【北京冬季五輪を中止せよ】ロケット弾145発で積雪1cm

支那

人工降雪のためにロケット弾発射か。支那はやることの規模が違うな。

北京五輪、ロケット弾で人工増雪 145発発射、1センチの積雪

2022/1/24 21:16(最終更新 1/24 21:17)

北京冬季オリンピックの開幕を来月4日に控え、五輪の競技会場がある河北省張家口市の気象局は24日、上空にロケット弾を打ち上げて「人工増雪」作業を実施したと発表した。

「毎日新聞」より

雪を降らせるために人工降雪機を使う話は、ロシアで開催されたソチ冬季五輪でも、韓国で開催された平昌冬季五輪でも見られた光景である。だが、支那は一味違ったようだ。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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環境負荷アリマス

ヨウ化銀を使った人工降雪

ロケット弾にはヨウ化銀という物質が詰め込まれていたようだ。ヨウ化銀を航空機を使ってばらまく話は偶に聞くが、ロケット弾で打ち出すとは。いやはや。

気象局によると、降雪に適した天候となった20~22日に触媒となるヨウ化銀を詰めたロケット弾145発を発射するなど、人工的に降雪を促す作業をしたという。

「毎日新聞」より

元々、北京近郊で雪を降らせようというのは、色々と問題が多い。

こちらは日本の気象庁のデータで、北京周辺の気温と天気を示している。気温は軒並み氷点下となり、最高でも3度程度と雪が降る地域と比べて比較的暖かである様子が分かる。

ただ、天候の方は良好で雪が降る気配は無い。

札幌と北京の気温を比較すると、まあまあ似たような状況なので、雪さえ降れば溶けずに残る可能性は高そうである。

ただ、地理的条件もあって、北京の平均積雪量は5cm程度と、冬季は雨が少なくなることもあって雪は降らないことが多い。つまり、とても冬季五輪開催には不安要素が多いのである。

平均積雪量5cmの北京冬季五輪? | 世界日報
 アルペンスキーの昨年男子総合王者マルセル・ヒルシャー選手(オーストリア)は北京市で2022年、冬季

もちろん、北京市街で行う競技は室内競技が殆どで、ジャンプやノルディックなど屋外でやらないと成立しない競技は別の場所に会場が設けられている。が、会場となる地域は何れも積雪量が少ない。だから人工降雪という話になる。いや、もっと北部でやれば良いのに。

スノーガンを使う

で、基本的には人口降雪機(スノーガン)を使うという話になるのだが、これも実は環境負荷が高い。

北京五輪、「スノーガン」で大量造雪 環境への懸念も

2022年01月04日11時28分

北京冬季五輪の会場となるゲレンデでは、鮮やかな黄色の人工降雪機が多数導入され、競技に必要な人工雪を散布している。(写真は北京冬季五輪の会場となる中国・延慶の国家高山スキーセンターで、人工雪を散布する人工降雪機)

人工雪は、1980年に米ニューヨーク州レークプラシッドで開催された冬季五輪以降、程度の差こそあれ使用されるようになった。だが2月に開かれる北京大会は、中国でも特に降雪量が少ない地域で行われるため、ほぼ全面的に人工雪に頼ることになる。

~~略~~

だが、専門家は、人工雪に頼ることは「グリーン」な大会を目指すという北京の宣言に反すると指摘する。仏ストラスブール大学のカルメン・デヨング教授(地理学)は、水が少ない地域で大量の電力と資源を使って雪をつくることは「無責任」だと非難。「それなら月や火星でも五輪を開催できる」と皮肉った。

「時事通信」より

専門家が指摘するように、人工降雪機を使う事は「大量の水をばらまく」ことになる。

当然、降った雪はいつか溶けて流れ出すのだが、膨大な量の雪が溶けて水になった場合、普段雪の降らない地域では、想定外の気象現象を引き起こす可能性はある。程度の差こそあれ、環境への負荷は避けられまい。

普段の積雪量が精々5cmとか10cmとかいう世界で、1m近くの積雪量を確保するためにどんな無理をするのか?その一例がヨウ化銀を詰め込んだロケット弾の発射である。

実のところ、ヨウ化銀は人体に有害である。ただし、大気中にばらまかれることで拡散されるため、人体に影響を与えるリスクは低いと言われている。

そもそも、原理的にヨウ化銀を使った人工降雪も、雪雲が存在しなければ効果がない。流石に雪雲が無いのに雪を降らせる程のテクノロジーは、今の人類は持ち合わせていないのである。故に、今回のロケット弾発射もパフォーマンスの域を出ない可能性はある。

ただ、支那は北京夏季五輪を開催した2008年の夏、小型ロケット1104発を発射して会場周辺地域に雨雲が届く前に散らす作戦を展開し、開会式の時間にに「晴天を確保」することに成功している。実際に効果があったかどうかは不明だが、少なくとも支那共産党は「成功体験」と考えているだろう。

武漢ウイルスと外交

武漢ウイルスとの戦い

そして、支那の敵は「雪」だけではない。

北京五輪開幕まであと10日、感染相次ぎ高まる警戒

2022/01/24 19:33

2月4日の北京冬季五輪開幕まで、25日であと10日。北京市を代表する繁華街・ 王府井ワンフーチン では24日夜、開幕までの残り日数を伝えるカウントダウン時計の前で、写真撮影をする人が見られた。

~~略~~

一方、北京では、変異株「オミクロン株」の市中感染が今月15日に初めて確認されて以降、感染例が相次いでいる。本番に向けて感染拡大への警戒が高まっている。

「讀賣新聞」より

ここのところ、アジア地域でもオミクロン株の感染拡大が相次いでいて、日本も例に漏れず大変なことになっている。

このブログでも「1月初めにはピークが」みたいなことを書いていたが、完全に予想を外してまだまだ感染拡大は止まっていない。PCR検査無償化による検査拡大が陽性判定者数の増大を招いて今回の騒ぎを助長している可能性は高いが、それだけでは説明できないレベルで増えている。

で、日本も深刻ではあるが、隣国韓国でも似たような傾向になってきた。

大統領選挙真っ只中で、尚かつ旧正月がこれからという韓国にとって、この状況は洒落にならないのだが、どうなることやら。ここで詳しくは突っ込まないが。

ところが支那は相変わらずゼロコロナ状態を維持している。

中国・天津でオミクロン株急拡大、移動を制限 五輪控え高まる緊張

2022年1月11日 1時40分

新型コロナウイルスのオミクロン株の流行が中国の天津市で拡大し、緊張が高まっている。隣接する北京市で冬季五輪の開幕まで1カ月を切るなか、北京に感染が広がれば観客の観戦など運営に影響が生じかねないからだ。大会の「円満な成功」を目指す習近平指導部は神経をとがらせている。

「朝日新聞」より

1月11日に北京に隣接する天津市で感染者が出たと報じられ、感染者はオミクロン株である事が確認されているのだが、驚くべき事に支那全土で25日現在の新規感染者は44人という事になっている。

データを信用するのであればオミクロン株の封じ込めに成功したということなのかも知れないが、記事を読む限り、支那のこの事案は市中感染であったとのこと。感染ルートが分からない以上は、報道通りであったとしても安心材料とは言えない。

アメリカの揺さぶり

さて、既に外交ボイコットを表明しているアメリカだが、今日になってこんな報道がなされた。

米、駐中国外交官の退避許可検討 コロナ規制巡り希望者に=関係筋

2022年1月26日7:10 午前3時間前更新

2月の北京冬季五輪開催を控えて中国が新型コロナウイルス対策を強化する中、米国務省が、出国を希望している駐中国米外交官と家族の退避を許可するかどうかを検討していることが分かった。複数の関係者が明らかにした。

「ロイター」より

支那当局が武漢ウイルス対策で規制を強化している中、アメリカの在支那大使館員が、実務上の問題から国外退去の希望が出されているようなのだ。

事情に詳しい関係者2人によると、米大使館が24日に米政府に対し正式な出国許可を求める要請書を送付した。中国によるコロナ関連規制には、発熱外来クリニックへの強制入院や子どもとの別居などが含まれており、米政府が米職員をこのような隔離措置の適用から除外できていない、あるいはそうするつもりがないことに一部職員は不安を感じているという。

「ロイター”米、駐中国外交官の退避許可検討 コロナ規制巡り希望者に=関係筋”」より

アメリカの外交官が、「外交官として特別扱いが受けられないから出国したい」というワガママを言っているともとれるけれども、支那の政策が人権侵害に繋がるものであることがそもそも問題である。強制入院措置に伴い子供との別居を迫られるケースがあり、保護者が子供の保護義務を履行できないという事になる。

支那ではそういった観点よりも感染拡大防止の方に重きが置かれているから問題だというわけである。

関係者によると、米大使館が行った内部調査で職員と家族の25%が可能な限り早い出国を選択することが示されたという。

「ロイター”米、駐中国外交官の退避許可検討 コロナ規制巡り希望者に=関係筋”」より

大使館職員のこの不安は真っ当なものである。何しろ人権よりも防疫(メンツ)を優先する政策を前に、感染が明らかになった子供が「どうなるか分からない」という心配は至極当たり前の感情である。

ただ、この様な話は何も北京冬季五輪開催期間だけの心配では無い。最近より規制を強化したことが問題に繋がったと考えられるが、この様な懸念は前々からあったのである。

よって、わざわざこの時期に報道機関に情報を出したのは、アメリカ側の揺さぶりの意味が強いと理解すべきだろう。

そして、こうした強烈な対武漢ウイルス政策が、選手達にどのような影響をもたらすのかも懸念はされている。誰も口にはしないが、相次いで有力選手の競技前に感染が発覚するなどというケースすらありうる。

スパイアプリへの警告

そうそうもう1つ。

Cyber Daily: Beijing 2022 Olympics App Marred by Security Flaws

Jan. 19, 2022 2:05 pm E

Good morning. The Olympics in Beijing next month have highlighted international tensions with China and concerns over the global spread of Covid-19. Now, add cybersecurity to the mix.

A mobile app that is mandatory for attendees contains security flaws that could allow hackers to steal users’ personal information or access some records of their communications, researchers say. Their findings come as U.S. officials and others urge athletes to bring “burner” phones to the games to avoid surveillance.

The warnings underscore how even inadvertent software bugs can open the door for snooping and censorship as data becomes increasingly crucial to international business and geopolitics.

「WSJ」より

アメリカも、選手に「個人のスマホを持ち込むな」と警告したようである。

これは先日紹介したオランダ選手団に対する警告に似たもので、複数の国でこの様な話は出ている。正しくリスク管理する国にとっては当たり前の措置といえよう。

ただ、アメリカの場合、安価なスマホを買って帰国したら処分しろって、なかなかの言い草である。既に現地入りしているスタッフや選手も多かろうから、今さら言われてもねぇ。せめて1月初旬に言わないと(支那の指定で入国14日前にMy2022という支那製アプリをインストールし、健康情報を毎日提出することになっている)。

何も発信できていない日本よりはよっぽどマシだが、これも政治的意味合いの強い報道だろう。

結局のところ、北京冬季五輪を軸に外交合戦をやっている状況なので、不毛なことこの上ない。だが、リスクが内在する以上は対処が必要で、会場は未だに「雪が足りない状況」になっている。だからこそ、ロケット弾を発射したということなのだ。

1cmの積雪にどんな意味があるかは知らないが、今さらながら中止すべき大会だったんじゃないかな。選手も、人権侵害の横行する支那で五輪をやることに、不安や忌避感を感じないのだろうか。……感じてはいないんだろうね。今さら言っても詮無きことではあるが。

追記

コメントを頂いたので、会場の写真などを紹介しておきたい。

これがスキージャンプ台で、ライトアップされていて綺麗に見えるのは事実だ。だがこれ、雪の気配が無いんだけど大丈夫なんだろうか?

北京冬季五輪・スキージャンプ台で造雪作業 愛称は「雪飛天」

1/6(木) 17:01配信

北京冬季五輪でスノーボードとフリースタイルスキーが行われる首鋼スキージャンプ台で2021年12月から造雪作業が始まり、本番への準備が進んでいる。

「yahooニュース」より

造雪作業は12月かららしいのだけれど、ここまで雪の気配が無いのも凄い。

上の図は予定図のようだが、下の方は本物の会場の写真の模様。ただ、これがどの部分なのかはちょっと分からない。取り敢えずコンクリートの上に氷を作った感じなのかな。

アルペンコースはこんな感じで雪はあるようだ。ただ、コース上に雪があるだけで樹の上には見当たらない。ちょっと不自然な光景ではあるが、人工降雪機を使って雪を作ったんだろうね。

北京五輪 競技会場を外国メディアに公開

2021年12月18日 1:01

来年2月に開幕する北京冬季オリンピックで、アルペンスキーなどが行われる競技会場が外国メディアに公開され、中国側は大会に向け準備を進めている様子をアピールしました。

「日テレニュース」より

何れも12月の情報で、最近どうなっているのかは不明だが……。

追記2

カナダからの郵便物攻撃!

カナダ “北京の感染 カナダからの郵便で”に「異常な考え方」

2022年1月18日 19時28分 

中国 北京市の当局が、新型コロナの変異ウイルス、オミクロン株の感染者が市内で初めて確認されたことをめぐり、カナダから受け取った郵便物からオミクロン株とみられるウイルスが検出されたとしていることについて、カナダの保健相は17日、「異常な考え方だ」と不快感を示し、両国の主張の隔たりが浮き彫りになっています。

「NHK」より

なるほど、そりゃカナダとしても怒り心頭だろう。

そう言えば以前も「冷凍食品から感染した!」とか騒いでいたな。とにかく人のせいにしないと気が済まないようだが、支那のこの考え方が国際的に支持されるかというと、まあ、無理だろう。

カナダのメディアによりますと、デュクロ保健相は17日、北京市の当局の主張について「国際的にも国内的にも、われわれが行ってきたことと一致しない。異常な考え方だ」と不快感を示したうえで、専門家に判断を委ねたいという考えを示しました。

「NHK」より

専門家に聞くまでもない話で、仮にカナダからの郵便物にオミクロン株の武漢ウイルスが付着していたとして、それが支那国内で付着しなかった証拠はない。

これは支那にとってオミクロン株が何処かから入ったことにしないと、不安を払拭できないと言うことかも知れない。市中感染で広がってしまっている理由をどうにかして他国に押し付けたいと。広がってしまったらカナダよ責任をとれと、そんな感じっすかね。

コメント

  1. ついに「施設がぶっつけ本番」の冬季五輪が始まりますね。
    人工の雪質も全く不明で、
    スキーはワックスの事前研究ができなかったとか。
    滑降競技とか大丈夫でしょうか。
    ジャンプは台もあんなんで、風はどんな感じなんでしょう。

    選手の皆様の無事を祈らずにはいられません。

    • 施設の話は前回の記事でもコメント頂きましたね。
      https://annex2.site/20211201-1/
      スキージャンプ台の状況もメディアに公開されている情報だけで判断するのは難しそうですが、準備万端というわけではなさそうです。
      時期も時期だけに、今、必死に努力しているようですが。

      多少追記させて頂きます。

  2. 選手達も、色々背負っちゃってますしね…本人は競技だけに集中できるよう場を整えるのがIOC始め背負われてる側の仕事だろーが。という話でもありますが。無事の帰りを祈るばかりなのです。

    • 選手個人で判断できることは限られていますし、柵もあるでしょう。
      だから選手に対して何か言うというのも、御無体な話ではあると思うのですが、現状の支那でやる五輪にそこまで価値を見出す必要があるのかと。
      とはいえ、無事に帰国してくれたらそれで良いと思いますので、くれぐれも無理はしないようにお願いしたいですね。

  3. 木霊様
    中国でのオミクロン株について、「カナダからの配達物」というのがありましたが。。。
    ネット界隈では、以前各国で見られた「中国からの謎の種」のブーメランだと、まことしやかに語られています。
    陰謀論の域を出ませんが、なんだか説得力があるような気もします。

    • カナダからの郵便物の話は、ネタ程度には仕入れておりましたが、あれ、本気なんですかねぇ。
      国家間での言い合いに発展しましたが、余りにもバカバカしい言いがかりです。
      それこそ、支那からの郵便物が「危ない」という話になりそうなものですが、それを支那から言い出す辺りがなかなかな。
      一時期あった植物の種騒ぎも、何だったんでしょうかね。

      • 木霊様

        陰謀論の根拠となるのは下記のとおりです。

        1.アメリカで流行した謎のインフルエンザと「中国からの種」の時期が近いこと
        2.実際に郵便を利用したバイオテロの事例があること(炭疽菌等)
        3.コロナウィルス流行の極初期段階で、中国が「コロナウィルスはアメリカから武漢に持ち込まれた」と報道したこと

        やっぱり陰謀論ではありますが、状況証拠はバッチリですね(笑)

      • なるほどー。
        バイオテロを実際にやらかしたと。
        状況証拠としては確かに怪しい(苦笑