支那はロシアの味方じゃない?無能な味方は敵よりも始末が悪い

ロシアニュース

ちょっと煽り気味のタイトルなんだけど、内容もアレなんだよね。

China dumps dud chips on Russia, Moscow media moans

Tue 18 Oct 2022 // 03:42 UTC

The failure rate of semiconductors shipped from China to Russia has increased by 1,900 percent in recent months, according to Russian national business daily Коммерсантъ (Kommersant).

「The Register」より

英語の記事なんだけど、翻訳するとニュアンスが伝わりにくいと思ったので、英文を直接引用している。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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味方はいないと認識すべきロシア

モスクワメディアの呻き

記事を読んだら、呻きたくもなるよね。

タイトルの「Moscow media moans」はロシアメディアの呻きと訳せるのだけれど、その前段、「China dumps dud chips on Russia」はちょっと過激だ。「dump」はゴミ箱とか捨てるとかそんな意味で、「dud chips」は「不発弾」という意味にもとれるけれども、直接的には不良回路という感じになる。「on Russia」とあるので、「ロシアに不発弾投下」という風に翻訳するのが正しいのかも知れないけれども、「ゴミを売りつけやがった!」というニュアンスで使っているようだね。

The failure rate of semiconductors shipped from China to Russia has increased by 1,900 percent in recent months, according to Russian national business daily Коммерсантъ (Kommersant).

Quoting an anonymous source, Kommersant states that before Russia’s illegal invasion of Ukraine the defect rate in imported silicon was two percent. Since that war commenced, Russian manufacturers have apparently faced 40 percent failure rates.

~~約意

ロシア全国経済紙Коммерсантъ(コメルサント)によると、中国からロシアに出荷された半導体の不良率がここ数ヶ月で1,900%増加したという。

匿名の情報源を引用して、コメルサントは、ロシアによるウクライナへの不法侵攻以前は、輸入シリコンの欠陥率は2%であったと述べている。この戦争が始まって以来、ロシアのメーカーは40%の不良率に直面しているようだ。

「The Register」より

どうやら、ロシア軍によるウクライナ侵攻以前は、ロシアが支那から買っていた半導体チップの不良率は2%程度だったらしい。ところが、経済制裁発動以降、この輸入チップの不良率が40%にも上るというニュースだ。

不良率2%でも、機械を制御するために取り付けるには厄介な不良率である。何しろ半導体チップの2%が不良である場合、複数の半導体チップが組み込まれた製品の不良率は数倍に跳ね上がる。他の要因もエラーの原因になり得るのだから、製品として売るにしても使うにしても都合が悪い。

それが40%の不良率ともなれば、半導体チップの全数検査が必要になるレベルだ。

違法市場からの取引

しかし、ロシアとしても「売って貰っている」以上は、支那に対しては文句を言いにくい。

The newspaper lays the blame on economic sanctions that have seen many major businesses quit Russia. Gray market distributors and other opportunistic operators have been left as the only entities willing to deal with Russian businesses.

Gray market folks are not renowned for their sterling customer service nor their commitment to quality. They get away with it because buyers of products with – ahem – unconventional origins self-incriminate if they complain to authorities.

Perhaps they’re even dumping dud product on Russian buyers, knowing that they can’t easily access alternatives.

~~約意

この新聞は、多くの大企業がロシアから撤退した経済制裁の責任を追及している。その結果、ロシアと取引するのは、グレーマーケット業者や日和見主義的な業者だけになってしまった。

グレーマーケット業者は、顧客サービスや品質へのこだわりで有名なわけではありません。というのも、原産地の異なる製品を購入した人が、当局に苦情を言うと、自己破産してしまうからだ。

おそらく、ロシアのバイヤーが簡単に代替品を手に入れられないことを知りながら、不純物を捨てているのだろう。

「The Register」より

記事にも指摘があるが、そもそもグレーな市場から半導体チップを購入していて、正規ルートは使えないのだ。表向きは支那としても輸出を規制していることになっているから。だから、ロシアは怪しいところから買わざるを得ないのだが、どうやらゴミを売りつけられているようだと、その様に嘆いている。

ここで、支那の製造現場における考え方を少し紹介しておこう。某社が支那にて工場を作って、現地で製品を作るにあたって体験した話なのだが、下請けに試作品を頼むとしっかりしたものが出てくるらしい。で、この仕様で100個部品を納入して、とお願いすると、半数以上ジャンクが混じってくるのだとか。そこで、「良品を100個納入して欲しい」とお願いしたら、どうなったのか?何と、3倍の数量の部品が届いたのだそうだ。その製品をチェックしたら結局、良品は100個に満たなかった。仕方が無いので、5倍の数量を注文して、自社で良品チェックの工程を設けることにしたという、笑って良いのか呆れて良いのか分からない話であった。

こうした支那の姿勢は、日本企業が工場の監督として日本人を派遣し、責任者に厳しくチェックさせてもあまり改善されないそうだ。何故なら、作業者が慣れてきて良品率が上がってきたと思ったら、スキルが上がった作業者は別の工場に移ってしまうらしい。引き抜きもあるし、自分で売り込みをかけて他社への移動をするのだとか。

だから、中小企業が支那で工場を持ってもたいして儲からないという結果になるとか何とか。これは支那人が悪いという話では無く、そういう文化だと割り切るべきという話なのだ。

したがって、ロシアがグレーな市場から購入した半導体チップが4割不良品だったとしても、別に驚きはしない。

ロシアの市民生活は更に苦しく

これからロシアは冬に向かう。

資源は豊富にあるので暖房などに困ることは無かろうし、食料品も贅沢をしなければ問題無く確保出来るはずだ。ウクライナに不法に入国しているロシア軍兵士達は悲惨な目に遭うかも知れないが、市民生活は贅沢をしなければ送ることは出来るだろう。

が、戦争と無関係というわけにはいかないようだ。

ロシア南部で軍用機が墜落、集合住宅が炎上 訓練中にエンジン出火か

2022年10月18日

ロシア南部クラスノダール地方エイスクで17日夜、戦闘機が住宅地に墜落し、少なくとも4人が死亡、25人が負傷した。ロシア国防省によると戦闘機は訓練中だったという。

この事故により集合住宅で火災が発生し、近くの学校にいた人々は避難を余儀なくされた。

ロシア国防省によると、墜落したのは「SU-34」戦闘爆撃機。訓練飛行中にエンジンの1つから出火した。パイロットは墜落前に脱出したという。

同省は声明で、「戦闘機から脱出したパイロットからの報告によると、離陸中にエンジンの1つから出火したことが墜落の原因だった」と説明した。

「BBC」より

訓練中の軍用機が集合住宅に突っ込み、炎上してしまったのである。

Yeysk incident 17 October 2022
Fire in Yeysk. Monday 17 October 2022.

貴重なSu-34戦闘爆撃機が、国内の集合住宅に突っ込んだことで、「ああ、戦争をやっているんだな」という実感がロシア人にも伝わった事件だと思う。

ロシアの独立系英字紙モスクワ・タイムズ(電子版9日付)によると、プーチンが部分動員令を発令した先月21日以降、モスクワ市内の高級レストランは客足が30%減。売り上げが20%減ったという。格安レストランも同じ傾向だったが、客足は22%減、売り上げは8%減にとどまった。

動員令発令後の2週間で、国外脱出したのは推計70万人。資金的に余裕のある人々が国外に逃げ出し、低所得者層が国内にとどまったと考えれば、金持ち御用達の高級店の方が格安店より打撃を受けたのも納得である。

「yahooニュース」より

そして、金持ちが海外逃亡した事も、国民生活に影響を与えているようで、買い控えも広がっているようだ。

「ロシア国民の約6割が現状、『買い控え』している傾向だといいます。モスクワ市内の看板広告が3割減、不動産賃貸業の収入が1割減など、ロシア国内の消費意欲はどんどん下がっています。毎年お正月と、お正月後の(ロシア正教の)クリスマスは美しいイルミネーションが市内を彩りますが、今回はお祝いどころではないのではないか。イベントごとにお金を費やすなら、将来不安に備えておきたいはずです」(筑波大名誉教授の中村逸郎氏=ロシア政治)

「yahooニュース」より

証言している中村逸郎氏の情報の信頼性について、若干不安に思う気持ちはあるのだけれど、ロシア情勢に詳しいのは事実。

「部分動員」の影響はかなり大きかった模様。

ロシア国内に大きな影響が出始めている証拠だとすると、なかなかプーチン氏にとっては厳しい展開になるはずだ。もしかしたら、ロシアは春を待てないのではないかな?

旧世代の戦力を投入

実際にこの戦い、ロシアの継戦能力次第のところがあって、物資調達に難はあれど、未だ戦えそうな雰囲気は出している。ただ、色々ニュースを拾っていくと、切実な部分も出てきてはいるようだ。

ロシア軍いよいよ限界か? オンボロT-62再整備して前線に投入 旧式戦車に頼らざるを得ないワケ

2022.10.19

<世界初の滑腔砲搭載戦車として誕生したT-62 だが今は?>

2022年2月下旬から始まったロシアによるウクライナ侵攻では、ウクライナ軍の果敢な防戦により、ロシア軍の戦車をはじめとする各種戦闘車両(AFV)に多大な損害が生じているという報道がなされています。また、それらのうち少なくない数が無傷で遺棄されており、ウクライナ側が多数鹵獲(ろかく)しているとも伝えられています。

このような戦況下、ロシア軍は予備兵器として保管していたT-62戦車を、再整備のうえウクライナの戦場へと投入するようになったといいます。しかしいかんせん、近代化改修が施されたT-62Mといえども、元は半世紀以上も前に開発された旧式戦車。現代戦に対応できない恐れもあるとか。いったいどういうことなのでしょうか。

「乗り物ニュース」より

ただ、昨今では博物館に飾られるクラスの戦車を再整備して戦場に引っ張り出してきた。過去に2万輌ものT-62戦車を生産した実績があるため、それなりの在庫は残っている可能性が高く、寄せ集め整備だったとしても形にすることは可能だろう。尤も、それが戦場で使えるかどうかはまた別問題だが。

尤も、旧世代の戦車とはいえ、悪いことばかりではない。何しろ使っている半導体チップの数は最新のものと比較しても劇的に少ない。

そして投入している兵士の中には、刑務所から出てきて「半年戦ったら刑期はナシにしてやる」と言われた受刑者が3000人程度は駆り出されていると話題になっていたが、そうした兵士達に与える装備としては悪いチョイスではないと考えているのかも知れない。とはいえ、この手法は2度も3度も使えない可能性が高い。

ロシア軍内の銃乱射、タジク人容疑者 上官とトラブル

2022年10月17日 10:27

ロシアのウクライナ国境に近いベルゴロド州の軍演習場で起きた乱射で、独立系メディアは16日、事件で負傷した兵士の証言を伝えた。それによると、国防省が「旧ソ連構成国出身の2人」と発表した容疑者は、中央アジアのタジキスタン人3人で、信仰をめぐる上官とのトラブルが原因とみられている。

「日本経済新聞」より

更に、軍演習場で事故も発生している。

そして冒頭に紹介した様な、支那からの援護射撃(フレンドリーファイア)がある。となると、ロシアは大きな決断を迫られるのかもしれない。

追記

ソースに信頼性はないのだけれど、ネタとしては面白い。

ロシア軍が兵力不足のため囚人をスカウトも…続々と脱走し強盗団化

2022年10月17日 17:17

やはり囚人は囚人だった!? 恩赦と引き換えに最前線の兵士となる〝プーチンの私兵〟は続々と脱走兵となり、武装強盗団になっているという。

ロシアによるウクライナ侵攻はウクライナ軍の反転攻勢で、ロシア軍が兵力不足に陥っている。補うためにプーチン大統領は、刑務所に収監されている囚人を兵士としてスカウトしている。新興財閥オリガルヒのエフゲニー・プリゴジン氏がトップとされる民間軍事会社「ワグネル」が囚人をスカウトし、2週間の軍事訓練後、最前線に送られ、6か月間、戦えば恩赦を与えられるという。このワグネル傭兵部隊は〝プーチンの私兵〟とも呼ばれ、中には38人を殺し、終身刑となっていた男もいる。

しかし、英エクスプレス紙は17日、「徴兵された囚人兵士が脱走し、武装犯罪を続けている」と報じた。囚人スカウトプランはもちろん、脱走すれば処刑するという厳密な条件付きだ。それでも、プーチン氏が囚人を兵士にする策略は、裏目に出たようだ。脱走兵が続々と出て、武装強盗団となり、ロシアをうろついているそうだ。

「東スポWEB」より

まあ、囚人を兵士にしたら、お手軽に強盗団になっても不思議は無いよね。

コメント

  1. 囚人を徴兵?そんなモン即座に銃口が内側向くの目に見えてるわHAHAHA。を、まさか本当にやるとは。牢の中の方がよっぽど安全そうというのも皮肉ですね。
    プーがスラブ人種以外をどう見ているか、も、容易に想像できちゃうとこですし。中国人にしたところで、当の昔に立場は逆転してるのに無駄に偉そうなだけの白人様()って見限っちゃってるんじゃないでしょうかね。

    • おそらく、悪手である事は分かっていてやってみたら、やっぱりダメだったみたいな話だと思います。
      ただ、書いた通りソースはちょっと怪しいんですよねぇ。

      まあ、情報を集めていきたいと思いますよ。

  2. こんにちは

    >支那の製造現場における考え方を少し紹介しておこう。

    少々前の「日経エレクトロニクス」だったかで連載していた「中国で工場を運営するには」的な記事の内容ですが(タイトルもうろ覚えなので)……
    「設計図や仕様書でガッチリ固めても、運営を任された工場長あるいはライン長あたりが、『この部品のメーカをこっちに変えたらこれだけコストが下がりました!』って平気でやる。それは、その変えた方のメーカの品質がこちらの要求に届かないから安いのだが、現場にはそういう概念が無いので、運営任せると大体必ずやるし、監視員を置いても『何故ダメなんですか!』って食い下がってくる」
    という内容があったのを覚えてます。
    実際、秋葉原なんかで流通している安いLEDは、一流メーカに跳ねられた跳ね出し品ですし(だから性能保証ないし、品質も色のばらつきがあるとか平気で歌ってる)、amazonで電子機器検索すると、高い純正品とそっくりな格安中華コピー品があって、中身は基本同じ回路でも、構成する部品の品質が……というのはその筋では常識かと。

    露助もたいがいですが、中華は最初からまともなビジネスする気無いですからね。
    火事場泥棒か、相手を騙して美味しいとこだけ持っていくことしか考えてない。
    奴らには、資本主義とか貨幣経済とか、早すぎたんですよ。

    • いやー、寧ろ支那は「稼げるときに稼ぐ」という露骨な姿勢が素晴らしいと思いますよ。
      長期的な利益ではなく、短期的にかっぱぐようなやり方が好きなのでしょう。
      そういうものと理解して付き合うべき相手ですね。

  3. 以前職場であった事なのですが、アルバイトの中国人、採用しては辞めていきが何人も続き,
    その理由が「割りに合わない」からだそうです。
    まぁ理由がどこまで本心かはわかりませんが、辞めるのに躊躇がなくスパッと辞めていきました。

    本文中の作業者の例も、もしかしたらスキルが上がったのに給料上がらないから別に行ったのかも、と思ってしまいます。
    最初からスキルを得たら辞めるつもりだったのかもしれませんが。

    • 「割に合わない」ですか。
      躊躇無く辞められるという、割り切りの良さは感心します。
      スキルが上がれば給料は上がる、というのは、おそらく一般的な認識なのでしょう。日本では余り加味されない話ですが、そういうところは日本もしっかり是正していく必要がありそうですね。