議論を放棄した岸田氏は論外ではあるが、そもそも行われている議論が稚拙であることは否めないな。
岸田首相、核共有「議論する考えない」
2022/3/2 10:48
岸田文雄首相は2日午前の参院予算委員会で、米国の核兵器を自国領土内に配備して共同運用する「核共有(ニュークリア・シェアリング)」について「政府として議論することは考えていない」と明言した。「非核三原則を堅持する立場や、原子力の平和利用を規定している原子力基本法をはじめとする法体系からから考えて認めることは難しい」との認識を示した。
「産経新聞」より
この話は、元首相の安部氏が、「核共有」政策の議論をすべきだ、といったところからスタートしている。いや、核シェアリングが必要だという発想はずいぶんと前からあったんだけどね。
現時点では意味のない議論
核シェアリングとは何か
さて、安倍氏の発言はプーチン氏の発言に触発されたものであると、その様に思われる。
安倍晋三元首相「核共有」政策を日本でも議論すべきとの考え示す「タブー視してはならない」
[2022年2月27日11時27分]
自民党の安倍晋三元首相は27日のフジテレビ番組で、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の一部が採用している、米国の核兵器を自国領土内に配備して共同運用する「核共有」政策について日本でも議論すべきだとの考えを示した。ロシアのウクライナ侵攻を踏まえ「世界の安全がどのように守られているのか。現実の議論をタブー視してはならない」と述べた。
「日刊スポーツ」より
なるほど、ロシアのプーチン氏が戦術核を使うことを示唆し、実質的な脅しをしたことを考えれば、「こちらも使えるんだぞ」という事は重要であると言えよう。
ただ、日本において核シェアリングの意味があるのかは、その前提が問題となるため、それだけ議論しても結論にたどり着けない可能性は高いだろう。
引用した日刊スポーツの記事では、核共有・核シェアリングの意味について解説をしている。
◆核共有 核保有国が同盟国と核兵器を共有して抑止力を高める軍事戦略。北大西洋条約機構(NATO)では、独自に核兵器を持たない加盟国が、米国保有の核兵器を自国の領土内に配備し、搭載用戦闘機を用意するなどして共同運用する。冷戦時代、旧ソ連の脅威に対抗する目的で導入され、米国と加盟国双方が決断しなければ使用できない方式を採る。米シンクタンクによると、ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、トルコの加盟5カ国が核共有体制を維持しているとみられる。
「日刊スポーツ」より
ここから分かることは、日本が核シェアリングを行う場合、持ちかける相手は同盟国のアメリカ以外は選択肢として考えられない。そして、核兵器を日本国内に配備する必要があり、共同運用できるようにする必要があるということだ。
核兵器の起動コードはアメリカの管理下に
さて、ここで重要なのは、核兵器のボタンはアメリカが握っているという点である。
有事にあって、脅しに核兵器を使うという事は、そもそも国連によって禁止される行為である。したがって、ここで許されているのは「反撃に核攻撃をするぞ」という意思を見せることなのだが、「敵地領土への最終的な判断はあくまで核兵器提供国にある」という点である。
つまり、アメリカがその気にならなければ、核シェアリングをしていても意味はないのである。
もちろん、この話の前提にはNATOという枠組みがあってのことなのだが、残念なことに日本はNATO加盟国ではない。一応、日本はNATOのグローバル・パートナー国という事になっているが、「加盟国が外部からの攻撃に対応して相互防衛に合意する」という形を日本が採れないために、事実上参加することは不可能である。
岸田氏の言う「非核三原則を堅持する立場」というカビの生えた議論は、実は極めて危険な話である。何故なら、今は議論も封じる「非核四原則」になっていて、岸田氏の発言はそれに準じる話だ。
非核三原則
核は保有しない、核は製造もしない、核を持ち込まないというこの核に対する三原則、その平和憲法のもと、この核に対する三原則のもと、そのもとにおいて日本の安全はどうしたらいいのか、これが私に課せられた責任でございます。 (衆議院予算委員会における佐藤総理答弁(1967年(昭和42年)12月11日))
「外務省のサイト」より
昭和42年、当時総理だった佐藤氏のこのフザケタ発言がすべての間違いの始まりなのだが、しかし、色々な背景があるだけに、仕方があるまい。
しかしこの発言は閣議決定されたわけではなく、その後もその意義について議論されることも無かった。
むしろ、昭和の議論を未だに引きずっている現代の政治家が問題なのである。
核シェアリングは機能しない?!
ただ、上にも書いたようにアメリカが拒否するとこの話は成立しない。
日本はアメリカと同盟関係を結んではいるが、日本が侵略されたからと言ってアメリカは自動的に参戦してくれるかというと、そんなことは無かろう。少なくともバイデン氏は「ないな」と、判断を遅らせるか判断をしない可能性はある。
そうなってくると、果たして核シェアリングに意味があるのかは、正直疑問である。
核シェアリングのポイントは、攻撃したらアメリカからの核攻撃があると思わせるところにポイントがあるのだ。アメリカが「やる気を見せない」状況では期待した効果は機能しない。
特に日本の場合は、外国から侵略された場合の戦略が皆無である。自衛隊は例えば外国勢力が日本国内に侵攻してきた場合に、どのような対処をするのかがイマイチ不鮮明だ。そんな状態でアメリカが決断するとはとても思えないのである。「下手するとアメリカだけ戦わされるのではないか」という疑念を抱かせるのではないか?そうなると、核シェアリングなどとても機能はしないだろう。
敵基地攻撃能力
特に、アメリカに不安を感じさせるのは、敵基地攻撃能力の議論だろう。
自民外交部会長「自衛反撃能力」提案 敵基地攻撃名称めぐり
2022/2/28 12:24
自民党の佐藤正久外交部会長は28日の参院予算委員会で、敵基地攻撃能力の名称について「自衛反撃能力」を提案した。岸田文雄首相は「国民の理解を得るために、しっかり検討しなければいけない大きな課題だ」と述べ、敵基地攻撃能力の名称変更を検討する意向を重ねて示した。
「産経新聞」より
何か、敵基地攻撃能力の名称について国会で議論したらしいことが漏れ聞こえてきたのだが、相変わらず岸田氏は「しっかり検討」などと言っている。
いやー、なにそれ、と、日本国民も不安を覚えるだけに、アメリカ軍も当然不安に思うだろう。
岸防衛相「非核三原則を堅持」米核兵器の共有運用は認められず
2022年3月1日 18時48分
自民党の安倍元総理大臣がアメリカの核兵器を同盟国で共有して運用する政策をタブー視せずに議論すべきだという考えを示したことについて、岸防衛大臣は、非核三原則の堅持が政府の方針であり、日本の領土にアメリカの核兵器を置くことなどは認められないと強調しました。
「NHKニュース」より
防衛大臣の岸氏も、こんなとぼけた答弁をせざるを得なくなった。
これについて岸防衛大臣は1日、記者団に対し「政府としては政策上の方針として、非核三原則を堅持していく考えに変わりはない」と述べました。
そのうえで「平素から自国の領土にアメリカの核兵器を置き、有事には自国の戦闘機などに核兵器を搭載・運用可能な体制を保持する枠組みを想定しているのであれば、非核三原則を堅持していくことから認められるものではない」と述べました。
「NHKニュース”岸防衛相「非核三原則を堅持」米核兵器の共有運用は認められず”」より
そもそも、「核は保有しない、核は製造もしない、核を持ち込まないというこの核に対する三原則」というのは実のばかばかしい話である。
岸氏もわかったうえで発言していると思うが、「保有しない」「製造しない」はまあわかるにしても、「持ち込まない」というのはほぼ不可能である。米軍が核弾頭を搭載したままの兵器を持ち込んだ場合、それを事前に知らされていれば拒否という流れにできるかもしれないのだが、知らされなければ対応のしようがない。
日本政府としては「知らなかった」と言うしかないわけで。
真面目にやる気があるなら、せめてまず「持ち込まない」「持ち込ませない」は削るべきだ。
核シェアリングの前提
したがって、日本政府としては他国から核弾頭を有するミサイルを撃ち込まれた場合に、どのように反撃するのかを決定してからでないと、核シェアリングの話をしても仕方がない。
迎撃するだけでじっと耐えるのだろうか?
ちっとも議論が前に進まないのは非常に見苦しい。
ロシアは日本に色々な手段で嫌がらせをしてくるぜ。それをニヤニヤしながら見ているのが支那である。それで大丈夫なのかは、国民全員で考えるべきだろう。
日銀、ロシアの外貨準備を凍結 21年時点で4~5兆円
2022年2月28日 23:22
日銀はロシア中央銀行から預かる外貨準備を凍結する。日本政府がロシア中銀との取引を制限する制裁を表明したことにあわせ、円建ての外貨準備をロシアや他の金融機関などに送金できないようにする。2021年時点で金額は4兆~5兆円規模だったとみられる。ロシアのウクライナ攻撃に伴う制裁の一環。中銀の外貨準備を凍結するのは異例だ。
「日本経済新聞」より
ロシア通貨暴落、史上最安値 中銀、20%に大幅利上げ―株取引中止、混乱広がる
2022年02月28日20時37分
週明け28日の外国為替市場でロシア通貨ルーブルが暴落し、対ドルで史上最安値を更新した。ロシア中央銀行は同日、通貨防衛のため、政策金利を9.5%から20%に大幅に引き上げた。ロシアのウクライナ侵攻に対する欧米諸国の制裁で、金融市場では「ロシア売り」が加速し、経済にも混乱が広がっている。
「時事通信」より
経済的な打撃も、それなりに武器にはなる。しかしそれは戦争をしているのと同義である。実際に血が流れるワケでは無いが、ロシア国民はこういった「攻撃」で確実に疲弊し、場合によっては命の危険に晒されるのだ。
日本国民はその事を自覚し「武器を使う事をタブー」にせずに少なくとも議論し、覚悟を決めるべきだ。核シェアリングの議論はその先にすべき議論だからである。
追記
安倍氏に対して噛みついたのは国内のメディアだけではなく、支那からも。
中国、安倍氏核発言を非難 「危険な動向」
2022年2月28日 20時09分
中国外務省の汪文斌副報道局長は28日の記者会見で、自民党の安倍晋三元首相が米国の核兵器を自国に配備して共同運用する「核共有」政策を議論すべきだと提言したことに対し「日本の軍国主義勢力の亡霊がつきまとっている危険な動向だ」と非難した。
汪氏は、安倍氏の発言が日本の非核三原則や核拡散防止条約(NPT)への参加に公然と背いていると指摘した。
安倍氏が、台湾を巡り米国は「曖昧戦略」を捨てるべきだと発言したことに関しては「台湾は中国の問題であり日本とは関係がない」と述べ、「内政干渉であり、断固として反対する」と強く反発した。
「東京新聞」より
引用したのが東京新聞というのがアレなのだけれど、支那の外務省のアノヒトが吠えたようだよ。

個人的にはこの人達の戦狼外交的な発言は、寧ろ支那にマイナスだと思うんだよね。国内向けの発言かも知れないんだけど、「日本の軍国主義勢力の亡霊がつきまとっている危険な動向だ」って、ちょっと面白い。
「日本の非核三原則や核拡散防止条約(NPT)への参加に公然と背いている」というのも、日本の多くのメディアと同じ発言なのだが、そもそも安倍氏は「議論をすべき」と言っただけなので、比較ヨン原則か五原則くらいの位置づけになるな。
言論弾圧を目論んでいるのが支那で、それの片棒を担ぐのが日本のメディアという構図が見えてしまう辺り、ガッカリである。日本のメディアはいつ目覚めるんだろうか。
コメント
木霊さん みなさん こんばんは
今のままでは核シェアリングはアメリカが認めてくれない。認めてくれても機能しない。そのための正しい手順は、、、全く仰る通りなのですが、今、正しい手順を踏んでいる余裕はあるのでしょうか?
個人的には正しい手順では10年単位掛かると思います。
しかし時間的余裕は「最悪」パラリンピック終了の今月半ばには有事発生として備えるべきでは?
基本 核兵器は「ハッタリ」です。 ハッタリと割り切れば、中途半端でも持つ。だけで相手の立場になれば持ってるやつがヤケクソになったら不味いので攻撃をためらう。ならば「今一番早く手が打て、効果の出る手段」が 核シェアリングです
正しいあるべき手順は、これと並行で良いのじゃないでしょうか?
ちょっと記事の意図が伝わっていないかも知れません。
この話は、核シェアリングの話だけ採りだして議論しても意味がないのだということで、核シェアリングを議論するなという意味ではないのです。
手順通りに議論したら時間がかかるというご指摘はその通りでしょう。
そして、ハッタリが必要というご指摘もその通りなのであります。並行して議論すべきと言うのはその通りでありまして。
では、何が問題かというと、敵基地攻撃能力のところで足踏みする現状が余りにバカバカしいということなのですよ。
結局のところ、手段を問わず、敵基地を粉砕する能力を獲得する、と、その選択肢としての核シェアリングなのだという認識を持つべきというのが、僕の考えです。
木霊さん お返事ありがとうございます。
失礼ながら、意図の疎通というより木霊さんと私の認識違いであるように思われました。
木霊さんの御認識は、
A.「核シェアリング」は敵基地攻撃という「目的」の一つの「手段」である。
B.だから敵基地攻撃・反撃の方法が定まらないと意味がない。
私の認識は
1.核は、通常兵器とは違い「目的にかかわれず」「特別の意味」をもつ。
2.もう時間がない。(パラリンピック終了 3月半ば)
3.間に合う可能性があるのは「核シェアリング」だけ
(それでも間に合わないかも知れない)
1.を説明します。
「猫に小判」というコトバがありますが「猫が爆弾」持ってたら、例え起爆装置握ってるのが飼い主でも怖いでしょう。「敵」から見れば、その飼い主が理性を保っていても「仮想的」であるならば余計に。
敵基地攻撃・反撃の方法が定まらない状態での「核シェア」では日本はただの「猫」です。訓練して猫が虎になればより有効ですが、その前でも「核」は猫イジメを躊躇わせるのに十分な理由となると、私は考えています。
木霊さんご認識B「敵基地攻撃・反撃の方法が定まらないと(手段を選ばない。と言うのも定める。選択です)」は、
最悪「間に合わない」というのが私の認識2.です。
、、、とは言ってもグダグダ。こんなハナシが通るには最低岸田さんにご退場願うしかないのでしょうが、、、、
、、、、支那が台湾取ろうと思ったら、制空権・制海権、考えたら最低、尖閣・宮古島・沖縄落とさなきゃ無理で日本は戦場ですよね。
、、、、、米国の対支那・半導体・兵糧攻めは、台湾・韓国取られたら終わりです。日本に対する核シェアぐらい、日本さえ望めば認めると思いますが。。
ああ、ロシアの状況を見て支那が思い留まって欲しい。
説明ありがとうございました。
交渉ごとは相手あってのことですから、現状の日本にアメリカ側が「良いよ」と言ってくれる可能性は低そうだとは思います。
ですが、相手側の思惑も様々でしょうから、案外、アメリカの賛同を得られるかも知れません。
そういう意味で、決意を見せるだけでも意義があるかもしれないと考え直しました。
何にせよ、議論すら避けているのでは話にならないので、国民が声をあげる必要はあるでしょう。案外、岸田氏は「聞く力」を発揮してくれるかも知れませんしね。
岸田首相、核共有「議論する考えない」
安倍元総理「核シェアリング」政策に言及「世界の安全がどう守られているか議論をタブー視してはいけない」(日本経済新聞)
安倍氏の指摘する通りで、核の議論は使用するか否かではなく、安全保障の方法論の話です。核の使用を議論することはタブーでも、核の保有・共有を議論することはタブーではありません。それで日本が非難されるなら、NATO諸国その他も同様です。
岸田氏と安倍氏の立ち位置の違いはあるでしょうが、このあたりに国家指導者としての資質の違いがあるようにみえます。安全保障を議論できない者は、国家の指導者足りえません。
岸田氏の発言はちょっとヤバいと思います。
今すべきは、タブーなしで敵性国からの攻撃から日本国民を如何にして守るかという議論でありまして、そこにはタブーとしている核攻撃を含むのだという、そういう話なのだと思っています。
こんにちは。
議論自体を行わない:ダチョウの安寧
議論はする:会議は踊る
ダチョウはそのままライオンに喰われて終わるけど、会議は「ナポレオン大復活!」と同時に現実に戻るから、まだそっちの方がマシですよね。
見ないフリをしても現実は変わらないのですよね。
いま、岸田氏が言っていることは、殴りかかってきている相手がいるのに目を瞑ってしまう行為に他なりません。
ダメージを受けてから、「何をすべきだったのか」と考えるのでは遅いのですよね。
議論することを否定するモノたちは、民主主義とは言えない。
基本的人権(自由意志)を否定したモノ達が立憲主義を名乗るのは、タチの悪いジョークか?
立憲民主党ですか。
早々に、国会から退場頂けると嬉しいのですけれどね。
正しい手順以前の問題として、戦略的縦深を取れない日本国内では置き場がない。
持ち込んでも発射前に無力化されるのが前程条件になるので脅しにすらならない。
戦略原潜ならその問題は解消されるが、ぶっちゃけ日本は北極海が使えないので、
太平洋に沈めたらアメリカもターゲットになるからそんなのアメリカが認めない。
って議論しても駄目なもんは駄目なんですけどね。そういう議論すらせずに火病ってるから
馬鹿パヨクは本当にド素人すぎて使えねーなと。
北の核も日本が先制攻撃出来りゃ怖くないんですよ。移動式発射機だって隠せるもんじゃないから。
この話、実はそんなに難しい話では無いと思うのですよね。
何をすべきかといえば、非核三原則を取り下げれば良いのですよ。
アメリカ軍が核弾頭を備えた兵器を持ち込むことを、日本政府が容認する。それだけで違うのかと。
北に対しては予兆を感じ取ったら先制攻撃をして基地乃至移動式発射機を叩くよというメッセージを出せば事足ります。実際に実現できるかどうかは技術的な問題も出て履きますが、「可能性がある」という風に思わせる事ができれば効果は期待できますね。
こちらだけ
>持ち込んでも発射前に無力化されるのが前程条件になるので脅しにすらならない。
もしNATO方式B61だとすると、弾道ミサイルとかじゃない「軍用機搭載の爆弾」で、これを積めるのは自衛隊だとF-35ですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/B61_(核爆弾)#運用可能航空機一覧
F-35はステルス機ゆえミサイル・爆弾等は胴体格納で外から見ても武器なに積んでるかわかりません。SLBMほどじゃないですが、固定目標とはなりにくい。
私個人はF-35搭載はハッタリにはとても良い方法と思います。すなわち「敵さん」から見れば、F-35上がってたら「最悪、核積んでるかも」と想定することになる、実際には積んでなくても。