐなどの目的で導入されている。

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不動産バブルはどこへ向かうか

監査がなされない

投資家が安心して投資できる環境を作るなど、コーボレートガバナンスには大切な機能が備えられていて、支那も外国からの投資を呼び込むためには、どうしてもこの仕組を取り入れる必要があった。

14社には資金繰り難に陥っている融創中国、世茂集団、佳兆業集団が含まれる。多くの場合、4大監査法人以外の会計事務所が代役を頼まれた。

監査役の撤退は今年に入って加速しており、「ビッグ4」の一角を占めるプライスウォーターハウスクーパース(PwC)とデロイトも監査役を外れた。

アナリストや香港の監査監督当局はこの傾向について、透明性とガバナンスの問題を浮き彫りにしていると指摘。決算発表の直前に監査役を外れるケースが多い点に注目すべきだとした。

「ロイター”中国不動産会社の監査役が相次ぎ撤退、企業統治に懸念強まる”」より

が、どうもそれが機能していないっぽい。

この「決算発表の直前に監査役を外れる」という意味がよくわからないのだが、監査役は自分の責任においてこの企業の健全性が発表されるのが困るということなのか、あるいは、正直に実態を報告されるのが困るので、外れてもらうのか。

おそらくは後者なんだろうね。

そして、意味がわからないのが、「長期にわたり決算を発表していない企業が数社含まれており」とあり、支那では企業の決算報告はなされなくても平気なんだと、変な納得感があるよ。

しかしだとすると、本来出ているはずの四半期ごとの決算報告は一体どうなっているのだろうか。調べて見ると、支那でも本決算は12月末締め、通年決算の他に四半期決算が義務付けられているようだ。決算はしても発表はしないということなのか、それとも違うものが発表されているのか。正直意味が分からない。

副主席も懸念

ただまあ、流石に支那共産党としてもこのままでは不味いことには気がついているらしい。彼らだってバカではないのだ。

中国不動産セクターへの懸念を表明-銀保監会の肖副主席

2022年11月2日 15:07 JST

中国不動産セクターへの懸念を銀行保険監督管理委員会(銀保監会)の肖遠企副主席が表明した。

~~略~~

不動産セクターは「安定」していると肖氏は述べ、中国の銀行による不動産エクスポージャーは全融資の26%と妥当な水準にあると説明。住宅ローンのデフォルト(債務不履行)率は0.1%未満だと話した。

「Bloomberg」より

不動産開発部門への懸念は、既に恒大集団の巨額夫妻発覚の時点であとには引けないほどにヤバい状況になっていたことを国際社会は知っている。

むしろ、あれをなんとかソフトランディング出来るというのは、魔法でもない限り不可能だろう。銀行保険監督管理委員会の副主席が「ちょっと心配なんだよねー」というようなトーンで懸念を示しつつ、しかし、不動産資産は全融資の26%だから未だ健全だと。

いやそんな訳ないだろう。支那のGDPの3割以上が不動産関連だとの評価もあって、ちょいと低く見積もりすぎである。更に、不良債権率が0.1%なんだとか。

中国不動産エクスポージャー、3分の1が不良化-HSBC

2022年8月1日 18:21 JST

英銀HSBCホールディングスは中国の不動産関連エクスポージャー約120億ドル(約1兆6000億円)相当の約3分の1が劣化、または不良化していると、イーウェン・スティーブンソン最高財務責任者(CFO)が1日明らかにした。

「Bloomberg」より

しかし、HSBCによれば、3割以上は劣化しているとの評価である。相当腐敗臭の漂う状態だと考えたほうが良いだろう。

……やっぱり、バカなのかな。

何をやっているかわからない

そもそも、監査がなされていないため、その企業の内情は隠されたままである。尤も、支那の決算報告に信頼がおけるのかについて、冒頭のニュースを念頭におくとかなり怪しい気はする。

S&Pグローバル・レーティングのディレクター、エドワード・チャン氏は、不動産会社の多くは既に債務返済に苦戦しているとし、新たな監査役が決算発表で何を公表するかに市場は注目していると述べた。

「ロイター”中国不動産会社の監査役が相次ぎ撤退、企業統治に懸念強まる”」より

そういえば、支那のGDP公表は延期されたっけ。

中国、7~9月GDP公表延期 習氏3期目控え「忖度」か

2022年10月17日 17:51 (2022年10月17日 18:53更新)

中国国家統計局は17日、7~9月の国内総生産(GDP)の公表を延期すると発表した。18日に予定していた。理由は明らかにしていない。中国経済は停滞局面が長引いている。16日に開幕した共産党大会で3期目入りを確実にしたい習近平総書記(国家主席)への忖度で公表を見合わせた可能性がある。

「日本経済新聞」より

忖度だとか書かれていたが、そもそも支那のGDPとして出される数字など全くあてにならない。机上で整えた数字であって、経済実態を反映していないのである。

毎回、支那のGDPは早いと数日でその数字が出てくる。

不動産関連で決算報告していない会社が多数あって、その実態が不明なのに、計算は可能らしい。どんな魔法を使っているんだろうね。

何れにせよ、隠されたままで事が済むとも思えない。今後、支那への外国からの投資は更に萎んでいくのではないか。

追記

コメントで教えてもらったので、追記しておく。

中国恒大会長の香港邸宅、銀行が差し押さえ=現地メディア

2022年11月3日2:37 午後

経営難に陥っている中国不動産大手、中国恒大集団の許家印会長が香港の高級住宅街に所有する邸宅を中国建設銀行(アジア)が差し押さえたと、ニュースサイト「香港01」が3日報じた。

この邸宅は465平方メートルで評価額は7億香港ドル(8900万ドル)相当という。いつ差し押さえられたかは明らかではない。

「ロイター」より

恒大集団の負債額は1兆9,665億元(約33兆4,000億円)だというので、131億円相当の資産を差し押さえたところで焼け石に水だね。

コメント

  1. こんにちは。

    「竹のカーテン」の向こう、見たいような、見てはならないような……

    見たらきっと、無事じゃ済まなさそうですし。

    眠れる獅子は、眠ったまま化石化してくれる方が助かるんですが、どうにも腐敗臭がして仕方ないですよね。

    • いやー、エンタメとして考えたら面白いかもしれませんが、実害のある話ですから笑っていられないですね。
      眠れる獅子と言われた時代もありましたが、もはや過去の栄光でしょうか。

  2. (たぶん)世界一の借金王・中国恒大集団会長の香港私邸(7億HKドル相当)が中国建設銀行に差し押さえられたというニュースが流れていて、始まったなーと。

    • 追記しましたが、結構な額の資産をお持ちで。
      それでも、恒大の負債額には遠く及びませんあ。

  3. アカの独裁国家に投資するとか馬鹿なんだろうか(小学生並みの感想)
    リスクとリターンのつり合いが取れないでしょ。しかも資本稼いで本国に送金するのも当局の意向で簡単に妨害される上に合弁会社じゃないと現地で起業できない。
    挙句の果てには党員が三人以上いれば共産党支部の設置義務とか知性に深刻な障害があるとしか思えません。
    歴史的に見ても支那は散々条約や約束や合意を反故にして来た実績だけは確かなのに、連中を信じるとか間違いなく賢くはないですね。

    • 言ってみれば献金ですから、あれは。
      リターンは求めていないんじゃないですかね。
      実際には、キックバック的な何かはあるのでしょうけれども。