民主主義サミットは反民主的?!

北米ニュース

意味がよく分からない。

民主主義サミットは「反民主主義的」中国が非難

2021/12/12 07:00

アメリカが主催した「民主主義サミット」が閉幕したことを受け、中国外務省は「反民主主義的」なものだと非難しました。

110の国と地域が参加した「民主主義サミット」について、中国外務省は11日に報道官談話を発表し、「アメリカの行為は時代の流れに逆らい国際社会の反対にあっている」としました。

「テレ朝ニュース」より

110の国と地域が参加した民主主義サミットが開催されたのが12月11日。開催したとは言っても、オンライン開催である。

今後はオンラインでの国際的会議は増えていくのだろうが、僕が古い人間だからなのか、この方針はあまり宜しくはない気がする。国際会議そのものよりも、現場でのちょっとした打ち合わせが実は外交上ではかなり重要だと言われている。面と向かって話をする事は、今後もそれなりに重要性を持っていくだろうとは感じている。

ただ、重要性の低い会議であれば、わざわざ集まって話をするまでもないというのはまあそうなんだろうな。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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民主主義を標榜する形を変えた戦争

民主主義サミットは何故開かれた

アメリカが仕掛けたこの「民主主義サミット」だが、簡単に言うと対支那政策である。特に、台湾を呼んだことは支那にとって非常に不快感を感じたのだろう。

米「民主主義サミット」閉幕 バイデン大統領は成果を強調

2021年12月11日 6時39分

アメリカが日本やヨーロッパの首脳などを招いて開いた「民主主義サミット」が閉幕し、バイデン大統領は「民主主義の価値観は国際システムの中心にあると確信している」と述べて成果を強調しました。

9日から2日間、オンライン形式で開かれた民主主義サミットには日本の岸田総理大臣などおよそ110の国や地域の首脳などが招かれました。

アメリカは、「専制主義国家」と位置づける中国を招待しなかった一方、台湾を招き、出席したIT担当の閣僚の唐鳳氏は10日、中国を念頭に「台湾は世界で権威主義に対抗する最前線に揺るぎなく立ち続けてきた」と強調しました。

閉幕にあたってバイデン大統領は演説で「民主主義の価値観は国際システムの中心にあると確信している。われわれは、21世紀の発展の基準となるルール作りに向けて連携して取り組む」と述べて成果を強調しました。

「NHKニュース」より

この民主主義サミットの意義は何処にあったのか?といえば、実際にところ支那の表現する「イデオロギーで線引きし、民主主義を名目に反民主主義的なことをした」ということは、強ち間違いでもないのだろうと思う。

反民主主義的かは知らないが、民主主義を名目に仲間になってくれそうな国を集めた事実は間違いあるまい。イデオロギーで線引きされたことも間違いなさそうである。ただ、イデオロギーで線を轢いたのはアメリカではないと思うが。

ともあれ、支那の反発は必至だったわけだが、この話は北京五輪開催前に行った事に大きな意味がある。民主主義に反する国に対して圧力をかける目的で開かれたと考えるのが妥当だろう。

またサミットにあわせて、アメリカはオーストラリア、デンマーク、ノルウェーとともに共同声明を発表し、反体制派の監視など人権侵害につながりかねない技術の拡散を防ぐため、輸出管理のあり方をめぐる行動規範の作成に向けて協力することを確認したとしています。

「NHKニュース」より

こんな話もあるしね。

台湾と香港から招かれる

さて、今回の民主主義サミットの開催にあたって、台湾の唐鳳(オードリー・タン)氏が招かれている。

サミットに出席した台湾の唐鳳、英語名オードリー・タン政務委員は「コロナ禍において、権威主義の政権が公衆衛生や集団の利益を名目に人権侵害を正当化し、世界的に民主主義が後退する兆しが見られるが、台湾は感染やうその情報の広がりをロックダウンや削除という措置をとらないで抑え込んだ」と述べました。

その例として、マスクの流通やスマートフォンのショートメッセージを使った接触者追跡のシステムを挙げ「市民が率先して開発した技術を公的部門と民間企業が手を携えて拡充したもので、こうした3者の協力関係がわれわれの誇りであり、皆さんと共有したい」と述べました。

さらに「市民を信頼しなければ、市民からの信頼は得られない」と指摘しました。

「NHKニュース」より

彼が発表したのは、武漢ウイルス対策において台湾が採用した手法についての内容だったようだが、「市民を信頼した」からこそ成功できたと主張したそうな。

実に、皮肉な話ではある。

この他にも、香港立法会(議会)元議員の羅冠聡(ネイサン・ロー)氏を招いたようだ。

【社説】民主主義サミットに落ち着かない中国

2021 年 12 月 10 日 13:00 JST

香港保安局長の鄧炳強(クリス・タン)氏は、米政府主催で今週開かれている「民主主義サミット」への関心を高めるような贈り物を、ジョー・バイデン米大統領に提供するつもりは間違いなくなかっただろう。しかし鄧氏は、バイデン氏がサミットに招いた香港立法会(議会)元議員の羅冠聡(ネイサン・ロー)氏を非難したことで、まさにそれをやってしまった。

「THE WALL STREET JOURNAL」より

この羅冠聡氏、英国に亡命した香港の民主活動家であり、支那当局からマークされている人物でもある。

羅冠聡氏、英国亡命認められたと明かす 香港民主活動家

2021年4月9日 3時40分

2014年の香港民主化デモ「雨傘運動」を率いた民主活動家の一人で、英国に逃れていた羅冠聡(ネイサン・ロー)氏が7日、英国政府から亡命を認めるとの通知を得た、と自身のツイッターで明らかにした。羅氏は昨年7月「身の危険を認識している」として英国に移ったことを公表し、その後、香港警察の指名手配を受けていた。

「朝日新聞」より

サミットで、羅冠聡氏が何を主張したかは知らないが、参加した事実が気に入らないらしい。

支那の民主主義

そうそう、この民主主義サミットが開催されるにあたって、なかなか愉快な事を支那が言っていたので紹介しておこう。

中国、独自の「民主」強調 白書公表、米けん制

2021年12月04日16時25分

中国政府は4日、「中国の民主」と題した白書を公表した。共産党主導の「中国式民主主義」の特色と成果を強調する内容で、米国主催で近く開かれる「民主主義サミット」を意識したとみられる。

白書は2万字超から成り、「民主主義は全人類共通の価値観で、党と国民が一貫して守ってきた重要な概念だ」と主張。

「時事通信」より

2万字のレポートを短時間で仕上げた事もなかなかスゴい事ではあるが、支那共産党の英知を集めて作文したのかと思うと、ちょっと微笑ましい光景を思い浮かべてしまう。だって、支那は民主主義の国ではないのに、民主主義の何たるかを共産党員が作文するのだから、さぞや苦労したことだろう。

その上で、「民主主義は全人類共通の価値観」とか、「党と国民が一貫して守ってきた重要な概念」とか、意味不明の寝言を呟いたようである。だって、選挙すら存在しないんだぜ?支那には。

「党の指導による民主主義追求の歴史」とか、「人民代表大会制度の有効性」って、そりゃまあ、大国を治めるには、それなりの強権を発動する必要はあるのかも知れないんだけど、支那共産党が民主主義を追求した事実があったとは。驚きである。

ああ、案外、敵を知るために研究した事はあるのかも知れないね。

ただ、こういった支那の「民主主義」が存在するとすれば、支那の民主主義に対してアメリカが掲げる民主主義は反民主主義的な可能性はあるだろう。

「欠陥ないがしろ」 中国が米国の民主主義を批判する報告書

2021/12/5 19:39

中国外務省は5日、米国の民主主義を批判する報告書を発表した。金権政治や人種差別といった問題点を列挙し、「長期間、米国は自国の民主主義制度の構造的な欠陥をないがしろにしている」と強調した。バイデン米政権が近く開く「民主主義サミット」を前に、民主主義陣営を主導する米国への対抗を強めている。

「産経新聞」より

実際に、支那はアメリカの民主主義に欠陥があると批判したばかりだしね。

ロシアがこのサミットに何か言ったという話は聞かないが、支那にとっては「その攻撃はオレに効く」という感じの状況らしい。台湾と香港からの出席者がいるのは、支那にとって我慢がならないのだろう。台湾や香港が評価されることは即ち、支那の体制は否定されることを意味するのだから。

コメント

  1. しれっと「全人類共通の価値観」とか書いちゃってるのが一番怖いところじゃないですかね。民主主義かどうか、実態や名目がどうあれPRCのソレが全人類共通の価値観。とは。

    • スゴいですよね。
      妄言が止まらない感じです。
      しかしそれを現実のものにしてしまうのが支那のジャスティス!

  2. 木霊様、皆さま、今日は

    「中国は完全な民主主義国家である。」なぜなら、中国政府がそのように主張しているから。それに異を唱えるのは・・(以下、略)

    言論の自由も似たようなもので、「政府の主張に沿うならば何を言ってもかまわない」なんですよね。それに反すると「法律によって」処罰されます。という事は「法治国家」なんですよね。

    全く、言葉って便利ですね。

    習近平は中国の、ではなく世界の帝王になりたいみたいですね。もうその気になっていたりして・・・。

    • 言葉は便利ですが、それが国際社会に受け容れられるかは、お金のばらまき具合にかかっているかも知れません。
      世界の帝王ですか。中華思想によれば、支那皇帝は世界の中心ですから、その認識で間違っていないでしょう。