林氏、G7でピアノを披露、選曲は「イマジン」

外交

よりにもよって……。

林外相、ピアノで「イマジン」披露 ビートルズ博物館で―G7

2021年12月12日18時31分

英中部リバプールを訪問中の林芳正外相が、先進7カ国(G7)外相会合の夕食会が開かれた「ビートルズ・ストーリー博物館」で、ジョン・レノンの代表曲「イマジン」をピアノで披露し、各国外相から拍手を送られる一幕があった。

「時事通信」より

ビートルズは僕も嫌いじゃない。もちろん、ジョン・レノンだって嫌いじゃない。

でも、よりにもよってジョン・レノンのイマジンかよ。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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G7は成功したのか?

G7の議題は安全保障など

英国で開催されたG7サミットだが、各国の外相が集まって話し合いが行われた。

G7外相会合 安全保障など議論し閉幕

2021年12月13日 5時56分

イギリスで開かれていたG7=主要7か国による外相会合は12日、閉幕しました。 林外務大臣は国際社会が直面する課題の議論を通じて各国との信頼関係が深まったと成果を強調し、日本の存在感を高めるため、積極的に対面外交を展開したい考えです。

「NHKニュース」より

この中で支那に対する懸念に触れられていた。

議長国イギリスのトラス外相は議論の成果をまとめた議長声明を発表しました。

この中で、中国をめぐり、香港や新疆ウイグル自治区、東シナ海や南シナ海の状況のほか、台湾海峡の平和と安定の重要性などについて議論したとしています。

そのうえで「中国の威圧的な経済政策に対して懸念を表明する」として、貿易や途上国への多額の融資を通じて影響力を増大させ圧力を強める中国の動きをけん制しました。

また、今回、ASEAN=東南アジア諸国連合の各国の外相らを招き初めて開かれた拡大会合では「自由で開かれたインド太平洋」を維持する重要性を議論し、G7としての地域への強い関与と協力を再確認したとしています。

「NHKニュース”G7外相会合 安全保障など議論し閉幕”」より

これに対して、支那もかなりのお怒り具合であったようだ。

中国、G7に「内政干渉」と反発

2021年12月13日19時10分

中国外務省の汪文斌副報道局長は13日の記者会見で、新疆ウイグル自治区の人権問題や台湾海峡の平和と安定などが議論された先進7カ国(G7)外相会合について、「G7が中国の内政に干渉し、中国のイメージに泥を塗り、中国の利益を損ねることに断固反対だ」と反発した。

「時事通信」より

支那のイメージに泥を塗ったって、既に泥まみれなのだが、今さら気にすることだろうか?

林氏、支那に責任ある行動を強く求める

ちなみに我が国の外相であるリン氏だが、こんなコメントを出したようだ。

G7外相会合 林外相 “中国に責任ある行動を強く求めていく”

2021年12月12日 7時25分

イギリスで開幕したG7=主要7か国の外相会合は初日、中国やロシアなどの地域情勢について議論を行い、林外務大臣は、中国による東シナ海などでの一方的な現状変更の試みに反対し、責任ある行動を強く求めていく考えを示しました。

「NHKニュース」より

人権を訴えて「責任ある行動」を求めたらしいのだが、一方で外交的ボイコットに関しては「国益の観点から総合的に判断する」としたらしい。

国益によっては人権は無視しますというのは、状況によってはやむを得ないケースもあるのだろうけど、基本的にはダメな発想である。

とはいえ、しっかりと主張すべきは主張したという印象ではあった。そんなわけで、報道ベースで考えると悪く無いG7サミットは成功したんではないのかと、その様に思っていた。

……そういう印象だったんだけどねぇ、冒頭のニュースで紹介されたように、夕食会で「イマジン」を演奏したんだとか。

イマジンの歌詞

サヨク大好きイマジンだが、楽曲として美しいかどうかはさておき、歌詞はなかなかヒドイ。いや、素晴らしいというべきかも知れない。良くも悪くもあまりに理想を追い求めた歌詞なのだ。

Imagine there’s no heaven
It’s easy if you try
No hell below us
Above us only sky
Imagine all the people living for today

「ジョン・レノン:Imagenより」

冒頭から宗教を否定し、国家の存在を否定する。

Imagine there’s no countries
It isn’t hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people living life in peace,

「ジョン・レノン:Imagenより」

で、「And the world will be as one」と歌うわけだ。「Imagine all the people sharing all the world, you」とね。国も宗教も要らない。世界は1つ、所有物もない、人類はみな兄弟。全ての世界を共有する。共産主義者か!あまりに夢想的に過ぎる。いや本人は歌詞でもそう言っているんだけどね。

一応、動画も紹介しておこう。

好きな人は好きかも知れない。

なお、個人的には真心ブラザーズ 『拝啓、ジョンレノン』の方が響いたのだが、こちらも別にジョン・レノンを批判する歌ではないんだな。

林氏の狙いは何処にあったか

しかしこれをG7サミットで披露するのだから、なかなか狙っている。支那に対して「責任ある行動」を求めたとしても、なんとなく意味合いが変わって聞こえてくるのだから恐ろしい。

尤も、コレは余興だったのでダメだったとは言わない。ピアノを弾ける外務大臣、それもなかなかの腕前である。

でも、外務大臣の立場でG7の場でその選曲はどうなのよ、と思った次第。間違ったメッセージとならなければいいんだけど。

追記

えーと、コメントで音楽にケチをつけることは無いだろうという旨のご指摘を頂いた。確かにその通りで、音楽に罪があるわけではない。

そして、こうした意見を頂ける事にも感謝している。

ただ、伝えたかったことが伝わっていなかった事には、ちょっと記事の構成を失敗したのかなと反省している。

林外相 “対面会談で各国外相と信頼関係深まった” G7外相会合

2021年12月12日 18時57分

イギリスでのG7=主要7か国による外相会合などに出席した林外務大臣は記者団に対し、各国外相との対面での会談を通じて、個人的な信頼関係を深めることができたなどと成果を強調しました。

「NHKニュース」より

夕食会が行われたのは「ビートルズ・ストーリー博物館」で、林氏はそこで「好きな曲」を演奏して見せただけ、その様に理解されている人が多いと思う。

林氏の好みが「ビートルズ」のナンバーの中で「イマジン」であった、というのはリベラル色の強い林氏にとっては特に意識しない事だったかも知れない。

ジョン・レノンの作品の中では人気の高い曲である事も事実だから、一番分かり易かったと、そう言えるかも知れない。

1.「Imagine」
2.「Happy Christmas (War Is Over)」
3.「Jealous Guy」
4.「Woman」
5.「Instant Karma」
6.「Working Class Hero」
7.「Starting Over」
8.「Give Peace A Chance」
9.「Watching The Wheels」
10.「Beautiful Boy (Darling Boy)」

「BARKS」より

ジョン・レノンの人気楽曲のトップ10はこんな感じになっていて、これはEMIミュージック・ジャパンのジョン・レノン日本オフィシャル・サイトで行なわれていたジョン・レノンの楽曲人気投票の結果らしいので、割と日本国内では普遍的な人気を誇っていたわけだ。

そう言う意味でも、「チョイスがおかしい」というのは難癖であるとの指摘は、甘んじて受けたいと思う。

ただ、外交というのはG7の会合の間だけではないと、僕は考えている。

日本時間の12日朝、招待国も招いてG7外相会合の夕食会が開かれたビートルズ・ストーリー博物館では、林外務大臣が、会場に展示されていたピアノを即興で奏でる場面もありました。

林大臣が、ジョン・レノンの代表曲「イマジン」を披露すると、そばで耳を傾けていた韓国のチョン・ウィヨン外相ら、各国の外相らが笑顔で拍手を送ったということです。

「NHKニュース」より

夕食会や、会合の間のちょっとした立ち話、その後の二国間で行われる会談と、日本国の代表として参加しているのだから、あらゆるシーンで情報収集とメッセージの発信を行うべきだと、そう考えている。

だからこそ、「ラブ&ピース」の代表曲とも言えるチョイスは、メッセージ性が極めて強かったと、僕はそう考えたわけだ。ビートルズ・ストーリー博物館で行われた夕食会であれば、ビートルズの楽曲でも良さそうなモノである。

……ただ、ビートルズの曲となると何をチョイスすべきかと言われるとこれまたちょっと悩む。「Yesterday」か、「Let it be」が有名ドコロだが、これ、どちらでも難癖を付けようと思えば付けられるか。「Hey Jude」あたりならまあ……。

あまりマイナーな楽曲でもオカシイかも知れないし、「Imagen」が無難だったと言われればそんな気もする。ビートルズに関係ない曲を弾くのもオカシイしなぁ。

じゃあ、そもそもピアノを弾くべきじゃなかったか?といえば、そうとも言えない。別に、こういった外交のあり方だって良いと思うのだ。そう考えていくと、やっぱりちょっと難癖を付けただけの記事だったような気もする。

うーん、「Imagen」は、個人的には好きな楽曲ではあるんだけど、引っかかったのは事実。もっと戦略的に立ち回って欲しかったんだよねぇ。時期が時期だけに。

ですが、気分を害された方には謝罪したいと思います。ゴメンなさい。

コメント

  1. 木霊様、皆さま、今晩は

    誰だったか忘れたけど、共産主義革命の闘士(ビッグネーム)がチャイコフスキーのバレエを【鑑賞】した後に感想を聞かれた時、「全く理解できないし革命的ではない」と言ったとかの話を読んだ記憶があります。そもそも政治的な立場や思想信条などで評価すべきものではないんです。

    ジョンの歌にしても(当時は Love & Peace とかの全盛期ではあったけど)そのような聴き方はなんか悲しい。

    > 共産主義者か! は嬉しくないなぁ。

    外務大臣がそれなりの場で演奏したとなると(聞き手は歌詞を知っているだろうから)意味が違ってきますね。誰も(どの国の政治家も)突っ込まないとは思いますけど。

    ついでに、イマジンはビートルズ解散後のジョンレノンの曲ですよ。

    • いやー、申し訳無い。
      ジョン・レノンの歌に罪はないのです。それは分かった上で、何故その選曲をしたのかという。

      たしかにちょっと表現は不味かったかも知れないので、少し修正したいと思います。

  2. 木霊さん、おはようございます。

    「よりにもよって」って...、そこまで目くじら立てることでしょうかねェ~。

    僕が大好きなロック・ブルース音楽の世界なんですが、世界のあるべき理想を訴えるのはロックの反逆性の特徴ですし、一部過激なところもあるのも確かに行き過ぎは否定はしません。
    しかし、ロックのルーツであるブルースミュージックは阻害・差別され続けた黒人の心の叫びがビンビン伝わるからこそ、今でも音楽の世界で多大な影響力を持っていると考えます。

    「J・LennonのImagine」は多数のカバーがありますが、日本を代表するロックスターの故忌野清志郎氏の名訳と熱唱には僕は素直に感動しますけどね。

    林外相が異常な程支那寄り・南朝鮮よりが一番に問題なのは百も承知です。
    でも、音楽の世界は人それぞれの嗜好もありますので、それを無理矢理政治と結び付けるとかえってロクな事はないんじゃないかなァ~。

    • 難癖の範疇であり、音楽くらい自由にと言う意見もご尤もです。
      しかし、G7で支那に対する批難のコメントを出す流れを作った上で、「このチョイスかー」というのが正直な感想でした。

      忌野清志郎氏のバージョンは探してみますね。