【支那の機関紙】尖閣国有化10年で緊張緩和の道を探れと吠える某国の新聞

報道

ニホンゴ、ムズカシイネ。

<社説>尖閣国有化10年 緊張緩和への道筋探れ

2022年9月13日 05:00

2012年に尖閣諸島が国有化されて11日で10年となった。中国海警局の船による領海侵入が常態化し、偶発的な衝突が懸念される状況が続いている。29日に日中国交正常化50年を迎える。対話によって不測の事態を避けるとともに、長期的視野に立った緊張緩和の道筋を探るべきだ。

「琉球新報」より

社説なのに、書いてあることがメチャクチャである。琉球新報なのだから、コレが正常運転ということなのかも知れないんだけれど、こんなのが「新聞紙でゴザイ」という顔をしているのが悲しすぎる。

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国交非正常化50周年

そもそも領有権争いは話し合いで解決しない

琉球新報の社説の方向性は、パヨクにありがちの「防衛力強化に反対」「話し合え」「相手を認めろ」とまあ、そんな感じになっている。

ただ、こういった「話し合え」という論調の大きな欠点は、前提として「話し合ったら解決出来る」というゴールが「存在する」ことが必要である。

流石に彼らも、動物や昆虫相手に「話し合え」とは言わない。それは、言語を介した意思疎通が一般的には不可能であるとされている相手だからである。では、「同じ人間なんだから話し合いで解決出来るはずだ」というロジックは本当に正しいのだろうか?

人間同士の話し合いが成立する場合で、国家間での交渉が行われる場合、大抵は「利益の調整」という事になるだろう。外交に正解は存在しない。どこかで妥協しながら国益を最大限に確保が原則だからだ。

しかし、領土問題の常として、意見の対立する二カ国のそれぞれの利益は「領有権」に他ならない。そして、領有権の争いにおける和解はほぼ有り得ないのだ。どちらか一方の領有権が認められれば、他方の領有権は認められない。つまり、領有権は占有という概念をベースにした排他的権利であるから、話し合いにて決着などしないのである。

古今東西の歴史を紐解くまでもなく、ウクライナでまさに領有権問題が勃発してロシア軍に蹂躙されているのに、よくもまあ「話し合え」などと言うものである。感心する!

力による現状変更をここ見ているのは支那

とまあ、概論的な話はここまでにして、せっかくなので実際に社説を見ていこう。

中国海警局の船による領海侵入が常態化し、偶発的な衝突が懸念される状況が続いている。

「琉球新報”<社説>尖閣国有化10年 緊張緩和への道筋探れ”」より

現状、日本の尖閣諸島周辺海域においては、支那の国家権力によって自国の領海が侵されていて、「偶発的な衝突」とは即ち軍事的衝突や、民間船が一方的に武力によって制圧されることを意味している。さすがの琉球新報もソコは最初に認めている。にも関わらず、その後の文で「対話しろ」とか言っているのだから意味が分からない。

琉球新報はあれか、家に強盗に入られた場合に、強盗と話し合うタイプの人ばかりなのだろうか?

相手に日本人を武力で害する目的が推認されるにも関わらず、日本側から話し合いを持ちかけろと?もはやこの時点でどうしようもない。実際に大口径の機関砲を搭載してやってきているではないか。先日など、ミサイルを領海内に打ち込んできたんだぜ。どうやって話し合いをしろというのか。

例えば、境界線を挟んで軍事衝突直前で緊張している状態なら、「冷静に先ずは話し合いを」という意見が出てきても、武力行使前にそういう意見もあるよねとは思うけど、既に領海侵犯されて沖縄の漁師が追いかけ回されている事態にもかかわらず「話し合え」とは。

日中国交正常化50年が目前に迫っているのだから、話し合えと。

ちょっと意味が分からない。

国有化が問題などではない

更に、こんな話を続ける。

国有化は、12年4月に当時の石原慎太郎東京都知事が尖閣諸島を都として購入すると表明したことが発端だ。石原氏が武力衝突も辞さないと強硬論を唱えていたことから、当時首相だった野田佳彦氏は「都が保有するよりも『平穏かつ安定的な管理』に近づくと思った」「あの時点でやむを得ない判断だった」と振り返っている。

中国政府は国有化に猛反発し、中国で大規模な反日デモが続いた。一部政治家の無責任で身勝手な言動が、日中関係を最悪にし、今に至る緊張を導いたのである。

「琉球新報”<社説>尖閣国有化10年 緊張緩和への道筋探れ”」より

ここの部分、事実誤認が激しい。わざとだろう。

尖閣諸島 Senkaku Islands

尖閣諸島は、沖縄県石垣市に所在する、魚釣島、北小島、南小島、久場島、大正島、沖ノ北岩、沖ノ南岩、飛瀬などから成る島々の総称だが、それぞれの島の来歴は少々異なる。

魚釣島:1895年より日本が領有して、明治時代にはに古賀辰四郎が政府から30年間の無償貸与を受けて島の西岸に鰹節工場を作り、古賀村と呼ばれる村ができあがる。1932年に古賀善次(辰史郎の子)に有償で払い下げられ私有地となる。ただし、1940年に事業中止となり無人島になっている。敗戦後の日本で、沖縄に琉球政府が設置され、アメリカ軍政下に置かれる。その後、1970年代になってから、埼玉県在住の日本人が私有し、2012年に日本国への所有権移転登記が行われた。

北小島、南小島:古賀辰四郎に無償貸与された後、1932年に古賀善次に有償で払い下げられ私有地となる。その後、魚釣島と同様に私有地となったが、2012年に日本国への所有権移転登記が行われた。

久場島:古賀辰四郎に無償貸与された後、善次に有償で払い下げられ私有地となる。沖縄の本土復帰(1972年)後、日米合同委員会において、久場島及び大正島を射爆撃場として米軍に提供することに合意。現在も民間人が所有している。

大正島:1895年より日本が領有して以降、一貫して国有地

沖ノ北岩、沖ノ南岩、飛瀬:1895年より日本が領有して以降、一貫して国有地

尖閣諸島において、一番面積の大きな島である魚釣島の事が取り上げられやすい事は分かるが、国有化が問題になったのは、魚釣島、北小島、南小島の3つの島だけの話である。

また、支那や台湾が領有権を主張し始めたのは1971年になってからである。1971年と言えば、沖縄返還の署名が行われた年で、返還協定の合意議事録には尖閣諸島が返還対象区域に含まれていた。この事実だけ書くと、返還文書をみて「そこは俺の土地だから」と騒いだようにも錯覚する。が、6月に返還文書が発表されて即時に反応したのは台湾で、支那は12月になってからである。台湾が騒いだのを見て自分達も騒ぎ始めたのだ。

そもそも、サンフランシスコ講和条約(1951年)の時には尖閣諸島が日本の領土である事が確認されていたが、その時には台湾も支那も異議を唱えてはいない。支那の建国は1949年。なので、どう言い繕ってもおかしい。

つまり、尖閣諸島の国有化が切っ掛けで騒ぎが大きくなったというのはこじつけに過ぎず、故石原慎太郎の責任にするにはあまりにも無理がある。大体、自国領土を国有化して何の問題があるというのか。その主張は論理的におかしいのだ。

敢えて言うなら、尖閣諸島の国有化を切っ掛けにして支那が騒ぎを大きくしたと言うことだろう。支那の反日デモは官制デモと呼ばれる政府主導のデモだったしね。

時系列がおかしい

更に、こんな風に続けられている。

その後、中国は法律を制定して海警局の武器使用を認めるなどしてきた。日本も巡視船の増強などを重ねてきた。自衛隊は尖閣も想定した「離島奪還作戦」の訓練を実施している。沖縄に長射程ミサイルを配備する計画も浮上した。このままでは、南西諸島全域の有事となり、「第二の沖縄戦」が起きかねない。

「琉球新報”<社説>尖閣国有化10年 緊張緩和への道筋探れ”」より

何か、支那海警局の武器使用法制化が日本の責任である様な書き方になっているのだが、そんな事実は存在しない。海警局の前身は国家海洋局と呼ばれる組織で、設立当初は調査船を保有しておらず、実務をしていたのは人民解放軍海軍だった。当然、船も人民解放軍海軍の艦船が使われていた。つまり、設立当初から武器使用が前提の組織が活動していたと言うわけだ。

そして、この海洋局が海洋権益の維護という重要業務を行い始めたのは2008年のこと。海警局の名前を使い始めたのは2013年からのようだが、2018年に海警局が武装警官隊に編入されている。配備されている船にも一貫して兵装が備えられている。

では記事にあるような「武器使用を認める」運用となったのはいつからなのか?

中国海警船、尖閣沖の航行が常態化…武器使用認めた法施行から1年・「海軍化」強める

2022/02/03 06:39

中国の海上保安機関・海警局に武器使用などを認めた「海警法」の施行から、1日で1年となった。沖縄県の尖閣諸島周辺海域では海警船の航行が常態化しているほか、中国海軍の艦艇を海警船に改修し、武装化を強める動きもみられる。海上保安庁は監視の強化を図り、警戒を強めている。

「讀賣新聞」より

実は2021年2月に海警法が施行され、武器の使用が認められると明記されるに至った。しかし、書いた様に設立当初から機関銃を搭載した船を使っていて、明文化されたことはあちらの都合に過ぎない。

一方の、海上保安庁の巡視船の強化や自衛隊の訓練は、支那が事態をエスカレートさせたために、仕方なく行っている話。

そして、南西諸島全域の有事は支那が一方的に引き起こす悪事であって、日本側に何か責任がある様な書き方は、ちょっと頭がオカシイとしか言いようがない。日本側に責任があるとしたら防衛する義務だろう。

領土問題は双方のナショナリズムをあおる。「固有の領土」かどうかは双方に言い分がある。一方的に主張し合っても対立がエスカレートするだけだ。尖閣諸島は琉球国時代から琉球人の生活圏だ。政治に利用され、ましてや戦場になることなど絶対に受け入れられない。

「琉球新報”<社説>尖閣国有化10年 緊張緩和への道筋探れ”」より

大体、尖閣諸島に領土問題は存在せず、支那側からの一方的な言いがかりである。一方的な言いがかりを受け入れて、「相手にも一理ある」は成り立たない。そんなのは日本政府の用意している資料に目を通せば一目瞭然で、一度たりとも尖閣諸島は支那の領土であった時代は存在しない。

例えて言えば、個人の庭先の一部に隣人が頻繁に出入りするようになって、隣人が「ここは俺の土地だ」と言い出したら、相手の言い分を認めるのか?という話と同じなのだ。理の無い主張を受け入れるのは害悪にしかならない。

何か事実を並べて、さも関係があるといわんばかりの社説になっているが、尖閣に関する彼らの話は徹頭徹尾支那のこじつけで、何ら聞くべき点はない。

琉球新報よ、さも時系列的に無関係な事実を羅列して関連がある様に装うのは、社説ではやってはいけないことだ。

お得意のガルトゥング

で、最後の締めがこちら。

15年に来沖した平和学の第一人者、ヨハン・ガルトゥング氏はシンポで「尖閣を当事国が共同管理し共同プロジェクトを行うことで共感が育まれる」「漁業や自然保護など小さな一歩から始めるのが大事」などと提言した。当事者として沖縄から長期的、広域的視野に立った取り組みを模索することも必要だ。

「琉球新報”<社説>尖閣国有化10年 緊張緩和への道筋探れ”」より

平和学を提唱するガルトゥング氏登場である。

まあ、言及する価値もない人物なのだが、「共同管理」という意味の分からないことを言っている。いや、オマエの家に他人が入り込んできて「共同管理しよう」とか言いだしたらどうするつもりなんだって。

確かに魚釣島を始めとする尖閣諸島は無人島なので、共同管理にしたとことで実害はないと言われる方が出てくるかもしれない。が、そういう問題ではないのだ。どんな土地であれ、実効支配をすればそこを踏み台にして領有権の主張をすることは想像に難くない。

何より、尖閣諸島を奪われてしまうと、日本の安全保障にも大きな問題を生じかねない。今必要なのは、支那との話し合いなどではないのだ。

そんな訳で、何処をどう突っ込んだらいいか分からないような社説であったが、こんな文章書いて金を貰っているのだから、困った新聞である。

コメント

  1. 木霊さん みなさん こんばんは

    ははは「某国の新聞」とは傑作な。
    確かに 日本の新聞と思えない。どころか「仮想の琉球国」の新聞とも思えないですねぇ。 

    ・共同管理
     相手が「一帯一路で出資するよー」と言ってるならともかく
     「よこせ」と武力威嚇してきているのだから、話しても支那側からも拒否でしょう。
    ・支那に差し出す
     見返りは、武力緊張緩和? 支那の立場に立ってみなさい。沖縄・九州全土を差し出すぐらいしなきゃ武力緊張緩和などしませんよ?

    以上
     対話は、日本にも「仮想琉球国」にもメリットはなく、琉球新聞さんは支那・中共広報の立場ですね。

    • 琉球3紙は一体どこに向かって記事を書いているのでしょうかね。
      お金も随分ともらっている感じですが、アレが言論の自由というのはなにか違う気がします。なにかこう、自由と義務とはセットだと思うわけですが、琉球3紙は一体どんな義務を果たしているのでしょうね。

      • 木霊さん みなさん こんばんは お返事ありがとうございます。

        >自由と義務とはセットだと思うわけですが
        理想はその通りと思いますが、もはやそれでは解決できないのじゃないかと。

        マスコミ、新聞・TVが「公器として中立」でいるのは理想論で人間は必ず立場があり不可能。ならばマスコミも「立場の明示」を義務化することが回答じゃないでしょうか? &スパイ防止法

        、、、実際、琉球3紙に限らず日本のマスコミは、ほぼ中共?半島?のハイブリッド戦争の餌食になってて、既に大戦果を上げているのじゃないかな?

         例
         1.沖縄知事選
         2.安倍さん暗殺&国葬反対 — 海外首脳の日本への不信感を煽りFOIP・QUADを潰す

        ヤバイ。。。。。

  2. こんにちは

    >こんなのが「新聞紙でゴザイ」という顔をしているのが悲しすぎる。

    え?新聞紙って、トレペと交換するか、焼き芋包むものじゃなかったのですか?
    その程度の価値しかないと思ってるし、実際当家では新聞取ってませんし。

    ※余談ですが、当家ではトレペと略してますが、学生自体の部活では、そのものズバリ「ウンペ」と読んでました。閑話休題。

    尖閣は、返す返すも、石原都知事の時代に買い上げておけば、と悔やまれます。
    そうすれば、「石原のやった事だから」で知らぬ存ぜぬが通せたのに。
    一度間違った政権を選んでしまうと、その後猛烈に長い事禍根を残す好例になりましたね。
    尖閣に限らないですが。「最低でも県外」とか。「僕は原子力に詳しいんだ」とか。

    • 新聞紙にその程度の価値しかなくなって久しい気がしますが、一体いつからあんなんになっちゃったんでしょうかね。

      尖閣諸島の国有化に関しては、東京都の所有になっていたら?という事もあるんですが、都知事がアレですから適切に防衛が出来たとは思えないんですよね。国有化をしてしっかりと国の研究施設を作る辺りまではやって欲しかったんですが。