政府、先島諸島にシェルター設置を検討

沖縄

おおう、これは朗報なのか?

「攻撃リスク現実に」 台湾有事を想定、先島諸島に避難シェルター 石垣市長「検討ありがたい」

2022年9月16日 07:56

政府が台湾有事などを想定し、沖縄県の先島諸島などで住民用の避難シェルターの整備を検討していることが15日、明らかになった。要望していた石垣市の中山義隆市長は「検討はありがたい」と歓迎。自衛隊配備に反対する市民は「攻撃対象になるリスクが現実になった」と反発した。

「沖縄タイムス」より

今まで用意してこなかったのに、今になってシェルターの用意か。

台湾有事が近いことを印象付けるようなニュースでもあるのだが、有効かどうか?という事は見極める必要があるだろう。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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駝鳥理論

地政学的リスク

先島諸島は、シェルターの有無にかかわらず台湾有事に巻き込まれる環境にある。これは地政学的リスクであり、支那が台湾を狙っている以上は避けられぬことである。

八重山市町会会長を務める中山市長はシェルター整備を県側に求めていた。政府から正式な連絡はないとした上で「有事の住民避難は時間がかかると認識しており、安全を守る方法の一つとしてシェルターというのは『あり』だと思っている」と語った。当然、有事はない方がいいとしつつ「万一の備えとしての設置検討だ。今後、地元の要望を踏まえながら計画を練り上げてほしい」とした。

「沖縄タイムス”「攻撃リスク現実に」 台湾有事を想定、先島諸島に避難シェルター”」より

市長である中山氏が安全のための装備が必要であるとして、避難シェルターを要求したということは、当然の判断であると思う。

日本のEEZにミサイルを撃ち込んでくる国があるのだから、少しでも住民の生存率を上げるためには、避難シェルター、アリでしょう。

リスクがあるのだから備える。何の不思議もないわけである。

現状の理解が出来ていない沖縄県知事

ところが……。

概算要求で避難シェルター 知事「有事にさせない取り組みを」

09月16日 15時37分

来年度予算案の概算要求で、政府が武力攻撃から身を守る避難シェルターの整備に関する調査費用を盛り込むことについて、玉城知事は16日、政府に対し、武力攻撃が起きないよう引き続き外交努力を続けていくことを求める考えを示しました。

県によりますと、内閣官房は武力攻撃から身を守る避難シェルターに関する調査費用を来年度予算案の概算要求に計上していて、現時点でシェルターの整備場所は検討していないということです。

これについて玉城知事は、政府の検討状況を注視するとしたうえで、「外交は有事を起こすような環境を導き出してはならない。常に冷静かつ丁寧に意思の疎通を図り、双方に有益な関係性を構築していく協議の場を設け、有事にさせない取り組みを重ねることが重要だ」と述べ、政府に対し、武力攻撃が起きないよう引き続き外交努力を続けていくことを求める考えを示しました。

「NHKニュース」より

玉城氏は「シェルター?そんなことより外交だ!」と寝ぼけた発言をしたというのだ。大丈夫か?

なかなか言えない台詞だが、「外交は有事を起こすような環境を導き出してはならない。」「常に冷静かつ丁寧に意思の疎通を図り、双方に有益な関係性を構築していく協議の場を設け、有事にさせない取り組みを重ねることが重要だ」と言ったらしい。

いや、台湾有事は日本と支那との間の外交努力で何とかなるレベルの話ではあるまい。だいたい、攻めてくるのは支那なんだが。

県によりますと、ミサイル攻撃の爆風などから身を守るための「緊急一時避難施設」は県内には合わせて938か所あり、このうち地下施設は6か所あるということです。

「NHKニュース”概算要求で避難シェルター 知事「有事にさせない取り組みを」”」より

そして、沖縄県によると避難施設があるというのだが……。

災害時の避難場所

何処をどう調べても「ミサイル攻撃の爆風などから身を守るための施設」があるとは思えない。地下施設と書かれているが、どうやら地下駐車場の一部が避難所に指定されているという意味のようだ。

有事の地下避難施設、佐賀県だけゼロ 原発や自衛隊駐屯地あるのに…
ロシアによるウクライナ侵攻で、他国から攻撃を受けた際に住民が身を守る地下避難施設への関心が高まっている。九州・沖縄8県では国民保護法に...ロシアによるウクライナ侵攻で、他国から攻撃を受けた際に住民が身を守る地下避難施設への関心が高まっている。九州・沖縄8県では国民保護法に...

うーん、大丈夫なのかね、この知事。

批判を言いたい人は、何にでも批判する

で、「市民」の皆さんは反対したのだとか。

「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」の藤井幸子さん(74)は「シェルターを整備しても住民の安全確保とは言えない」と批判。有事に基地が攻撃される恐れについて、「私たちがずっと指摘してきたことだ。攻撃されれば、産業や生活そのものができなくなる」と訴えた。

「沖縄タイムス”「攻撃リスク現実に」 台湾有事を想定、先島諸島に避難シェルター”」より

有事になったら基地が攻撃されるのは当たり前だが、基地がなかったら有事にならないなどということはないのだ。

そんな事も分からないのだろうか?

「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」の清水早子事務局長は「本気で戦争するつもりなのか、という心配が頭に浮かぶ」と懸念した。「とどまって隠れろということは、住民を巻き込んだ沖縄戦と同じ。由々しき事態だ」と語気を強めた。「実生活で中国の脅威はほとんど感じない」と語り、政府の姿勢について「世論をあおり、軍拡ばかりで外交が見えない。シェルターが必要にならない外交努力をしてほしい」と強く求めた。

「沖縄タイムス”「攻撃リスク現実に」 台湾有事を想定、先島諸島に避難シェルター”」より

全ての文句は支那にどうぞ。

この人達は、災害が起きたときに避難所が整備されていなかったら、多分文句を言うだろう。有事に備えてシェルターを作る事に、何の文句があるというのか。

シェルターと地下鉄

さて、シェルターと言えば、夏頃にこんな記事が出ていた。

<独自>地下鉄駅のシェルター化を政府が極秘検討 気密性確保は困難と判断

2022/7/31 18:04

政府が北朝鮮を念頭に弾道ミサイルの国内への着弾を想定し、地下鉄の駅(地下駅舎)や地下街などをシェルターとして活用できるか議論するため、極秘に検討会を開いていたことが31日、分かった。複数の政府関係者が明らかにした。核弾頭や生物化学兵器が搭載された場合、気密性の確保が求められるが、現状の地下駅舎については「気密性の確保は困難」と判断した。内容は機微に触れるため、公表を見送った。

「産経新聞」より

地下鉄をシェルター化しようという発想である。

検討項目を見る限りそれなりに真剣に検討した様子が伺えるが、そもそも地下鉄はシェルター用途には余り向かない構造をしている。外部からの汚染物質侵入をシャットアウトすることが困難だからだ。

各国の情勢を見ると、シェルターをして使うことを想定した地下空間を地下鉄に併設する国はそれなりにあるようだ。人口の何割かでもカバーできる程度の地下空間というのは、都市設計を行う段階で作らねば、設置することは困難である。

日本の首都東京ですらこんな感じであるため、離島に立派なシェルター施設を作るというのは余り現実的とは言えない。予算も必要だし、何より維持してくだけのコストが必要となる。

だが……、それこそ計画的に地下空間を確保した上で、日本に頻繁に発生する防災対策の一環、避難所として設計すれば完全に無駄になることは避けられる。何より、先島諸島に頻繁に訪れる台風に対する備えとしては、地下空間に居住スペースを作ったほうが合理的だ。

結局のところ、どのように備えるのかという覚悟が問われる話であって、地下施設にしないまでも、学校などの施設を堅牢に作るという方針でも良いのだ。国防にどれだけ真剣に向き合うのか?無理なく運用するためにはどうすれば良いのか?

そうした事を真剣に考える。遅いかもしれないが、手をつける気になっただけマシだと思うのである。

コメント

  1. 木霊さん みなさん こんばんは

    地下鉄・地下街シェルターには、仰るように問題もありますが、、、無いより圧倒的にましですし、何より「日常的にメンテナンスされる」というメリットが大と思います。 我々個人の災害非常食とか、工場の非常電源もそうですが「非常時専用」ってのは普段のメンテコストは無駄でしかないですし、それでメンテ怠るとイザというとき役に立たない、、こと多し(点検時に発覚多し)。
     その点日常的に使う地下鉄・地下街を非常時にシェルターとして用途を置き換えると言うのは、日常メンテが行われることを保障し悪くない手段と思うのですが、、、