韓国が苦しむ半導体素材の国産化

大韓民国

あれ、日本から輸入せずに100%国産化するとか息巻いていましたよね?

日経「輸出規制3年…韓国、半導体素材の国産化は足踏み」

2022.06.28 15:28

日本政府が韓国に対する半導体素材の輸出規制を発表してから来月1日で3年となる。日本経済新聞は28日、韓国が半導体素材・部品の国産化を進めているが、一時減少した日本からの関連輸入額が増加に転じるなど足踏み状態になっていると報じた。

「中央日報」より

おっと、いきなりタイトル間違っていますね?この中央日報は!

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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嘘をついてメンツを追及する韓国

輸出管理の見直し

このネタ、実は最近きちんと読むようにしている新宿会計士さんのところで、しっかり記事になっている話だし、あちらの方が記事の質も高いので、敢えて僕が触れる必要は無いのだ。

もう3年:輸出管理適正化措置の原因は韓国側が作った
日本政府が韓国に対する輸出管理を適正化する措置を講じてから、もうすぐ3年です。ただ、韓国側がこれを「輸出規制」だと騒ぐわりには、日本の素材・部品・装備の対韓輸出高はまったく減っておらず、むしろ増えている状況にあります。事実関係をちゃんと調べていけば、日本政府の措置は輸出「規制」でも対韓報復でも何でもなく、自称元徴用工問...

……ないのだが、触れないのも本ブログ的には困る。何しろ、韓国経済の今後にも大きく関わる話なのだ。なので、少々お付き合い頂きたい。

同紙は日本が輸出規制を適用した半導体素材3品目に関する韓国貿易協会の統計を調べた結果、こうした状況が確認されたと伝えた。まずフッ化水素の場合、韓国の日本からの輸入額は規制が施行された2019年7月ごろ急減し、2020年度の輸入額も2018年と比較して86%減となるなど大きく減少した。しかし2021年には前年比で34%増となり、今年1-4月には前年同期比30%増加するなど輸入額が増えている。

「中央日報”日経「輸出規制3年…韓国、半導体素材の国産化は足踏み」”」より

何しろ、中央日報は相変わらず「輸出規制」などというを書いているのだ。

事実は輸出管理態勢の見直しである。実際に引用元の日経新聞の記事では「規制」という言葉は一切使っていないのだが。

韓国半導体素材、国産化足踏み 日本の輸出管理措置3年

2022年6月27日 17:12 (2022年6月28日 5:19更新)

韓国の半導体素材や製造装置の国産化が足踏みしている。2019年7月に日本政府が韓国への輸出手続きを一部品目で厳格化して以降、韓国は関連品目の国産化を進めてきた。

「日本経済新聞」より

尤も、日経新聞の記事の指摘も若干オカシイ。

輸出手続に関して、実態を鑑みて韓国をグループA(当時はホワイト国としてカテゴライズされていた)からグループBに移動させただけである。日本の国内手続きなので、これは韓国側の了解を要しない。

つまり、管理規約を厳格化させたとか、そういった事実はないので、「韓国への輸出手続きを一部品目で厳格化」という表現は誤解を招きかねない表現だと思う。

単なにカテゴリー変更をしただけで、韓国にとってはより厳しい手続きが必要となったので不服なのだろうが、再三の業務改善注意に対して無視をし続けた韓国が悪いのである。

3品目に関しては特別扱い

なお、韓国の逆鱗に触れたのは、特定三品目についての扱いを変更した点である。高純度フッ化水素、フォトレジスト、フッ化ポリイミドの3品。

同紙は日本が輸出規制を適用した半導体素材3品目に関する韓国貿易協会の統計を調べた結果、こうした状況が確認されたと伝えた。まずフッ化水素の場合、韓国の日本からの輸入額は規制が施行された2019年7月ごろ急減し、2020年度の輸入額も2018年と比較して86%減となるなど大きく減少した。しかし2021年には前年比で34%増となり、今年1-4月には前年同期比30%増加するなど輸入額が増えている。

フォトレジストの場合、2019年に減少し、2020年からはまた以前の水準を回復した。フッ化ポリイミドは当初の輸入額が小幅の減少にとどまった。日本素材企業の関係者は「フッ化水素を除けば、特段の影響はなかった」と話した。

「中央日報”日経「輸出規制3年…韓国、半導体素材の国産化は足踏み」”」より

ただし、これらの特定三品目は、韓国が輸入出来なくなったわけではない。あくまで「正式な手続きに基づき輸入可能」なのである。

確かに、ホワイト国待遇の時は、手続きが簡略化されていたためにフリーハンドで輸入が可能であったようだが、韓国はコレ幸いとばかりにグレーな運用をしていた様だ。

具体的には韓国国内で消費されるフッ化水素の量に対して、輸入量が多すぎるというもの。韓国側は後付けの説明で、支那の工場に持っていって使っていたなどと回答しているようだが、そもそもその様な運用は輸出管理の観点からNGなのである。それは国際的なルールなのだ。

日本政府、韓国を「ホワイト国」から除外 28日から輸出規制を強化

2019年8月2日

日本政府は2日午前、貿易管理上の優遇措置を受けられる「ホワイト国」のリストから、韓国を除外する政令改正を閣議決定した。これにより、日韓の激しい対立は、いっそう深刻な事態になる。

政令は7日に公布され、28日に施行される。韓国には、新たな輸出規制が課せられることとなる。

日本側は今回の決定について、韓国の輸出管理制度が不十分で、安全保障上の懸念があるからだと説明している。

「BBC」より

コレが当時の記事で、日本側は「安全保障上の懸念があるから」だと回答している。なお、このBBCの記事の内容は酷いもので、韓国側の立場の人間が韓国政府側の主張を鵜呑みにして書いた記事だと言うことがよく分かる言い回しになっている。

タイトルに「輸出規制を強化」と書き、記事内では「韓国には、新たな輸出規制が課せられる」とある。違う、韓国を信頼して輸出管理義務を任せていたら悪用されたので、優遇されなくなっただけだ。

「脱日本化に成功」はプロパガンダだった

当時、韓国のトップだったムン君は、こうした日本側の対応にメンツを潰されたのだと腹を立てて、韓国産化を強力に推進。

韓国では日本の輸出規制措置で「素材・部品の『脱日本』に成功した」という評価もあったが、実際の数字上では大きな変化がなかったということだ。しかし日本政府の輸出規制措置が韓国企業に無用な不信感を生んだとし、長期的には日本企業も影響を受けると、同紙は伝えた。

半導体大企業のサムスン電子とSKハイニックスは日本の輸出規制以降、工場停止のリスクを痛感し、結果的に日本製の部材を代替できるサプライヤーを育成するための資金支援や技術供与につながった。同紙は「多くの日系サプライヤーにとってサムスンは有力顧客であるため、長期的に韓国企業による国産化が進めば日本企業が影響を受ける」と分析した。

「中央日報”日経「輸出規制3年…韓国、半導体素材の国産化は足踏み」”」より

しかし、その結果は冒頭の通りで、3品目とも元通りになったと。

散々、「国産化に成功」「年内に国産化」という大本営発表を繰り返していたのだが、どれも成功したとは云い難い結果だったのだろう。

これもメンツの為の嘘なんだろうな。

恐らくだが、「国産化成功」は本当なのだろう。問題は、量産化と品質の向上のバランスが保てず、結果、良質な商品の提供が適わず、というのが韓国の現状なのだと思う。それ以上に韓国半導体産業は、リスクのある国産品よりもリスクが低く品質保証のある品を求めたということも一因に違いない。韓国半導体産業にとって歩留まり向上は、輸出業界の環境が厳しくなる中で至上命題である。リスクの低い方を選ぶのは、当然の成り行きだと言えよう。

韓国半導体業界は、国のメンツを守っていられるほど余裕が無いのだ。

コメント

  1. 日本企業との合弁、日本製素材供給による韓国国産化だったような。

    • そう言えばそんな話もあったような。
      台湾から迂回して輸入するとか言う話も聞いた記憶があります。

      ですが、今や元の状態に戻りつつある。何か上手く行かなかったのでしょうね。

      • 品質管理の手を抜いたり、メンテナンスさぼったり、直ぐに想像がつきますね。

  2. こんにちは、

    もはや今昔物語のような感すらありますが、ムン君時代の日本製高純度フッ化水素の”横流し”疑惑は、それがウラン濃縮の触媒になることから、北朝鮮かイランに流されただろうとウワサになっていましたね。その量は、はっきりわかっているだけで30メトリック・トン以上ありました。当時の韓国要人たちによる辻褄の合わない主張に、笑いを堪えることが出来なかったもんです。

    韓国半導体業界の最大の課題は歩留まり率の向上ですけど、実態はどうなんでしょうね。

    • 横流し疑惑は、かなりの確信を持って政府が判断したのだろうと思われます。
      実際に、ある程度証拠は押さえたんでしょうね。

      韓国半導体業界の歩留まりは結構ヤバイ様で、TSMCに水をあげられているというような記事も見かけました。
      https://www.wowkorea.jp/news/Korea/2022/0517/10347980.html
      まあ、仕方なし?

  3. こんにちは。

    ……まあ、「り」地域国、ですから。

    ※これで話が終わってしまう。

    • 「り」地域!
      そういえば、新たにカテゴライズされていましたね。
      その後改められたという噂もありましたが、あれはどうなったのやら。

  4. 多分朝鮮半島住民の最も不得意とすることだと思います。
    現場が職場だった小生から見ると、彼らは現場で働く職人に対する敬意が不足しているように感じます。加えるに、パリパリ精神と利益至上主義が地道な努力が必要な歩留まりの向上には向いていないかとも思います
    事例は、自動車向けの韓国製のリチュームイオン電池が彼方此方で発火事故を起こしているのを聞くにつれ思ってしまします。個人的には、個体型が根本的な解決かと思ってます。
    少し外れているかと思いますが、韓国民の性格が幸いした例が下記。
    DRAMのシェアーが韓国に奪われていいた当時、偶々その真っただ中で奮闘中の方に要因を聞く機会がありました。日本は品質(動作性能の確率性・寿命)にこだわり過ぎでどうしても高くなってしまう。この考え方から抜け出せないと韓国との競争に勝つことは難しいと聞きました。でも、当時は、高品質が最終的には勝つと思ってました。
    現実は、コンピュータがメインフレームからパソコンに変りつつ有った時代ですので、過剰品質の製品が、結果として負けてしまった。(不運は、その対策中に政権交代から未曽有うの円高で価格競争力を失った不運もあったとは思いますが・・・)

    • 何というか、韓国は日本以上にホワイトカラー至上主義の国なんですよね。

      トヨタの工場関係者と以前話す機会があって、工場内の「カイゼン」について熱く語っておられました。
      が、なにかの拍子に韓国の話になって、「アノ国にカイゼンは不可能だ」と断言されていたのが印象的でしたね。なにか苦い経験でもお有りだったんでしょうか?

      • 横合いから失礼します。

        本田宗一郎に、
        「同じものが作れるようになりました、もう来なくて良いです」
        って言う国ですから……

        ※この逸話(事実かどうかは別として)が、全てを語ってる気がします<製造業の根本スタンスとして。

  5. 国産化ですか。
    あの当時別のところにも書き込んだんですけど、国際標準規格ってご存じですか?
    ISOなんちゃらってやつなんですけど、これがまぁ大変な代物なんですよ。
    量産品を輸出するときとか、使っている原材料とかを全部記載しておくんですよ、報告書みたいなもんに。
    で、審査機関からOKもらわないと客先に納品できなくなったりw
    使用する原材料が変われば当然一から申請書も書き直しにww
    更に審査が通るまで3ヶ月位かかったような。
    だからフッ化水素国産化ニダって喚いてたとき、連中、ISOの審査って考えてねぇんだろうなぁと感想ありました。

    • ISO9001の審査請求資料を作る仕事を手伝ったことがありました。
      その後続いてISO14000(だったと思う)の資料作成の仕事があったんですが、任意だったのでお手伝いは丁重にお断りしました。
      分厚いキングファイルを幾つも作って……。
      あ、9001と書いた時点で前職がどんな分野だったかはご理解頂けるのでは?
      あれですわ、無駄な作業だなぁと。その当時は思いましたが、品質管理という意味ではある程度の標準化は必要なのでしょうね。

      韓国企業がソレを導入したかは寡聞にして知りませんが、恐らくそれ以前の問題だったのでしょう。
      そして、ISOは必ずしも必要かというと、そうでもありません。ケンチャナヨ精神で乗り切っているのでは?