ちょっとご無沙汰しておりました。本日はちょっと軽めの記事を。4月末にも触れた記事なんだけど、まだ状況が殆ど動いていない。そう、支那のロックダウンの話である。
ロックダウンの上海、感染死者500人超す…ピークアウトでも厳しい外出制限続く
2022/05/05 20:00
新型コロナウイルスの感染拡大でロックダウン(都市封鎖)が続く中国の上海市で、感染による死者数が500人を超えた。4日に新たに確認された市中感染者は2日連続で5000人を下回るなどピークアウトの傾向にあるが、住民の厳しい外出制限は続いている。
「讀賣新聞」より
相変わらず上海はロックダウンが続いているようなのだ。
方針転換はできない
感染者は減少傾向にあるが
先日の記事はこちら。
支那当局は、未だに方針転換できていないらしい。
市政府は5日、企業活動の再開に向けて必要なPCR検査場9000か所が完成したと発表。外出規制が緩和された地区も増えているが、狭い範囲の移動に限られ、住民は今も不自由な生活を強いられている。
「讀賣新聞」より
この検査至上主義が、どうやら政治家の利権に関係しているようだという噂だけは耳にしたが、実際にどうなのかははっきりしない。
しかし、とにかく検査を続けて徹底的に封鎖という姿勢を続けるようだ。
3日の新規感染者数は4982人と前日の5669人を下回り、全体的には減少が続いているが、市中感染がなかなかなくならない状況にある。先週後半には一時、隔離区域外の感染がゼロとなったが、5月に入ってから再び1日当たり50人余りとなっている。
「東洋経済」より
当面の目標は市中感染の撲滅というところらしいのだけれど、それの達成は極めて難しいだろうね。
一部では規制を緩める部分も出てきているようだという話もあって、一体どこに向かっているのかは良くわからない。
北京でも
そして、北京でも状況は悪化してきているようだ。
中国北京、公共交通機関の利用制限 封鎖回避へ規制強化
2022年5月4日3:03 午後
中国の首都北京市は4日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため数十カ所の地下鉄の駅やバス路線を閉鎖した。1カ月以上ロックダウン(都市封鎖)が続く上海のような事態を回避する狙いだ。
感染拡大が深刻な朝陽区を中心に、地下鉄ネットワーク全体の約10%に当たる40以上の駅と158のバス路線が閉鎖された。
「ロイター」より
ロックダウンを避けるために、交通手段を奪う方向で調整が行われているようだが、いやー、的外れじゃないっすかね。
とにかく、北京のロックダウンだけは支那当局としても避けたいようだが……。
たった1人陽性で都市全域封鎖 北京近郊、住民の不満は次々“削除”
2022/4/30 20:27(最終更新 4/30 23:35)
~~略~~
「たった1人(の陽性者)で全面封鎖か」。中国のSNS(ネット交流サービス)に4月末、市民がこんな投稿をした。北京市と隣接する河北省三河市と河南省三門峡市が27日から28日にかけ、いずれも感染者が1人だけにもかかわらず、市域全体の都市封鎖に踏み切ったからだ。背景には、各地方政府の幹部が、感染拡大を招けば責任を問われると極度に恐れていることがあるとみられる。
「毎日新聞」より
真偽の程は定かではないが、感染者が1人出たことがわかった時点で都市封鎖に踏み切った地域もあったようだ。北京に武漢ウイルスを持ち込んだというレッテルが貼られようものなが、その地域の指導者は終わりだろう。
そういう意味では、過敏な反応も仕方のない面はある。
中国の「ゼロコロナ」政策は国内の消費や工業生産に打撃を及ぼし、世界のサプライチェーンにも混乱をもたらしている。
キャピタル・エコノミクスは、中国の国内総生産(GDP)の4割、輸出の8割を生み出す地域にコロナが拡大しているとの試算を明らかにした。
「ロイター」より
ただ、そうなると当然ながらそうなると心配されるのは経済の失速なのだが、表面上はなんとでもするだろう。
だが、嘘が突き通せなくなった時、それは悲惨なことになりそうである。
コメント
こんにちは。
当方も、都合により連休中は蟄居を決め込んでおりました。
北京も、感染者は出るがロックダウンは面子にかけて出来ないというアンビバレンツな状況に陥っていると耳にしますね。
突き通せば嘘も真実、ですが、半端にばれると……?
というか、ロックダウンの余波は「世界の工場」の稼働状態に影響するわけですが、そのアオリを某半島国が覿面に喰らっているとも聞きます。
何事も、一点集中は良くない、という反面教師かと。
支那のロックダウンはいつまで続けるんですかねぇ。
少なくとも現状では5月後半までは続ける模様である。
一方の北京はというと、流石に踏み込めていないようです。
どうなることやら。