支那の日本への対応に驚き戸惑う韓国

大韓民国

気の所為じゃないかな。

韓国THAAD配備に驚いていた中国…「日本ミサイル1000発」には報復の言及なし

2022.08.23 07:16

22日、中国官営メディアが前日日本が中国を狙って中射程(中距離)巡航ミサイル1000発を配備するという報道に「改憲のための手段にすぎない」としながら低評価を下した。2016年、韓国が北朝鮮ミサイル防衛のための武器「THAAD(高高度防衛ミサイル)体系の配備を検討するとして大々的な報復を警告していた様子とは異なる。

「中央日報」より

韓国は随分と悔しがっているようだけど。

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THAADの対応とミサイル1000発配備検討発表への対応

THAAD配備と踏み絵

先ずは、THAADの話。

終末高高度防衛ミサイル(Terminal High Altitude Area Defense missile)とは、敵に撃たれたミサイルを撃ち落とす機能を持ったミサイルで、高高度にあるものを撃ち落とすことが出来る。

主に、THAADは大気圏付近(再突入の段階)で迎撃・撃破する機能を持っていて、コレが朝鮮半島に配備される事になった時、韓国軍配備ではなくて在韓米軍に配備される話となった。2016年7月のことである。

この話が決定した時、支那は激しくコレを批判した。支那の高圧的態度は「大国(中国)は小国/従属国:韓国)をのぞき見してもかまわないが、小国は大国をのぞき見してはならない」という中華思想の発露だと言われている。

当時はクネクネ(朴槿恵)が酋長をやっている時代で、THAADに使うレーダーの探知範囲を800kmに限ることで支那の批判をかわそうとした。が、支那は韓国に対して禁韓令を発令(団体旅行商品の販売中止、韓国文化の規制、韓国企業への締付け)した。

支那は、韓国に対して支那をとるかアメリカを取るか選択を迫ったのである。

そして始まる3不1限 → 5不に悪化

THAAD配備が決定づけられたことを受けて、支那は禁韓令に加えて2017年10月には3不1限の誓約をさせられた。

この誓約の存在は、韓国政府がずっと否定していたものの、最近になって更に過激にパワーアップしたことで、その時から実際に「あった」ことが明らかになった。

なかなか屈辱的な話だが、2017年10月、韓国は支那から以下の3項目を突きつけられそれを飲んだのである。

  1. アメリカのミサイル防衛(MD)システムに参加しない
  2. THAADミサイルを追加配備しない
  3. 米韓同盟を日米韓三国同盟にしない

バカバカしい内容で、韓国の国家主権を投げ捨てたようなものだが、これが2022年8月には5不になって更に悪化。

  1. 自主独立的であること
  2. 互いに配慮すること
  3. サプライチェーンを共に守護すること
  4. 内政干渉しないこと
  5. 国連憲章の趣旨と原則を守ること

意味を斟酌しんしゃくしないでざっと目を通しただけでも範囲はかなり拡大した事がわかる。

言ってみれば、レッドチームに入ったことを公式に認めさせられたようなものである。文言を曖昧にしたことで条件闘争的に勝った気になっている韓国政府は随分と愚かだ。曖昧な文言の解釈は支那の方が常に一枚も二枚も上手なのだから。

日本の防衛力強化

さて、このような状況になっている韓国を横目に、日本の岸田政権はウクライナの現状を目の当たりにして、決断をせざるを得なかった。

この日、中国「人民日報」の姉妹紙「環球時報」は3面トップ記事である「韓米、5年ぶりに大規模軍事演習再開」の下の3段記事で「日本メディア:日本、中距離弾道ミサイル1000発配備を考慮」という記事を載せた。前日に「(日本)政府が長射程ミサイルの大量保有を目指すのは、日米と中国のミサイル攻撃能力の差が開きすぎているためだ」としながら「中国は日本を射程に収める地上発射型の中距離弾道ミサイルを約1900発、中距離巡航ミサイルを約300発保有しているとされる」と指摘した読売新聞の報道を引用した。

「中央日報」より

この記事の元ネタはこちら。

【独自】長射程巡航ミサイル、1000発以上の保有検討…「反撃能力」の中核に

2022/08/21 05:00

政府が導入を決めている長射程巡航ミサイルについて、1000発以上の保有を検討していることがわかった。台湾有事も念頭に、南西諸島から九州を中心に配備し、弾道ミサイルを多数配備する中国との「ミサイル・ギャップ」を埋める狙いがある。

「讀賣新聞」より

日本としては唯一の同盟国、アメリカにもミサイル防衛は依存できないというのが現状なのだから、ミサイルギャップがどうとかいうレベルではない。

日本はこれまで、「敵基地攻撃能力」(反撃能力)を保有しない方針だったため、対地攻撃ができる長射程ミサイルを配備してこなかった。米国は、1987年に旧ソ連と中距離核戦力(INF)全廃条約に調印して以降、2019年8月に失効するまで、射程500~5500キロ・メートルの地上発射型ミサイルの保有を禁じた。現在は開発を再開しているが、保有には至っていない。

「讀賣新聞」より

しかし、令和6年(2024年)までに長距離攻撃の可能な射程1000km程度のミサイルの配備を検討中だという。岸田氏の「検討中」は信用ならないが、しかしそのような発表があれば支那が過激な反応をしてもおかしくはない。

実戦配備済の12式地対艦誘導弾の射程は200km。コレを改良する12式地対艦誘導弾能能力向上型は令和3年から令和7年までの期間で射程1500kmまで延長される計画となっている。ミサイル1000発配備は、この計画にかかわるものだろう。既に目処はついているので、計画の前倒しがなされたというわけだ。

ただまあ、まだ決定した話ではないので、支那が静観しているだけとも言える。岸田政権はまだまだ「支那の掌中だ」と思われているフシがある。

少なくとも支那は、今の日本に下手な脅しをかけるのは悪手だと判断しているのだろう。ただ、配備すれば間違いなく韓国がされたような嫌がらせを受ける。

妬ましいニダ

とまあ、このような背景があって、韓国メディアは「日本は何故怒られないのか」と訝っているのだが、心の奥底では既に理解しているのだろう。自国が支那の属国であるという現状を。

環球時報は中国本土を狙うミサイル配備の動きに対して、「すでに予想していた事案」という反応を示した。中国軍事専門家の宋忠平氏は同紙に対して「日本は2020年と2021年にすでに中距離巡航ミサイルの増やすなど『反撃能力』強化を明らかにしていた」とし「1000発以上の中距離弾道ミサイルは数字にすぎず、日本が中距離巡航ミサイルを大量に生産できる能力を備えたという意味」と分析した。宋氏は続いて「ここ数年間、日本は『専守防衛』を打破しようと努めながら『集団的自衛権』の解除を叫び、自衛隊に攻撃と防御を兼備できる能力を備えさせた」と付け加えた。

「中央日報」より

何かかれば難癖つけてくる支那だが、日本の今回のこの件に関しては「想定内だ」としたのである。

支那のこの対応の違いこそが、「妬ましい」と思う理由なのだと思う。でも大丈夫、きっと気のせいだ。

コメント

  1. こんにちは。

    ……そりゃあ、「日出づる処の天子」が「日没する処の天子」に手紙出した、真っ向勝負上等の国と、右派の筆頭の娘が左派国家の靴舐めに行ってスリーショット写真に納まった国では……

    • 韓国も地政学的に色々やばいので、無茶な外交をしてでも取り繕うことが必要なのでしょう。
      しかしそれはそれとして、日本が付き合う必要はありませんよね。

  2. 1000発…それで足りるの?桁一つ間違えてない?と、いう煽りも、中国側には含まれてる気もしなくもないところですが。ウクライナにブチ込まれたのが8月初頭時点で3000発…その後ペースは鈍化はしつつもなお継続中…実際、1000発で足りるんでしょうかね?日本。
    韓国?あーそういえばあっちのミリオタらしき人々は、何かといえば飽和攻撃飽和攻撃書きがちだったなーと。ご自慢の玄武だかなんだかってのも、いうほど数あるんかえ?とは思いつつ。

    • 1000発で十分かどうかは、議論されるんじゃないかな。
      しかし、とりあえずは100発でも200発でも用意しないと話になりません。現状は0ですからね。

      飽和攻撃のリスクは確かにあるんですが、現状で必要なのは外交上必要な兵器ということですから、単純に抑止力ですよね。
      敵になった相手に深刻なダメージを与える手段があるぞと示すことが何より大切でありますので、数があればなんとかなるという話でもないんですよね。とりあえず国家戦略を見直して必要な数を決定。それの目安が1000発だって程度の話でしょう。