【借金苦の国】17.2%の世帯が返済不能な赤字を抱える

大韓民国

「韓国経済がヤバい」というような事を、事ある毎に書いているのだが、具体的な指摘というのは余りやっていなかったことに気が付き、少々整理しておきたいと思う。とはいえ、僕自身が経済面に明るいわけでは無いので、単純な部分だけ言及するに過ぎないのだが。

というわけで、今回は家計負債に関するネタである。なかなかに笑えない「実態」を報じるニュースではあるが、これが韓国のリアルなのだ。

韓国の17.2%の世帯が収入をほぼ「借金返済」に充て赤字

登録:2022-05-09 03:00 修正:2022-05-09 08:40

韓国の全世帯の17.2%の家計が赤字であることが分かった。これは、354万世帯が所得を全て使っても借金返済と必要不可欠な支出をまかなうことが難しいということを意味する。ますます高くなる負債の金利と物価のせいで、赤字世帯数はさらに増える恐れがある。

「ハンギョレ」より

このニュースは衝撃的な文章が並んでいて、にわかに頭に入ってこないのだが、嘘という訳でもないのだろう。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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地獄のような家計負債

政策金利がジリジリと上がる

4月のニュースで、韓国銀行(中央銀行)が政策金利を1.5%に引き上げるというニュースがあった。

韓国銀行、政策金利を1.5%に引き上げ

2022年04月15日

韓国銀行(中央銀行)は4月14日、金融通貨委員会を開催し、基準金利(政策金利)を現行の1.25%から1.5%に引き上げると発表した。1月に0.25ポイントの利上げを実施してから3カ月ぶりの引き上げとなる。

今回の金融通貨委員会は、韓国銀行総裁が不在の中で金利の引き上げが決定された。議長職務の代行を行ったチュ・サンヨン委員は、金利の引き上げに踏み切った理由として、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、当初の予測よりもインフレ圧力が高まったためと説明した。

「JETRO」より

このニュースは、アメリカのFRBの政策に影響されていて、まあ、韓国政府としては致し方が無いことではあると思う。

米FRB、政策金利を通常の倍の0.5ポイント引き上げ、保有資産縮小も決定、6月1日から

2022年05月06日

米国連邦準備制度理事会(FRB)は5月3、4日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、政策金利であるフェデラル・ファンド(FF)金利の現状の誘導目標0.25~0.5%を0.5ポイント引き上げ、0.75~1.0%とすることを決定した(添付資料図1参照)。加えて、FRBの保有資産(添付資料図2参照)の圧縮について、6月1日から開始することも決定した。

「JTERO」より

なお、FRBは5月に入って再び政策金利を0.5ポイント引き上げると発表したので、韓国銀行も追って更に引き上げを迫られるはずだ。

金利の引き上げは何をもたらすか

韓国銀行の狙いは、韓国内のインフレ圧力の抑制である。

下の図は韓国の消費者物価指数(CPI)の推移グラフである。消費者物価指数(CPI)は、全国の世帯が購入する家計に係る財及びサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定するもの。つまり、ある時点の世帯の消費構造を基準に、これと同等のものを購入した場合に必要な費用がどのように変動したかを指数値で表すものである。

日本でも原油の値段の上昇の影響で、物価上昇を実感していると思うが、貿易依存の高い韓国にとってはさらに影響が強いし、実際にCPIは上昇を続けている。

このため、韓国銀行としては政策金利を上げざるを得ないというのが、韓国の苦しい実情である。

物価上昇が深刻な米国では、米連邦準備制度理事会(FRB)が5月に0.5%の大幅利上げを実施し、量的引き締め(QT)開始も決定するとの考えが市場コンセンサスになっている。6月には近年で前例のない0.75%の引き上げを言及する発言も出始めている。  

これに伴い韓国銀行も、FRBの利上げペースに合わせて一足先に金利を引き上げる必要がある。新韓銀行S&Tセンターのアナリスト、ペク・ソクヒョン氏はNNAに対して「韓国銀行は今年中にあと2回利上げを実施し、今年末までに2%まで引き上げるだろう」と予想している。  

しかし、米国の強力な利上げぺースにいつまでも追従するのも難しい。ウクライナ情勢を受けた資源高や、サプライチェーン(調達・供給網)の停滞などで景気の先行きが一段と不透明になり、経済成長が下振れするリスクがあるためだ。

「Yahooニュース」より

アメリカが政策金利を上げると、アメリカ国内での投資が活発化して、その煽りを受けて海外投資家は韓国への投資を控えるようになる。そうすると、ウォン安が進んで輸入価格の上昇を招いて、国内物価は上がるといった動きになるのだ。そのための政策金利の引き上げなのである。

株安、ウォン安、債券安のトリプル安

しかし、この政策金利引き上げは、残念なことにあまり功を奏してはいないようだ。

韓国総合株価指数が2600割れ 1年5カ月ぶり

記事入力 : 2022/05/10 16:08

10日の韓国株式市場で総合株価指数(KOSPI)は6営業日続落し、前日比14.25ポイント(0.55%)安の2596.56で終えた。終値が2600を割り込むのは2020年11月30日以来、約1年5カ月ぶり。

「朝鮮日報」より

韓国ウォン、対ドル13年ぶり安値 利上げ加速が焦点に

2022年5月10日 14:58

韓国の通貨ウォンが下落している。1ドル=1270ウォンを上回り、約13年ぶりのウォン安・ドル高圏で推移する。物価高を抑え込もうとする米連邦準備理事会(FRB)の急速な利上げ姿勢を背景にウォンが売られる展開が続く。

「日本経済新聞」より

KOSPIもウォンも下がっていて、債券も投げ売りされる始末である。低迷している韓国経済にさらに拍車をかけるのが、韓国銀行の利上げなのである。

物価上昇は複合要因なので、政策金利さえ上げれば解決するという類のものではない。ただし、「上げない」という選択肢は採りにくい。アメリカの政策金利よりも韓国の政策金利が低いと、外貨獲得に深刻なダメージを受けるからだ。

しかし一方で、利上げをすれば、借金が膨らんでしまう。三つ子の赤字を抱える韓国にとって、政策金利の上昇は苦渋の選択なのだ。

もちろんウォン安が必ずしも悪いものとは言い難く、特に輸出を行う場合にはメリットにはなるんだけれども、韓国の場合には部品の輸入コストが上がってしまう問題もあって、絶対的なアドバンテージとなるという訳でも無い。

家計債務は深刻だ

実際に、今年3月には韓国は世界一の家計債務国となった。

韓国、家計債務が世界1位に 新政権は挽回できるのか?最大の要因は?

2022/03/12

国家債務が雪だるま式に積み上がっている韓国で、「家計や企業の債務が限界を超えた」と経済学者らが警鐘を鳴らした。文在寅政権の失策が引き起こした住宅価格の高騰を背景に、対GDP比の家計債務比率が主要37ヵ国中1位となるなど、資産市場崩壊を懸念する声もある。

~~略~~

同国の家計債務残高は16年間拡大し続け、2021年4~6月期に過去最高の1,850兆9,000億ウォン(約176兆9,871億円)に達した。国際金融協会(IIF) の調査によると、対GDP比は104.2%と主要37の国や地域の中で最も高く、増加速度も前年同期比6ポイント(以下、pt)増と最速だった。

「OWNER」より

これが冒頭の話に繋がるのである。

市場金利が上がれば借金は雪だるま式に増えてしまう。その結果、韓国の17.2%の世帯で家計の赤字となったわけだが、多少の赤字であれば貯蓄を取り崩すなどの方法で対処すれば良いと思うのだ。

だが、韓国の家計債務はそんな生温いものでは無く、その実情はなかなか凄惨だ。

8日に韓国金融研究院が発表した『家計財務状態が赤字である世帯の特徴と改善の方向性』と題する報告書によると、昨年の韓国の総世帯数2052万世帯の17.2%(354万世帯)の家計が赤字だと集計された。赤字とは、所得を必要不可欠な消費、非消費支出(税金や年金など)、債務の元利金返済に充てればマイナスになる状態をいう。

354万の赤字世帯の平均年間所得は4600万ウォン(約472万円)。しかし、これらの世帯の年間平均元利金(元金+利子)返済額は4500万ウォン(約462万円)で、年間所得の98%に達していた。借金が赤字の最大の原因になっているわけだ。報告書は「金融負債の規模が所得に比べ大きすぎることが、家計の赤字に影響を及ぼしている」と述べている。実際に、金融負債が所得の5倍を超える世帯も赤字世帯の19.3%(68万世帯)を占めた。黒字世帯ではそのような世帯の割合が3.6%に過ぎないのとは対照的だ。

「ハンギョレ”韓国の17.2%の世帯が収入をほぼ「借金返済」に充て赤字”」より

「ちょっとだけ赤字」とかそういうレベルではなく、平均年間所得が4600万ウォンのところ、平均返済額が4500万ウォンと、年間所得の98%が借金返済に充てるべき額だという。

……??必要不可欠な消費や非消費支出(税金や年金など)は、何処から捻出しているのだろうか??意味がよく分からない。この人達はどうやって暮らしているのだろう。ちょっと何か誤解している可能性はあるな。

更に気になるのは、金融負債が所得の5倍を超える世帯も68万世帯ほどあるらしいのだが、金融負債?単なる債務ではなく??

ともあれ、政策金利が上がれば、こうした多くの赤字世帯を更に苦しめる結果になるのだ。そもそも物価が上昇しているのだから、給料が増えない限りは金利が増えれば債務が積みあがる。ジリ貧である。

若年層の借金は深刻

更にこんなニュースもあったな。

韓国の30代の借金、年間所得の2.8倍…「リスク管理が必要」

記事入力 : 2022/04/19 20:02

韓国で借金のある30代が、年間所得の2.8倍もの借金を抱えており、所得の41%を借金返済に当てていることが分かった。他の年齢層に比べて借金の規模が大きく、増加スピードも速いため、金利上昇の局面において十分なリスク管理が必要との指摘が出ている。

「朝鮮日報」より

こちらは韓国30代の借金の話で、借金の額は年間所得の2.8倍ということなので、この部分を読んで「さほど多くは無い」という印象を持った方もいるかも知れない。

ただ、所得の41%を借金返済に充てるというのは、ちょっとやり過ぎである。が、これも日本のサラリーマンが抱える住宅ローンの事を考えれば、驚くような額ではないのかもしれない。少なくとも返済額が所得の98%という話よりは納得できる。

が、この中身が問題なのだ。

アングル:「借金して投資」、韓国の若者世代の切実な事情

2021年8月29日8:19 午前

韓国で先月、新たな融資規制が発表されると、食品チェーンの仕入れマネジャーをしているジョー・パクさん(34)は、急いで借り入れを増やそうと走り回った。

~~略~~

パクさんのように、投資のために必死に金策に動く韓国の若者が主導する形で、国内では借金ブームが発生し、韓国銀行(中央銀行)にとって懸念すべき潮流の1つになっている。

「ロイター」より

韓国国内で行われる若者の「投資」は、借金をして行われている。この投資先は数年前までは不動産資産だった。

結局、株式取引のために当座貸し越し口座から1億2000万ウォンを引き出したパクさんだが、世界で最も過熱している部類に入る韓国の不動産市場に手が届かなくなったことへの不満は、絶望へと変わりつつある。

「ロイター”アングル:「借金して投資」、韓国の若者世代の切実な事情”」より

で、不動産バブルが過熱し、かなりヤバい状況にある韓国で、流石に当局が取り締まっているので、若者に手が届かない。ではどうするかというと、株式や仮想通貨に手を染めるわけだ。

「キムチ・プレミアム」消失──韓国の暗号資産市場に変化か

2022年 4月 7日 15:302022年 4月 7日 15:30 更新

韓国の暗号資産市場では先週、ビットコイン(BTC)が米ドル換算で3.2%のディスカウント価格で取引された。暗号資産データ会社カイコ(Kaiko)が指摘した。

ここ数年とは正反対の動きだ。韓国では、外国人の国境を越えた資本移動を制限する独自の規制によって、韓国の暗号資産取引所でのビットコイン価格とグローバルな価格との間に「キムチ・プレミアム」と呼ばれる価格差が生まれていた。例えば、昨年のある時点、ビットコインは韓国では20%以上のプレミアム価格(=上乗せ価格)となっていた。この状況は、韓国での強い需要も反映していた。

しかし、数年ぶりにキムチ・プレミアムはマイナスに転じた。トレーダーが、マネーロンダリングに関する金融活動作業部会(FATF)の「トラベル・ルール」の適用を想定しているためとカイコは述べた。

~~略~~

先週、現地英字紙コリア・ヘラルドは、韓国のコングロマリット、SKグループの投資部門SKスクエアが今後3年間に、2兆ウォン(約16億ドル、約2000億円)を半導体とブロックチェーンに投じると伝えた。SKスクエアのCEO兼副会長パク・ジョンホ氏は、同紙へのコメントで「半導体とブロックチェーン」の「高い成長可能性」に触れた。

「coindesk」より

トレンドが変化してはいるようだが、金融商品への投資が過熱している状況に変わりは無い。不動産に手が出ない層に人気ということらしいが、所得の41%を返済に充てながら暗号資産に投資するのはリスクが高すぎる。

資産市場バブルの崩壊への足音

というような状況なので、韓国政府としても家計負債に対する警戒感は高いのだが、しかし一方で韓国の内需を支える投資を減らす事もまたリスクである。

3月には、コロナの金融支援措置が打ち切りとなる。中小企業と個人事業主が対象とはいえ、家計債務にも間接的な影響が及ぶことは間違いない。2021年11月の時点で、中小企業と個人事業主は総額272兆2,000億ウォン(約27兆2,000億円)の債務を抱えていたという。

一部の専門家は、過剰債務が引き起こす資産市場バブルの崩壊への懸念を高めている。政府と民間の過剰債務、金利の引上げ、インフレなど、市場を揺るがす不安材料はふんだんに揃っている。果たして次期政権は、自国を経済崩壊の危機から救うことができるのだろうか。

「OWNER”韓国、家計債務が世界1位に 新政権は挽回できるのか?最大の要因は?”」より

武漢ウイルスの蔓延にかこつけて金融支援措置を続けている韓国だが、この金融支援を受けて更に投資をする始末であり、支援を続ける以上は政府負債も積み上がる一方だ。

これが税収で回収できれば良いのだが、残念な事に韓国の国内産業は大きなダメージを受けている。企業負債もやはり深刻なレベルで、税金を搾り取るというのは難しい。

家計債務の増大は韓国経済の鈍化に繋がる懸念が強いが、家計債務が不動産に流れ込んでいる状態が韓国経済を支えているという実情もあるのだ。むしろ、前大統領のムン君はそれを利用して経済の活性化を目論んでいた節があるので、適切な時期に爆弾処理出来れば案外悪く無い判断だったのかも知れない。踊ったヨンクル族(魂を売ってお金を集める人々を指す言葉らしい)達は、未だ踊ってくれるだろうか。

韓国の不動産バブル崩壊か?ユン新政権における不動産政策とは

2022/03/26 配信

昨今話題になる韓国不動産バブル。日本人にとって「不動産バブル」という言葉は、経済に大きな打撃を与えたことから望ましくない言葉としても捉えられる。

一方で、韓国では不動産投資で大きな財を成した成功例が多く、積極的に不動産投資をする志向が強い。

~~略~~

このような中で、次期大統領の不動産政策の2つの柱は「供給拡大」及び「規制緩和」である。

「供給拡大」案として、官が主導する住宅開発も合わせて、新規250万戸(ソウル等首都圏130万~150万戸)そのうち民間供給物量200万戸を見込んでいる。在籍期間で年間50万戸の供給となる。

首都圏の新築マンションが年間約3万戸程度なのでその規模の多さがわかる。

「建美家」より

ユンユンも、不動産バブルを上手く利用しようという方針だそうだが、過剰供給はちょっと悪手のようにも思える。

別に記事で言及したが、韓国国内では現在セメントが不足がちで、問題を解消できる目処は立っていないようだ。不動産を増やそうにも難しい現状は続くのでは無いだろうか。

そうすると、借金してでも投資するマインドは再び株や暗号資産に向かいそうだが、こちらも芳しくない。新政権は内需を冷やさないようにリスクを高めないようにコントロールする絶妙な手腕が問われるわけだ。韓国人の所得が上がるのが一番良いんだけど、貿易がもたついている現状ではそれも望み薄だろう。

徳政令発動?!

ともあれ、当面この状況は続きそうだが、行くところまで行ったら、韓国お得意の徳政令を出して誤魔化すという力業に及ぶかもしれない。徳政令で家計負債を棒引きしてしまおうという発想は韓国国内で繰り返されて、実際に実施されている。

ただ、徳政令は負債がゼロになる魔法の政策では無く、負債の付け替えに過ぎない。家計負債は金融機関の負債に政治的に付け替えられる。ただそれだけだ。しかし、韓国の銀行は外資に牛耳られているので、そんなことをするとキャピタルフライトが更に進む事になる。韓国は国家として窮乏し、外国から資金調達をという流れになると、それをどうやって返済するかで再び頭を悩ませなければならないだろう。

とまあ、韓国国内の事情のうち、新政権が頭を悩ますだろう家計負債にスポットを当ててみたのだが、なかなかに厳しい感じに思えるね。

追記

あー、ウォン安が進んでいるな。

20年ぶりに最強のスーパードル…新興国に「テキーラ危機」再来するか

2022.05.12 08:33

あふれる流動性が枯れていき新興国の通貨が自由落下中だ。米連邦準備制度理事会(FRB)が予想より早く金融を引き締め、米ドルの価値は20年ぶりの高値水準に上昇した。「緊縮発作」の中でドル建て負債が多い新興国が「テキーラ危機」(1994年のメキシコ通貨危機に触発された新興国危機)を迎えかねないとの懸念が出ている。

~~略~~

ウォンも空しく下落している。11日のソウル外国為替市場でウォン相場は取引時間中に一時2020年3月以来の安値水準となる1ドル=1280.20ウォンまで値を下げたが、前日より1.10ウォン高の1275.30ウォンで取引を終えた。

「中央日報」より

早晩、1ドル=1300ウォンに突入しそうな勢いである。

韓国の貿易で安定的なゾーンは1ドルが1100ウォン~1200ウォンという辺りなので、完全に安全な領域から外れた状況である。

ここで大切なのが外貨準備高なのだが。

韓国、外貨準備高 世界8位…4月末は4493億ドルで85億ドル減

5/4(水) 10:48配信

4月末現在の韓国の外貨準備高は4493億ドルで、3月末に比べ85億ドル減少した。3月末の韓国の外貨準備高の規模は世界8位だった。

~~略~~

韓国の外貨準備高は、昨年10月末(4692億1千万ドル)に史上最大を記録して以降減り続けている。3月末の外貨準備高の規模は、中国(3兆1880億ドル)、日本(1兆3561億ドル)、スイス、インド、ロシア、台湾、香港に次いで世界8位の水準だ。

「yahooニュース」より

ガリガリと減っている模様。

この韓国の発表する外貨準備高は、かなりジャンクが含まれている疑いが強いことでも有名なんだけど。

外貨準備高の構成は、有価証券4088億3千万ドル(91.0%)、預置金162億5千万ドル(3.6%)、国際通貨基金(IMF)の特別引出権(SDR)149億8千万ドル(3.3%)、金47億9千万ドル(1.1%)、国際通貨基金ポジション(IMF加盟国が出資金納入・融資などで保有するIMF関連請求権)44億5千万ドル(1.0%)。預置金は3月末の228億1千万ドルから65億6千万ドル減少した。外国為替市場の変動性緩和のために為替当局が市場に介入したことによるものと分析される。

「yahooニュース」より

減った理由がウォン安が進んで、外貨資産の米ドル換算額が減少したからだと言う事になっているのだが、内訳を見ると有価証券91%となっている。

通貨防衛に使えるドルは、どれだけ残っているのやら。預置金が162億5千万ドルか。この辺りが当面の命綱って事になると思うが。

관세청-보도자료
관세청 홈페이지에 오신 것을 환영합니다.

現在までのところ、2022年01月01日~05月10日累計の貿易収支は「-98億6,000万ドル」(約-1兆2,836億円)という感じで今年はかなり厳しいねぇ。

追記2

おー。ステーブルコインが急落!

韓国産コイン「ルナ」1日で97%大暴落…コイン市場「暗黒の木曜日」

2022.05.13 08:34

韓国の仮想通貨市場が12日、「ブラックサーズデー(暗黒の木曜日)」を迎えた。国産コイン「ルナ(Luna)」と「テラ」急落のためだ。仮想通貨市場の取り付け騒ぎ(バンクラン)が起きてビットコイン3万ドルも崩壊した。イドリウムもこの日21%下落した。ドルに連動(ペッグ)するよう設計されていたステーブルコイン「テラ」の急落が市場を動揺させ、米財務省はステーブルコインの規制を促した。

「中央日報」より

キムチコインは「ステーブル(笑)」なのか。そもそも、ステーブルコインは価格の安定性を実現するように設計された暗号資産(仮想通貨)である。

それが1日で97%暴落というのは笑えば良いのか、笑ってはダメなのか。

ルナの姉妹コインであるテラは価格が1ドルで固定されるように設計されたステーブルコインだ。テザー(Tether)のように担保物を現金や債券など流動資産で保有したステーブルコインとは違い、テラはルナとテラの供給量を連動する独自のアルゴリズムを通じて価値を維持してきた。

「中央日報”韓国産コイン「ルナ」1日で97%大暴落…コイン市場「暗黒の木曜日」”」より

どうやら、他のステーブルコインとは事なり、「ルナとテラの供給量を連動」するらしい。で、これがどうも不味かったらしい。

10日午前1時ごろ、テラの価格は0.9ドル台に落ちた後、1ドルを回復できず下落一途だった。0.6ドル水準でテラフォームラボが保有中のビットコインを担保として調達した資金でテラの価格防御に出て、この日午後には0.9ドル台ラインまで回復したが、投資家の売り動向を防ぐには力不足だった。11日午後、テラの価格は0.3ドルまで落ちた。テラフォームラボはテラの担保物として合計35億ドル規模のビットコインを保有している。

~~略~~

ルナとテラの暴落は仮想通貨市場を大きく揺さぶっている。直ちに火の粉はテザーに飛んだ。世界最大規模のステーブルコインであるテザーの価格も1ドル以下に落ちたのだ。テザーは11日午後9時ごろ、0.99ドルに下落した後価値を回復できず、12日午後4時基準0.97ドルまで落ちた。

ビットコインの価格はこの日3万ドルラインが崩れて2万7000ドルラインで取り引きされている。ブルームバーグは「今回の(テラとルナの暴落)事態は極端に高いレバレッジが絡み合う循環的メカニズムで発生した問題という点で、2008年リーマンブラザースの破産と似ている」と指摘した。

「中央日報”韓国産コイン「ルナ」1日で97%大暴落…コイン市場「暗黒の木曜日」”」より

そして、リーマンブラザーズ的な話になりつつあるというから恐ろしい。ちなみに、リーマンブラザーズの破産の時も韓国が引き金を引いた話は有名だが、テザーも陥落してしまうのか。

ヤバい感じですな。

コメント

  1. ムン政権で悪化したバランスシートは、ユン政権にとって負の遺産です。
    国も地方も企業も個人も”借金漬け”なんて普通なら肝が冷えますよ。
    韓国はタカリ国家だから、日・韓スワップなんぞ交してはいけませんよ。

    • 負の遺産……。
      ムン君からの負の遺産はかなり沢山あると思いますが、どうするんでしょうねぇ。
      僕も絶対スワップは反対だし、ホワイト国への復帰(今はグループAでしたっけ)もやってはいけないと思います。

  2. こんにちは。

    >韓国国内では現在セメントが不足がちで、問題を解消できる目処は立っていないようだ。

    そこはほら、シャブコンとか、オカラ工法とか、問題は解決しないけど対応策はいっぱいありますから。

    >ステーブルコインが急落!

    「楽韓」さんのところで詳しく説明されてますが、これ、なかなかに厳しい&笑える事態みたいですね。
    その割には、朝鮮日報も中央日報も(いずれも日本語版ですが)、本日月曜の時点で記事を見かけませんが、問題意識がずれてるのかな?

    • シャブコン・オカラ工法って、昔から聞きますよね。
      どの程度の不足が生じるかは分かりませんが、住宅コストが上がることは間違いがなさそうです。

      ステーブルコイン関係の話は、なかなか酷い話のようですね。
      ステーブルコイン(自称)というのは、しっかり調べないと商品名だけでは分からない感じですかねぇ。暗号資産を買っていないのでサッパリですが。