韓国、検察からの捜査権剥奪法案を強行採決

OINK

おー、強行突破したか。

捜査権大幅縮小へ法案可決 韓国国会、与党が強行採決

2022年4月30日 19:45 (2022年4月30日 21:21更新)

韓国国会は30日、検察の捜査権を大幅に縮小する検察庁法改正案を可決した。検察が直接捜査できる対象を腐敗(汚職)と経済事件に限定する。過半数の議席を持つ文在寅政権の現与党「共に民主党」が採決を強行し、野党は反発した。

「日本経済新聞」より

よっぽど採決したかったんだろうねぇ。

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強行採決とフィリバスター

最終ラインの攻防

この法案の話は、以前も記事にしている。

韓国検察から大幅に権力を削ぐ法案があって、それが通ることは流石にないと思っていたんだけど、強行採決ですか。

制度移行にはもうひとつの関連法案である刑事訴訟法改正案の成立が必要になる。与党は5月3日に成立させ、文氏の大統領任期中に公布させる考えだ。尹錫悦氏の10日の大統領就任後に与党になる「国民の力」は採決に参加しなかった。

「日本経済新聞」より

刑事訴訟法改正案の方は、まだ通っていないようなんだけど。

聯合ニュースによると、韓国最高検は「深い遺憾」を表明した。ソウル中央地検は「議会制民主主義の歴史上の大きな汚点になる」と批判した。

「日本経済新聞」より

これも時間の問題、ということなんだけど、一応、野党の「国民の力」がフィリバスターで対抗している模様。

韓国版FBI?!

ところで、日本経済新聞にはちょっと不思議なことが書かれていた。

検察改革は文氏の肝煎り政策のひとつだった。与党は検察の権限縮小の代わりに、重要犯罪を捜査する「韓国版FBI」を創設する案を提示し、野党と合意していた。

「日本経済新聞」より

日本経済新聞は、この「韓国版FBI」という表現が好きだな。

仲裁案の柱は、検察の捜査権を段階的に削減し、「重大犯罪捜査庁」を創設する内容だ。米国の犯罪捜査機関である米連邦捜査局(FBI)になぞらえて「韓国版FBI」という別名が付けられた。

検察からは汚職と経済事件を除く捜査権が切り離され、政界の捜査を手掛ける特捜部の規模も縮小される。検察は将来的に起訴や公判だけを担う組織となる。

~~略~~

検察改革は文大統領の肝煎り政策の一つだが、捜査機関は乱立によって混乱状態にある。政府高官の汚職を捜査するため21年に創設した高位公職者犯罪捜査処は事実上、機能していない。野党の大統領候補や記者の通信情報を相次いで照会していたことも問題となった。

「日本経済新聞」より

韓国版FBIの正体は、重大犯罪捜査庁という新設組織のことのようだ。

しかし、日経新聞に指摘されるように、捜査機関をたくさん作って捜査権を分散させることで「検察改革」などと言っているけれども、その実、捜査権の混乱を招くだけである。

少なくとも新組織立ち上げから、組織が真っ当に機能し始めるまでにはどうしてもタイムラグがあるし、捜査ノウハウは前の組織から引き継げなければ、その期間は長くなる。ムン君はそれこそを望んでいるのだろうけれど。

いやー、凄いことになってきたな。韓国がどうなるかはさっぱりわからないが、大混乱にはなりそうである。

コメント

  1. ますます「法治国家」から遠のいていくようですね。
    過去に「遡及」して効力発するようですし。
    彼らが大好きな「先進国」の条件は、明確に定まったものはないにしても、
    「法治」は入ると思うんですけどねぇ。
    それにしても「韓国版なんちゃら」が好きですねぇ。

    • 彼の国は「情治国家」ですから、愚民政策によってどこにでも転がる可能性はあります。
      法の支配の通用しない国家なので、「基本的か価値観」を「共有」しているとはとても言えません。
      その事を日本国民も政府も十分思い知ったハズなんですよね。

      彼らが「韓国版○○」が大好きなのは、持たざる国だから、ということかもしれませんね。
      歴史も文化も焼き捨てて来たせいで、積み重ねが無いんですよ。だからこそ、「韓国版」にこだわるのでしょう。そのための努力が斜め上なのが困りものですが。

  2. みなさん、こんばんは

    検察から捜査権を取り上げれば、捜査が及ばず、数字の上では犯罪が”減る”だろうと。

    そうなったとき、ムンちゃん派はムン政権時代の政治的成果と自賛するか、あるいは
    ユン政権の政治的怠慢と非難するか。

    彼らなら、どっちもやりそうではあります。

    • 韓国の検察の仕事は、主に政治腐敗に切り込むものだったはずなのですが、そこの力を削いでしまいました。
      警察の仕事量は減りはしないのでしょうが、捜査権を増やしたところでその能力が増えるわけではありません。
      結果的に、政治家が捕まりにくくなるのでしょうね。

      注目は、このままムン君が逃げ切れるか?という所ですが……。

  3. 法治国家から法痴国家へ

    目的は見え透いてるんだから、いっそのこと大統領経験者とその配偶者は終身年金と反逆以外で処罰されないとか、法を変えておけばいいんじゃないですかね(鼻ホジ

    • 韓国の場合、大統領権限が強すぎるんですよね。
      国会は大統領のブレーキとして機能している感はありません。

      そうすると、より一層権力の収集傾向は強くなるんでしょう。
      今後、冗談抜きで、大統領府逮捕特権が出来上がるかもしれません。

  4. これって結局、警察組織内に文クンシンパが居座ってないとあまり意味がないような。

    • 構造的に、警察権力って政治家の活動に対して抑止力になりにくいんですよね。
      行政のトップにいる相手に、末端の組織が歯向かうということは難しいと思いますよ。