もう辞めろ!林!
中国が台湾沖にミサイル、日本EEZ内に5発 外相会談中止
2022年8月4日 17:05 (2022年8月4日 23:20更新)
中国軍は4日、台湾周辺で演習を開始した。台湾東部沖へ複数のミサイルを発射したと発表した。岸信夫防衛相は同日夜、日本の排他的経済水域(EEZ)内に5発が落ちたもようだと明らかにした。中国の弾道ミサイルのEEZ内落下は初めてだという。
「日本経済新聞」より
防衛大臣の岸氏も、ガッカリだよ。
自衛隊案件
EEZ内に「落ちた」
どう考えたって支那は複数のミサイルを日本のEEZ内に狙って撃ち込んだのである。「1発だけなら誤射かも知れない」という朝日新聞の東京版の有名な迷言があるが、支那は5発撃ち込んだのである。
中国弾道ミサイル発射について
令和4年8月4日
1.中国は、本日15時頃から16時過ぎにかけて9発の弾道ミサイルを発射した模様です。そのうち5発が我が国の排他的経済水域(EEZ)内に落下したものと推定されます。詳細以下のとおり。 ① 14時56分頃、福建省沿岸から発射し、約350km程度飛翔。 ② 14時56分頃、中国内陸部から発射し、約700km程度飛翔。 ③ 15時14分頃、中国内陸部から発射し、約550km程度飛翔。 ④ 15時57分頃、浙江省沿岸から発射し、約350km程度飛翔。 ⑤ 15時57分頃、浙江省沿岸から発射し、約650km程度飛翔。 ⑥ 16時05分頃、福建省沿岸から発射し、約500km程度飛翔。 ⑦ 16時05分頃、福建省沿岸から発射し、約550km程度飛翔。 ⑧ 16時08分頃、福建省沿岸から発射し、約500km程度飛翔。 ⑨ 16時08分頃、福建省沿岸から発射し、約550km程度飛翔。
2.①については、中国が公表していた与那国島の北北西に設定されている訓練海域内の我が国EEZ外に、⑤から⑨については、中国が公表していた波照間島の南西に設定されている訓練海域内の我が国EEZ内に落下したものと推定されます。さらに、⑥から⑨については、台湾本島上空を飛翔したものと推定されます。
「防衛省のサイト」より
当然ながら「狙って撃ち込んだ」のだ。
わざわざ、「ちょっと間違えちゃった」と言える辺りを狙っているが、支那のミサイル技術は北朝鮮のように適当に撃ってしまって狙いから数十kmもズレるなどということはないのだ。
防衛省すら「落下」などといっているが、政府の弱腰には困ったものである。
日本の防衛省はEEZ外に落ちたものを含め計9発の弾道ミサイル発射を確認した。5発は沖縄県・波照間島南西のEEZ内で、中国が設けた演習地域に落下したと推定した。
「日本経済新聞”中国が台湾沖にミサイル、日本EEZ内に5発 外相会談中止”」より
もともと、設定された海域に撃ち込んだというのが支那の主張であり、それを日本政府が呑んだ恰好だが、そもそも自国のEEZにミサイルを撃ち込まれて笑っていられる神経がよく分からない。
電話抗議でお茶を濁す
そして、こういった支那の暴挙に対して日本政府の行った対応はというと……。
岸氏は防衛省で記者団に「日本の安全保障と国民の安全に関わる重大な問題で強く非難する」と語った。中国の軍事演習については「非常に威圧的だ」と指摘した。船舶や航空機への被害は「いま確認している限りない」と述べた。
外務省の森健良次官は同日、中国の孔鉉佑駐日大使に電話で抗議し、軍事演習を即刻中止するよう求めた。
「日本経済新聞”中国が台湾沖にミサイル、日本EEZ内に5発 外相会談中止”」より
岸氏の発言はさほど腰が引けた感じはしないが、外交問題に関わることなので一歩引いた立場での発言だと言うことを考えれば、結構踏み込んだ発言だともとれる。
問題は外務省の対応である。何だよ、電話で抗議しているんじゃねぇ!呼びつけろ!
日中両政府は4日に調整していた外相会談を見送ると決めた。中国側が中止を申し入れた。中国外務省の華春瑩報道局長は記者会見で、主要7カ国(G7)外相がペロシ米下院議長の訪台を巡る共同声明で「不当に中国を非難した」からだと説明した。
林芳正外相と中国の王毅国務委員兼外相がカンボジアでの東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議に合わせて会談を検討していた。取りやめが決まったのは開始予定のおよそ2時間前だった。
「日本経済新聞”中国が台湾沖にミサイル、日本EEZ内に5発 外相会談中止”」より
それどころか、外相会談をキャンセルしやがった。こんなの会談を行って一方的に抗議をする案件ではないか。
岸田氏は軍事演習の即刻中止を求めた
なお、岸田氏の対応は、こんな感じである。
中国軍事演習「即刻中止を」 岸田首相発言全文
2022/8/5 10:36
岸田文雄首相は5日、ペロシ米下院議長との会談後、官邸で記者団の取材に応じた。発言は次の通り。
~~略~~
そして、その中で、私の方から今回、中国の弾道ミサイルが(日本の)EZZ(排他的経済水域)を含むわが国近海に落下したことは、わが国の安全保障および国民の安全に関わる重大な問題であり、中国に対し強く非難し、抗議をしたということ、そして今般の中国側の行動は、地域および国際社会の平和と安定に深刻な影響を与えるものであり、軍事訓練の即刻中止を求めたことを述べさせていただいた」
「産経新聞」より
弱いなぁ。
そもそも「強く非難」しかたどうかは怪しい。「軍事訓練の即刻中止」を求めたところは良かったと思うが、断固たる対応をするとか、経済的な圧力をかけるくらいの発言は欲しかったところだ。
中国軍の関係者「重要軍事演習」は“日本も念頭に実施”
8/5(金) 1:55配信
アメリカのペロシ下院議長の台湾訪問に反発し中国が台湾周辺で行っている「重要軍事演習」について、中国軍の関係者は日本も念頭において行っていることを明らかにしました。
中国軍の教育機関である国防大学教授の孟祥青氏は4日、国営の中央テレビの番組に出演し、台湾を取り囲むように行っている「重要軍事演習」について「北側の2つの区域は沖縄に近い」と発言。演習の対象が日本や沖縄の米軍基地を含んでいることを示唆したうえで、「外部勢力の干渉に対する強烈なシグナルを送っている」とその意図を解説しました。
「yahooニュース」より
ほら、言った側から舐められているよ!
「台湾有事は日本有事だ」という言葉を理解出来ていない政治家が多すぎる。明確に日本を狙ってきているのである。そして、支那は北朝鮮のような甘い対応では本当にやられてしまうぞ。
自民党の外交部長は激しくお怒りである。
台湾有事発生字の経済的影響
日本のGDPにも影響がある
実際に、台湾有事が発生すると日本のGDPにも影響がでる。軍事的な関係云々ということろももちろん大切だが、経済的な影響も大きい。
台湾有事なら日本のGDP1.4%下押しも=野村総研・木内氏
2022年8月4日4:10 午後
野村総合研究所の木内登英エグゼクティブ・エコノミスト(元日銀審議委員)は4日、ペロシ米下院議長の台湾訪問で米中間の緊張が高まるなか、仮に台湾有事が発生すれば、半導体の供給途絶などで日本の国内総生産(GDP)が約1.4%ポイント下押しされるとの試算を公表した。円高が加わると、さらに下押しする可能性も指摘している。
「ロイター」より
半導体のチップ関連で大きな影響が出る他、円高が進む可能性が高いと判断しているようだ。
ドル円、中国のミサイル発射や米国のサル痘緊急事態宣言を受け急落。米雇用統計に注目
○ドル円、米国時間午後にかけて安値132.76まで急落
「FX羅針盤」より
○米中対立激化への懸念や米経済指標の不冴え、米雇用統計を控えたポジション調整などが背景
○ユーロドル、米金利低下に伴うドル売り圧力などから高値1.0254まで急伸
○ドル円、一目均衡表雲上限を下抜けするなど、上値の重さを印象付けるチャート形状
○米雇用統計の結果次第で、リセッション懸念が再燃か後退かが明白に
○ドル円急騰・急落いずれのパターンもあり得、発表直後のボラティリティ急拡大に要注意
○本日の予想レンジ:131.00ー135.00
市場は一時的に反応したようだが、現時点では様子見をしている感じだ。
無人機での監視
そしてこんなニュースもあった。
中国無人機、沖縄周辺の演習地域を飛行 防衛省発表
2022年8月5日 2:30
防衛省は5日未明、4日午前から夜にかけて中国の偵察型無人機「BZK005」1機と偵察・攻撃型無人機「TB001」1機が沖縄県周辺を飛行したと発表した。中国の無人機と推定する他の1機も台湾北東沖の上空を旋回した。いずれも中国が設定した軍事演習の対象地域の空域を飛んだ。
「日本経済新聞」より
無人機を飛ばして着弾地点の確認をやったという事だが、日本側はスクランブル対応しただけだと言うことらしい。
撃ち落としてやりたいところだが、流石にソレは難しいので、こちらも無人機を飛ばして調査アピールをしてやった方が良いだろう。
中国 “軍事演習区域に日本のEEZ含まれる見解は存在しない”
2022年8月5日 6時01分
中国軍は4日、台湾を取り囲むように大規模な演習を始め、台湾の周辺海域に向けて弾道ミサイルを発射しました。
「NHKニュース」より
弾道ミサイルの一部は日本のEEZ=排他的経済水域の内側に落下しましたが、中国側は「両国は関連海域で境界を画定しておらず、演習区域に日本のEEZが含まれるという見解は存在しない」と主張しています。
更にふざけた事を言い出しているので、日本のEEZであることを明確に示さないと、本当に舐められ続ける事になる。
台湾総統府は、中国軍の大規模な演習について「船舶や航空機が多く行き交う国際航路で軍事行動をとり、台湾海峡の現状とインド太平洋地域の平和と安定を一方的に破壊している」と非難し、中国に自制を厳しく求めています。
「NHKニュース」より
台湾総統府は、完全に戦闘モードである。
今こそ日米台で合同演習すべき時期で、明確な線引きを主張しなければならないのではないか。台湾は支那から経済的な攻撃を受けている最中であるので、支那のメンツを潰すくらいの勢いで対応すべきである。
え?国交正常化50周年?
日中外相が来月初旬に対面会談へ…1年9か月ぶり、国交正常化50年向け「意思疎通図る」
2022/07/30 05:00
林外相は8月初旬にカンボジアで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の外相会議への出席に合わせ、中国の 王毅 国務委員兼外相と会談する方向で調整に入った。9月に日中国交正常化50年を控え、日中間の意思疎通の重要性を確認する狙いがある。実現すれば、日中外相の対面会談は2020年11月以来、1年9か月ぶりとなる。
「讀賣新聞」より
何か記念式典をやるとか何とか言っていたが、会談を蹴飛ばしたことでそれも無くなったと考えるべきだろう。もう「友好」とか言っている場合ではない。
このタイミングでなまっちょろいことを言っている外務大臣など、さっさと更迭すべきである。
アメリカも流石に言及
なお、この件に関してアメリカ側の動きは鈍い。
中国 弾道ミサイル発射 米高官“日本や台湾の安全に関与”
2022年8月5日 7時24分
アメリカのペロシ下院議長の台湾訪問のあと、中国が台湾の周辺海域に向けて弾道ミサイルを発射したことを受けて、ホワイトハウスの高官は中国を非難するとともに、原子力空母を台湾の東側海域にとどめ、アメリカとして日本や台湾を含めた周辺地域の安全に関与していくことを強調しました。
アメリカ ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は4日、記者会見し、中国が台湾の周辺海域に向けて弾道ミサイルを発射したことについて「挑発的な行動で緊張を著しく高めている。台湾海峡や周辺地域の平和と安定を維持するというわれわれの長年の目標に反するものであり無責任だ」と述べて非難しました。
「NHKニュース」より
しかし、軍隊をその海域に留めて警戒を強める姿勢を見せているようだ。火遊びしている支那に対して、もっと強い姿勢を示すべきなのは日本なのだけれど。
追記
ペロシさん、言いたい事言っているな。
台湾孤立化「許さず」 訪問利用し軍事挑発と中国批判―米下院議長
2022年08月05日12時54分
来日中のペロシ米下院議長は5日午前、東京都内の米大使館で記者会見し、「中国が台湾を孤立させることを許さない」と表明した。ペロシ氏の台湾訪問を受け、中国が大規模な軍事演習を展開している事態を踏まえ、台湾擁護の姿勢を改めて明確にした。
ペロシ氏は訪台について、現状の変更ではなく現状の維持が目的だったと説明。台湾訪問を軍事挑発の「口実」に利用している可能性が高いと、中国を批判した。
「時事通信」より
いいぞー、もっと言え!
でも、日本のマスコミさん、報じてくれるんですかね?
コメント
ペロペロさんから逃げ回るユンユン大統領
キンペーさんから顔を反ける岸田首相(おまけで林外相)
どちらも台湾有事にはアテになりそうもない
防衛大臣の岸氏だけが頼りですが……、内閣改造があるので交代する可能性は高そうです。
岸田政権、何処に行くのやら。
中華人民共和国は台湾を攻撃できない攻撃する気もない張り子の虎とバレましたね。
中華人民共和国は、バイデン大統領の言に、議長の訪台を阻止できると思い込み米国を恫喝し始めた。
とうとう中国国防省の報道官が
「軍として座視しない」
と発言!
これは中華人民共和国軍が訪台する議長を殺す宣言であり宣戦布告に等しい。
これで議長の訪台は決定した。
米軍が中華人民共和国軍の恫喝に屈したら米軍は世界のNo.2になってしまうから
バイデン大統領も米軍も議長の訪台支持となった。その途端、中華人民共和国は恫喝をやめおとなしくなった。
あげく、議長が台湾に近付く時も台湾にいるときも議長を攻撃できない口だけのChinese解放軍
艦砲射撃は、議長が台湾から遠くにいる時!
議長が台湾を離れたのが確実になってから(アメリカ様、議長には手出しないからね、攻撃しないでねと)Chinese解放軍が台湾を取り囲む無様な臆病習金平!
挑発失敗?
バイデン大統領の挑発に一度は乗ってアメリカを恫喝し始めたが途中でビビッた腰抜けChinese(習金平解放軍)
『軍は座視したまま』ピクリともしなかった、しつこい挑発に最後の最後に乗ってしまったウクライナ攻撃のプーチンと違ってChinese習金平は、恥も外聞もない腰抜けでよかったですね。
支那中共が、米国に対しては及び腰であることは、いろいろな”気遣い”からわかりますね ー 中共がペロシ氏に制裁を科したそうですが、実は本人と旦那さんは外していて、ペロシ氏の親族に対してのみ国内資産凍結や入国拒否としたそうです。
これもある種のあ・うんの呼吸でしょうか。
実質的にアメリカ側が強行して、今回の訪台は実現しました。
その結果、習近平王朝には泥をぬられて怒り心頭の皇帝が!
それでもなにもできない支那という構図になりましたねぇ。
米の全ての軍事同盟は、米軍が戦時統制権を有する。
日本だけが九条のため例外だが、実質米軍の戦時統制権の下にある。
以上立ち読みの記憶
中華人民共和国軍が台湾を攻撃したら米軍が中華人民共和国軍を撃退する。そのとき戦時統制権により日本軍も参戦する。
条約>>>憲法だから…というのは妄想に過ぎないかな?
>条約>>>憲法だから…というのは
凡そ間違いじゃないと思いますが、該当部が上書きされるだけで憲法・自衛隊法が消えるわけではなく
湾岸戦争時と同じ、参戦しても向こうから撃たれるまで撃っちゃダメ、自衛隊員さん達に「死にに行け」と命じることになります、、、今の憲法のままでは
憲法は関係ない!
>撃たれるまで撃っちゃダメ、自衛隊員さん達に「死にに行け」と命じることになります
と
いうのは軍法がないから軍事裁判所が存在しないから、憲法は関係ない。
軍法がないから警察の法律を適用するという無茶苦茶なだけであり憲法は関係ない。
そもそも憲法は飾り物!
刑法も民法も商法も大日本帝国憲法の下に制定されたもの、日本国憲法以前のもの。
生存者への勲章は憲法違反、
政教分離に反する公明党は憲法違反、自民党を支持し選挙活動する宗教団体を容認しているのも憲法違反
公務員の野党応援選挙活動も憲法違反
嘗て民営化前の郵便局長が自民党支持した選挙活動も憲法違反
私立大学に補助金を出しているのも憲法違反
何故、国防だけ軍隊だけ憲法違反と喚くのか不思議ですね。
話し合いで平和は解決なんてのたまってた連中が息してないな
>団塊様
えっと、
>生存者への勲章は憲法違反
以下は私へのレスじゃないと勝手に判断させて頂きまして
>と いうのは軍法がないから軍事裁判所が存在しないから
について、不勉強でした。ありがとうございます。
なのでWikipedia+αレベルですが調べさせて頂きました。やはり法整備がまだまだ足りないですし、いちおう憲法も関係していて、軍事裁判所が無いのは憲法第76条第2項において特別裁判所の設置が禁じられているため、らしいです
参考:有事関連三法、七法
https://www.kokuminhogo.go.jp/gaiyou/yujikanrensei/kankei.html
例えば捕虜収容所に関する規定はあるものの、補給は? ロシアみたいなアウトロー戦争をするつもりならですが、兵站には「捕虜の食い扶持」も準備してないと先の大戦時のような戦争犯罪者を出しかねないですしね。
仰る通り確かに軍事裁判所は絶対必要ですよね。戦時に平時の基準で裁判してたら不公平だし間に合わない。ただ戦前日本やアウトロー国家みたいに司法・行政すべて預けると「軍部独走」の危険がある。形としては、迅速判決->判決変更が可能な特殊下級審が望ましいのかな?(確か米国はこんな感じ)