【国賊】林氏は外務大臣から罷免すべき

外交

共同通信の報道なので、意図的な切り取りがなされている可能性はある。

林外相、北朝鮮コロナに支援必要

2022/5/22 19:28 (JST)5/23 10:20 (JST)

林芳正外相は22日、新潟市内で講演し、新型コロナウイルス感染が拡大する北朝鮮への支援を検討する必要があるとの認識を示した。「あそこの国とは国交もない。だから放っておけばいいとはなかなかならない」と述べた。

「共同通信」より

だが、この発言は余りに酷い。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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「歩調を合わせる意図」とは意味が分からない

何故、よりにもよって新潟県なのか

林氏は、新潟市内で講演した際に、「北朝鮮を支援すべき」という旨の発言をしたようだ。

北朝鮮のコロナ禍を巡り、米韓両首脳は21日の共同声明で支援意思を表明している。林氏は23日の東京での日米首脳会談を控え、日本が米韓と歩調を合わせて対応する可能性に言及したとみられる。

「共同通信”林外相、北朝鮮コロナに支援必要”」より

よりにもよって新潟市内で、だと?

「北朝鮮による拉致問題」の解決をめざして

更新日:2022年4月5日更新

県民の皆様へ

1970年代から80年代、多くの日本人が北朝鮮に拉致されました。日本政府は17名(うち新潟県関係者は5名)を拉致被害者として認定していますが、さらにこのほかにも拉致の可能性を排除できないケースが多数あります。

北朝鮮による拉致問題の解決には、「県民一人ひとりの声」が何よりも強い力となるとともに、被害者ご本人とご家族の大きな心の支えになります。

県民の皆様におかれましては、引き続き温かいご支援をお願いします。

「新潟県のサイト」より

新潟県にとって、北朝鮮による拉致被害の被害者数が多い地域であるという認識があるが故に、北朝鮮に対する感情は特別なものがある。

そりゃそうだろう、海から北朝鮮の工作員がやってくる、というような不信感(注:実際に海からやってきたというわけでは無い)がある地域柄である。

その様な地域で、外務大臣が「北朝鮮に支援をする!」とか抜かした訳だ。大半の県民にとっては面白いハズがない。

もう一つがこちら。

弾道ミサイルが落下する可能性がある場合にとるべき行動について

弾道ミサイルが落下する可能性がある場合は、緊急情報が発せられます。万が一のミサイル落下に備え以下のような行動をとりましょう。

「新潟県のサイト」より

もはや日本全土、どこにいても北朝鮮からのミサイルが届く範囲ではあるのだが、県の防災のカテゴリーにこうした警告をしている県は余り多くはないだろう。そこまで、北朝鮮からの脅威は新潟県にとっては現実的な問題なのである。

バイデン氏は韓国で何の約束をしたか

さて、こうした県民感情を刺激するような発言を新潟でするに至った背景に、米韓首脳会談の影響があると共同通信は指摘している。

米韓首脳会談、対北朝鮮で「核の傘」含めた抑止力強化を確認

2022/05/22 00:25

米国のバイデン大統領は21日、韓国の 尹錫悦ユンソンニョル 大統領とソウルの大統領府で初めての首脳会談を行った。北朝鮮による挑発が強まる中、バイデン氏は韓国に対し、「核の傘」を含めて同盟国を防衛する「拡大抑止」の責任を果たすことを確認し、米韓合同軍事演習の拡大に向けた協議を始める方針などを共同声明に盛り込んだ。

~~略~~

一方で、北朝鮮で感染が拡大する新型コロナウイルス関連の支援の意向も表明した。

「讀賣新聞」より

アメリカも韓国も北朝鮮への支援を口にしたという。

バイデン氏「北にワクチン提供できるが返答ない」、尹氏「対話の扉開いてる」…米韓首脳会見

2022/05/22 00:44

~~略~~

私と尹大統領は緊密な関係を強化し、地域の安全保障上の課題に取り組むために協力することを約束した。抑止力を更に強化し、朝鮮半島の完全な非核化に向けて取り組むことによって北朝鮮がもたらす脅威に対処すること、台湾海峡の安定を推進すること、南シナ海などで航行の自由を確保することが含まれる。

我々は北朝鮮に対し、新型コロナウイルスワクチンをすぐに提供する用意ができているが、北朝鮮から返答がない。私が北朝鮮の指導者( 金正恩朝鮮労働党総書記)と会談するかどうかは、彼がどれほど誠実で(米国との対話に)真剣かどうかにかかっている。

「讀賣新聞」より

気になる表現は、「北朝鮮の完全な非核化」という言葉ではなく、「朝鮮半島の完全な非核化」というワードを使ったということある。(注:アメリカ側の主張とはどうも違う様なので、追記しました

この言葉の意味は、朝鮮半島からの米軍の撤退を意味する。いや、撤退にまで至らずともその機能の殆どは縮小していく方向なのではないかという疑いを抱かされる表現だ。

もちろん「地域の安全保障上の課題に取り組むために協力」という文脈で、米韓同盟を終わらせたかったムン君とは一線を画す判断ではあると思う。一応、インド太平洋経済枠組み(IPFE)には韓国としても同意する格好で、台湾についても言及させられてはいるので、これまでの姿勢を転換させられる事にはなると思う。

支那がどういう形で韓国への圧力を強めてくるかは今後、気にしていく必要はあるが、緩やかな方向での支那包囲網を形成していくバイデン氏の狙いに丸っと乗っていく感じはした。

その上で、ワクチン提供にも言及したというわけだ。

アメリカは韓国の提案に乗るのか?

とはいえ、韓国の報道の内容はさておき、アメリカ側の立場を見ると、韓国の思惑通りになるのかは少々怪しいところだ。

On your question about the Quad, I think that it’s important not to get ahead of ourselves. I mean, you know, as much as it’s significant that we’re now looking at the fourth leader-level meeting of the Quad — you know, two have been virtual; one has been in person — and it’s pretty significant that only 16 months in the administration that you’re looking at the second in-person summit.

I think it shows the commitment that the President has and the other Quad leaders have to building out the Quad. I think it’s important to recognize this is still a relatively new organization — or it’s not even — a relatively new grouping that is still figuring out how to best work together.

It’s a group of likeminded democracies and, in that sense, it’s natural that — you know, to think about ways in which you can work with other likeminded democracies. But I think it’s also important to recognize that the goal right now is to develop and build out what has already been laid out, rather than to think about new members.

「ホワイトハウスのサイト」より

韓国は再三「クワッドに参加したい」という意思表示をアメリカ側にしたようだが、アメリカ側はどうやら否定的な立場のようだ。

少なくとも現時点での新しいメンバーの追加を考えてはいないと明言している。

日本の国益を、林氏はどのように実現する気なのか

林氏の発言はそうした文脈に沿った発言ではあると思うのだが、しかし、それは日本の立場を全く考慮していない感じになってしまう。拉致の問題、ミサイルの問題は依然として深刻な日本の問題なのである。そこを丸っと無視して「人権ガー」と行くのには、外務大臣の姿勢として相応しいものなのだろうか?

新たな経済連携『IPEF』って?

来週22日から24日まで、アメリカのバイデン大統領が就任後初めて日本を訪れます。これにあわせ、アメリカ政府は、アメリカが主導する新たな経済連携「IPEF(アイペフ)=インド太平洋経済枠組み」の立ち上げに向けた宣言をする方向で調整が進められています。 新たな経済連携って何なのか、アメリカや日本の本音は?

「NHK」より

バイデン氏の提唱しているIPEFの中身がハッキリしない事も気になるところだが、米韓首脳会談の話に合わせて日本の外務大臣がリップサービスするというのは意味がよく分からない。

アメリカ主導で旗を振りたいIPEFの推進そのものを、日本が否定する必要は無いと思うのだが、しかし本当に必要なのはTPPの枠組みにアメリカを引っ張り込むことである。

高度化する北朝鮮の核とミサイルの脅威に対し、最優先で扱う必要があるとの認識で一致した。バイデン大統領は実効的な拡大抑止の提供を約束した。具体的には韓米防衛の核心である合同軍事演習を拡大強化するための協議を開始し、必要な場合には、米国の戦略兵器を適宜展開することを確認した。北朝鮮のサイバー攻撃への対応でも協力を強化する。

拡大抑止で従来語られる核の傘だけではなく、戦闘機やミサイルを含む様々な戦略兵器の韓国への展開について、NSC間で協議を続けていく。核攻撃に備えた演習も必要ではないかという議論もあった。

「讀賣新聞”バイデン氏「北にワクチン提供できるが返答ない」、尹氏「対話の扉開いてる」…米韓首脳会見”」より

アメリカが韓国とどのような話をしたかに関わらず、日本は毅然とした態度を示すべきなのだ。

訪韓中「貿易の障壁」に言及したバイデン氏…日本に輸出規制の廃止を誘導か

2022.05.23 07:11

日本メディアは21日に開かれた韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と米国のジョー・バイデン大統領の首脳会談で韓日関係改善に対する米国の意志が表れたと評価した。バイデン大統領が「貿易の障壁」に言及したことについては、日本が韓国に対する輸出規制を強化して韓国をホワイトリストから除外する措置を取ったことを念頭に置いた発言という分析が出てきた。

「中央日報」より

中央日報はこんなふざけた事を記事にしているが、そもそも日本は輸出規制をやっているわけではなく、輸出管理を行っているだけで、適正にルールを守っていれば何の問題も無く韓国は輸入が可能なのだ。

そんな寝言を言われないように立ち回るべきなのが外務大臣の役割なのだが、林氏は分かっていない。

もう、罷免すべきじゃないかな。

サムネに使った写真で見ると、ブルーリボンバッジを着けている様子が見えるのだけれど、まさに着けているだけ。その意味は理解していないようだ。

追記

ホワイトハウス発表のブリーフィングを読んでいたら、決定的な部分が違う事に気がついた。

And today, President Yoon and I committed to strengthening our close engagement and work together to take on challenges of regional security, including addressing the threat posed by the Democratic People’s Republic of Korea by further strengthening our deterrence posture and working toward a complete denuclearization of the prin- — of the Korean Peninsula, as the President has already spoken to; promoting stability across the Taiwan Straits as well; and ensuring freedom of navigation, including in the South China Sea and beyond.

「ホワイトハウスのサイト」より

ここでは「the Korean Peninsula」(朝鮮半島)の「as the President has already spoken to; promoting stability across the Taiwan Straits as well; and ensuring freedom of navigation, including in the South China Sea and beyond.」(台湾海峡の安定を促進し、南シナ海とその周辺を含む航行の自由を確保すること。)と、「the Democratic People’s Republic of Korea」(北朝鮮)の「working toward a complete denuclearization of the prin」(完全な非核化に向けての取り組み)と言及している。

もう1箇所。

Now, a longstanding mission of denuclearizing North Korea, as well as the COVID-19 crisis, shifting trade order, supply chain realignment, climate change, democracy in crisis, and numerous other new challenges confront our alliance.  These challenges can be tackled only when countries sharing the universal values of a liberal democracy and human rights come together. 

「ホワイトハウスのサイト」より

ここでも「North Korea」(北朝鮮)の「mission of denuclearizing」(非核化の使命)と言及していて、何れの文脈でも北朝鮮の完全な非核化をアメリカは目指しているよということを言っている。

共同声明では朝鮮半島の非核化という言及をしているので、アメリカの国内向けの発表のような風にも採れるのだが……。

追記2

林氏の発言を色々調べていたのだが、会見のところで引っかかった。

日米豪印首脳会合

【産経新聞 岡田記者】クワッドの首脳会談について伺います。クワッドでは、インドがロシアのウクライナ侵攻を巡って対露制裁に加わらずに足並みが揃っていません。他方で、クワッドはロシアの問題に限らず、様々な課題について話し合う場でもあると言えます。今回の首脳会合を通じて、インドを抱き込んで、クワッドの結束を示していくことができるとお考えでしょうか、大臣のお考えをお願いします。

【林外務大臣】議論の内容について現時点で予断をすることは差し控えたいと思いますが、ウクライナ情勢を含めた国際情勢また地域情勢について、首脳間で率直に議論するとともに、今回のような力による一方的な現状変更を、いかなる地域においても許してはならないということ、また、こうした状況だからこそ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた取組を一層推進していくべきであるということ等を、しっかりと訴えていくことが重要だと考えております。

「外務省のサイト」より

産経新聞がクワッドのポイントはインドであるという指摘をしているのだが、林氏は逃げた答弁をした。

そもそも、クワッドの枠組みをスタートさせたのはトランプ政権時代で、バイデン氏はトランプ政権の成果に否定的だ。加えて、岸田氏も安倍氏の路線を否定して独自色を出したいという狙いがあるように思われる。

直近で首相になったアルバニージー氏は、クワッドに参加する意向は示したが、政権が大きく変わっていて不安が残る。

アルバニージー豪新首相就任 クアッド出席で訪日へ

2022年05月23日10時45分

21日に行われたオーストラリア総選挙で勝利した最大野党・労働党のアンソニー・アルバニージー党首(59)は23日、首都キャンベラで宣誓を行い、新首相に就任した。アルバニージー氏は、24日に東京で開かれる日米豪印の連携枠組み「クアッド」首脳会議に出席するため、訪日する。

~~略~~

クアッドを「重要なフォーラム」と位置付ける同氏は、首相就任後の記者会見で、就任早々の外交デビューとなる首脳会議出席などについて「豪州に変化を象徴する新政権ができたと、世界にメッセージを送ることになる」と強調した。

「時事通信」より

基本的には前政権の外交方針を踏襲する積もりのようだが、「変化を象徴」って何をやらかす気なのやら。

その上で、インド首相のモディ氏は、基本路線が親露である。何らかのバーターを要求する可能性は高かろう。

そういう風に考えると、今回はあまり上手く行かない気が……。

まあ、日本国内ではこんなおかしな事になっているので、この枠組みはしっかりと堅持して欲しいところ。

こんな幕を掲げて反対集会をしている方々が見受けられるらしいが、ヘルメットがなんとも。味わい深い!いや、寧ろロシアや支那に反発してはどうか。

コメント

  1. 北朝鮮のコロナに関して日本側からアクションを起こしても簡単に受け入れられることはないだろうし、受け取るにしても彼らが恩義に感じることはなくむしろ日本が支援したがっているから受け取ってやるので日本は感謝しろくらいにしかならない。

    しかもワクチンは党幹部から優先されるだろうし、末端の国民に接種が行き届いたとしても偉大なる首領様のお陰でということになり日本の支援によって国民の意識が変わることもない。
    支援はコロナによりどうにもならなくなり金正恩が頭を下げてお願いしてくるまでは控えるべきでしょうね。

    • ちょっと本文では言葉足らずですが、まさにご指摘の通りだと思います。
      人道上、北朝鮮の人民を救うという選択はありだと思います。
      ですが、「救って差し上げます」と、押しつけがましく言う必要はありません。せめて、交換条件くらいは俎上にあげるべきでしょう。彼らは絶対感謝などしないのですから。