すげーな。
新空母「福建」は習氏が命名 台湾と向き合う福建省にちなむ
6/20(月) 16:17配信
中国で17日に進水した3隻目の空母「福建」は、中国人民解放軍トップを務める習近平国家主席が命名したことが分かった。
「yahoo!ニュース」より
3隻目ともなると、結構しっかり作り込んできているようだ。
見せかけだけじゃない空母
習近平氏が命名
こだわりの空母か。
複数の中国筋が20日までに明らかにした。習氏は台湾統一に強いこだわりを持ち、台湾と向き合う福建省にちなんだ。習氏は台湾を管轄する東部戦区東海艦隊の戦力を強化する考えで、「福建」は東海艦隊に配備される可能性が高そうだ。
「yahoo!ニュース”新空母「福建」は習氏が命名 台湾と向き合う福建省にちなむ”」より
名前の付け方が威圧的だが、習近平氏が直接命名したというところが独裁国家だなと思うわけである。日本で、総理大臣が空母の名前を付けるとかありえない。アメリカの大統領ならあるいはワンチャンあるかも?とは思うが、決定権はないだろう。
そして、台湾を管轄するのが東部戦区で、台湾と向き合う位置にあるのが福建省というのも、政治的な意味合いが強いことを意味する。

まあ、でかい空母に見えるが、通常動力の空母で電磁式のカタパルトは3つと、なかなか意欲的なシロモノである。排水量は85,000tで大きさとしては2隻目の「山東」とさほど変わらないようだ。アメリカの空母と比べれば小さい方だが、あっちは原子力推進機関を積んでいるやつも結構あるからね。
ともあれ「福建」は、アングルドデッキを備えたゴツイ形状で、その甲板に戦闘機なら40機弱載せられるらしい。
電磁式カタパルト
電磁式のカタパルトといえば、アメリカ海軍だけが今のところ実用化に成功したとされる最新式のカタパルトである。今回の支那空母にも採用されたが。
アメリカ最新鋭空母ジェラルド・R・フォード 航空機運用試験に合格
update:2020/2/7 16:00
アメリカ海軍の最新型空母ジェラルド・R・フォード(CVN-78)。これまでのニミッツ級とは異なる、新世代の発着艦システムを備える同艦の航空機運用試験が行われていましたが、2020年1月31日に終了。2月5日(現地時間)に試験の合格が発表されました。
「おたくま経済新聞」より

テストは順調だったようだが、問題はイロイロあったようで。
空母は生き残れるか−米原子力空母が震える日
2021年1月13日2:46 午後
米海軍は最適な艦隊編成に係る検討を継続的に実施しており、その中で空母機動部隊保有について疑問が呈されている。その理由の第一は建造費や維持費が膨大であることである。2017年に就役した最新鋭原子力空母フォードの建造費はニミッツ級の約2倍の約1兆4,000億円にのぼる。
「ロイター」より
莫大な建造費を必要とした空母フォードだが、そのコスト増となった原因がこの電子機カタパルトの開発に手間取ったことであり、さらに信頼性が低いというレポートも出ているので、その問題がその後解決したかはよくわからないが、デメリットのほうが大きそうである。
トランプ氏が横須賀基地を訪問、空母設計は「間違い」-見直しを計画
2019年5月28日 23:51 JST
トランプ米大統領は28日、神奈川県の米海軍横須賀基地を訪問、航空母艦から航空機を射出するカタパルトについて、新型の電磁式ではなく、従来の蒸気式とする計画を明らかにした。
「Bloomberg」より
この状況に、当時大統領であったトランプ氏が「以降の空母には採用しない」と言い切ったとされているだけに、アメリカが空母に採用した電磁カタパルトでも様々な問題を抱えているのだろう。
何より、莫大な電力を必要とする電磁カタパルトの運用が、果たして通常動力の空母でできるのかは不明だ。でかいコンデンサでも積んでいれば別だが。
甲板上の建屋に隠されたもの
真偽の程は分からないが、アメリカの最新技術が支那に漏れた結果、3隻目の空母「福建」は電磁カタパルトの採用を実現している。
……いや、実現したかどうかは少々怪しい。上の写真でも紹介したが、「福建」の甲板には怪しい建屋が3つ並んでいて、本来であればそこには電磁カタパルトが配置されるはずなのだ。
しかし、隠されたまま進水したところを見ると、完成したかどうかは疑問だ。或いは世界に「そう」思わせるのが目的なのかも知れないが。
そして、日本だ。日米情報当局関係者の情報は、こうだ。
「中国の空母『福建』が採用した『電磁式カタパルト』技術は、米国などの『最高機密』だ。米国は『日本から流出した』とみている」
岸田首相、官邸情報が、中国とロシアと北朝鮮に筒抜けだ。スパイがいる。憲法改正とスパイ防止法の制定を急げ。でなければ、日本は終わってしまう。
「ZakZak」より
なお、電磁カタパルトの技術がアメリカから日本を経由して支那に漏れたという噂も報じられているが、この内容はちょっと怪しい。ZakZakだしな。
電磁カタパルトの技術がアメリカから漏洩したことはほぼ確実だが、日本がその技術を知っていた可能性は低い。どう考えても、日本がアメリカの最新機密技術を知っているのは不自然であるからだ。
リニアモーターカーの実現をしてる日本にとって、電磁カタパルトに応用できる技術を保有していた可能性は否定しないが、それはアメリカから漏れたことを意味しない。
ともあれ、支那の空母がカタパルトを備えているからと言って、今まで全く運用実績のないシロモノをいきなり使えるようになるとは思わない。思わないが、支那の技術は人の命を犠牲にしてでも急速に発展させる傾向にあるので、油断は禁物だろう。そして、スパイ防止法はZakZakの噂が本当かどうかに関わらず法整備すべきである。
コメント
こんにちは。
電磁カタパルトですが……
ご指摘の通り、通常動力船でどれだけ電力を供給出来るか、見物ではあります。
※同じ理由で、レールガンも(ry
個人的には、支那の電磁カタパルトは、
「スチームカタパルトは技術的に難易度高すぎィ!」
「一から開発するなら、未来技術の電磁カタパルトの方が!」
的な、割と後ろ向きな理由からじゃないかと思ってます。
ベースになるリニアモーター技術は、ある意味周知のそれですから。
とはいえ、
・あの重量を、
・あの距離で、
・あの速度まで加速して、
・なおかつ直後にカタパルトシャトルを停止させなければならない
というのは、結構技術的ハードル高いですよね。
電気の大っ嫌いな潮風と、猛烈な揺れの環境下ですし。
まあ、仕上がりを楽しみにしておきましょう。
※12式魚雷のエサ?それは言わないお約束。
※長魚雷は12式じゃなくて18式でした。お詫びして訂正いたします。
建屋でカタパルトを隠している辺りが面白いのですが、早めに実際の性能を見せて貰いたいですね。
レールガンも支那が開発しているなどという話を聞きますが、あれも早くその姿を見たいところです。
3隻目ともなると、「いうても大元はクズネツォフやろ?」と、侮っても居られなくはなったかな。とは、思う次第であります。艦載機にしても、中国の方が、ソ連はまだしもロシアよりかはよっぽどマシなモノ造れそう。にも、なってきちゃってますし…
1番艦、2番艦はコピーの延長線上にありましたが、3番艦はオリジナリティを出してきましたからね。
ですが、中身がマシかどうかは残念ながら分からない。
まあ、そのうち明らかになるとは思いますが、楽しみにしておきたいと思います。