【衝撃】支那に呼び出される韓国外相

大韓民国

あまりの衝撃に口が開いたままになったよ。

ペロシ議長の出国直後に発表…韓国外相、8日に訪中し韓中外相会談

2022.08.05 12:02

朴振韓国外交部長官が王毅中国国務委員兼外交部長の招請を受け、今月8日から10日にかけて中国を訪問する。朴振氏の外相就任後、初めての訪中となる。

「中央日報」より

ボクちん氏、支那に呼びつけられる!なお、拒否権はない模様。支那と韓国とで外相会談か。この展開は予想していなかった。

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台湾有事は朝鮮半島有事

ペロシ氏歴訪はFOIPの継承を象徴

衝撃を受けた理由は色々あるが、背景を少し説明しておかねばなるまい。

この辺りのシリーズで説明しているが、アメリカ下院議長のペロシ氏が訪台した。

アジア歴訪中のペロシ米下院議長、5日に岸田首相と会談へ

2022年8月5日7:26 午前

アジア歴訪中のペロシ米下院議長は5日、岸田文雄首相と会談する。米下院議長による四半世紀ぶりの台湾訪問に猛反発した中国が、大規模な軍事演習を行う中での対面となる。4日には中国の弾道ミサイル5発が日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。

「ロイター」より

その下りはこのロイターの記事を読んで貰えば良くまとまっていると思うのだが、ロイターの記事はかなり偏っている印象だな。

これは新宿会計士さんのサイトでも指摘されていたことだが、ペロシ氏は公式にはインド太平洋諸国歴訪を行っている。アジア歴訪ではないのである。つまり、タイトルの1文字目から意図的に事実から目を背けている。

Pelosi to Lead Congressional Delegation to Indo-Pacific Region

JULY 31, 2022

Washington, D.C. – Speaker Nancy Pelosi is leading a Congressional delegation to the Indo-Pacific region, including visits to Singapore, Malaysia, South Korea and Japan. The trip will focus on mutual security, economic partnership and democratic governance in the Indo-Pacific region.

https://www.speaker.gov/newsroom/73122

この事の意味は、FOIPの路線をバイデン政権が継承し、今回のペロシ氏の歴訪にはソレを象徴する意味があるということだ。

バイデン政権、「対中」で日本と足並み FOIP継承

2021年1月29日 6時00分

台頭する中国をにらんで日本が提唱し、米国のトランプ前政権が採用した日米共通の外交方針「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」が、バイデン新政権でも引き継がれることになった。米国の日本防衛義務を定めた日米安保条約第5条の尖閣諸島への適用とあわせ、日米が「対中」で足並みをそろえる形となった。

「朝日新聞」より

朝日新聞の記事は2021年1月のものだが、この頃からアメリカ政府が方針を変えたわけでは無く、一貫してFOIPの方針を貫いているのである。アジアが大切であることは変わらないが、実質的な支那包囲網を醸成しているのである。

台湾有事が現実化する

そして、ペロシ氏は台湾の地に降り立った。

この際に、支那は「ワン・チャイナ・ポリシ-」に反すると、かなり大きく批判し、軍隊を展開し、大掛かりな演習をやって見せつつ、台湾に圧力をかけ続けたのである。

恐らく、今回の外遊ではペロシ氏は命の危険すらあったに違いない。それほどまでに今回のコレは支那にとっては都合が悪いのである。その「都合が悪い」ということを大きく騒いで世間に知らせてしまったのが、支那自身である事に未だに気がついていないのがちょっとシンジラレナイのだが。

そして、ペロシ氏は台湾でアメリカは民主主義の守護者になるというアメリカの決意に言及した。

ペロシ氏は3日、台湾の蔡英文総統と会談し、自身の訪台は米国が台湾を見捨てないことを明確に示すものだと伝え、台湾と世界の民主主義を守るという米国の決意は揺るぎないと語った。

「ロイター」より

アメリカの決意が「台湾を見捨てない」というもので、台湾はコレを歓迎した。

一部の論調で、台湾の平和を乱したペロシ氏みたいな分析もあったが、僕自身の考えではコレは丸っきり逆である。台湾侵攻はどのタイミングでかはキットある。それも、支那が予定している秋季の共産党大会に向けてこれからの時期が一番危険だ。

ロシア軍のウクライナ侵攻がなければ、台湾侵攻が長期化するという予測を立てる人は少なかっただろうし、台湾侵攻そのものが「妄想の類」だと切って捨てられていた。今の時代、もはや武力での侵攻、全面戦争など起こりえないとその様に信じられてきたのである。まるで原発の安全神話のように根拠のない妄想だが、ロシア軍によるクリミア侵攻程度の規模が精々だと思っていたのである。

ところがロシア軍はウクライナ全土に侵攻を開始してウクライナの都市を焦土化した。

この事実に過敏に反応したのが台湾であった。おそらく、台湾としても支那から全面侵攻を受けるリスクというのはさほど高く見積もってはいなかったのだろう。だが、ロシアという大国に蹂躙されるウクライナの姿を見て、自身の抱えているリスクを再認識した。

相手は共産主義国で、己の国の論理は通用しない。そして長年敵視されている支那が隣りにいる。台湾の恐怖はいかばかりだっただろう。「ありえない」と思ったことがいとも簡単に起きたのだ。まさか自分は例外だと考えるほど台湾は愚かではなかった。

恐らく台湾にとって、アメリカからペロシ氏を迎えることは危険な賭だったはずだ。だが、迷っていたとしても台湾侵攻は現実の危機として存在し、ペロシ氏訪台があっても台湾侵攻の時期が早まるか遅くなるかという程度の差でしかなかった。

そして、ペロシ氏は事前情報を曖昧にしながらも台湾を訪れた。支那は周辺海域を固めて演習を口実に迎撃態勢までとっていたが、ペロシ氏の台湾入りを指を咥えて見ているしかなかった。そして、台湾の地からペロシ氏が飛び立つのを歯軋りしながらも見送るしか無かったのである。

岸田内閣はペロシ氏を歓迎した

台湾の次は韓国だったが、韓国では特にみるべきイベントもなく終了。最後に日本を訪れたペロシ氏は日本側の歓迎ぶりに驚いたようだ。

米 ペロシ下院議長 日本到着 5日に岸田首相と面会へ

2022年8月4日 22時28分

アジアを歴訪しているアメリカのペロシ下院議長が4日夜、日本に到着しました。

アジアを訪れているアメリカのペロシ下院議長は4日午後9時50分ごろ、訪問先の韓国から専用機で東京のアメリカ軍横田基地に到着しました。

「NHKニュース」より

NHKニュースでは特に言及がないが、日本側の歓迎に用意した人材は外務副大臣である。

ペロシ議長が専用機から降りた時、日本側からは小田原潔外務副大臣が滑走路に出て出迎えた。小田原副大臣は与党・自民党所属で衆議院議員を4期務めている。昨年10月、岸田内閣で副大臣人事の際、外務副大臣に抜てきされた。

「yahooニュース」より

エマニュエル駐日米大使が待っていたのは当然として、外務副大臣を用意したということの意味は外交的に歓迎するという意味である。そして、日本では岸田氏とも会談を行っている。

岸田首相と米 ペロシ下院議長 会談終わる

2022年8月5日 9時26分

岸田総理大臣は日本を訪れているアメリカのペロシ下院議長と会談を行いました。 ペロシ議長の台湾訪問にともなう米中間の緊張が日中間にも波及する中での会談となり、台湾情勢や中国との関係をめぐりどのようなやりとりが交わされたのか注目されます。

岸田総理大臣とペロシ下院議長は5日、総理大臣公邸でそろって記念撮影に臨んだあと、午前8時からおよそ1時間、朝食を交えながら会談を行いました。

「NHKニュース」より

流石に晩餐会を開催する待遇にすることは難しいので、朝食時に会談をセッティングした。朝食の時間を含めて1時間というのは短いものだが、それでもそれなりの歓迎の意は伝わったと思う。

当然、岸田氏としてもFOIP継承を表明していることから、ペロシ氏とは意見の方向性が同じである。そして、台湾についても当然、「日本有事だ」との認識で話しをした事だろう。アメリカ側にとって岸田氏は危機感を持っていないように感じられたかも知れない。だが、直前の訪韓であまりに冷遇されすぎたので、相対的に日本の歓迎は温かく感じられたことだろう。韓国GJ。

外相会談はキャンセル

ところで、こうした会談をセッティングしたことで、支那はぶち切れる。

日中外相会談見送り 中国側断る

2022/8/4 16:37

日中両政府は、4日午後にカンボジアで開く予定だった、林芳正外相と中国の王毅国務委員兼外相による会談の開催を見送ったことが分かった。中国側から会談を断ったという。日本外務省関係者が明らかにした。台湾情勢が影響した可能性がある。

「産経新聞」より

今年は、図らずも支那との友好50周年であり、記念式典なども計画されていた向きがあるが、恐らくその話も纏めて蹴飛ばされたのだ。友好が聞いて呆れる。

どうして日本側から断らなかったのかという批判はある。それどころか、在日支那大使に抗議を行うにあたって、電話で済ませたらしい。どうしようもないな。恰好としては向こうから蹴飛ばされたのだが、日本側の対応としてはお粗末すぎる。

が、一方で、韓国の外相は唐突に会談がセッティングされたのである。それがこの冒頭の記事である。

外交部によると、朴振長官は山東省青島で韓中外相会談を開き、韓中関係、韓半島(朝鮮半島)および地域・国際問題など相互関心事について協議する予定だ。

「中央日報」より

それも呼びつけられて支那で会談をやると言っているのだから、ボクちん氏はかなりヤバい立場に立たされていると理解すべきだろう。

それが8月8日~10日の日程で行われるという。「おう、会ってやるから明後日支那に来い!」とでも脅されたのだろうか?

誇らしいニダ

日本の外相会談は蹴飛ばされた一方で、急遽決まった支那と韓国との外相会談。

そもそも、日本と支那との外相会談はASEANの会合に会わせて行われる予定だった。

第23回ASEAN+3(日中韓)外相会議

令和4年8月4日

現地時間8月4日午前11時20分(日本時間午後1時20分)から約100分間、カンボジア・プノンペンにて第23回ASEAN+3(日中韓)外相会議が開催され、林芳正外務大臣が出席したところ、概要は以下のとおりです。

「外務省のサイト」より

ASEAN+3の会合なのだから、当然、日本、支那、韓国はこの会合に参加していて、日本と支那とで会合する予定がセッティングされたのも、「ちょうど良いから」くらいなものだった。

親支那派の外務大臣林氏のことである、相手におだてられてホイホイと余計なことを言ってしまう可能性は高かっただけに、案外悪くはなかったと思うのだが、せめて「こっちからお断りだ!」と言うくらいの度量は欲しかった。

ところが韓国の方はというと、このタイミングでの支那との外相会談はセッティングされず、日を改めて呼び出される恰好となった。

コレが台湾に対するスタンスの違いから来るものであることは明らかなのだが、ソレにホイホイと乗ってしまう辺り韓国の悲哀を感じる。よっぽど朝貢外交が身に染みているのだろう。

恐らく、韓国のお花畑回路であれば、日本は呼ばれなかったのに韓国は呼ばれたのだから、誇らしい。真のアジアのバランサーになれる。などというようなことを言うのだろう。実際、支那との外相会談を嬉しそうに報じているところから考えても、そういう報道は出ると思う。

ただ、今回、台湾のことがあったために韓国は相当際どいラインまで支那に詰められる可能性はある。3不1限の約束を文章に固定するとか、THAADの撤退を迫られるとか、その程度で済めばよいのだが、おそらくそうはなるまい。

韓国はいつもの手で外交的に逃げられるかどうかが見ものではあるが。朝鮮半島有事に発展するリスクだって低くはないのだ。台湾有事が勃発すれば、韓国のシーレーンだって絶望的であることを、いい加減気がついた方がいい。

追記

韓国の報道機関の記事を1つ紹介しておく。

朴振外相が訪中へ 9日に王毅外相と会談

Write: 2022-08-05 11:52:28/Update: 2022-08-05 16:26:52

外交部は5日、朴振(パク・ジン)外交部長官が8日から3日間の日程で中国を訪問し、山東省青島で王毅国務委員兼外相と会談すると発表しました。

~~略~~

中国は、韓国・アメリカ・日本・台湾が参加する半導体同盟「チップ(Chip)4」に強く反対しており、会談で朴外相は、「チップ4」が中国排除ではないことを強調するものとみられます。
さらに、尹政権が「安全保障主権に対する相互尊重」を強調するなか、中国が韓国に対し、文在寅(ムン・ジェイン)前政権がかかげていた▼THAADの追加配備をしない▼米国のミサイル防衛(MD)システムに参加しない▼韓日米安保協力は軍事同盟に発展しないという、いわゆる「3不」原則の維持を求めてくるのかも注目されます。

「KBS World」より

韓国のメディアは支那との外相会談について、「3不1限」の問題の他に「チップ4」についても懸念しているようだ。

恐らく表面的にはこの2つを議題にするのだろう。

だが、本当に支那が韓国に突き付けるのは台湾に関する韓国の態度を明らかにすることであろう。韓国は果たして自国の利益を正確にマネジメントできるのだろうか。

コメント

  1. おはようございます

    支那中共は、今回の韓国呼び出しに留まらず、韓国のペロシ氏への対応について、事前に韓国に釘を刺していたものと推察します。

    支那中共は、これを機に、発足したばかりのユン政権を獲り込もうとするはずですね。

    • ユンユンはもうダメかもしれません。
      親米派と言われていましたが、今回、ペロシ氏と会わなかった上に支那から呼び出されて何か約束をさせられるのは避けられない模様。

  2. 木霊様、皆さま、今日は

    >台湾侵攻はどのタイミングでかはキットある。それも、支那が予定している秋季の共産党大会に向けてこれからの時期が一番危険だ。

    台湾侵攻となった時「韓国は味方にはならない」のは確定でいいと思いますが、「韓国は敵ではない」状態にしておく必要がありますね。韓国軍が在韓米軍や在日米軍を攻撃しない(できない)ようにしておかなくては。韓国が「中国の言いなり」になるならば、かなり危ない。在韓米軍は撤退か?

    混乱に乗じて北が南侵する可能性もある気がする。「念願の統一ができて良かったね」などと揶揄している場合ではない。南北で「部族間紛争」をやっているうちはいいのだけれど、あいにく彼らも相応に強力な武器を持っている。これに中国が絡むとアメリカとしても放置できないだろうし、南北朝鮮軍が日本を攻撃とか、あるかもしれない。

    中国を叩き潰すしかなさそうだけど、それだと全面戦争になってしまう。小競り合いくらいで収めてほしい。では、どうすれば??

    • >混乱に乗じて北が南侵する可能性もある気がする。

      支那の立場からすると台湾事変は「内戦」なので米・日が介入すれば「侵略された」ことになります。ならば北朝鮮(やロシア)は「集団的自衛権」を発動し、日本や在日米軍を攻撃するでしょう。
       台湾事変は米軍シミュレーションでは支那の勝ちですから、韓国は最初はダンマリで北の南進を防ぎ、機を見て支那に付き、日本に弾道ミサイルの雨を降らすでしょう。

      ですので
      >「韓国は敵ではない」状態にしておく必要がありますね。
      大事ですね。しかし方法は
      1.仲良くする  :不可能
      2.軍事抑止力 :間に合わない
      3.経済制裁 、、、韓国を戦争どころじゃない状態にする。

      3.しかなさそう。ですがこれも即効性に難。
       今すぐに対韓レジスト・フッ酸の全面禁輸ぐらいしか間に合いそうにない。大義名分は既にありますし。

      >中国を叩き潰すしか—小競り合いくらいで収めてほしい。では、どうすれば??

      米・中 双方の顔が一応立つビッグディール、ダーティーディール、、何がある?

      思いく方法は上記の禁輸で経済的焼野原にした上で「在韓米軍撤退」を支那の化をを立てるカードとして差し出す?カードになるかしら?

    • 在韓米軍撤退はなかなかに難しいと思います。
      何しろ、家族含めて沢山韓国に住んでいますからねぇ。
      撤退は進むかも知れませんが、直ぐではないでしょう。

      支那は……、オオゴトにしたくは無い感じですけど、それでも台湾には確実に手を出す気がします。特の貿易の面ではかなり圧力かけていますから、ジワジワと圧力をかけていますね。