まあ、そうなんだろうな。
中国軍は最初に日本の米軍基地を爆撃する…米メディアが報じた「中国の台湾侵攻」の悲劇的なシナリオ
2022/06/22 9:00
中国による台湾侵攻の懸念が高まるなか、悲観的なシナリオがアメリカで報じられている。中国が侵攻に踏み切った場合、日米およびその他のアメリカの同盟国が制止に動いたとしても、制止は不可能だという分析だ。さらに、中国は開戦直後、真っ先に在日米軍基地などを叩くとする予測も出ている。米CNNが、米シンクタンクおよび複数のアナリストによる見解をもとに報じた。
「president」より
そして、このことは日本の政治家も国民ももっと真剣に考えるべきだと思う。あ、韓国も同じ立場なんだぜ?
台湾有事は日本有事
アメリカからの距離が台湾防衛を困難なものにする
改めて説明するまでもないが、支那と台湾との間には台湾海峡が横たわっている。

しかし、もっとも狭い場所で120km程度しか距離がない。いや、正確に言うと大金門島は支那まで10kmという距離しかなく、ここも台湾が実効支配しているので事実上台湾の領土ということになっている。
いずれにしても、支那との距離は極めて近いのである。
「北京はミサイル射程内」台湾の立法院長が公言
2022/6/13 18:16
湾の游錫堃立法院長(国会議長に相当)は12日、台湾メディア主催のオンライン講演会で「われわれには北京を射程圏に収める雲峰ミサイルがある。中国が台湾を侵略する前によく考えてほしい」と発言した。中国が台湾の武力統一に踏み切った場合には北京を攻撃する可能性があることを強く示唆した形だ。
「産経新聞」より
そして、台湾にとって支那から侵攻されるというのは、常につきまとうリスクなのである。
一方で、バイデン氏は台湾防衛について口にはしたが、現実的にアメリカから台湾までには物理的に距離があるため、台湾有事に際して真っ先に動くのはおそらく沖縄に駐屯する海兵隊であるとされている。
どれだけ兵力を動員できるか
そうなってくると現実問題として、即応部隊がどれだけ用意できるかという話になる。
専門家らが懸念しているのは、現実的にアメリカが台湾へどれだけの武力を動員できるかという点だ。CNNは、「中国が保有する兵士・ミサイル・船舶の数は、台湾、あるいはアメリカや日本といった支援国となり得る国が(戦場に)持ち込むことができるこれらの数を上回る」と指摘する。
アメリカおよび同盟国の軍事力を単純に合計すれば、中国の武力に対抗することは難しくない。しかし、中国に近い台湾が戦場となったならば、いかに多くを現地に配備できるかという視点において、中国に一方的に分があると専門家らはみている。
「president」より
戦争というのは、同時期にどれだけ兵力をかき集められるかで戦局が決定する。戦いは数なのである。
米空軍本部で戦略・統合・要求担当副参謀長を務めるクリントン・ヒノテ中将はCNNに対し、米軍が「距離の呪縛」に直面することになるだろうと認めている。
~~中略~~
陸軍兵の数は台湾の9万人弱に対して中国が100万人以上、戦車は800両対6300両、戦闘機は400機対1600機と、4~11倍の開きがある状態だ。台湾海軍の元トップである李喜明元台湾海軍参謀総長はAFP通信に対し、「軍事的な直接対決となれば、われわれに勝機はまったくない」との厳しい認識を示した。
「president」より
ここで言及されるほど事は単純ではなく、実際には台湾進行にあたっては、支那は揚陸艦や輸送機を多数用意しなければならない。また、記事の後半の方に出てくるが、当然ながら支那が台湾を侵攻する場合には兵站の問題が重くのしかかる。
したがって、現実的には大きな犠牲を払って台湾を侵攻するだけのメリットがないと、そんな風に分析されるわけだが、しかし同じことがウクライナでも言われていた。
事実、ロシアは圧倒的な物量差があるにも関わらず、当初用意した19万人の兵員の半分近くをたった4ヶ月で失っている。
そんなことはロシアにだって開戦前から承知だったはずで、にも関わらずプーチン氏は、ウクライナ侵攻を決断してしまった。「多分、大歓迎で受け入れられ、大した抵抗もなく東部地域を手に入れられるだろう」と、そのように楽観視したからだと言われている。
独裁国家であるのはロシアも支那も同じであり、共産主義という危険思想を頂いているのも同じ。
支那だって、同じ決断をしかねないのである。
台湾有事は日本有事である
そして、支那にとって台湾侵攻を行うことは、すなわち沖縄を同時に攻略することを意味している。
台湾と中国間で高まる緊張は、日本人にとってもひとごとではない。新アメリカ安全保障センターは、最近実施したシミュレーションにおいて、戦闘のごく初期段階において中国側が、在日米軍基地に直接攻撃を仕掛けると見込んでいる。CNNは、「この模擬戦争は、中国軍がグアムや日本などにある近場の米軍基地を叩くことから作戦を開始する展開をシミュレートした」としている。
「president」より
もし、支那がそのような愚かな選択をするとしたら、沖縄本島を始め南側の島嶼地域は極めて邪魔な存在だ。

在日米軍基地を機能不全にしておくことは、台湾侵攻を行う場合の絶対条件になるのだ。
沖縄の左翼は「基地のない平和な島」というフレーズを好むが、これは一面の真理を有している。攻撃したら手痛い反撃を喰らう基地の存在は、それより大きく圧倒的な力で叩き潰しておくべきだという判断をなされる可能性が高い。
尤も、沖縄に基地が全く存在しなかった場合にも、軍事拠点化のために侵攻されるのは避けられない。支那の支配がどれほど苛烈なものかであるかは、チベット、ウイグル、内モンゴルなどの状況を見れば分かる。無抵抗を貫いたところで、蹂躙されるのは同じなのだ。
さておき、台湾侵攻にとって沖縄にある在日米軍基地は邪魔な存在なので、真っ先に叩き潰しておきたいという欲求があることは間違いない。それ故の抑止力として機能しているというべきかもしれないが、いずれにしても無事では済まないだろう。
次の沖縄知事選挙は国防においても極めて重要となる
そして、そうなってくると沖縄の姿勢は極めて重要になる。
沖縄知事選、自民が佐喜真氏を擁立へ 前回に続き玉城氏と対決か
2022年5月28日 16時38分
任期満了に伴う沖縄県知事選挙(8月25日告示、9月11日投開票)に向けて、自民党県連は28日、元県議で前宜野湾市長の佐喜真淳氏(57)の擁立を決めた。前回知事選に続く立候補となり、現職の玉城デニー知事との対決になる可能性が高い。
「朝日新聞」より
一体、現職の玉城デニー氏が5年ほどの任期のうちに何をやったのか知らないし、調べても何もわからなかったが、これ以上沖縄を荒廃させてしまわないためにも、まともな人材を知事に選ぶべき時期に来ている。
良くも悪くも、台湾島は沖縄から目と鼻の先であり、支那は「台湾の領土を我が物にする」と明言しているのである。現実を考えれば、防衛力を高める以外の選択肢はないのだ。
コメント
おはようございます
>悲観的なシナリオがアメリカで報じられて..
こういった報告の類は、米政権や国防総省からの意図的なリークにもみえます。
いまや米国の軍事・経済の衰退は著しく、米国は次に大きな戦争をすると、
国自体がもはや耐えられないだろう、と考えているのではないでしょうか。
中共はそのような米国に対して、正面から揺さぶりをかけているようにみえます。
台湾を獲ることは、米国をアジアから追い出すことにつながりますし、
それが中共本来の戦略目的ですから。
アメリカに観測気球という言葉があるかは知れませんが、悲観的シナリオをレポートすることは、防衛費の付け方にも影響を与える意味合いがありそうです。
潤沢に防衛費を積み上げられない状況ですから、取捨選択は必要になると。
そんな駆け引きが裏にあるレポートのような気がしました。
こんにちは。
>沖縄の左翼は「基地のない平和な島」というフレーズを好むが
万が一、愚かにも中共が在日米軍基地に先制攻撃をかけたとして、まさかと思うのですが。
「現地の世論は『基地反対・米軍排斥』一色です。仮に攻撃したとして『基地があるから攻撃された、米軍を排斥し、中国に謝らなければならない』という世論が支配的になるでしょう」
などという、別な意味でお花畑満開の、イエスマン達の妄言に、集金Pay!は踊らされていないことを祈りますが。
祈るのですが。
元KGBのプーチンですら、あの体たらくですからねぇ……
ロシアも支那も軍部へのグリップがしっかり効いているのかよく分からないですね。
特にロシアは、絶望的な戦況をどうやって覆すのかというような状況でもあるわけでして。支那も一度戦いに身を投じたら、結構悲惨なことになりそうな気がします。一人っ子が多いようですしね。
木霊さんみなさんこんばんは
>まあ、そうなんだろうな。
そうですよねぇ。地図みりゃわかると以前言ったような気がしますが、支那の立場に立てば台湾確実に落とそうとすれば「先に」沖縄・フィリピンにミサイル打ち込んどく必要がある。
ここで困るのが、、、支那は、、、対沖縄ミサイルは北朝に下請け出すでしょう。すると「北朝が攻めて来たら日本を攻撃します」と、幼児の頃から刷り込まれている某国人は、理性では「いや、それは米軍の助けを妨害する行為だ」と判っていても、嬉々として日本にミサイル打って来るだろうこと。
救いは、そもそも支那としては台湾落とすために台・日・比を焼野原にしてしまっては実入りも激減しかも世界が敵、
同じ世界を敵とするなら台・日・比はほぼ無傷で手に入れたいから理性のない半島には手綱をかけるだろうことですが、、、支那がロシアのように理性をなくすと、、、ブルブル
最悪の事態に備えておくべきなんですが、どうも日本はノホホンとしすぎ、で米メディアが注意喚起してくれているのではと。
フィリピンのトップはボンボン・マルコスですから、タイミング次第では支那の方に寝返る可能性も。
沖縄にはミサイル打ち込むでしょうねぇ。滑走路くらいは破壊しておきたいところ。
救いはなさそうですよ。