【警戒すべき感染症】サル痘が世界中に広がる

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サル+感染症=アウトブレイク!

「サル痘」患者の報告 “21日時点で12か国92人” WHO

2022年5月22日 11時05分

天然痘に似た症状の感染症「サル痘」の患者の報告が欧米を中心に相次ぐ中、WHO=世界保健機関は21日時点で12か国から92人の患者が報告されたことを明らかにしました。

「NHKニュース」より

現時点で分かっている事から考えるに、おそらく「サル痘」の感染拡大はさほど恐れることはないだろう。ただ、今回、このブログでこれを取り上げた理由は「感染経路が不可解」だからだ。

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感染急拡大中

12カ国で92人の患者が確認されている

「サル痘」と呼ばれる感染症は、齧歯類が媒介する接触感染或いは飛沫感染を感染経路とする感染症のようだが、現時点で人ー人感染は濃密な接触によるもの以外は確認されていない。

症状としては、顔や体に特徴的な発疹が出るほか、発熱やのどの痛み、リンパ節が腫れるなどの症状が出るとされており、致死率は1.2%程度と見積もられている。過去にアフリカで感染が起きた際には、致死率は数%~10%程度であったとされているが、アメリカにプレーリードッグを介して媒介されたときには71人の感染者が出たが一人も亡くなってはいないとのこと。尤も、アメリカで感染拡大したのは弱毒型であるとされている。

“サル痘ウイルス”は、ネズミやリスなど感染した動物にかまれたり、血液や体液、発疹に触れたりすることで感染することがあるほか、感染した人の発疹や体液に触れたり、飛まつを浴びたりすることで、ヒトからヒトに感染する可能性があるということです。

「NHKニュース”「サル痘」 欧米などで報告相次ぐ 症状・注意すべき点は…”」より

引用記事にあるように、「感染した人の発疹や体液に触れる」ことで、感染するリスクがあるとされている。

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なお、検索すると発疹の様子が画像で確認出来るのだが、ここでは引用は避けておこう。

現在の感染状況はこんな感じ。

発見はサルから

なお、名前の由来なのだが、どうやらカニクイザルで最初に確認されたことが理由のようである。

国立感染症研究所によりますと、「サル痘」は1958年にポリオワクチン製造のために世界各国から霊長類が集められた施設にいたカニクイザルで最初に発見されたため、「サル痘」という名前が付けられました。

~~略~~

1958年、「サル痘」が初めて報告された当時はヒトの感染例は報告されていませんでした。

「NHKニュース”「サル痘」 欧米などで報告相次ぐ 症状・注意すべき点は…”」より

最初発見された時には、サルに見られるだけで人への感染はなかったようなのだが、その後、アフリカ各地で散発的に感染が確認されるようになったとか。

また2003年にはアフリカからペットとして輸入された小動物を通じてアメリカにウイルスが持ち込まれたあと、合わせて71人が感染しましたが、亡くなった人はいなかったということです。

アメリカのCDCによりますと、この時はアフリカからペットを通じて持ち込まれた“サル痘ウイルス”がプレーリードックに感染しました。感染した人はプレーリードックと接触があったとしています。

「NHKニュース”「サル痘」 欧米などで報告相次ぐ 症状・注意すべき点は…”」より

そして、齧歯類がサル痘ウイルスを媒介するのだということが確認されている。

サル痘ウイルスは、アフリカのジリス等の齧歯類が自然宿主とし、ヒト、サル、プレーリードック、ウサギ等が感染すると、天然痘様の症状を呈することがある。天然痘ウイルス、牛痘ウイルス、ワクチニアウイルス等もオルソポックスウイルス属に含まれる。オルソポックスウイルス間では、抗原性の交叉が非常に強いため、血清診断による感染ウイルス種の同定はできない。このため、遺伝子診断が有力な診断法となる。

「バイオテロ対応ホームページ」より

余り知られていない感染症なので、発覚しにくいということも問題だろう。

治療方法はない

問題は、サル痘には感染例がさほど多くないために、現時点で特異的な治療薬が存在しないということだ。対処療法で対応されているようだが、天然痘に対するワクチンが高い予防効果を示すというデータはあるようだ。

シドフォビル、シドフォビルの誘導体で経口投与可能なhexadecloxypropyl-cidofovir (CMX001, Chimerix Inc.)、 ポックスウイルスの細胞外感染性ウイルス粒子形成の阻害剤であるSIGA-246 (SIGA Technologies)等が、最も有望な抗ウイルス薬と考えられていて(3,4,5)、米国で臨床治験が行われているが、日本で承認されている特異的治療薬はない。

「バイオテロ対応ホームページ」より

日本では幸いなことに感染例が確認されていないのだけれど、治療薬もない。

Q.どんな病気なのか。

「モンキーポックスウイルス(=サル痘ウイルス)は、天然痘に似たウイルスで、ヒトに感染すると天然痘のような症状を出すことが知られています」 「2種類、大きく分けて強毒型のと、それほど強毒でない方があります。アフリカでは今も流行が続いて、毎年患者さんが出ています。アフリカから帰国した人とか、アフリカから来た人がイギリスとか海外で発症して、それで見つかるというケースが最近相次いでいるという状況だと思います」

「NHKニュース”「サル痘」 欧米などで報告相次ぐ 症状・注意すべき点は…”」より

現時点では、「強毒型とされる今後型」と「弱毒型とされる西アフリカ型」の2種類が確認されているが、感染が広がっていくとウイルスの変異が予想され、より強毒なタイプに変質するリスクはあるとされている。

そして、天然痘のワクチン接種を行われなくなって久しいことも、感染拡大している理由だとはいわれている。

さらにロイター通信によりますと、スイス、オーストリア、イスラエルでも確認されていて、少なくとも世界15か国に感染が拡大しています。こうした状況についてWHOはアフリカでの過去の流行に関わりのない患者が多数確認されるこの状況は“極めて異常”だと指摘しています。

「dmenuニュース」より

問題は、比較的症状の分かり易い感染症にも関わらず、感染経路を追えていないということだ。

散発的に感染が見られるという事のようだが、感染予防には手指消毒が重要だとされているから、現在の武漢ウイルス対策としての手指消毒を続けていけば、さほど怖い病気ではないだろう。

逆にいえば、ある程度、マスクや手指消毒の文化が広がったにも関わらず、こうした感染症が拡大していることに、不安を覚える。

兵器として研究されていた?

で、今回のこの感染拡大の不自然さを考えると、この手のウイルスの媒介が人為的に行われていた可能性はゼロではないというところが問題である。

おそらく、今回は人為的媒介は無かったのだろうとは思うが、兵器としての研究は成されていたという噂はチラホラとある。

ロシアが生物兵器としてサル痘ウイルス研究?英紙報道

2022年05月24日 06:00

動物由来のウイルス感染症「サル痘」がヨーロッパなどで流行の兆しを見せている。世界保健機関(WHO)は21日、ヨーロッパと北米、オーストラリアの計12カ国で92人がサル痘に罹患したと発表した。サル痘は、これまでアフリカ大陸では継続的に発生してきた感染症だが、アフリカ以外で多数確認されるのは、「きわめて異常」(WHO)だ。

そんな中、この週末、にわかに信じがたいニュースがイギリスから飛び込んできた。イギリスのタブロイド紙「The METRO」が報じ、インドの英語放送チャンネル「WION」が外電引用した「Russia ‘planned to use monkeypox as a bioweapon’, report warned(ロシアは「サル痘を生物兵器として使用することを計画している」と報告書は警告した)」という記事だ。

「SAKISIRU」より

ありがちな陰謀論ではあるが、天然痘やそれに代替するウイルスの研究は、ロシアだけではなく支那でもアメリカでもなされていた可能性は高いだろう。コレラ菌、炭疽菌、ボツリヌス毒素などと並んで、天然痘ウイルスの株は研究所に保管され、研究者がいるという話は実際にある。

そしてそれは、噂レベルではなく現実のリスクとして捉えられていて、日本の自衛隊もテロ発生の想定がなされている。

防衛省・自衛隊:生物兵器対処に係る基本的考え方
防衛省・自衛隊:生物兵器対処に係る基本的考え方について

過度に恐れる必要は無く、「生物兵器として利用される可能性のあるウイルスの1つ」程度の話ではあるのだが(これまで研究された多くの生物兵器は、その取り扱いの難しさから実用化されていない)、警戒を怠るべきではないだろう。

「正しく恐れる」それが必要なことだ。

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