上海は未だ封鎖中、次は北京か?

支那

前回、支那のロックダウンについて記事にしたのは20日であったが、5日経過した今もなお上海はロックダウンは継続中である。それも、日本のような緩い緊急事態宣言ではなく、完全な移動規制なので影響も大きい。

ゼロコロナ、識者からも疑問 上海で広がる「北京不信」―中国

2022年04月25日07時06分

新型コロナウイルスの感染を徹底的に封じ込める中国のゼロコロナ政策に、国内の識者が疑問の声を上げ始めた。上海では1カ月近く、大半でロックダウン(都市封鎖)が続くが、毎日2万人前後のペースで感染者が増加。中央政府が指揮する防疫対策に不信感が広がっている。

「時事通信」より

現時点でピークを迎えたかどうかも分からないが、支那全域では未だ連日2万人以上の感染者が出ている。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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これから感染拡大する支那

ピークは過ぎたか?

とはいえ、感染者数の数字が信頼できるかは分からないのだけれど、報告通りならピークを迎えた可能性はある。少なくとも爆発的な増加傾向にある段階は通り過ぎたようだ。まずは前回の記事へのリンクを張っておこう。

この時点では増加中ではあったが……。

上海コロナ感染者50万人突破 ロックダウン後の死者138人に

毎日新聞 2022/4/25 13:48(最終更新 4/25 13:48)

中国の衛生当局は25日、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が続く上海市の24日の新規感染者(空港検疫などを除く)は1万9455人だったと発表した。都市封鎖が始まった3月28日からの累計は約50万3千人となり、封鎖が長引く一方、新規感染の高止まりが続いている。

「毎日新聞」より

1日1万9455人で、死者は過去最高という報道だが、数字が正しいのであれば増加傾向にはないようだ。

相変わらず届かない食料

ただ、上海の人民達に十分な食料品が届いていない状況らしい。

加えて市内での食料品販売も停止されているので、人民達は食料品を手に入れるのにも一苦労だと言われている。

場所によっては物々交換が行われたり、食料が手に入らなくなったところでは餓死寸前といった報道も目にする状況だ。

「長く続けることはできない」。新型コロナ対策の権威、鍾南山医師は最近、国内の英文学術誌でゼロコロナ政策の限界を指摘。社会・経済活動を正常化し、国際的な往来を再開する必要があると呼び掛けた。

論文を報じた記事は直ちに削除されたが、インターネット交流サイト(SNS)で拡散。波紋を呼んでいる。また、上海在住の著名経済学者、郎咸平氏はSNSで、母親がウイルス検査の結果待ちで救急治療を受けられず、死亡したことを報告。「一刻も早く経済活動を再開させないと、上海はらせん状に落ち込んでいく」と警告した。

「時事通信」より

公然と支那共産党の方針を否定するあたり、随分と不満が溜まっているようなのだ。

実際これ、いつまで続けるんだろうか?人民にとってゴールが見えているのと、見えていないのでは大きな差が出る。日本でもそうだったが、あれだけ緩い措置でも多くの人がストレスを溜め込んだ。自由に出歩けない上海の方々は更に抑圧された状況なので、不満も溜まっていることだろう。

実際に動画を検索してみると、随分と争いになっている様である。支那なので一斉蜂起なんて事にはならないとは思うが。

行動封鎖

なお、封鎖の状況はかなりヒドイらしい。

これはロイターが紹介している写真なのだが、不自然な位置にフェンスが設けられている。もちろん、外出している人はいない。

上海当局、コロナ感染者の住宅周囲にフェンス 住民の不満噴出

2022年4月25日7:30 午前

国・上海市の当局は、新型コロナウイルス感染者が見つかり封鎖対象に指定された集合住宅などの周囲に、緑色の金属製フェンスを設置し住民の外出を規制している。交流サイト(SNS)では防護服の市職員がフェンスを設ける動画が出回り、住民の不満が噴出している。

「ロイター」より

上海郊外のヤバい状況が伝わってくる写真ではあるが、支那では物理的な壁を設けないと、人々の行動の規制は難しいようだ。

フェンスを設けられるというのは心理的な影響も大きいとは思う。

これは3月27日の写真のようだが、エリアでの封鎖や住宅単位の封鎖など様々な物理的な封鎖手段を高じているところが興味深い。

白い服を着ている人間は当局の人間らいしのだが、人民からは「白衛兵」と呼ばれるようだ。これは、大躍進政策時代に人民の虐殺に手を貸した「紅衛兵」を意識して付けられた呼び名であるようだ。

北京でも感染者

で、こんな状況、上海はしばらく続いているのだが、どうも北京も怪しい話が出てきた。そう、感染拡大の予兆が認められたのである。

上海 新型コロナ 一日の死者最多に 北京でも感染者増え始める

2022年4月25日 16時42分

新型コロナウイルスの感染拡大で厳しい外出制限が続く中国の上海では、これまでで最も多い51人の死亡が確認され、感染拡大に歯止めがかかっていません。 一方、感染が増え始めている首都・北京でも25日から一部地域で外出制限が始まり、住民が食料などを買い込む動きも広がっています。

~~略~~

一方、首都・北京でも感染が増え始めていて、今月22日から24日までに47人の感染が確認されました。

このうち感染者が最も多く確認された朝陽区の当局は、25日から一部地域の住民を対象に原則として在宅勤務を求めるなど外出制限を始めました。

「NHKニュース」より

「外出規制」というのが何処までの措置なのかは知らないが、過激な手段を採るということになれば、北京は上海よりも人口密度が高い。やばい事になるだろう。当然、人民もその予防として食料などの買い占めに走る状況が生まれてきているらしい。

こうした中、北京では上海のような厳しい外出制限が突然始まることを懸念して、住民の間で食料などの生活物資を買い込む動きも広がっています。

「NHKニュース」より

感染株がオミクロンならば、北京もおなじような事になると思う。既に、広がっているんじゃないだろうか。

習近平氏の決断次第

習近平氏の判断1つで、政策はひっくり返るはず。決断があれば、「ただの風邪」扱いに出来るのだが、そのためには、「自らの政策の誤り」を認めねばならない。

まあ、そう簡単にその判断を覆す事ができるのであれば、とっくにやっているんだろうが。

ただ、ここで考えねばならないのは、果たしてこの騒ぎが今後どうなるのか?である。実際、上海でもこれ以上のロックダウンが続くことになると、民衆が蜂起するリスクは高まるだろう。いくら抑圧されているとは言え、自らの命が危ない時には人々は動く。

そして、上海が酷いことになれば北京だって無事では済むまい。もちろん、支那人民達に罪はないのだから、酷いことになる事は僕だって望まないのだが、どうに対策の方が悪影響を出している様に思える。

更に、いくら厳格な感染症対策を講じているとはいえ、残念な事に感染は拡大しているのである。北京のように人が多ければ広まるスピードも早かろう。それを力で抑え込むことになると、失敗した時には目も当てられない。特に、人民解放軍内での感染が広がると大変だろうと思われる。

そして武漢ウイルスは、残念なことにこれまで感染が抑え込まれてきた支那においては、抗体の少ない人が多いだけに、広まりやすいと予想される。

抑え込むにしても長期間のロックダウンを人民に強いることになるし、抑え込みに失敗すればそれこそ習近平体制に傷が付きかねない。結構なリスクになるんじゃないかと、そんな気がする。

追記

全数検査やる気か?

中国北京市、コロナ検査2000万人に拡大 封鎖警戒高まる

2022年4月26日11:21 午前

中国北京市は、新型コロナウイルスの大規模検査を大半の地区に拡大した。市の人口約2200万人のうち約2000万人に検査を行うことになる。

住民の間ではロックダウン(都市封鎖)への警戒感が高まっており、スーパーマーケットでは食料品や日用品を買い込む多くの人の姿が見られる。

「ロイター」より

動けるヤツは全員検査、ということなのだろうか。

なお、北京にも戸籍のない人が存在しているので、この検査が果たして意味を持つのかはよく分からない。いや、全数検査をやる意味がよく分からないね、そもそも。

コメント

  1. こんにちは。

    北京も、うかうかしては居られない状況になりつつあるようですが。
    https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-china-beijing-idJPKCN2MH080
    昨年下半期の本邦で、感染者数が一時的に一桁二桁だった時期からの爆発的増加を経て今日に至るわけですが、同じ事が中共で起こっている、と考えてよいのではないかと。

    さすがに政権お膝元の北京でロックダウンは英断でしょうから、やらないか、やるとしても時限部分対応になるのでしょうけれど、むしろ、「コロナは風邪!」と言い切って緩和開放路線を取られる方が怖いですね。
    絶対に、再びチャイナ由来のパンデミックが発生するので。

    ロシアもそうですが、ここまでガッチガチの恐怖政治に飼い慣らされた国民は、容易に反旗を翻す事はしないと思いますから、どっちも政変の可能性は低いと見てますが……
    ロシアはともかく、中共は、自分が喰えなくなると下層民が乱を起こす歴史の国ですから……
    ※逆に、自分が喰えてるうちは、隣が死んでも気に留めない
    沿海部の富裕層が喰えなくなったら、ちょっと警戒すべきだと思ってます。

    • 上海の状況の改善は見られませんし、北京も全数検査に近いことをやる予定のようですね。
      検査をすることで感染拡大を引き起こしそうですが、その辺りはどうなんだろうという気はします。

      北京ロックダウン、やるとすると上海とあわせて年間4兆円クラスのGDPが「止まる」わけですから、それこそ一大事でしょう。
      上海の富裕層は、案外、ギリギリのところに来ているのかも知れませんね。