支那空母が太平洋で戦闘機の発着訓練

防衛政策

威嚇の度合いは日々増していく。

太平洋を航行 中国空母で戦闘機が発着 防衛省が警戒監視続ける

2021年12月21日 11時38分

日本周辺の太平洋を航行していた中国海軍の空母で19日、戦闘機が発着するのが確認されました。領空侵犯はありませんでしたが、防衛省が警戒と監視を続けています。

「NHKニュース」より

お笑いの要素の強い支那空母「遼寧」だが、某国のそれとは違って実戦でも使えるレベルの空母ではあるのだ。この空母に戦闘機が発着する訓練をしたということで、まさに使う事が前提なんだろう。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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J-15戦闘機とZ-18ヘリコプター

J-15戦闘機

発着訓練を行ったのは支那製戦闘機J-15と、支那製ヘリコプターZ-18の2種類だった模様。

20211221-

J-15戦闘機はロシア製のSu-33艦上戦闘機を真似て作られたとされている。試作機は2009年8月に飛行し、50機程度が生産されたと言われている。

どうして事故頻発?中国機J-15、専門家「飛ばない試作機の改造だから」

2018年7月13日3:34 午後

どうして事故頻発?中国機J-15、専門家「飛ばない試作機の改造だから」

中国人民解放軍の艦上戦闘機・殲(セン)15は、欠陥による墜落事故を頻発させている。ロシアの専門家は、中国が、ロシア戦闘機の安価な試作機をウクライナを経由して購入し、これをベースに開発した模造品であるためだと指摘した。同時に、中国軍は時間と費用をかけて信頼できる艦上機を製造するだろうと分析している。

「ロイター」より

支那初の空母「遼寧」の再建造(旧ソ連開発の未完成の中古空母「ヴァリャーグ」をウクライナから買い取り再建造した)にあわせて開発をしたのがこのJ-15戦闘機で、その性能はアメリカが開発したF/A-18E/F艦載戦闘機よりも優れているとされている。

このロイターの記事では未だ未完成な部分があると評価しているものの、問題は解決可能だろうと分析されている。原型となるSu-33の航続距離は1620nmとされているから、作戦行動半径は概ね1500km程度だろうと思われる。

Z-18ヘリコプター

Z-18ヘリコプターはSA 321「シュペルフルロン」と呼ばれるフランス製の大型ヘリコプターが原型となって支那で開発されたものである。 尤もライセンス生産しているワケでは無く、リバースエンジニアリングによって国産化したという経緯があるので、事実上の海賊版である。

支那で独自の改良が加えられたヘリコプターで、原型となったヘリコプターはフランスでは既に退役しているのだが、支那では多数作られて運用されているらしい。

海上で運用される事を前提に改良された機体もあるので、確認されたZ-8は、支那空母「遼寧」の専用機であった可能性は高かろう。

北大東島の東300km

さて、この様な演習をやらかした位置だが、以下の通りだと分析されている。

この海域で、レンハイ級ミサイル駆逐艦1隻、ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦1隻、ジャ ンカイⅡ級フリゲート2隻及びフユ級高速戦闘支援艦1隻が支那空母「遼寧」の護衛として航行していたとか。

https://www.mod.go.jp/js/Press/press2021/press_pdf/p20211221_01.pdf

なお、この記事は12月19日の支那海軍の動向を示しているが、12月14日、15日には南シナ海でこれらの船舶が確認されており、16日には沖縄本島と宮古島との間の海域を南下している。

https://www.mod.go.jp/js/Press/press2021/press_pdf/p20211217_03.pdf

この動き、日本に対して圧力をかけるために太平洋側からの武力展開を想定した訓練をしていると採れる。

日本側は支那の領海侵入に抗議

こうした流れで、頻繁に支那が日本の領海に侵入することに対して支那に対して抗議する動きがあった。

領海侵入で中国に抗議 政府

2021年12月20日21時10分

日中両政府は20日、外務、防衛、海上保安当局者が海洋問題について話し合う「日中高級事務レベル海洋協議」をオンライン形式で開催した。日本側は沖縄県・尖閣諸島周辺で相次ぐ中国公船による領海侵入に抗議。中国がロシアの軍艦とともに日本列島を半周したことなどを念頭に、日本周辺での軍事活動の活発化に懸念を伝えた。

「時事通信」より

しかし、岸田政権が支那に対する批判決議を阻止しているため、この抗議も形だけのものと映ってしまうのは、僕の目が曇っているからなのだろうか。

不満あらわの高市氏「本当に悔しい」…中国非難決議見送り、茂木幹事長「タイミング良くない」

2021/12/21 07:03

自民党が中国政府による人権侵害を非難する決議の今国会での採択を見送ったことに対し、党内の保守派議員から不満が続出している。

安倍元首相は20日発売の月刊誌「Hanada」で、採択について「このままにしておいてはならないので、自民党でも意思を明確にしていく必要がある」との考えを示した。

「讀賣新聞」より

寧ろ、五輪開催前にこの様な態度を露わにする支那に対して、強烈な一発を食らわせてやるという気概を見せることこそが、支那との対話を出来る環境の構築に繋がるのだが、どうにも岸田氏にはそうしたやり方が理解出来ないらしい。

岸田、茂木、林の3人衆が政権中枢にいる限り、このような姿勢が続くのだろうと思われる。

日本の国益のために強く主張すべき時は強く言わないと、国際社会にも信用されない国となってしまうのではないか?という気がしてならない。岸田政権は何処が譲れないラインなのか、その事が日本国民にも理解出来ない状況が続いているだけに、「大丈夫なの」と不安を感じざるを得ない。論理飛躍に過ぎると言われるかも知れないが。

コメント

  1. クズネツォフ型改二番艦。って事になるんでしょうかね?ともあれ、艦載機含め、ソ連の技術のリバースエンジニアリングがきちんとできているのなら、山東以降は普通に脅威になるんですかね。…というか、普通にコピー元のSu33買われちゃうのが一番怖いですかね…

    • 改二というと、何か強くなった感じがしますが、所詮はパクリです。
      設計時に意図した性能は出せていないのでしょうね。

      ただ、支那には金も技術もあるから、そのうちに実現しそうですね。

  2. こんにちは。
    J-15は雨天に弱くすぐにエンジン内部が腐食する噂がありますね。
    現時点では耐久性が低くオーバーホールもしょっちゅうやらないといけないみたいです。
    本当のところはわかりませんが。

    • J-15のエンジン、換装の目処がついたとか、そんな話も見かけました。
      技術的問題であれば、そのうち改善出来るような気はします。

  3. ターボファンエンジンを搭載した亜音速中等練習機が有るのに、旧式なターボジェットエンジンを搭載した超音速中等練習機を開発したのは空母艦載中等練習機にする為だった。
    しかし、いまだ艦載されていないのはポッケナイナイのせい。

    • 訂正
      JL-9練習機は一応、高等練習機だった。
      T-50よりもしょぼいけど。

    • 支那は幾つもの戦闘機を並行開発していけるだけの人材と資金力がありますから、1つ1つがガッカリ性能でも油断できません。

  4. 木霊様 みなさま

    >寧ろ、五輪開催前にこの様な態度を露わにする支那に対して、強烈な一発を食らわせてやるという気概を見せることこそが、支那との対話を出来る環境の構築に繋がるのだが

    そうですよねぇ。岸田、茂木、林は、財界に言われてビビってるのかハニトラかけられてるのか、

    支那包囲網の盟主 米国 だって 支那に対する大きな強みとして半導体を立て、しかし大きな弱みも、Appleやテスラ他、あるわけだし

    で、日本、(財界は、何をびびって?) 日本だって支那に対しての「半導体の強み」は米国と同等かそれ以上に強い。
    具体的には日本の装置・材料はものすごいシェア (下リンクの図3,4 濃紺が日本メーカー)
    https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2112/14/news034.html
    支那どころか、日本と取引なしに半導体作れる国は存在しないと言っても言い過ぎじゃないぐらい。

    米国と同じように、ガツンと言うとこは言って、それから話し が私も正しいと思います。

    • BOOK様

      確かに現在、半導体関連の装置・材料に関して、日本は高いシェアを持っています。

      ですが、肝心要のステッパー(露光装置)は、かつてニコン・キヤノンの2社で80%以上のシェアを誇っていたにもかかわらず、現在は見る影もありません。
      特に三菱グループのニコンは、旧態然としたいかにも古くからの日本的な組織体制らしいので、ASMLのようなイノベーションは見込めないでしょう。
      (ASMLの露光装置について調べてみるとかなり興味深いですよ)

      他の装置・材料についても、メーカー側が同様な体制で行っていると、ひっくり返される可能性が十分にあると思っています。

      もちろん、メーカーは危機感を持っているとは思いますが、外野である我々も「日本はまだまだすごいんだ」とあぐらをかかず、危機感を持つべきかと思います。

    • 岸田政権への不信感は募るばかりですが、特に支那との距離間とアメリカとの距離感についても不安ですよね。
      別に、アメリカに追従しろと言うつもりはありませんが、立ち位置はハッキリさせるべき時だと思うのですよ。

      日本の製造装置や材料の性能が優れているのは事実ですが、それは数年前までの話でして。
      今や、シェアは突き崩されつつあります。
      結局、最終製品を自国で作っていないというのは、宜しく無い事だと思います。

  5. 木霊さん、おはようございます。

    演習した場所から考えて台湾侵攻&沖縄侵攻時に南の太平洋側からの攻撃を想定した感じですね。
    J-15の性能はよく判りませんがご紹介頂いた航続距離1500kmとして、大東島~沖縄本島まで約500km(往復1000km)ですから、空対地ミサイルを撃ち込むヒットアンドウェイ作戦でしょうか。

    沖縄有事は=アメリカへの宣戦布告となりますから、J-15はアメリカ海軍のF/A18-E/Fの航続距離の半分以下という事を考えれば、小笠原諸島近辺に空母打撃群を配備すれば支那艦隊は全滅するんじゃないかなァ~。

    支那艦艇は支那名とNATOコードネームで呼ぶかでややこしいのですが、ミサイル駆逐艦2隻も沖縄本島を射程に入れた巡航ミサイル搭載でしょうから、有事に2~3隻増派されると厄介ですね。

    支那は日本政府にブラフを加える事を目的にしていると考えますが、ご指摘の通り岸田総理の優柔不断は日本の国益にとって大きなマイナスとなりかねません。

    「人権侵害批判」・「北京五輪への外交ボイコット」を何時まで先延ばしにするのか、正直不安ですし「しかるべきタイミング」と言ってきた訳ですが、既に遅きに失した厳しい現状だと思いますね。

    党内親中派&公明党の抵抗もあるのでしょうが、ここまでダラダラと先延ばしするのは経済界への忖度の必要が余程あるのでしょうかね。

    日本の王道を堂々と主張するのが先決であり、その後の支那の猛反発を見越してしたたかな外交をすれば良い。

    • 狙いが露骨に分かる程度の距離感で訓練を行う。
      危機を煽る意味でも十分に機能しますが、メディアはコレについて殆ど騒ぎません。

      岸田君、果たしてどのタイミングで言うのでしょうかね。
      場合によっては何も表明しないまま、しれっと高官派遣というパターンも。

  6. こんにちは。
    「航空万能GF」さんのニュースで、J-15のアップデート版の、カタパルト対応型の試作機がお目見えしたとか。
    膨張を続ける解放軍、練度も装備ももはや侮れないレベルである事を再認識しなければならないですが、果たして本邦の政権中枢はどれくらいそれが肌感覚として分かっているのか……
    非常に心配です。
    次の参院選で、国益を蝕む身中の虫を一人でも削ぎ落としておきたいところです(先日の衆院選では、上手く機能しませんでしたので)。

    それにしても、解放軍、いつまで拡大が続くのでしょうね。
    作った兵器は、使う人も含め、これからの維持費がネズミ算式に膨れ上がるんですが……

    ※そういった、国内のあれやこれやが弾ける前に大勝負、ってのが一番怖いパターン。

    • ああ、それですね。
      何処かでJ-15のアップデートの記事を読んだと思っていたのですが。

      数年後には3隻目の空母が登場する予定ですが、コレが登場すると相当ヤバい話に。
      あれをどう運用できるのかはまだ分かりませんが。

  7. マダ沈マズヤ遼寧ハ

    • 下馬評では、直ぐに使えなくなるという風に言われていましたが、意外に一線で活躍していますね。
      少なくとも訓練では、アレで十分なのでしょう。