ロシア、利払いを実行してデフォルト先送り

ロシアニュース

取り敢えずはデフォルト回避という報道がなされた。

ロシア利払い、債権者受領 デフォルト回避か

2022/3/18 04:31

16日を利払い期限とするドル建てロシア国債の保有者が17日、ドルで利子を受け取ったと欧米メディアが報じた。米欧などの対露制裁の影響でロシア政府が利子を支払えず、デフォルト(債務不履行)に陥るとの見方があったが、とりあえずは回避した形だ。

「産経新聞」より

期日から若干の遅れがあったものの、どうやら利払いの計約1億1700万ドル(約140億円)の全額を、ロシア中央銀行から支払ったらしい。

スポンサーリンク
同カテゴリーの人気記事

この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

<同カテゴリーの人気記事>

スポンサーリンク
スポンサーリンク

今回は、セーフ

自国通貨で利払いフラグ回避

これに先駆けて、格付け機関は「ルーブルで支払ったら即デフォルトな!」と脅しをかけていた。

ドル建てロシア債、ルーブルで利払いならデフォルトに=フィッチ

2022年3月16日7:10 午前

フィッチは15日、16日に期限を迎えるロシアのドル建て債の利払いについて、ルーブルで行われた場合、30日の支払い猶予期間終了後にデフォルト(債務不履行)に相当することになるとの見解を示した。

ロシアのドル建てユーロ債2本は総額1億1700万ドルの利払いが16日に期限を迎える。

「ロイター」より

ロシアは各国から「SWIFTから排除」という経済制裁を受けていた。もちろん、ご存じの通りウクライナ侵攻に関するツケである。

これに関連する話は既に何回か触れている。

事前に、タス通信から「SWIFTから排除を決定したような非友好国には、利払いをルーブルでしてくれるわ!」と息巻いている状況が伝えられていたが、流石にロシアもそれをやることはできなかったようだ。

次々と訪れる危機

ただし、今回、回避出来たからと言って安心は出来ない。

ロシア国債の利子の支払期限は、今月から来月にかけて次々と訪れる予定だ。16日を期限とする利払いを実行しても、デフォルトのリスクが遠のいたとはいえない状況だ。

「産経新聞”ロシア利払い、債権者受領 デフォルト回避か”」より

何しろ、リスクはまだまだあるからだ。

そして、当面、ロシアに対する経済制裁が解除される見込みは無いのである。いつまでドルがあるか?ということなのだけれども、残念ながらロシアが準備していたドルは大半が使えないらしい。

ロシア、外貨準備の半分へのアクセスを失った-シルアノフ財務相

2022年3月14日 1:52 JST

ロシアのシルアノフ財務相は、同国が外貨準備のほぼ半分へのアクセスを既に失っているとした上で、西側諸国による中国への圧力強化によりプーチン大統領の戦争資金が一段のリスクにさらされるとの見解を示した。

シルアノフ氏は13日、国営テレビとのインタビューで「ロシアの外貨準備高は約6400億ドル(約74兆7000億円)で、そのうちの約3000億ドルは現在使うことができない状況にある」と述べた。

「Bloomberg」より

ロシア財務相は、外貨準備のほぼ半分が使えないと言う状況で、3400億ドル分が使えるけれども、残り3000億ドル分は使えないという風に言っている。

ただ、ロシアの公表したデータだともうちょっと少ない模様。

ロシアの中央銀行の資産凍結は、同国のウクライナ侵攻に対する経済制裁の一環として発動された。ロシアが1月に公表したデータによれば、昨年6月時点で外貨準備の1000億ドル相当をドル建てで保有。これは全体の16.4%に相当する。2021年6月末時点で、ユーロ建ては全体の32.2%、人民元建ては同13.1%となっていた。

「Bloomberg”ロシア、外貨準備の半分へのアクセスを失った-シルアノフ財務相”」より

正直、何処までが現金化できる債権なのかはよく分からないので、いつまでロシアが耐えられるのかは分からないのだけれども、外貨が獲得できる見込みの薄い状況でどこまで保つのか?はハッキリしない。

……とまあ、相変わらずロシアの経済危機は続くワケなんだけど、正直、あまり記事として書くことは無い。ただ、記録程度には記事にしておきたいなと思った次第。

コメント

  1. カネの流れは、特に国家レベルになると不明な事柄が多いです。現状、ロシアは米欧とも喧嘩状態ですので、公私共に相当なロシアマネーが米欧で塩漬けにされているはずです。昨日スイスがロシア顧客の簿外預金は2130億ドルあると公表し、その桁外れな預金額に驚かされました。今後のロシア債務償還については分かりませんが、米欧もカネは欲しいので、ロシアの支払い努力には協力するのではないかと。そもそもSWIFTを止められているロシアが、どのようにドル建て利払いできたのか、じつに不思議です。

    • 戦争をやるにあたって、ロシアは随分とドルを準備していたようです。
      ただ、外国に資産を預けていたらしいので、その準備していたドルも分散して預けていた分だけ、使えなくなった(SWIFTから排除されたことで、引き出しが困難に)資金調達に問題が出ているようですね。ただ、当然ながら国内にもドルのストックはあったはずで、ロシア企業が持っていたドルもかき集めた感じなので、ある程度は延命が出来るのだと理解しています。

  2. こんにちは。

    利払い、今回のは「四天王の中では最弱」らしいですから。
    本丸は4月に桁違いのが来るとか、昨日のテレビ報道で知りました。
    戦争の推移に関係なく、ルーブルの価値は駄々下がりが当面続くでしょうから、果たしてどうなりますか。
    絶対に、一周まわって世界中に迷惑かける事は間違い無いと思ってます。

    本当に、赤い国は感染ごまかしたり武力ひけらかしたり、ろくな事しない。

    • 利払いは今後も続きますから、ロシアは頑張るしかありませんよね。
      ルーブルの信頼は地に落ちるしかなく、今後も長きに渡って回復は難しいと思います。
      どうあっても、ロシア経済は絶望しかありません。