韓国の最新潜水艦技術が台湾に漏洩?!

海軍

最新の潜水艦技術……。

【独自】韓国海軍最新鋭潜水艦の技術が台湾に流出

記事入力 : 2022/06/07 11:20

韓国で軍事技術として保護されている海軍の最新鋭潜水艦「張保皐(チャン・ボゴ)3級」の技術の一部が台湾に流出した疑いが浮上し、警察は6日に関係者を起訴相当として検察に送致した。流出した技術は大宇造船海洋が保有している。同社は韓国海軍初の3000トン級潜水艦「島山安昌浩(アン・チャンホ)」など韓国の主力艦艇を製造してきた企業だ。

「朝鮮日報」より

日付からも分かるように少し前のニュースなのだが、ニュースを目にした時は「そんなバカな」と思ってスルーしていた。

が、改めて記事を読んでみると結構味わいのある記事であったので紹介したい。

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韓国軍の機密情報が漏洩

台湾が作る潜水艦

台湾が新しい潜水艦を欲しがっているという話は、随分と前から、最低でも5~6年前からあった話だと思う。確か、オーストラリアがアタック級潜水艦(2016年に建造国にフランスが選定されたが2021年には計画を放棄)の建造を模索し始めた頃に台湾も一緒にどうかという話もあったが、結局実現はしなかった。

台湾の新潜水艦建造計画を欧州の複数国が支援=国防部

2021年4月5日5:04 午後

台湾国防部(国防省)は2日夜、台湾による潜水艦の新規建造計画を欧州の複数の主要国が支援していると発表した。建造支援が米国からだけでないことを認めるのは異例。

「ロイター」より

が、台湾自身はとにかく潜水艦を欲していて、一昨年、とうとう台湾国防部が他国の技術を導入して建造する事を決定している。

Taiwan Navy announces submarine production will begin this month

2020/11/03 11:41

TAIPEI (Taiwan News) — To dispel recent reports that the nation’s endeavor to produce its own submarines has been postponed, the Taiwanese Navy on Monday (Nov. 2) stated that its domestic submarine project is running on schedule and that construction of the first vessel will begin this month.

「台湾ニュース」より

潜水艦の起工式は2020年11月24日で、8隻建造する予定。竣工予定は2024年だとのことである。おそらく3000t級の通常動力潜水艦になるとされていて、コンセプトはそうりゅう型潜水艦に似ていると予想されている。

が、公式には大きさを含めて明らかにはされていない。

検察に送致

さて、冒頭に紹介したニュースでは、韓国の潜水艦を建造するメーカーである大宇造船の関連資材メーカーの関係者が捕まったと言及している。

本紙が6日までの取材内容を総合したところ、軍事装備を無許可で輸出し、大宇造船の潜水艦技術を台湾の国営企業「台湾国際造船」に流出させた容疑で造船関連機材・資材メーカーA社の関係者6人を警察は今年3月に検察に送致した。6人の1人で潜水艦技術の図面の一部を持って出国し、これを台湾企業に流出させた疑いのある1人は身柄を拘束された状態で送致された。

「朝鮮日報”【独自】韓国海軍最新鋭潜水艦の技術が台湾に流出”」より

6人の関係者がのうち1人は「潜水艦技術の図面の一部を持って出国」した疑いで身柄を拘束されている。

韓国においても検察に送致されたと言うことはある程度証拠が揃っていたことを意味する。警察が動いて証拠を掴んだので、検察にいったということなんだな。

警察によると、容疑者らは1500億ウォン(約160億円)で台湾企業の潜水艦建造プロジェクトに参加する契約を締結した。容疑者らはこのプロジェクトのために大宇造船の元潜水艦建造技術者を含む退職者らを採用し、うち20人以上を台湾に派遣して潜水艦建造に参加させる手口で技術を流出させたという。警察は容疑者らが技術を流出させた見返りとして受け取ったとみられる79億ウォン(約8億3000万円)について「起訴前の追徴保全」を申請し、すでに裁判所から認定を受けたことを明らかにした。

「朝鮮日報”【独自】韓国海軍最新鋭潜水艦の技術が台湾に流出”」より

実際にお金が動いたと。

何だか話しが怪しい

とまあ、ある程度は容疑が固まって、検察に送致されたんだろうなと思っていたのだが、記事を読んでいくと何だか話が怪しいのである。

警察が6日に明らかにしたところによると、ソウルに本社を置き慶尚南道で事業を行っているA社は2019年ごろ、台湾が進める「潜水艦導入事業」に参加した。台湾は2025年までに独自技術による8隻の潜水艦建造を目標に事業を進めている。台湾が入札を通じてこの事業に参加する企業を募集する際、A社以外の他の企業も入札に参加したが、多くが途中で応募を放棄したという。現行法上、軍事技術や物資を輸出する際には韓国政府と韓国軍の許可が必要だが、台湾による今回の潜水艦事業への参加も技術流出に該当する可能性が高いということだ。

「朝鮮日報”【独自】韓国海軍最新鋭潜水艦の技術が台湾に流出”」より

台湾側は入札をやって、このA社が応札したと。

応札した際には、ある程度の技術情報を書く必要があって、場合によってはモノを提出することもあると。どうやらコレが問題とされたらしい。

で、2019年から最近まで大宇造船海洋の潜水艦事業部に勤務していた退職者15人を含む合計20人を台湾に派遣していた。

……ん?

警察は彼らが台湾南部の高雄にある台湾国際造船公社で潜水艦建造作業を行ったとみている。うち1人は大宇造船海洋から持ち出した潜水艦油水分離装置やバッテリー固定装置など核心部品の設計図面2種類を引き渡したことが確認されたという。警察は今年3月にA社の関係者6人を対外貿易法違反、不正競争防止および営業秘密保護法違反などの容疑で検察に起訴相当として送致した。

「朝鮮日報”【独自】韓国海軍最新鋭潜水艦の技術が台湾に流出”」より

台湾側が退職者を雇ったのだと思ったら、韓国企業A社が退職者を雇ったのか。ただ、ここまでは合法なんじゃないかな。

問題となるのは、退職前か退職後かは知らないが、大宇造船海洋から持ち出した潜水艦の設計図面を持ち込んじゃったのが問題だと。

何というか……、台湾側が盗んだかのような印象を持って記事を読んだら、韓国人が台湾に持ち込んだという話っぽい。確かに台湾に技術が漏洩したおそれはあるんだけど……。台湾の潜水艦にその技術が使われたかどうかはよく分からない。韓国側としては大問題なんだろうけど、台湾側としては他にも潜水艦技術を教えてくれる協力してくれている国があるから、果たしてその技術が必要だったかも不明だな。

コメント

  1. 中共から、怒られたので、立件したのでは?
    韓国イキモノなら、普通のことしているだけに見えます。
    まあ、人類の基準では、犯罪なのでしょうが。

    • コレに関しては、続報を期待したいと思います。
      面白い結果になりそうな予感。