退任直後に逮捕されるフラグが積み上がる文在寅氏

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いつも通りの展開である。

退任1カ月前に韓国銀行の次期総裁などの主要人事を敢行した文在寅政権の準備

2022.4.5(火)

韓国・文在寅(ムン・ジェイン)大統領の妻である金正淑(キム・ジョンスク)氏の衣装代問題が韓国で燃え上がっている。儀典費を公開するよう裁判所が判決したことに対し、大統領府が拒否した一件だ。この件が誌面を賑わすようになってからというもの、彼女にまつわる疑惑が次から次へと浮上している。

「JB press」より

「韓国の大統領またはその関係者は大統領辞任後に不幸になる」というのは、命題が真である。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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歴史は繰り返す

歴代韓国大統領の悲運

先ずはその歴史を振り返ってみよう。

  • 初代~第3代:李承晩 選挙不正に反発するデモが国内で燃え上がり、ハワイに亡命。李承晩の養子の李康石は一家心中を図って実父母と実弟を射殺し自らも命を絶った。
  • 第4代:尹譜善 大統領在職中の1961年5月に軍事クーデターが発生し、翌年下野。野党政治家として活躍するも、1976年に金大中と共に「3.1民主救国宣言」を出し、これが非合法活動であるとして逮捕・立件されて、実刑判決を受ける。
  • 第5代~第9代:朴正熙 大統領在任中の1979年に、元側近に射殺される。
  • 第10代:崔圭夏 在任期間8ヶ月と在任期間は最短。ただし晩年、国会の光州事件特別委員会の出席要求や任意同行命令などを拒否したため、国会侮辱罪などで刑事告発される。
  • 第11代〜第12代:全斗煥 朴正熙暗殺事件の捜査を指揮し、戒厳司令官に就任した鄭昇和大将を逮捕して実権を掌握し大統領に就任。この時引き起こされた光州事件に関与した疑いや、一族の不正蓄財が明るみに出ることで、大統領退任後に逮捕起訴され、実刑判決を受ける(2020年8月)。死後、国葬が見送られた初めての大統領となった。
  • 第13代:盧泰愚 朴正熙暗殺後の軍事クーデターに参加していたため、大統領退任後に不正蓄財とクーデター参加の責任を問われて、懲役17年と追徴金約2630億ウォンが確定。特別恩赦により釈放されている。
  • 第14代:金泳三 政権末期の97年、次男が業者から不正資金を受け取り逮捕、有罪判決を受けた。本人は罪に問われてはいない珍しい大統領。
  • 第15代:金大中 大統領の任期中に三男が収賄の疑いで、次男が脱税の疑いで逮捕された。また、大統領退任後、長男も収賄の疑いで在宅起訴されている。なお本人は、大統領就任前に収監されて死刑判決を受けている。
  • 第16代:盧武鉉 大統領退任後、自宅の裏山から飛び降り自殺。なお、大統領任期中に後援者から受け取った資金が賄賂にあたるとして収賄容疑で捜査中だったため、自殺をしなかったとしても逮捕された可能性は高い。
  • 第17代:李明博 大統領退任後、収賄、背任、脱税、職権乱用などの容疑で逮捕・起訴され実刑判決を受けている。
  • 第18代:朴槿恵 大統領任期中に弾劾され罷免。その後、収賄や職権濫用などの罪で実刑判決を受けて収監された。ただし、2021年の特別恩赦によって釈放されている。
  • 第19代:文在寅 (現職)

なかなかスゴイが、ほぼ例外なく悲運な運命を辿っている。敢えて言えば金大中本人は退任後には不幸が訪れたとは言えない(息子三人が逮捕されたことは不幸だが)ので、ここを「例外」と扱っても良いかも知れないが。

現職のムン君は妻が逮捕される?

で、5月に任期を迎えるムン君だが……、冒頭に紹介したようにその妻が逮捕される公算が高そうである。

“韓国のイメルダ”に捜査のメス 公費で贅沢三昧疑惑、金正淑大統領夫人 カルティエ製ヒョウのブローチ2000万円 ハングル仕様のシャネルスーツ

4/4(月) 17:00

韓国大統領は、退任後に悲惨な末路をたどるといわれるが、任期が残り約1カ月の文在寅政権では、金正淑大統領夫人のスキャンダルに火が付いている。ブランド品の衣装や宝飾品の購入に公費が使われたと市民団体が告発、警察が捜査に乗り出したという。

「yahooニュース」より

大統領夫人の衣装代に公費が使われている疑惑であり、現在、青瓦台が火消しに奔走しているのだが、なかなか鎮火する気配が無い。

そりゃそうだろう。疑いを持たれている衣服は350着、宝飾品は200点を超えているので、これらがニセモノでない限りは私費で購入出来るとは思えない額になるという。

これ、公費流用ということになれば、ムン君もただでは済むまい。確実に逮捕フラグが積み上がっている状況である。ただ、それ以外にもムン君が強権発動して色々と改革をやっているので、「職権濫用」あたりは適用される可能性はあるだろう。

監査院は尹政権発足後、早々に文政権による住宅・雇用統計など主な政府統計内容について特別監査を行うことを明らかにした。文政権が発表してきた政府公式住宅価格統計が実際の住宅価格と差があるなど、雇用統計の水増し疑惑が前々から指摘されていたためだ。

尹次期大統領自身も、大統領選挙前に大手紙のインタビューで、「大統領に就任すれば、前政権の積弊清算捜査を行うつもりだ」と述べている。この発言に文大統領は激怒し、尹氏に謝罪を求めたようだが、かつて文大統領らによって検察総長の辞職に追い込まれた尹氏にとっては当然のことだ。

「JBpress」より

実際に、疑わしい話は色々出てきているしね。

大統領候補も逮捕フラグが積み上がる

なお、今回の大統領選挙の有力候補者だった李在明氏も逮捕フラグが積み上がっている。

不動産開発めぐり韓国元公社幹部を逮捕 背任容疑、大統領選に影響か

2021年10月3日 21時47分

韓国・城南市の不動産開発事業をめぐる不正疑惑で、ソウル中央地検は3日夜、城南都市開発公社の元幹部を背任などの疑いで逮捕した。元幹部は開発事業の出資企業と共謀し、事業を進めるために与野党双方の政治家らへのロビー活動に関与した疑いがあり、捜査の行方次第では来年3月の大統領選の構図に影響を与えそうだ。

「朝日新聞」より

この人、地方都市の首長を務めていたのだけれども、そこで不正があったとして幹部が逮捕され、本人もその嫌疑がかけられている。

ただ、この件以外にも疑われる話があって、早晩逮捕される可能性が高い。

女優との不倫疑惑、飲酒運転の前科に非難も…失速した韓国大統領候補は「対日強硬派」

2021/10/12 08:39

韓国の次期大統領選で、左派系与党「共に民主党」の公認候補に選出された 李在明イジェミョン ・京畿道知事(56)は、予備選当初の圧勝ムードから失速し、過半数を辛うじて超える得票率に終わった。過去の宅地開発など複数の疑惑の追及を受けたためで、来年3月9日の投開票に向け、党内で団結できるか不安を残す結果となった。

~~略~~

予備選では、過去の疑惑も取り沙汰された。李在明氏は18年の京畿道知事選後、実兄の強制入院を巡る疑惑で虚偽の説明をしたとして、公選法違反で有罪判決を受けた。失職の危機を迎えたが、判決は最高裁で覆された。無罪意見を出した当時の最高裁判事が、退任後、大庄洞疑惑に絡む企業の顧問になっていたことが判明しており、この元判事に何らかの利益供与があったとの疑いが出ている。

「讀賣新聞」より

対日強硬姿勢が有名なこの人、結構過激な言動が目立つ人物らしく、やっていることもかなり際どいようだ。これまで、大統領候補が逮捕される流れはなかったが、今年から新しい流れが生まれるかも知れない。

ただ、こうした大統領やその一族を退任後に攻撃する流れは、今後も続く可能性が高い。次期大統領の尹錫悦氏は「前政権の積弊清算捜査を行う」と述べているが、これは韓国国内で常に行われてきた。

前政権を否定することで、自らの政権の正当性を高めるという手法らしく、今後も受け継がれていく手法だろうと思われる。それは韓国の民族的特徴とも良く合致しているから、逃れ得ぬ定めとなるのだ。

コメント

  1. こんにちは。

    まあ、後の歴史書に「国を傾けた大罪人!」と書かれれば、歴史に名を残したとして本人も本望でしょう。

    この五年間で、回復不可能なほどに経済も外交も破損しましたから、次の政権は、そのイデオロギーに関係なく、普通に尻拭いだけで死ぬほど大変だと、そこだけは同情します。
    ……多分、さらに斜め上をやってくれると期待もしてますが……

    • 次の政権がまともだと良いのですが、怪しいものですよ。
      何しろ国家ビジョンがない。
      どうなりますことやら。