代位弁済と言い出す韓国政府

大韓民国

宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長の台詞が思い出されるな。

韓国政府、元徴用工訴訟で代位弁済を検討

2022年7月4日 2:00

韓国大法院(最高裁)が日本企業に賠償を命じた元徴用工訴訟で、韓国政府は4日にも政府と民間の有識者らでつくる協議の場を発足させる。韓国側が賠償を肩代わりする「代位弁済」を検討する方針だ。韓国政府として初の取り組みだが、原告は反発しており実現の壁は高い。

「日本経済新聞」より

「『馬鹿め』と言ってやれ」である。「『馬鹿め』といえ」だったかもしれないが。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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早くも外交に行き詰まりを見せる韓国政府

韓国政府が主張する「代位弁済」

さて、話は韓国政府の主張である。なかなかふざけた話だが、やれるものならやってみろという風に思う。

この話は既に1965年に日韓の間で終わっている。日韓請求権並びに経済協力協定(日韓請求権協定)というヤツだ。日韓基本条約(1965年6月22日)に結ばれた条約に付帯するこの協定によって、代位弁済という話はけりが付いている。

それ以外に協定をどう読めというのか。

基本的にこの日韓請求権協定は、日本側から経済支援的な何かをするので、戦後補償は全て韓国政府が(北朝鮮分も含めて)行うことを、両国政府が了解したものである。

従って、日本側の請求を放棄する代わりに、韓国側の請求権も無くなるのだと、そう読むしか無いシロモノを、韓国政府は60年近く経ってなお弄くり回そうとする。

強制動員被害者支援活動家「2015年の拙速な韓日『慰安婦』合意と同じ状況」

登録:2022-07-03 20:03 修正:2022-07-04 06:16

「日本の戦犯企業の韓国内資産の売却がなされれば韓日関係が破綻するだろうというのは、日本側の一方的な脅迫だ。これを当然の現実として受け入れて引きずられてはならない」

強制動員被害者の支援活動に力を注いできた民族問題研究所のキム・ヨンファン対外協力室長は、4日に発足する官民協議体に関して「被害者団体との事前協議も情報提供もなかったのに、日本側においては出処も分からない『300億ウォンの代位弁済』という解決方法まで取り沙汰されている。2015年に性急に進められた韓日『慰安婦』合意の時と同じ状況だ」として、このように話した。代位弁済とは、韓国政府が基金を作り賠償金を代わりに支給して、その後に日本側に請求する方法だ。

「ハンギョレ」より

韓国側の強硬派というか、恐らくこれでも穏健派の意見では、「代位弁済」をやった上で、「後から韓国政府が日本政府に請求」という絵を描いたらしい。いや、既に日本側は支払っているからね?

韓国政府が勝手に認定し、勝手に自称被害者の支援するのはご自由にして頂ければ良い。だが、韓国政府が日本政府に対して何か要求出来ることは無い。

日本人として理解しておかなければならないのは、韓国側がどんな主張をしようが、この話は既に終わった話で、両国の合意の元に協定が結ばれた話なのである。

韓国政府側はソレを分かった上で、或いは分かっていない可能性もあるが、支払いをすることで国内問題を解決し、「後で請求するから」と、国際問題は棚上げするつもり……、なのかも知れない。

2015年の日韓合意はどうなるのか

しかし、この代位弁済案もなかなか苦しい所がある。

日韓両外相共同記者発表

平成27年12月28日

1 岸田外務大臣

韓間の慰安婦問題については,これまで,両国局長協議等において,集中的に協議を行ってきた。その結果に基づき,日本政府として,以下を申し述べる。

(1)慰安婦問題は,当時の軍の関与の下に,多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり,かかる観点から,日本政府は責任を痛感している。  安倍内閣総理大臣は,日本国の内閣総理大臣として改めて,慰安婦として数多の苦痛を経験され,心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し,心からおわびと反省の気持ちを表明する。

(2)日本政府は,これまでも本問題に真摯に取り組んできたところ,その経験に立って,今般,日本政府の予算により,全ての元慰安婦の方々の心の傷を癒やす措置を講じる。具体的には,韓国政府が,元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設立し,これに日本政府の予算で資金を一括で拠出し,日韓両政府が協力し,全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復,心の傷の癒やしのための事業を行うこととする。

(3)日本政府は上記を表明するとともに,上記(2)の措置を着実に実施するとの前提で,今回の発表により,この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。  あわせて,日本政府は,韓国政府と共に,今後,国連等国際社会において,本問題について互いに非難・批判することは控える。

2 尹外交部長官

韓日間の日本軍慰安婦被害者問題については,これまで,両国局長協議等において,集中的に協議を行ってきた。その結果に基づき,韓国政府として,以下を申し述べる。

(1)韓国政府は,日本政府の表明と今回の発表に至るまでの取組を評価し,日本政府が上記(1)(2)で表明した措置が着実に実施されるとの前提で,今回の発表により,日本政府と共に,この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。韓国政府は,日本政府の実施する措置に協力する。

(2)韓国政府は,日本政府が在韓国日本大使館前の少女像に対し,公館の安寧・威厳の維持の観点から懸念していることを認知し,韓国政府としても,可能な対応方向について関連団体との協議を行う等を通じて,適切に解決されるよう努力する。

(3)韓国政府は,今般日本政府の表明した措置が着実に実施されるとの前提で,日本政府と共に,今後,国連等国際社会において,本問題について互いに非難・批判することは控える。

「外務省のサイト」より

これは岸田氏が外務大臣時代に韓国側と約束した合意であり、今、日本のトップはその岸田氏なのである。そして、日本側は(1)(2)を真摯に履行した。

つまり、当時の首相であった安倍氏の謝罪と、財団設立のための予算10億円の拠出である。韓国側は(1)は履行されていないと寝言を言っているが、日本として公式に行った記録がある以上は、「行っていない」とは言えない。また、(2)の財団設立のための資金を受け取り、実際に財団を設立してしまった以上、「なかった」事にはならない。

従って、(3)及び韓国側(1)の「不可逆的に解決」していることは、韓国側として認めざるを得ない。

そして、この日韓合意は第三国のアメリカ立ち会いの下で行われている以上、現韓国大統領のユンユンが親米路線を進むためには無視ができない。

そうなると、「代位弁済」というのは韓国政府の所で完結させざるを得ない。

官民協議体はガス抜きのため

先日、こんな官民協議体が発足したことが報じられた。

強制動員巡る官民協議体 きょう非公開で初会合予定=韓国

2022.07.04 09:10

韓国で4日、日本による植民地時代の強制動員被害者への賠償問題を巡り解決策を探る官民協議体が発足する。外交部は趙賢東(チョ・ヒョンドン)第1次官の主宰で、政府関係者や専門家、被害者側関係者らが参加する官民協議体の初会合を非公開で開催する見通しだ。賠償を命じられた日本企業の韓国内資産の現金化が間近とされる中、韓国政府は外交的な解決策を探り、韓日関係への多大な影響を回避する必要性に迫られている。

「聯合ニュース」より

韓国政府が抱えている問題の1つとして、裁判所が決定した「賠償を命じられた日本企業の韓国内資産の現金化」なのだが、こんな事を実施してしまうと、対日外交だけでなく世界各国の国から批判されることは必至で、キャピタルフライトを加速してしまう結果になりかねない。

朴振(パク・ジン)外交部長官は2日にテレビのインタビューで、官民協議体を「被害者側を含む当事者と各界各層の意見を傾聴し、国民が納得できる解決策を模索するためのもの」と説明した。

「聯合ニュース”強制動員巡る官民協議体 きょう非公開で初会合予定=韓国”」より

外交部長官が「国民が納得できる解決策の模索」などといっているが、一方で、反日教育を推進しているので、まあ、韓国政府主導でマッチポンプをしているようなものだ。

韓国世論は、未だに「戦犯国の日本になら何をしても良い」などと信じているらしいのだが、その他の多くの国からどう見られているかを気にする余裕は無いようだ。

もちろん、韓国政府としても無策ではなくて、諸外国へのプロパガンダ活動にも力を入れているのだが、これがどうも「あれは嘘なんじゃないの」と疑われ始めているのである。

支那からの熱いメッセージ

ただ、韓国政府が心変わりをして、日本と良好な関係を、と心から思っていたとしてもいきなり態度を豹変させることは難しい。いや、本来であれば態度を豹変させるくらいの事をやらねばどうしようも無いのだが、そこはメンツを重んじる国である。「ムリ」なのだ。

中国、韓国には「パートナー」 日本には「反省すべき」…NATO出席に異なる反応

2022.07.02 10:07

中国が北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席したた韓国と日本に対して異なる反応を見せた。韓国には「共同の利益を持つ重要な協力パートナー」と評価した半面、日本には「軍国主義の侵略の歴史を真摯に反省すべき」と要求した。

「中央日報」より

何より支那から、「反日プロパガンダは続けろ」という圧力をかけられているのである。

半面、韓国に対しては「中国と韓国は共にアジアの重要な国家であり、互いに重要な協力パートナーとして広範な共同利益を持つ」とし「中韓双方は不断の努力で両国の戦略的協力パートナーシップ関係が時代に合わせて前進するよう追求し、アジアの平和と安定、発展のために共に努力しなければならない」と強調した。

「中央日報”中国、韓国には「パートナー」 日本には「反省すべき」…NATO出席に異なる反応”」より

オマエ、パートーなーだよな、分かってるだろ?という圧力である。

苦肉の策

とはいえ、今のままではどうしようも無いというのが、韓国政府の辛いところ。「少しでも希望があれば」という程度でも、前に進まねばならない。

次期駐日韓国大使、「強制動員被害財団、日本から1ウォンも受け取ってはならない」

2022.07.05 11:26

次期駐日大使に内定した尹徳敏(ユン・ドクミン)氏が2019年に強制動員被害者に対する賠償問題解決策について語った内容が注目されている。

尹氏は2019年の「非常国民会議水曜特講」で強制動員被害者に向け、まずは財団を作るべきと話した。

尹氏は「財団を作るのに日本から一切1ウォンも受け取ってはならないと考える」と話した。韓国政府と韓国企業が基金を出して財団を作り被害者に補償すべきということだ。

「中央日報」より

次期駐日韓国大使となると目される人物は、こんな事を言い始めている。

ちょっとおかしなロジックが見られるが、日韓関係改善というお題目を掲げているだけマシなのかもしれない。

ただ、そもそも日韓関係の改善を目指したところで、日本にとってさほどメリットがないのも事実である。現状、疎遠になっている状況が、最も日本によって都合が良い様に思えるのは僕だけではないはずだ。まあ、なる様になるというスタンスで状況を見守るのもアリなんじゃないかな。日本政府としても積極的に動くつもりはないようだし。

日本政府は、今の方針通り、「原則」を貫き続けて欲しい。そして、これに関してはおそらくだが岸田政権であるウチはそれなりに安心できる。何しろ、自らが主導した合意を破棄するような愚を犯すとは思えないからだ。

追記

また、余計な事を。

経団連会長、韓国大統領に日韓首脳会談を要請 訪韓で面会

7/4(月) 23:28配信

経団連の十倉雅和会長は韓国を訪れて尹錫悦大統領と面会し、「日韓関係の改善へ向け、岸田総理大臣との首脳会談を実施してほしい」と要請しました。

「yahooニュース」より

意味が分からないのだが、経団連の会長はアホなのだろうか?

他国の大統領に、「我が国の総理と会談してくれ」って、どの面を下げて言うのか。構図的には、ユンユンに岸田氏が会談して貰えていないような感じだけど、完全に逆だからね。

ソレを分からずに、こんな寝言を言うとは、経団連の幹部の誰も止める人はいなかったのか。

コメント

  1. 沖田艦長の名台詞「『馬鹿め』と言ってやれ、『馬鹿めだ』」でしたね。
    韓国はマンション価格の下落も始まったし今日(7/5 16:40現在)は為替相場も一時1305ウォンをつけてるのでドルの実弾も心細くなってなんとか日本にすり寄ろうとしてるのでしょうが代位弁済なんかを持ち出されても本当『馬鹿め』ですね。

    • ウォンドルの攻防は手に汗を握る感じになっていますね。
      1310ウォンを巡る攻防になっていてなかなかスゴイですよ。KOSPIの方もかなり……。
      まあ、韓国には「頑張って」としか。ただし、日本とは関係ないところでお願いしたいですね。