締め上げられるロシア経済、一部のカードも取引停止

ロシアニュース

ある意味象徴的な出来事である。

マスターカード・ビザ・JCB、ロシア銀と取引停止

2022年3月2日 2:00

クレジットカード大手がロシア企業との取引を止める動きが相次ぐ。米マスターカードは2月28日、自社の決済網からロシアの複数の銀行を排除したと発表した。

「日本経済新聞」より

ロシアでのクレジットカードの普及率がどれ程なのか?という話を正確に知らないのだが、現金に加えてカードも使えないとなるといよいよマズイだろう。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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世界経済からロシアが締め出される

ATMも底をつく

ロシアに対する経済制裁が始まっているという記事は、ちょっと前に触れている。

両方とも「世界が韓国から孤立する」というふざけた題がついているのが、何れも世界からのロシアに対する経済制裁について触れている。

そうそう、国連でもこんな話があったね。

良くも悪くもロシアは孤立しつつあり、経済的にも打撃を受けている。その結果どうなったかというと……。

露経済、制裁で大混乱 底つくATM、一部富豪も「反戦」

2022/3/2 20:06

ウクライナ侵攻をめぐる米欧の対ロシア制裁を受け、ロシア経済が早くも大混乱の様相を呈している。露通貨のルーブルは暴落し、国民は銀行のATM(現金自動預払機)に長蛇の列をつくった。プーチン政権を支えてきた富豪のオリガルヒ(新興寡占資本家)からも今回の軍事行動に否定的な声が出始めた。

「産経新聞」より

人々は不安になると現金を手元に置きたがる。可能であれば外貨に替えておきたいという欲求が膨れあがり、それが取り付け騒ぎに繋がっているのだ。

この記事ではクレジットカードへの不安についても触れられているね。

SWIFTからの締め出し

特にSWIFTからの締め出しは大きな影響が出たようだ。

国境を跨ぐ銀行間の決済ネットワークはSWIFT(国際銀行間通信協会)と呼ばれる確認機構を使ってその信用を担保されている。

SWIFTはベルギーに本部を置く非営利組織で、国際銀行間での送金をした際に送金した事実を確認する業務を担っている。

つまり、SWIFTを利用しなくても他国への銀行送金は可能なのだけれど、そうした手段は信用性を欠いてしまうため、多くの企業はSWIFTを利用しない決済を忌避する傾向にある。結果的に貿易決済が滞る事になる。

SWIFT介さないロシア送金にも包囲網 英ワイズは停止

2022年3月1日 8:12 (2022年3月1日 9:05更新)

国際決済網の国際銀行間通信協会(SWIFT)を介さない送金サービスが、金融面でのロシア包囲網に参画し始めた。国際送金大手の英ワイズ(旧トランスファーワイズ)は28日、ロシア向けの送金の取り扱いを停止した。米欧日がロシアのSWIFTからの締め出しを決めたことを受け、その余波がフィンテック分野のサービスにも広がってきた。

「日本経済新聞」より

そして、SWIFTを介さないロシアへの送金も、業務停止という通達を出すところが増えている様だ。

ルーブル暴落

当然ながら、ロシア市場は大混乱になる。

ロシア市場、通貨対ドルで100ルーブル台に再び下落 株は閉鎖続く

2022年3月2日5:47 午後

ロシアの通貨ルーブルは2日の取引で再び1ドル=100ルーブルを超えて下落し、過去最安値に向かっている。一方株式市場は閉鎖されたままとなっている。

0752GMT(日本時間午後4時52分)時点のモスクワ市場のルーブル相場は4%安の1ドル=105.20ルーブル。対ユーロでは4.3%安の1ユーロ=117.90ルーブル。

「ロイター」より

ロシアの通貨ルーブルが下落して安値を付けているのだが、これから更に暴落していくと予想される。

若干反発は出る可能性はあるが、これからどんどん下落していくと考えられる。ルーブルの価値がなくなっているのだから、仕方があるまい。

株が投げ売りされるのを防ぐ為に、ロシアの株式市場は閉じたままである。市場が開けば投げ売りは確実で、混乱は更に加速するだろうと思われる。

一応、ロシアの中央銀行は利上げをすることで防衛しているが、効果は長続きしないだろう。

ロシア中銀、20%に緊急利上げ 企業に外貨売却指示

2022年2月28日4:29 午後

ロシアの中央銀行は28日、主要政策金利を9.5%から20%に引き上げた。ルーブルが最安値に下げる中、一連の国内市場支援措置を発表したのに続き、緊急利上げに踏み切った。

さらに中銀と財務省は、外貨建て収入の80%を売却するよう企業に指示した。

「ロイター」より

凄いな、企業に対して外貨建て収入の8割を売却しろと命じたらしいのだけれど、そもそもロシア企業は外貨で取引なんて出来る状態ではない。永くは続くまいよ。

ロシア、ルーブル国債クーポン支払い-外国人が受け取れるか不明

2022年3月2日 19:15 JST 更新日時 2022年3月3日 9:24 JST

ロシアは2日、ルーブル建て国債のクーポン支払いを実施したが、中央銀行が外国人投資家への送金を禁止したため、外国人が資金を受け取れるかどうかは不確かだ。

「Bloomberg」より

ついにクーポンで支払い始めたぞ!

こうした流れでユーロなども値下がりし始めているし、国際的にも色々な経済的ダメージは出てきそうである。株価もどうなんだろうな。

暗号資産が値上がり

こうした動きの中で面白い動きをしているのがビットコインだ。

2月からずっと値上がりを続けているのである。尤も、ビットコインは価格の乱高下する暗号資産なので、素人が手を出すのはどうかと個人的には思っている。が、そうした感想はともかく、今値上がりしている理由は、ウクライナ危機が絡んでいると見て間違い無いだろう。

東京市場 原油先物価格 3.8%余値上がり ウクライナ情勢緊迫化

2022年3月2日 12時03分

ウクライナ情勢の緊迫化を受けて産油国ロシアからの原油の供給が滞ることへの懸念が広がり、東京市場の原油の先物価格は1日と比べて3.8%余り値上がりしています。

2日の東京原油市場ではウクライナ情勢の緊迫化で世界有数の産油国ロシアからの原油の供給が滞ることへの懸念が広がりました。

「NHKニュース」より

原油価格高騰にも関連している可能性はあるが、結果的には同じことだろう。

異なる視点

とまあ、こんな話でロシア包囲網は狭まっていき、スイスですらロシア制裁にのりだしてしまっている。

スイスが対露制裁に全面参加 永世中立国、異例の強硬措置

2022/3/1 22:15(最終更新 3/1 22:15)

スイス政府は2月28日、ウクライナに侵攻を続けるロシアのプーチン大統領の資産凍結など欧州連合(EU)が科した対露経済制裁をスイス国内でも全面的に適用すると発表した。「永世中立」を国是に掲げるスイスはこれまで国際社会の対露制裁から距離を置いていたが、一転して異例ともいえる強力な制裁措置に加わった。海外メディアによると、資産凍結は1兆円を超えるという。

「毎日新聞」より

永世中立を是とするスイスですら、ロシアに対して制裁を課すと言うから、もはやロシアに味方がいないのではないか?

……と思ったのだが、そうとばかりも言えないのである。そう言えば、人権理事会の時に退席しなかった国が幾つかあったよね。支那とベネズエラ、そしてロシアの盟友シリアらしいが、前の記事でも突っ込みを入れたが「など」と気になるんだな。

【時視各角】ロシア制裁への異なる視点

2022.03.02 14:27

25日、国連本部安全保障理事会では意外な状況が見られた。米国主導のウクライナ侵略糾弾決議案にロシアが反対したのはもちろん、中国のほか、親米国家のインドとアラブ首長国連邦(UAE)までが棄権票を投じた。特に米国・日本・オーストラリアと共にクアッド(Quad)を結成したインドが棄権したという事実は西側に大きな衝撃を与えた。ロシア罵倒と制裁に反対する国も少なくないことが表れたからだ。

人間は白黒論理にはまりやすいが、現実はそれほど簡単なものではない。ロシアのウクライナ侵略には米国の責任も少なくない。

~~略~~

制裁への参加が伝えられると、あちこちでため息が聞かれた。「もう北方政策は水の泡になった」という声が出てきた。ロシアと国交樹立後、ほとんどすべての政権が北方政策または似た名称で両国間の協力を模索してきた。しかし制裁が始まれば沿海州開発、南北ユーラシア鉄道建設などが白紙になるだろう。

「中央日報」より

案外、韓国政府はこんな記事を中央日報に掲載させているので、本音としてはロシア側に付きたいのだろう。何故ならば、ロシアに対してした投資が無駄になるからだと。

すげーな、韓国。公然とこんな事を言い放つとは。「ウクライナ危機のトリガーを引いたのはアメリカなんだ」って、直接アメリカ政府に言ったら如何かな。

コメント

  1. こんにちは。

    この経済封鎖が続くと露による支那との経済的な依存が深まり支那の経済的舎弟になるような気がします。
    それにより巨大な経済圏、資源大国となり、また軍事の基幹技術流出なども懸念されます。
    今回の騒動で大笑いしてるのは支那なのかもしれません。

  2. こんにちは。
    「決定的な選択において、常に最悪の側を選択する」
    この伝統は、彼の国には未だ残っているようですね。

    くわばらくわばら。