戦時作戦統制権返還に関してアメリカに「落第」と言われた韓国軍

お笑い韓国軍

いや、そんなことは無いよ!

元在韓米軍司令官「韓国の軍事力はかなり見劣り…終戦宣言で何を得たいというのか」

記事入力 : 2021/12/27 12:19

ロバート・エイブラムス元在韓米軍司令官兼韓米連合司令官は25日、米政府系放送「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」とのインタビューで、韓国軍への戦時作戦統制権移管について「率直に言うと多くの点で問題がある」と述べた。エイブラムス氏は終戦宣言についても「終戦宣言をすることで何を得たいのか明確ではない」「最近の北朝鮮は明らかに核によって脅威となっている」と指摘した。先月初めにはポール・ラカメラ現司令官も戦時作戦統制権移管について「大部分の計画が当初の想定通りに進んでいない。すでに樹立された計画も調整して進めていくだろう」と述べたことから、「統制権移管は順調に進まないだろう」との見方もすでに浮上している。

「朝鮮日報」より

韓国軍は大丈夫だ!だから、在韓米軍は朝鮮半島から撤退するのも急ぐべきだよ!ムン君がしっかりやってくれたんだから!

……まあ、そうなると日本としては大変なんだけれども。

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終戦宣言を出す事にクギを刺す

在韓米軍司令官曰く

さて、韓国軍の実力が「問題があるレベルだ」と言うことを指摘したのは在韓米軍司令官らしい。あ、元だね。いやー、在韓米軍の皆さんは撤退したいと考えているのかと思ったら、そうでもないのね。

2018年11月から今年7月まで在韓米軍を指揮したエイブラムス元司令官は戦時作戦統制権移管について「ある人たちは簡単な方法を望み、両国による合意の基準を引き下げようとしている」と述べた。韓米両国は2015年、統制権移管に向け韓国軍が充足すべき条件について合意に至った。しかし文在寅(ムン・ジェイン)政権が文大統領の任期中の移管という公約を実現させるため、これらの条件の変更を試みた可能性を示唆したのだ。

「朝鮮日報”元在韓米軍司令官「韓国の軍事力はかなり見劣り…終戦宣言で何を得たいというのか」”」より

何年も在韓米軍の撤退、戦時作戦統制権移管について努力されているハズなんだけど、その結果が思わしくないらしいという事を、在韓米軍元司令官が指摘している。

ロバート・B・エイブラムス氏は、2018年11月7日にその任に就き、2021年7月2日に退任している。現在の司令官はポール・ラカメラ氏となっている。

で、エイブラムス氏曰く、以下の点が問題であるようだ。

  • 韓国が戦略打撃能力を獲得
  • 韓国型統合空中ミサイル防衛システムを開発して配備

うーん、韓国軍のニュースなどを見ていると、確かにこの2点は上手くいっていない感じはするな。しかし、韓国の場合はミサイル防衛を頑張ったところで余り意味が無い気がするんだよね。

ちなみに、現司令官も「ダメだ」と言って居る模様。

先月初めにはポール・ラカメラ現司令官も戦時作戦統制権移管について「大部分の計画が当初の想定通りに進んでいない。すでに樹立された計画も調整して進めていくだろう」と述べたことから、「統制権移管は順調に進まないだろう」との見方もすでに浮上している。

「朝鮮日報”元在韓米軍司令官「韓国の軍事力はかなり見劣り…終戦宣言で何を得たいというのか」”」より

やっぱりダメなんだ。

過去の司令官からも指摘される

ちなみに、2代前、3代前の司令官も同様に批判している。

カーティス・スカパロッティ氏やビンセント・ブルックス氏ら他の元在韓米軍司令官らも最近相次いで終戦宣言や韓米訓練について「意を決した発言」をしている。北朝鮮が核保有の意思を明確にし、韓国と在韓米軍を狙った極超音速ミサイルなど新たな兵器を次々と開発しているにもかかわらず、韓国政府が「希望的思考」に陥り終戦宣言などに執着していることへの不満を表出したようだ。

「朝鮮日報”元在韓米軍司令官「韓国の軍事力はかなり見劣り…終戦宣言で何を得たいというのか」”」より

いやー、ここまでダメ押しされるとは。

11月に韓国離れるブルックス連合司令官「終戦宣言関連で米国の指針受けていない」

2018.09.17 09:41

ブルックス韓米連合司令官兼在韓米軍司令官は終戦宣言と関連し、「本国からいかなる指針も受けていない」と答えた。ブルックス司令官は14日に韓米同盟財団と在韓米軍戦友会が主催した韓米同盟晩餐会で中央日報の記者と会い、南北が終戦宣言をする場合に対する質問を受けこのように答えた。彼は「もし終戦宣言がなされるならば国連軍司令部の役割は変わるだろうか」との質問に「何も変わるものはないだろう」と断言した。これは北朝鮮の実質的非核化措置がなされない限り休戦状況の責任を負う国連軍司令部の任務がそのまま維持されるという趣旨と分析される。

「中央日報」より

ちなみに、前司令官のブルックス氏は退任する時にも苦言を呈していた。

米韓同盟は大切だと説き、終戦宣言を出す準備が出来てはいないし、その後の指針もないという事を指摘されている。随分とまあ、韓国軍は計画性のないことだな。

支那からの脅威についても懸念

ちなみに、エイブラムス氏は支那に対しても懸念を示しているようだ。

前在韓米軍司令官、「韓国のミサイル防衛力、大変遅れている」

Posted December. 27, 2021 08:46, Updated December. 27, 2021 08:46

ロバート・エイブラムス前韓米連合軍司令官兼在韓米軍司令官(写真)は、今月初めにソウルで開かれた韓米定例安保協議会議(SCM)で最新化することで合意した連合作戦計画(作計・OPLAN)に中国対策を含めなければならないと主張した。

エイブラムス氏は24日(現地時間)、米政府系放送局のボイス・オブ・アメリカ(VOA)とのインタビューで、「2010年以降、中国が韓半島とその周辺で存在感を大きくしてきたことは秘密ではない」とし、このように話した。また、「この3年間、中国の韓国防空識別圏の侵犯事例が300%増え、北方限界線(NLL)に沿って不法操業をする中国漁船も増加している」とし、「これらすべてのことを作計で扱わなければならない」と指摘した。

「東亜日報」より

しかし、韓国一国で支那からの脅威にも対応しようというのはどだい無理な話で、この通りの判断基準で考えると、在韓米軍は永遠に撤収できないことになる。

このエイブラムス氏の発言について、韓国国防部は批判的なコメントを出していた。

前在韓米軍司令官の「批判発言」に困惑する韓国国防省

2021/12/27 13:49配信

韓国国防部(防衛省)は、ロバート・エイブラムス前米韓連合軍・前在韓米軍司令官が「新たな作戦計画のための戦略計画指針(SPG)更新を要請したが、韓国国防部があいまいな態度を示した」と明らかにしたことについて「個人的な意見にすぎない」と線を引いた。

韓国国防部の報道官はきょう(27日)の定例会見で「米韓首脳会談においてよい結果があり、安保協議会(SCM)においてロイド・オースティン米国防長官、ポール・ラカメラ米韓連合軍・在韓米軍司令官との緊密な協議を通して最上の成果を収めた時期に、エイブラムス前司令官がなぜそのような発言をしたのか、その意図がわからない」とし「エイブラムス前司令官が個人的な意見を明らかにしたことに対して、国防部が言及するのは適切ではない」と語った。

「Wowkorea」より

そもそも、戦略計画指針(SPG)更新について韓国側がマゴマゴしていることに苛立ちを感じた可能性は高そうだが、SPGの認識についても米艦では異なるようだ。

また、この報道官は「朝鮮半島の戦略環境の変化を米韓が共同で認識し、SCMにおいて新たなSPGに合意した」とし「米韓が承認したSPGは、北朝鮮の脅威に備えた作戦計画を発展させるための指針を提供したものだ」と強調した。

「Wowkorea”前在韓米軍司令官の「批判発言」に困惑する韓国国防省”」より

どちらの言い分を信用するかと言われればそりゃねぇ。

在韓米軍の事情

とはいえ、韓国軍が戦時作戦統制権を保有していないということは、実は異常なことなのである。

戦時作戦統制権がアメリカ軍にあるという状態は、即ち戦争が勃発した際にはアメリカの指揮下に入って戦争をやるという事を意味している。

尤も、平時作戦統制権は韓国軍が保有しているので、ちょっとした小競り合いくらいだったらコレまでのように韓国軍が主体となって作戦実施をするのだが、戦時、即ち朝鮮戦争などが再燃し始めたら、アメリカ軍が率先して動くと言うことになる。

この状態は、独立した国家というには少々物足りない状況である。

ムン君が、戦時作戦統制権の返還を求める姿勢そのものは間違ってはいないのである。

そして、アメリカ軍としても戦時作戦統制権くらいは返還したいところなのだが、残念な事にまだまだ在韓米軍とその家族が朝鮮半島に残っている状態なので、「在韓米軍を2万8500人未満に縮小」という目標を掲げてはいたがそれすら実現できていない。

朝鮮半島には、未だ10万人以上のアメリカ人が在住しているのだ。その事を考えると、即断即決というわけにはいかないのだが、ここで終戦宣言を韓国に出されると、在韓米軍はその駐留意義を失う。

米国、「在韓米軍の必要性を強調」法案議決

2021/09/04 06:06配信 

米国下院の軍事委員会で、在韓米軍の必要性を強調した国防権限法(NDAA)が2日(現地時間)、議決された。軍事委は1日午前から16時間以上にわたる「マラソン審議」の末、2日未明、賛成57票、反対2票で新会計年度の国防権限法案を処理した。

過去3年間は、「在韓米軍を2万8500人未満に縮小するために、予算を使用できないように明示した条項」が含まれていたが、今回議決された法案ではこの条項が削除された。

軍事委は代わりに「韓国は米国の非常に重要な同盟国」とし、「在韓米軍を駐留させることは、北朝鮮の軍事的侵略に対する強力な抑止と、インド・太平洋地域の安保関与のために、重要な支援プラットホームの役割を果たす」という内容を入れた。

「WowKorea」より

確かに、アメリカ陸軍をそれなりの規模で韓国内に常駐させているため、インド・太平洋地域での展開を考えれば、拠点として確保しておくことは好ましいのかもしれない。

ただ、駐留経費もバカにならないし、アメリカとしていつまでも在韓米軍基地を維持していくことにメリットがあるのかはよく分からない。

終戦宣言に前のめりのムン君

そもそもこの話は、韓国大統領のムン君が拙速に終戦宣言を出そうとしているところにこそ問題がある。

国連軍司令部が南北関係の改善を阻害するという批判に対して、エイブラムス氏は「話にならない」とし、「国連軍司令部は、国連安保理の決議または制裁を執行する権限や責任はない。国連軍司令部が順守しなければならない唯一の責任は、1950年の韓国戦争に関する国連決議だけ」と反論した。

「東亜日報”前在韓米軍司令官、「韓国のミサイル防衛力、大変遅れている」”」より

東亜日報でエイブラムス氏が指摘するように、正直、ムン君の姿勢は「話にならない」のである。

韓国政府が推進する終戦宣言に対しても苦言を呈した。エイブラムス氏は、「私の疑問は、終戦宣言を通じて何を得ようとするのか明確でない点」とし、「終戦宣言を性急にする場合、戦争が終わったので1950年夏の国連安保理決議を見直すべきという主張が出てくる可能性があり、そうなれば坂を滑るように事が進むだろう」と懸念を示した。

「東亜日報”前在韓米軍司令官、「韓国のミサイル防衛力、大変遅れている」”」より

この下りなどを見ると、結局韓国は、過去の条約を覆してでも終戦宣言を出したいと望んでいるのだ。日本との間の態度も似たようなことがあるので特に驚くことはないが、しかし、エイブラムス氏の苦言は空しいばかりでもある。

何故ならば、エイブラムス氏が指摘するように、米韓同盟は風前の灯火で、米韓軍事演習は縮小されて弱体化し、もはや合同作戦を実効できるような状態にないのだ。

エイブラムス元司令官はVOAとのインタビューで「一つ質問したい。米空母打撃団が韓国の領海や韓半島周辺に来るのを最後に見た、あるいは聞いたのはいつか? 米国の第5世代戦闘機が韓国の領空で訓練を行ったのを最後に見たのはいつか?」と述べた。2018年6月にシンガポールで行われた米朝首脳会談以降、縮小を続けた韓米連合訓練の再開に向けた議論を始めるべきという趣旨だ。エイブラムス元司令官は現職のときも「コンピューターゲーム化」する連合訓練について何度も懸念を表明した。「平時に継続して汗を流さなければ、有事に血を流すことはできない」(今年5月13日の韓米同盟財団歓送行事)という意味だ。

「朝鮮日報”元在韓米軍司令官「韓国の軍事力はかなり見劣り…終戦宣言で何を得たいというのか」(下)”」より

このままだど、本当に米韓同盟は瓦解しかねない。

そのことは、日本にも直ちに影響が出る。その事をよくよく岸田氏は心に留めて政策を提言していかねばならないはずなのだが……、動きは鈍いんだよねぇ。

コメント

  1. こんにちは。
    当方、勉強不足でして、素人質問で申し訳ないのですが。

    これ、結局、元を正すと、「韓国は停戦協定を調印していない」に問題が行き着くんじゃないかって気がしてます。
    終戦宣言したって、「終戦協定あるいは条約」を調印しないとまったく無意味ですし、そのためには「停戦協定調印国」による会議ないし調整は必須。
    韓国は、当事国でありながら、ここに加わる資格を持たないという、実に情けない状況なのですが、果たして韓国国民の何割がこの事を理解出来ているのでしょう?
    それもあって、当時の韓国軍が脆弱の極みであった事もあり、国連軍≒米軍の駐留と戦時統制権のあれこれがあるわけで、その頃から「韓国に当事者能力無し(戦力的にも、書類上の資格的にも)」という状況が続いているのだと、そう理解する次第。

    まあ、文在寅自身も「宣言して、ヤバかったら『今のナシ!』ってするから!」って公言してますし、宣言したってレガシー以外何もなし、任期末に一つでも爪痕残したいっていう、ひな壇の吉本芸人みたいな事してるっていう……ホントに見苦しい。
    しかも、その見苦しい行動が、周りにどんだけ迷惑かけてるか、分かってるのかコイツ?わかってねーだろーなー、って思います。

    大体にして、統制権返還は、盧武鉉時代に「ちょっと待って!」したんじゃなかったでしたっけ……

    本当に「大事なところで、必ず最悪の方を選択する」民族なんだと思う次第です。

    欧米も、そんな国が隣国で過去の経緯から粘着されてる日本のことをもう少し理解して欲しいと心から思います。

    • 停戦協定自に韓国首脳が出席しなかった問題は、一応アメリカが代表して出席しているから問題無いよということになっています。
      ただ、これは終戦宣言はアメリカ無しに出来ないことを意味していますから、「韓国大統領が勝手に言っている」と思われているんでしょうね、アメリカからは。もちろん、支那や北朝鮮側からしても、「韓国単独の終戦宣言は無効である」と主張できるだけの理由がありますから、終戦宣言を主張している韓国の立場はかなり厳しいでしょう。

      青瓦台はその事は理解しているのでしょうし、ムン君の主張を何処まで真面目に取り合っているかは不明ですが、韓国民向けにはそれでもOKなのかもしれません。
      ただ、韓国は一時が万事この調子なので、まともに相手にするだけ無駄ではあります。
      そんな国と仲良くしろと言われても困る訳ですが、最近は流石にアメリカもその辺りを少しは理解してくれているようですね。

  2. 米軍の将官・佐官ポスト維持という問題がある、フリゲートとして建造された艦が原子量力駆逐艦・原子力巡洋艦野の退役に伴い中佐・大佐の艦長ポスト維持のために駆逐艦・巡洋艦に格上げされたことが有る。

    • ほほう、そういう話もあるのですか。
      軍事ではなく政治という状況は、色々な国であるのですね。