大統領は事前に知っていた、竹島への警察庁長訪問

大韓民国

胡散臭い記事ではあるが、以前書いた記事の関連記事なので紹介しておこう。

韓国大統領府、警察庁長の竹島訪問を「事前に知っていた」

2021/11/19 07:35配信

日本が韓国の警察庁長による竹島(韓国名:独島)訪問を理由に、日米韓外務次官会議の共同記者会見を取りやめにしたことが物議をかもす中、青瓦台(韓国大統領府)は警察庁長の竹島訪問日程を事前に把握していたことがわかった。

「WowKorea」より

「韓国の政治中枢である青瓦台が、警察庁長訪問を事前に把握していた」という内容ではあるが、言ってみれば当たり前の話。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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韓国に使える外交カード

外交案件だった

そもそも竹島の存在を青瓦台は外交カードとして認識している。

韓国としても竹島が重要な拠点で在る認識よりも、民族的なプライドの方が比重が大きい。何しろ、観光業に使える位で、資源もなく生産出来るものもない。ただし、領海はその分広がるので海洋資源開発に使う事は可能だ。尤も、近年まで韓国はこの海域周辺に不法投棄するくらいしか利用していなかった事実を考えると、海洋資源目的で竹島に居座っているとも考えにくい。

とすると、残るのは外交カードとしての道しかない。そして今回そのカードをまさに使用したわけだ。

「最悪のタイミングでの暴挙だ」韓国警察庁長官の竹島上陸に抗議…日米韓協議の会見中止

2021/11/19 07:17

米ワシントンで17日(日本時間18日)に予定されていた日米韓3か国の外務次官による共同記者会見が、韓国の警察庁長官による島根県・竹島への上陸を受けて中止された。日本政府は、韓国側が記者会見の直前に上陸に踏み切ったことに、「最悪のタイミングでの暴挙だ」(外務省幹部)と憤りを強めている。

「讀賣新聞」より

日本の外務省幹部は「最悪のタイミングだ」と怒りを滲ませているが、韓国にとっては「最高のタイミング」で外交カードを切ってやったということになるだろう。

なにしろ、切ったカードが絶大な威力を発揮したのだから。

日米両国は韓国を加えた3か国で連携し、核・ミサイル開発を進める北朝鮮に対応する戦略を描く。だが、慰安婦問題や「元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)」訴訟問題などを巡り「戦後最悪の状況」(日本政府関係者)が続く日韓関係が連携の足を引っ張っている。

「讀賣新聞」より

今回の日米韓外交次官級協議は、韓国にとっては結構ヤバい案件だった。

その辺りはこの記事で少し触れているが、日米は台湾海峡有事の事に言及する予定であって、一方の韓国は朝鮮戦争の終戦宣言を出したいという夢のようなことをいっていた。まあ要は方向性が一致しないのに「共同記者会見」やらなければならなかった。

韓国にとってはこの会談を蹴るわけにも行かなかったんだよね。それは即ち米韓同盟の崩壊を意味するから。

竹島の存在は韓国にとって都合が良い

アメリカにとって、アメリカが音頭をとって開催した日米韓外交次官級協議に泥が塗られるというのは、面白くないだろう。

ただ、それでも日米韓がお互いに立場を主張してそれぞれ納得が出来るところに着地できれば良かったのだが、どうにも今回の会談は結果ありきの状況だったように思う。

何故そう思うかと言えば、こちら。

日米韓 来週ワシントンで外務次官級協議開催へ

2021年11月13日 6時47分

日米韓3か国は、来週、ワシントンで外務次官級の協議を行うことになり、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた連携の在り方や北朝鮮問題などをめぐって意見が交わされる見通しです。

外務省は、現地時間の来週17日にワシントンで、日米韓3か国の外務次官級協議を行うと発表しました。

「NHKニュース」より

「自由で開かれたインド太平洋の実現」って、まあ日本的に言えばシーレーン防衛案件で、まさに台湾有事を防ぐという感じになるのだが、韓国も例外ではない。

……そのはずなんだけど、韓国としては支那に依存する道を選んだので、台湾が支那のものになったにせよ、特に何か困るとは考えてはいないようだ。

韓国のバッテリー•半導体•鉄鋼原材料、中国依存度60%超

11/15(月) 10:40配信

韓国バッテリー素材メーカーが、陽極材の中心素材である電球体の原材料のうち90%以上を中国から輸入していることが分かった。陰極材など他の中心素材の原材料も、中国依存度が60%を超えた。尿素水問題で起こった中国発の原材料供給不足で、韓国のバッテリー生態系生存が脅かされる可能性があると分析されている。

「yahooニュース」より

寧ろ輸出入の殆どを支那に依存しているため、支那をヨイショする事の方が国益に叶うと考えている節がある。そこに「使えるカード」だった、ということなんだよね、竹島問題は。

既に、売春婦カードや応募工カードは陳腐化してしまっているから使いにくい。特に防衛関連の会議でそれを口に出すと「またそれかよ」という話になりそうだ。

THAAD導入時のトラウマ

アメリカの兵器を導入して「オレつえー」感を味わっていた韓国、在韓米軍基地にTHAADを配備するに至っても「やってやる」「寧ろ、オレも欲し-」と感じていたハズなんだ。ところが、支那から強烈な嫌がらせを受ける事に。

中国「激怒」の制裁再び? 韓国・文在寅を追い詰めるTHAAD増強計画

2021年5月19日(水)21時31分

朝鮮半島におけるTHAAD(高高度防衛ミサイル)の配備は、中国と韓国を対立させてきた。中国は、米軍が開発した地上配備型ミサイル迎撃システムであるTHAADが、中国のICBM(大陸間弾道ミサイル)を無力化することを懸念しているのだ。

韓国とアメリカは、THAADはあくまで北朝鮮のミサイルに対抗することが目的だと主張してきた。THAADのレーダーは探知距離が1000キロで、敵ミサイルの発射直後に探知する前進型ではなく、大気圏に再突入するときに迎撃する終末型であり、中国のICBMは探知できない。

「Newsweek」より

そして更に今年、THAADのレーダーがアップグレードが進んだという情報が出た時にも、随分と太い釘を打ち込まれたらしい。

今、このシステムのアップグレードが進んでいるようだ。在韓米軍のロバート・エイブラムス司令官が、3月に行われた米下院軍事委員会の公聴会で、米国防総省のミサイル防衛局(MDA)が「3つの特殊な」ミサイル迎撃能力を構築しており、その1つは既に韓国に配備されていると証言したのだ。

~~略~~

THAADに何らかの変更を加えていることを認めれば、中国の猛反発に遭う恐れがある。16年のような激しい不買運動が再び起これば、韓国経済にも、文の政治生命にも大打撃となるだろう。

「Newsweek」より

「分かっているんだろうな」というところだろう。

THAAD配備の際に沸き起こった支那による不買運動や韓国文化の締め出しはなかなか苛烈なもので、未だに支那における韓国製スマホの売り上げは地を這っているようだし、韓国製車両も散々らしい。まあ、それが韓国の実力だった気がするが。

それはさておき、THAADの件では随分と嫌がらせを受けた。その上、韓国にとって台湾海峡の事を口に出すことは極めて危険だろう。だからこそ、共同記者会見に参加などしたくはなかったというのが本音であろう。

日本が悪い!

してやられた?

さて、冒頭の件で外交的に「しかけた」のは韓国であったはずだ。そもそも警察庁長が竹島に不法上陸する理由が極めて薄く、政治的な意味合いが強い。

ところが、韓国メディア達は「日本にしてやられた」とプロパガンダ合戦を展開している。

警察庁の関係者は「キム庁長の今回の独島訪問は、義務警察(兵役で警察の業務を補助する人)から警察官に交代した独島警備隊を激励するためのもので、ことしから実施されている現場日程の一つだ」とし「警察庁が直接青瓦台に報告はしなかったが、日程に関しては外交部と協議を進めた」と明らかにした。

「WowKorea」より

表向き、竹島は韓国の「領土」であるとして韓国の警察組織の一部が常駐する体をとっている。だからといって、あの小さな島に庁長が激励に出向くのは不自然である。

コレまでやられていなかったことを考えれば、今回の事は寧ろ外交部の仕込みであった可能性が高い。そして、そのタイミングも青瓦台が調整していたと。

【グローバルアイ】ワシントンで虚を衝かれた韓国

2021.11.23 10:23

ワシントンで働きながら、日本の外交力を実感することがしばしばある。世界3位の経済大国という存在感のおかげもあるが、繊細かつ着実なアプローチに魅了された米国人もかなり多いようだ。希望する結果を得るのが外交ならば、日本は先週、ワシントンで韓国の虚を衝いた。

~~略~~

米国の力は同盟から出ると信じるバイデン政権としては「敵」達にメッセージを送るチャンスだった。

~~略~~

結局、シャーマン副長官は単独会見を選んだ。米国は崔鍾建(チェ・ジョンゴン)韓国外交部第1次官も反論に出れば「同盟」の代わりに「独島」が記者会見を支配しかねないという懸念を韓国に伝え、どうするか聞いたという。韓国に選択肢があったとは思えない。

「中央日報」より

なかなか愉快な分析をしている中央日報のコラムだが、この話は事実関係が逆さまである。韓国側が「竹島不法上陸」という「外交カード」を仕掛けた事実があって、それに対して日本は共同記者会見に参加するという選択肢を韓国に封じられたのが現実である。

そりゃそう見るべきだろう。だって、韓国警察庁長が竹島に不法上陸したのは韓国外交部の指しがねであったのだから。

韓国の外交官がそこに参加しなかったのは確かに日本側が欠席したからだろうが、それは日本のせいではない。政治的手腕というのも誤りだろう。

会談そのものが瓦解するところだった

それどころか、こんな話もある。

会談に出席した外務省の森健良事務次官は、韓国警察庁長官の竹島訪問で今回の日米韓外交次官協議会に出席できなくなるところだったと米国側に訴えたという。韓国の竹島訪問を問題視した上司が自らのワシントン行きを阻止しようとしたということだった。しかし、森次官は今回の3ヶ国次官協議会が重要だとして上司を説得してワシントンに来たことを明らかにした。

「yahooニュース」より

なかなか外交交渉は難しい駆け引きを迫られているようだね。

この外交合戦が果たしてどのような形に帰結するのかは分からないが、日韓に好きに動かれて迷惑したアメリカという構図は少し違う様に思う。むしろ、アメリカが指導力を発揮出来ていないところに大きな問題があるのかも知れない。

バイデン政権は弱気の外交を続けているようで、支那に押し込まれるのでは?と心配な面がチラホラと見える。アメリカとしては韓国に好きにやらせるというのはデメリットが大きいことを学んだと思う。日本の外交力が試される時代なのかも知れない。

だが、果たして、安倍氏がトップを務めていた時代ほど、積極的な外交が出来ているんだろうか?

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