ロシア、演習を繰り返して存在感を日本に見せつける

ロシアニュース

うんうん、狙いは分かるよ。

ロシア艦艇9隻が宗谷海峡を通過 別艦隊は伊豆諸島周辺に

2022年6月18日 土曜 午前10:10

防衛省は17日、ロシア軍の艦艇9隻が、宗谷海峡を日本海に向けて通過したと発表した。ロシア軍は、別の7隻が太平洋を南下し、伊豆諸島の周辺海域を航行していて、自衛隊が両艦艇の警戒監視を続けている。

防衛省によると、17日午前6時頃、北海道の宗谷岬の北、約40kmのオホーツク海で、ロシア海軍のフリゲートやミサイル護衛哨戒艇など計9隻を、海上自衛隊が確認した。

「FNN プライムオンライン」より

存在感を示したいんだねぇ。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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ロシアの露骨な威嚇

ウクライナ侵攻が思い通りにいかない

ここのところ、ウクライナ関連のニュースから遠ざかってはいたが、状況は刻々と変化している。

ロシア外相、「ウクライナを侵攻していない」と主張

2022.06.18 Sat posted at 16:30 JST

ロシアのラブロフ外相は18日までに、同国は完璧(かんぺき)な国家ではなく、国としての存在感を示すことを恥じないとの見解を示した。

英BBC放送との会見で、ウクライナ侵攻で犠牲者が出たことを問う質問に応じて、述べた。

また、ウクライナを「侵攻してはいない」と主張し、「ウクライナを北大西洋条約機構(NATO)に引きずり込むことは犯罪行為であることを西側諸国へ説明するためにほかの選択肢が絶対的になく、特別軍事作戦に訴えた」とも述べた。

「CNN」より

ロシア外相のラブロフ氏、ちょっとボケが来ちゃったかなーというような発言をしているが、これがプーチン氏の意向なのだから仕方がない。

ロシアの公式見解としては、「あれは特別軍事作戦で、ウクライナ侵攻ではない」ということらしい。

もはや意味が分からない。

一方で、戦局の方は芳しくない。

ウクライナでの戦争、長期的結果を左右する重大局面に到達 西側当局者

2022.06.15 Wed posted at 19:16 JST

ワシントン(CNN) ウクライナ軍が旧式装備に適合するソ連時代の弾薬を使い尽す中、同国は西側諸国に重火器の追加投入を要請している。その間にも東部の2つの戦略的要衝では、ロシアが砲撃で極めて有利な状況を築いている。

米国や西側の諜報(ちょうほう)事情に詳しい複数の情報筋によれば、西側の情報機関および軍の関係者は、ウクライナでの戦争が長期的な結果を左右する重大局面を迎えていると考えている。

「CNN」より

ウクライナ側もよく耐えてはいるが、物量作戦で来ているロシア軍の勢いを抑えきるには物資が足りない。

ロシア側も随分と苦しくなりつつあるが、それでもあれだけの大国である。正面衝突しての消耗戦を挑まれると、ウクライナの方が小国なのだから対応しきれなくなるのも無理はない。

日本に対して圧力をかける

そうした状況の中、ロシアは日本に圧力をかけることを選んだ。

ロシア海軍をめぐっては、北海道沖から太平洋を南下していた艦艇7隻が、16日~17日に、伊豆諸島の須美寿島と鳥島との間を通過していて、海上自衛隊が警戒監視などを続けている。

「FNN プライムオンライン」より

ロシア海軍を動かして、日本周辺で演習をし始めたのである。

ロシア海軍の7隻 伊豆諸島付近を通過し南西方向に 海自が確認

2022年6月18日 0時55分 

ロシア海軍の駆逐艦やフリゲート艦など7隻が16日から17日にかけて、伊豆諸島の須美寿島と鳥島の間を通過し、南西方向に進んだのを海上自衛隊の艦艇が確認しました。

7隻は、いずれも16日、千葉県沖の太平洋を航行しているのが確認された艦艇で、伊豆諸島付近を航行する際にはフリゲート艦からヘリコプターが飛び立つのも確認されたということです。

また、防衛省によりますと、17日午前には、北海道の宗谷岬の北、およそ40キロの海域で、ロシア海軍のミサイル護衛哨戒艇など9隻が航行しているのが確認され、9隻はその後、宗谷海峡を西の方向に進み、日本海に入ったということです。

ロシア国防省は今月、太平洋で大規模な演習を行うと発表していて、防衛省はこの演習との関連を含め、航行の目的を分析しています。

「NHKニュース」より

7隻が太平洋側の伊豆諸島沖、9隻が日本海側に入っている模様。そして、ロシア国防相は太平洋で大規模な演習を行うと発表していると。

地理的に、ロシアが太平洋に出るためには日本の周辺を通らなければならないので、「単に通過しただけ」とも言えるが、政治的な意味が大きいことは確実だろう。

北方領土でロシア軍の演習相次ぐ 日本への強硬姿勢を示す狙いか

2022年6月17日 16時30分

 ロシアのウクライナ侵攻後、北方領土でのロシア軍の演習が相次いでいる。国後島の現地行政府が発行する新聞「ナ・ルベジェ」は15日付で、同島南部の演習場で13日から月末まで3度にわたるロケット弾などの射撃訓練が始まったと報じ、住民に演習地へ立ち入らないよう警告した。また、クリル諸島(北方領土と千島列島)で長距離地対空ミサイルシステムS300V4の発射訓練が行われたとも報じた。日本に強硬姿勢を示すロシア側の狙いがあるとみられる。

「朝日新聞」より

北方領土と千島列島でも、ロシア軍の軍事演習が行われている。

おそらく、押せば引く相手だと舐められているのだろう。少なくとも、これまでの政権は例外なくそうやってきたのだから。

そうして、ロシアの正しさを国内に示すことができれば、「強い国」であることをロシア国民が思い出すと、そんなふうに思ったのではないだろうか。

何故、今なのか

しかし、何故それが「今」なのかというと、恐らくだが、ロシア側の経済はかなり厳しくなってきていることと関係しているのだろう。

鈴木宗男氏、ウクライナ側に「物価高で世界中が悲鳴を上げていることを考えるべき」「勇気ある決断を」

2022年6月16日 17:36

ロシア通で知られる日本維新の会の鈴木宗男参院議員が16日、自身の公式ブログを更新。

~~略~~

鈴木氏は「名誉ある撤退は『人の命を守る』上で、極めて大事なことである。また、物価高で世界中が悲鳴を上げていることを考えるべきだ」とロシアではなくウクライナに訴えかけ、「『ウクライナは負けない』と強弁してきたが、国力からしてロシアと1対1の戦いでは、その差は明らかである。ここはゼレンスキー大統領の勇気ある決断を願ってやまない」とした。

「スポニチ」より

これが日本の政治家かと思うと悲しくなるが、ロシアの代弁者たる鈴木宗男氏は、ウクライナに対して「勇気ある決断を!」と呼びかけた。何のことはない、「負けを認めろ」というのである。

彼のロジックは、ウクライナが抵抗するから世界が迷惑するという、恐るべきものなのだが、鈴木氏の発言がロシアの代弁であるという点を考慮すると、「そろそろ白旗を上げてくれないと困る」とロシアが自白しているようにも取れる。

しかし、今回のことは完全にロシアが加害者でウクライナが被害者である。まさか、被害者に対して「負けてやれ」という発想になる辺りが恐ろしい。

プーチン大統領「経済制裁は失敗」欧米側との対決姿勢を鮮明に

2022年6月18日 4時38

ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアのプーチン大統領は、国内で開いている国際経済会議で演説し「欧米側はロシア経済を破壊しようとしたが、失敗した」と述べ、制裁にもかかわらずロシアの経済対策が機能していると強調したうえで、欧米側との対決姿勢を鮮明にしました。

「NHKニュース」より

ロシア皇帝のプーチン氏、「ロシア経済はまだまだ大丈夫だ」と主張したようだが、いつまで強がりが言えるのだろうか。

中国外務省によりますと、習近平国家主席は、サンクトペテルブルクで開かれた「国際経済フォーラム」にビデオメッセージを寄せ、欧米などが、ウクライナに軍事侵攻したロシアに制裁を科す中「一方的な制裁はやめるべきだ」と批判しました。

「NHKニュース」より

支那皇帝のぷーさん……、ではなかった習近平氏もロシアへの経済制裁はやめるべきだと主張している。

いや、ロシアに「一方的な侵略は止めるべき」というべきでは?

ロシアが経済的に頼みにしている支那も、コレ以上は付き合いきれないというのが正直な処なのだが、西側諸国だって今回のこの状況を歓迎しているわけではない。だって、ヨーロッパ諸国はかなりエネルギー事情がヤバいため、一気にケリを付けてくれないと今年の冬が越せるかどうか怪しい状況にあるのだ。

アメリカは……、多分問題ないだろうが、日本としても電力事情がかなり悪化しているため、長引けば厳しくなる。

ロシアとしてはそこを見越しての圧力なのだろう。今なら未だ艦隊を動かせるからね。けれど、実際の処すでにかなり迫力不足というのが正直な見立てである。

しかし、日本国民は、こうした直接的な脅威が身近にあることを、今一度肝に銘じて、ロシア側が圧力をかけていることを好機にして、国防意識を高めるべきである。迫力不足であろうと、ロシア軍が何をしてくるかわからないということは、ウクライナの一件で嫌というほど思い知ったはずなのだから。

コメント

  1. ロシアは「腐っても鯛」としての沽券、意地があるんでしょうね。
    いまのロシア極東地域は、多大な戦力をウクライナに移動させていてガラ空きです。
    それで、出番のない極東海軍を使ってデモしているんでしょう。

    日本は海自の練習艦(実は電子情報収集艦)をオホーツク海で回遊させたらいいと思います。
    2年位前に、単艦で千島列島のロシア側公海内を悠々と航行して、アラスカ・北極海まで行ってました。

    極東で思い出しましたが、今月はじめに英政府とEUが、対ロシア制裁の強化策として、ロシアから原油を輸送するタンカー等への保険・再保険の引受けを禁止すると発表したため、日本政府がアンダーライターにでもならない限り、サハリン2産の原油の輸入が止まりそうです。(いまのところ天然ガスはOKのようですが…)
    https://www.ft.com/content/56379aac-674d-49ca-9574-e2feff3d4a8d

    • ロシアの意地ですか。
      寧ろ、ロシアを維持するのがそろそろ危ういんですがね。

      極東海軍の規模が小さく、出番がなくて暇をしていたとはいえ、よくもまあこういった威嚇にお金を注ぎ込んだものだなと感心します。
      燃料だけなら、掘って精製すれば良いので、何とかなるのかも知れませんが。

  2. ロシア海軍はウクライナで再び巡航ミサイルで攻撃を始めた、どこから調達したミサイルかな?

    • おそらくは在庫があったのでしょう。
      ただし、ロシア国内の在庫かどうかは怪しいのですが。

  3. >彼のロジックは、ウクライナが抵抗するから世界が迷惑する

    これ、公民館とかで集会をすると、対抗勢力が周辺で騒いで住民が迷惑するから、会場を貸さないってのと発想が一緒ですかね。

    • 考え方としては似ているかも知れません。
      声が大きい方が勝つという嫌な世界ですね。
      しかし、往々にしてそうした事が許されてしまっていたのが、これまでの世界時状でもアリマス。

  4. こんにちは。

    この程度で日本を脅している気なら、片腹痛いとしか。

    きっと、ロシア艦隊に随伴している海自の潜水艦からは、洗濯物を大砲に干しているのが見えている事でしょう。

    ※随伴する原潜の音紋、というボーナスもあるかも。

    ウクライナ侵攻は、落とし所がなくなってしまって内心ロシアも困っていると推定するのですが、あとは西側がどれくらい本腰入れるか、ロシアの矛先が西側に向く限界点はどこか、のさぐりあいにかかってますね。

    ロシア国内でクーデターでも起きてくれると一番楽なんですが。自ら進んで人柱になる気合いの入った軍人は、もうあの国には残ってないでしょうね。

    • 日本の自衛隊にとっては特に脅威感じるほどの話ではなさそうです。今回のロシアの脅しとやらは。
      しかし、日本の政治家はどうかというと、心配ですね。
      官僚も随分と蝕まれている様ですし。