マジですか。
米政府 ロシア軍の95%がウクライナ国内に侵入
7日 10時37分
アメリカ政府は、ウクライナ周辺に集結しているロシア軍のおよそ95%がウクライナ国内に侵入したとの分析を明らかにしました。
これはウクライナの首都キエフ近郊イルピンで撮影された映像です。ロシア軍によるロケット攻撃が行われたものとみられます。
「TBS NEWS」より
ロシア軍、弱すぎ?!
キエフへの侵攻は困難を極める
キエフへの本格侵攻開始
ウクライナとロシアとでは国力の差が随分とあるのだが、ロシアが戦争を始めてからなかなか戦況は動いていないように思う。

しかし、戦況が膠着している状況が続いているとは言え、ウクライナでのロシアの支配地域は増え続けているのも事実で、支配地域の奪還をできなウクライナにとっては苦しい状況が続いている。
停戦協議は3回目が行われる事が確認されたものの、少なくとも1回目と2回目は全く成果がなかったようだ。
避難ルート設置のリスク
国際的NGOからの要請もあってか、市民の避難ルートの設置が急がれているようだ。
ウクライナ “市民の避難ルート 早急に設置を” 国際的NGO
2022年3月6日 12時04分
ロシア軍が侵攻したウクライナでは、市民の犠牲者が増え続けているほか、一部の都市で電気や水道が止まるなどして多くの人が劣悪な環境にあるとして、支援活動を行う国際機関が、一時的な停戦を実現させ、市民の避難ルートを早急に設置するよう訴えました。
「NHKニュース」より
確かに、輸送ルートが封じられてしまっている地方都市で、電気や水道も止まっている状況が続いていて、こうした地域から人々が避難できるルートを作り、国外に避難できるようなチャンスを作ることが必要だといわれていて、これは確かに正しいのだが……。
しかし、こうした措置によって都市から人がいなくなると、ロシアの支配地域が増える結果になりかねない。
マリウポリを巡っては、ロシアとウクライナの合意に基づいて一時的に停戦し、市民の避難ルートを設置すると発表されましたが、攻撃がおさまっていないとして避難が延期されました。
「NHKニュース”ウクライナ “市民の避難ルート 早急に設置を” 国際的NGO”」より
寧ろ、支援物資の供給ルートを確保すべきなんじゃないかと思うのだが、ロシア側が賛成をしないんだろうね。
原発への攻撃行為
ロシアのウクライナ侵攻行為そのものが言語道断ではあるが、数日前にとんでもない事態に。
ウクライナ原発火災は砲撃が原因か、鎮火後にロシアが制圧 死傷者数人
2022年3月4日
ウクライナ南東部にある欧州最大のザポリッジャ(ザポロジエ)原発で4日未明、火災が発生した。ロシア軍の砲撃が原因とみられる。ウクライナ当局は同日朝、火災は鎮火し、原発本体に目立った被害はなかったとした。死傷者が数人出た模様。ウクライナ当局によるとその後、同原発はロシア軍が制圧した。
「BBC」より
原発への攻撃というのは、戦争中でもNGだろう。
いや、侵略行為そのものがNGなのだから、今更NGも何もあったものでは無いのだけれど、そうは言ってもこれはヒドイ。
当局は、放射線レベルは通常どおりだとしている。ただ、発電装置内で核燃料の冷却に問題が生じれば、大規模な放射線被害が発生する可能性がある。
外務省は声明で、「砲撃と戦闘で避難できない原発付近の民間人を含む数千人が、これによって被害を受けることになる」とした。また、チョルノービリ(チェルノブイリ)や福島の原発事故より深刻な被害が発生し得るとした。
「BBC」より
今のところ、最悪の事態を回避しているようだが、原発を人質にとられるとウクライナ側としてもやりにくい。原発への攻撃がやりにくいこともあって、奪還することも困難が伴う。
95%の戦力投入
あー、ロシアの本気はよく分かるんだけどさ、これって、日本、チャンスなんじゃないの?
北方領土の主権主張「永久に忘れた方がいい」…ロシア外務省幹部が強硬姿勢示す 交渉”さらに難航”の恐れ
3/4(金) 17:00配信
ロシア外務省幹部が定例会見で3月3日、日本が北方領土の主権を主張することは「永久に忘れた方がいい」などと発言しました。ウクライナへの侵攻で国際社会から孤立する中、異例の直接的な発言で、領土交渉がさらに難航する恐れがあります。
「yahooニュース」より
ロシアの外務省幹部がろくでもない発言をしたようだけれど、現状で95%の戦力がウクライナに入っているということの意味は、北方領土は空であることを意味する。いや、空は言い過ぎか。それでも手薄担っている可能性は高かろう。
そこを気にしてか、ロシアの外務省幹部がおかしな発言をしたのだが、北海道ニュースは「交渉はさらに難航」とか言っているけれども、ウクライナ事態を見て、なお、北方領土が返して貰えると思ったら大間違いである。
誰の目にも明らかじゃないか。
寧ろ、「我が国の領土で演習をしている」と強弁して、北方領土に自衛隊を上陸させたらどうなのよ。もちろん、ロシアとの軋轢は激しくなるだろうけれど、もはや交渉で返ってくる余地は無いのである。そして、ウクライナへの軍事支援にもなるんじゃないかな。
……無理なんだろうけど、それくらいの気概は見せて欲しい。せめて、北海道で米軍と大規模な演習とかどうよ。
コメント
木霊様、皆さま、今晩は
> 95%の戦力がウクライナに入っている
分からないのは「何の95%」なのか、なんです。ウクライナ向けに用意した戦力の95%なんでしょう。きっと。
到底ロシア全軍の95%とは思えません。
それにしても、ロシアの宣伝は酷いですね。誰が信用するんだろうか。
「汚い爆弾を作っている」とか避難ルートを攻撃しているのはウクライナだとか、EUに対して○○すれば「宣戦布告」とみなすとか。
ロシア国内向けならば、こんなのが通用するんでしょうか。まぁ、○国も似たようなものでしょうけど、ロシアの方がマシ・・・と思っていたのは甘かったですね。
まあ、あくまでアメリカの分析ですから、確実とは言えないかもしれません。
ただ、僕の解釈は「ウクライナに投入可能な戦力の95%」であります。
そしてその練度はかなり低い。
ロシア軍の地上兵力は約28万人だと言われています。事前に集結したロシア軍部隊の規模が最大19万人程度だと言われていましたから、事前にウクライナ周辺に集められたロシア軍の95%ということなのでは?と考えています。
この19万人というのが、通常兵力の75%とされていましたから、残りの15%で他の地域を防衛しているのだと考えたらイイのかなと。
さすがにロシア全軍の95%というよりは、今回の作戦用に用意していた戦力の95%なのかな。
とはいえ、95%なんて予備戦力もほとんどつぎ込んでるってことだよな。
仮に何かあったら戦線崩壊の危険ないか?
バルバロッサ作戦の時のドイツ軍みたいなことやってて草w
余裕が無いって事には変わりが無いと思いますよ。
そこまでしないと、現状を維持出来ないという事もあるでしょうし、北京冬季五輪が終わってしまいました。きっとここから事態は動くでしょう。
日本にとって「最大のチャンスを逃した」なんて事にならないと良いですよねぇ。
次に待っているのは台湾ですから。
こんにちは。
日本の各放送局はInstitute for the study of warの地図を参照して報道されてるようです。
木霊さんもそちらの方がいいのかもしれませんので念のためお伝えしておきます。
https://www.understandingwar.org/
ご丁寧にありがとうございます。
なるほど、利用したことはありませんでしたが、詳細に戦況が分析されていますね。参考にさせていただきます。
戦力差。数字の上では歴然ですが、事を始めた以上、全土を防衛する必要が生じるのは露軍も同じ事で。特に空は。で、あれば、侵攻に使える余力は、特に航空戦力は、もしかして数の上でも意外と少ないのかも…と、いう気もしております。
ウクライナ侵攻で、ロシア軍車両も航空戦力もそれなりに失っています。
・航空機:44機
・ヘリ:48機
・UAV(無人航空機):4機
・防空システム:21台
3/6時点でウクライナ側から出されているロシア軍の航空戦力の損耗ですが、総力から考えると大したことはありませんが、戦力差のあるウクライナ軍を相手にしていることを考えると、ちょっと損耗が大きすぎます。
木霊さん みなさん こんにちは
>寧ろ、「我が国の領土で演習をしている」と強弁して、北方領土に自衛隊を上陸、、、
釈迦に説法のような気もしますが、「悪手」じゃないでしょうか?
理由
似た状況で手出し我慢してる、支那-台湾。日本が北方領土に手を出すと台湾に味方する大義名分が激減。弱肉強食の国際社会では-なこと言っても大義名分は大事。
>せめて、北海道で米軍と大規模な演習とかどうよ。
それぐらいですよねぇ。初期からウクライナ方面から期待されてることですし。
仰る通りで、実際に北方領土に自衛隊を投入してしまうと、「ロシアと同じじゃないの」ということになりかねません。
悪手ですよね。
ですから、北海道での米軍との大規模演習か、その周辺海域での離島奪還作戦とか、そういった感じの演習くらいが現実的ではあると思います。
……ただ、今でないと、もはや北方領土奪還は、ロシア滅亡の時を待たねばならない気がしますから、何か良い手があればなーと、個人的には考えています。