アメリカが発表する北朝鮮ミサイル開発に関与したロシア人への資産凍結

北朝鮮

なかなかおもしろいタイミングで出てきた記事だ。

米政府 ロシア人と企業の資産凍結 北朝鮮ミサイル開発など支援

2022年3月12日 13時06分

アメリカ政府は北朝鮮のミサイル開発などを支援したとして、ロシア人2人とロシア極東の企業3社に対し資産凍結などの制裁を科しました。

アメリカ財務省が11日、資産凍結などの制裁を科したと発表したのはロシア人2人とロシア極東の企業3社です。

「NHKニュース」

何故この時期に、アメリカは北朝鮮に対して圧力をかけたのか?なにか情報を掴んでいるのだろうか。

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不可解な国、北朝鮮

今年に入ってミサイルを撃ちまくる北朝鮮

年明けから、9回目になるんだっけ。

北朝鮮、弾道ミサイルを発射 日本のEEZ外に落下と推定

2022年3月5日 9:01 (2022年3月5日 13:15更新)

韓国軍によると、北朝鮮は5日の午前8時48分ごろ平壌の順安(スナン)付近から日本海に向け弾道ミサイルを1発発射した。岸信夫防衛相は同日、防衛省で記者団にミサイルの落下地点は日本の排他的経済水域(EEZ)外と推定されると述べた。

「日本経済新聞」より

3月5日にも北朝鮮はミサイルを1発発射している。

よくもまあ高価なミサイルを次から次へと発射できるものだと感心するが、残念なことに北朝鮮のミサイル技術はかなり高い水準にあると分析されている。弾道ミサイルを発射した経験のない日本とは比べるべくもないが、着実な技術の積み上げが見られている。多分、韓国よりもミサイル技術は上だろう。

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しかし、今年に入って、1月だけで7回。2月1回、3月1回と大盤振る舞いの理由は一体何なのか?と。

2月のミサイル発射を控えた理由は北京冬季五輪か

1月はミサイル発射を活発にやっていた北朝鮮だが、2月に入って初のミサイルは2月27日の1回のみ。

北京冬季五輪の開催時期が2月4日から2月20日までで、ロシアのウクライナ侵攻開始が2月24日。これらの日程を意図的に避けた可能性は高そうである。やはりロシアや支那との関係性は良好に保っておきたいのだろう。

北朝鮮、ロシア支持強調 ウクライナで米欧非難

2022年2月13日 20:54

北朝鮮外務省は13日、米国が北大西洋条約機構(NATO)を拡大してロシアへの軍事的威嚇を強めているとして、ウクライナ問題でロシアを支持することを強調する記事をウェブサイトに掲載した。

NATOの存在と拡大の目的は、ロシアを軍事的に制圧することにあると指摘。米国がロシアのウクライナ侵攻説を言い立てながら周辺国に兵力を展開したのは、緊張を高めてロシア制圧に向けた軍備増強を正当化するためだと主張した。

「日本経済新聞」より

正直、北朝鮮の動向など現時点で気にしているような国はさほど多くない。しかし、北朝鮮にとっては、世間に忘れ去られてしまうと、時刻だけでは経済を回していけない。

ミサイルの打ち上げは、色々な見方があるとは思うのだが、その理由のうちの1つに「ミサイルのセールス」というものがある。少なくとも、北朝鮮にはミサイルを狙ったところに落とすだけの技術があるのだということをアピールする狙いはあるだろうし、実際に買う国もあるだろう。セールスの一環と考えれば、悪くない。

また、同時にアメリカへの圧力という意味合いもあるのだろう。

月並みな分析だが、「アメリカに届く弾道ミサイルを持っているぜ!」「必要ならいつでも打ち込むぜ」という牽制をかけることはとても大切である。少なくとも北朝鮮にとってアメリカに相手にしてもらえることは、メリットが大きいのだ。

弾道ミサイルと核弾頭さえ持っていれば、小国北朝鮮でもアメリカを脅せることを実証したからだ。

ただ、それにしたって撃ち過ぎである。

目覚ましい技術の進歩

さて、ここまで回数を重ねている理由ははっきりとはわからないまでも、その中身を見ていくとかなりの技術の進歩が伺える。

特に、「火星8型」と呼ばれる極超音速ミサイルの技術はかなりの進歩が見られており、残念ながらこれをミサイルで迎撃することは難しい。

このうち、ウラジオストクで食品などの卸売会社を経営するロシア人は北朝鮮の軍事産業の関係者の活動を支援していたとされています。

また、ウラジオストクで自動車販売会社を経営する別のロシア人は北朝鮮の政府機関のためにさまざまな物資の購入や輸送を手配していたとされています。

北朝鮮はことしに入ってミサイルの発射を繰り返していて、アメリカのバイデン政権の高官はこのうち先月27日と今月5日に発射された弾道ミサイルについて開発中のICBM=大陸間弾道ミサイルに関係していたと結論づけたことを明らかにし、核・ミサイル開発を阻止するための新たな措置を講じる考えを示していました。

「NHKニュース」より

したがって、アメリカとしても北朝鮮に現在開発中の極超音速ミサイルの開発が完了し、配備されては困るのだ。

そして、その技術はロシアから渡っている可能性が高いということも分かっている。技術はロシアから。金は支那からもらっているのでは?と個人的には考えているが、定かではない。

また、アメリカとしては対ロシア政策の一環として実施したのではないか?と思っている。ロシア関連で叩けることがあれば何でもやると。今の状況なら、国際社会は少々手荒なことをやっても文句は言わないだろうという読みもあるはずだ。

コメント

  1. 木霊さん こんにちは
    米国が今回強い措置をとったのは、北朝鮮が最近打ち上げた火星17号が、移動式のICBMそのものだったからと言われています。燃料を減らす等で飛翔距離をわざと短くして、衛星打ち上げと詐称したという分析があります。JSFさんの記事、USの公表資料が出てます。

    https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20220311-00285951

    https://www.defense.gov/News/Releases/Release/Article/2963053/statement-by-pentagon-press-secretary-john-kirby-on-recent-dprk-missile-tests/#.Yip8Uoi-rzt.twitter

    単なる弾道ミサイルではなく、ICBMとなると、東海岸や大西洋も射程範囲ですから、米国さんオコも当然でしょう。またロシアやウクライナの技術者に対する牽制も多分に含まれているでしょう。
    近々にもICBMの発射実験が行われる観測もあるようで、極東も安穏としていられなくなって来ました。

    • なるほど、そういう事情もあったのですね。
      大陸間弾道ミサイルはアメリカの引いたレットラインを踏み越えた、ということでしょうか。
      しかし、技術はロシアから流出したということですから、これ、どちらが悪いという話になるんでしょうかね。

  2. 突拍子もない妄想をしますと、中露が開発した最新ミサイルを持ち込んでぶっ放して、逆にお金貰ってたりしないかなぁ、という危惧も。国連もなにもお構いなしの代理実験ビジネスとか、回って無ければ良いのですけれど…

    • お金貰っているかも知れませんね。
      とはいえ、この手のテストはロシア国内、支那国内でもやることができますから、メリットがあるかどうか。

  3. こんにちは。

    >何故この時期に、アメリカは北朝鮮に対して圧力をかけたのか?

    頭を押さえるフリをして、実は尻に火を点けているのかも知れない、と、根拠無く思いました。
    対ロシアの一環である事は間違いないとして、こっちも焚きつけて、支那が準備も覚悟も出来てないウチになし崩しに出兵させて叩き潰して、熊とパンダを同時に撃ち取る作戦とか。

    ま、考えすぎというか妄想が強すぎますよね>自分

    • アメリカの戦略は、これを機に色々と圧力をかけてしまおうという感じの思惑が感じられます。
      ロシアも支那も北朝鮮も、アメリカにとっては厄介な国です。
      バイデン氏としては、関わりたくなかったのでしょうが、関わる必要があるのなら、さっさと圧力をかけてやった方が。