支那、大連での感染拡大に伴う74万人地区閉鎖

支那

封じ込めが成功すると思っていたのだが。

中国大連、感染拡大で74万人地域封鎖・工場100カ所停止

2021年11月16日 20:32

中国東北部の中核都市、遼寧省大連市で新型コロナウイルスの感染が広がり、市民生活や企業活動に影響が出ている。人口約74万人の地域が封鎖され、約100カ所の工場も停止した。市政府は隔離生活やPCR検査を市民に強要しており、不満の声も出ている。

「日本経済新聞」より

全開記事を書いた時には感染者数はまだ100人未満であった。が、とうとう270人を超えたらしい。ただ、1日270人かと思ったら、どうやら違うのである。

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支那式武漢ウイルス封じ込め作戦

武漢ウイルス・ゼロの脅威

感染力の強い武漢ウイルス変異種が出れば、感染が拡大するのは必至だろうとされてはいた。しかし、支那は年単位で感染者ゼロを継続してきていた。

ところがその均衡がついに破れてしまったようだ。

大連市政府によると、11月4~15日に約270人の市中感染者が確認された。感染を完全に抑え込もうとする「ゼロコロナ」政策をとる中国にとっては非常に大きな規模で、感染力が強いデルタ型が拡大の原因という。

「日本経済新聞」より

尤も、これまで徹底的な防疫体制で感染リスクを抑えてきたことも事実で、欧米で感染拡大が続く中、それをあざ笑うような結果を叩き出していた。その状況が幾ら不可思議でも結果は結果である。少なくとも「感染爆発」というような状況を迎えていなかったことは事実だろう。

img

そこに今回の感染拡大の波は押しよせた。

徹底的な隔離74万人規模

で、今回、感染が発覚した地区は外部との交通遮断など徹底的な隔離政策が行われている。

人口約74万人の荘河地区で4日、冷凍倉庫の作業員に最初の感染者が出た。同地区では外部との交通を遮断し、住民の出入りを禁止した。市政府によると同地区には約100の水産加工工場があり「生産はすべて止まった」(水産会社幹部)。

感染者が出た地区の住民には、市政府によって隔離生活が強いられる。中国国営中央テレビ(CCTV)によると、大連では15日時点で約2万2000人が隔離中だ。隔離施設は198カ所にのぼり、複数のホテルが転用されている。「ホテル内にオフィスをもつ日系企業の社員は入室を禁じられ、自宅勤務となった」(30代の日本人駐在員)

「感染者が1人見つかった小学校では約700人の生徒と、その両親の全員がホテルでの隔離となった」(隔離中の40代中国人女性)。自宅隔離中の自営業女性、江さん(34)も「子供のおもちゃを買いに行けない」と不満を語った。

「日本経済新聞」より

最初に感染が確認されたのが冷凍倉庫の作業者からだったということなのだが、そのお陰でこの冷凍そこ周辺にある水産加工工場他100社の生産が停止したのだとか。

……中の人はどうなっているんだ?

複数のホテルが隔離場所として用意されて、オフィスに出社も出来なくなったのだとか。小学校で感染発覚で全員ホテル隔離となるのもスゴい。実に徹底的である。

でも新規感染者は8人

しかし、支那当局の発表によると17日朝の時点で新規感染者は8人なんだとか。

中国の国家衛生健康委員会(NHC)が11月17日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月16日の中国本土における新規市中感染確認は8人(前日から3人減)だったとのこと。

「yahooニュース」より

11月4~15日に累積約270人で、16日の新規感染者数は8人か。

支那の感染封じ込め政策の恐ろしさの一端を見た気がするな。新規感染者8人なのに74万人規模の封鎖をする徹底ぶりには恐れ入るが、それが出来るからこそ今の状態が維持できるということなのだろう。

中国当局は域内における拡散防止と同時に、域外からの流入と院内感染を防止するための徹底した措置を講じるなどして「清零(ゼロ化)」を目指す徹底的な対処を進めてきた。具体的には、局地ロックダウン、全民PCR検査によるスクリーニング、区域を跨ぐ移動の制限、飲食店等の特定業種に対する営業制限等の措置が挙げられる。

今年5月下旬に広東省で発生した大規模再流行、7月下旬に南京空港で発生したクラスターに端を発し10を超える省市とマカオへ波及した再流行、9月上旬に福建省のホ田市からアモイ市など省内の大都市に波及した約470人規模の再流行、9月下旬に黒竜江省ハルビン市を中心に出現した約90人規模の再流行についてもデルタ株によるものだが、それぞれ約1ヶ月で封じ込めに成功した実績がある。9月の福建省と黒竜江省のケースは、いずれも一部地域にとどまり、省外への拡散は確認されていない。

「yahooニュース」より

徹底的に感染排除か。

そりゃ、アパートの扉を溶接するとかいう噂が飛び交うわけである。

大学も閉鎖

徹底的な感染者排除で、クラスターが発覚した段階で過敏に地域封鎖を行う。

大連の大学でクラスター発生 大学職員から学生66人に感染

11/16(火) 17:45配信

中国東北部遼寧省の衛生当局は11月15日、同市の大学で発生した新型コロナウイルスの集団感染は、大学職員が感染源だったとする予備調査の結果を公表した。

大連では4日に新規感染者が1例確認されて以降、これまでに260人の感染が確認された。 そのうち77人は、大連市に位置する県級市荘河市で確認され、60人が同市にある大学の学生であることが判明した。

感染再発以降、荘河市は少なくとも9回のPCR検査を実施し、数千人の学生を検疫施設に移送した。

「yahooニュース」より

前出の数字270人のうち、この大連市にある大学での集団感染77人で、うち学生が60人であったとのことである。そして、数千人の学生を検疫施設にバスで移送。

徹底的な隔離のためにキャンパスに400人近い人員を派遣したという。驚くべきコストのかけ方だが、ここまでやって封鎖した方が、社会にとってプラスなのだろうか??

ドイツでは1日感染者5万2000人という状況になっているし、韓国でもついに1日3000人を突破している。コストをかけても武漢ウイルスを封じ込めるメリットがありとも言えるのだが、74万人の経済活動を停止してしまうとダメージは計り知れないな。

過去の記事で何度も「支那防疫は本当に成功しているのか」という懐疑的な意見を述べてきた訳だけれども、ここまでの対策をやっているとは想像していなかった。

これだと日本は何もやっていないと同レベルだな。

全ては北京冬季五輪のため?

テニス選手の失踪

この様なコストのかかる政策を継続する理由はよく分からないが、単純に習近平氏が政策転換の判断をできないだけという可能性もある。

が、北京五輪開催のためという事であれば、これはなかなか厄介だ。

中国テニス選手の告発、政府は沈黙 消息不明に心配の声高まる

2021年11月17日13時06分

女子テニスの彭帥(中国、35)が中国の前副首相から性的関係を強要されたと告発した問題で、同国政府は15日も沈黙を貫いた。彭は告発以来消息を絶っており、テニス界などからは心配する声が高まっている。

「時事通信」より

四大大会(グランドスラム)のウィンブルドン選手権と全仏オープンの女子ダブルスで優勝経験を持つ選手が突然の失踪。女子テニス協会(WTA)が、検閲のない、徹底的かつ公正、透明な調査を求めるという声明を出すに至った。

この選手は、「中国女子テニス界の猛女」と呼ばれる強気な性格の持ち主で、張高麗前副首相との不適切な関係をSNSで公表してしまい、その内容は直ちに当局に削除されたようなのだが、その後行方が分からなくなっているらしい。

張高麗氏は、国務院常務副総理(第一副首相)、第18期中国共産党中央政治局常務委員を歴任した、立場のある政治家ではあるが、今は一線を退いている。李克強氏に引っ張られて党中央政治局常務委員に選出され、最高指導部入りを果たした李克強派であったが、2018年に引退した。

したがって、この話が出た時には習近平体制に打撃を与えるためのリークであるという噂も出ていたが、張氏を今さら攻撃しても習近平体制にはほぼダメージがない。

私は行方不明ではない

なお、支那の国営グローバル放送CGTNは、彭帥選手のメールを公開したんだとか。

中国国営放送、彭帥さんの「メール」を公開。女子テニス協会CEO「本人が書いたとは信じられない」

2021年11月18日 12時02分 JST

中国の前副首相と不倫関係にあったことを告発した女子テニス選手が行方不明になったと懸念されている問題で、中国の国営グローバル放送・CGTNは11月18日、「私は行方不明ではなく、安全で、全てが良い状態だ」などとするメールの文面を公開した。 

これに対し、宛先となっているWTA(女子テニス協会)のスティーブ・サイモンCEOは「本人が書いたとは信じられない」などとする声明を公表した。

「ハフィントンポスト」より

それがこちら。

英語で申し訳無いが、声明について「私自身が確認したものではなく、許諾なしに公開されました」と抗議し、自身の現状について「性的暴行疑惑は事実ではありません。私は行方不明でもなく、安全で、全てが良い状態です」と綴っている。

これに対して女子テニス協会のCEOが「信じられない」とコメントを出した。僕もそう思う。

中国テニス界のスター、前副首相に性的暴行受けたと投稿

2021年11月4日

中国のテニス界のスター選手、彭帥さん(35)が2日、共産党幹部だった男性に性的暴行を受けたとして、ソーシャルメディアでこの男性を非難した。

彭さんは中国のソーシャルメディアの微博(ウェイボ)に、張高麗前副首相(75)から性的関係をもつよう強要されたと投稿した。

~~略~~

彭さんは、「張高麗副首相、あたなのように地位の高い人は、恐れるに足りないと思っていることでしょう」と投稿。

「でもたとえ岩石に小石を打ち付けるようなことだとしても、蛾(ガ)が炎に挑んで自滅するようなことだとしても、私はあなたに関する真実を語ります」とした。

投稿によると、彭さんが最初に強要されたのは、テニスをしに張さんの自宅を訪れた後だったという。

「あの日の午後、私は同意していなかった。私は泣き続けました」

「あなたは私を自宅に連れ込んで、関係をもつよう強制しました」

彭さんはまた、自らの主張を証拠で裏付けることはできないだろうとした。

「証拠はありませんし、証拠を残すことは不可能でした。(中略)あなたはいつも、私がテープレコーダーのような物を持ち込み、証拠を残すなどしないか恐れていました。(中略)音声記録も、映像記録もありません。ゆがめられた、でもまさに現実の経験があるだけです」

「BBC」より

何とも生々しい話で、これが「事実でない」としても「事実である」としても、彭帥選手が失踪してしまったことはマズイ。

支那では何度かこれに類することがあって、習近平氏のポスターに墨をぶっかけて当局に連行され、数ヶ月後に再び出てきた時には別人のようになっていたとか、人権派弁護士が失踪してしまったり、大物でいうとアリババ集団のトップだった馬雲(ジャック・マー)氏も一時期失踪扱いになり、結局一線を退いた。馬雲氏は金融監督当局を批判する演説を行った後で失脚したワケだ。

そう言う意味で彭帥選手の失踪が、当局の関与があったのではという疑いが出てしまうのは無理もない。当局にとって都合が悪いことが起こると、その引き金になった人が失踪扱いになるのはお約束なのである。

外交ボイコット勃発

さて、北京冬季五輪のボイコットが燻っていたが、ここに来て再燃し始めた。特に、人権問題を一番に掲げているバイデン氏にとって、流石にこれを無視が出来ない。

米、北京五輪を「外交ボイコット」か 月内にも決定―Wポスト紙

2021年11月17日10時09分

米紙ワシントン・ポスト(電子版)は16日、中国政府の人権侵害への対抗措置として、バイデン政権が来年2月の北京冬季五輪に公式の代表団を送らない「外交ボイコット」を近く発表する見通しだと報じた。最終決定はされていないが、バイデン大統領が月内にも承認する見通しという。

「時事通信」より

実は、五輪開催の折、各国が外交使節団を派遣して交流を図る催しが行われる。いわゆる五輪外交というヤツで、各国の有力者が開催国を訪れる理由になるので、ここで様々な外交政策を進めていけるチャンスとなる。

菅首相の「五輪外交」がスタート 各国要人と相次いで会談

2021年7月22日 22時27分

菅総理大臣は、東京オリンピックの開会式にあわせて日本を訪れている各国の要人らと22日から相次いで会談し、いわゆる「五輪外交」をスタートさせました。

23日の東京オリンピックの開会式にあわせて日本を訪れる首脳クラスは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあって、これまでのところおよそ15の国と機関にとどまる見通しです。

「NHKニュース」より

武漢ウイルスの拡大に苦慮していた東京五輪でも規模は小さかったが開催された。況してや、武漢ウイルス感染拡大を協力に押さえ込んでいる北京では五輪外交が盛大に行われなければならない、と、支那当局者は考えているだろう。

しかし、どうやら外交ボイコットの流れになりそうである。イギリス議会では既に決議がなされているので、多数の国がボイコットに参加しそうである。なお、媚中派岸田氏が各国の方針に逆行して支那に渡る可能性は高かろうが、その時は倒閣運動が沸き起こりそうだな。

米の五輪“外交的ボイコット”に中国「主役は選手」

2021/11/17 20:58

北京オリンピックの「外交的ボイコット」をアメリカが近く発表するとの報道に対し、中国外務省は「主役は選手たちだ」と不快感をにじませました。

アメリカのワシントン・ポストは16日、バイデン政権が人権問題を理由に北京オリンピックへの政府関係者の参加を見送る「外交的ボイコット」を発表する見通しだと伝えました。

「TV-asahiニュース」より

戦浪外交の担い手、趙立堅氏が出てきてキャンキャンと言ったようだが、「主役は選手」というのは事実ではある。ただ、以前も書いたがこの人がでてくる場合、支那のメッセージとしての重要度は低い。

この辺りを参考にして欲しい。

そんな訳で、今のところ外交ボイコットの流れそのものに支那が焦りを感じているかというと、そこまででは無さそうだ。

しかし「失敗」のレッテルを貼られることは、習近平氏としても避けたいだろう。ここからの駆け引きが注目されるところだが、そうした躓きを作らないためにも、感染の封じ込め作戦はしばらく続くのだろうね。

コメント

  1. ——————————–
    木霊さま みなさま

    支那防疫

     想像はしてましたが現実見せられると、凄まじい、恐ろしい!なぜここまで出来る?
     BC戦になったら、西側に勝てる要素が見当たらない?

    妄想
     (コロナ禍は支那の壮大なBC戦予行演習)

     支那:予想通り、米・西欧は楽勝だな、ユダヤも心配したが大した事なかった。半島は昔ながらの方法で言うこと聞かせられるし。
         露・東欧はあとでちゃんと躾なければ。
      しかし 日・台・印は何なんだ? 原因不明とかとぼけてるが何を隠してる?侮れん

     台・印:アジア盟主として日本頑張って〜
     日本:え!ちょっとカンベン、、、、、ダメ?、、、天皇陛下〜!
     

    • 支那の防疫体制は、まさに人権が無視出来る芸当ですよね。
      しかし想像以上でした。

      そして、日本、インド、台湾ですが、その枠で考えるよりもアジア全体で死者の割合が少ないのでは無いかという気がしています。
      台湾は徹底的な水際対策が出来ているという評価で良さそうですが、インドは何をやってあそこまで感染者数が増えたのを収束させたのやら。

      • 木霊さんお返事ありがとうございます。

        ①>その枠で考えるよりもアジア全体で死者の割合が少ないのでは無いか
        ②>インドは何をやってあそこまで感染者数が増えたのを収束させた
        ③・アフリカは何故被害が少ない?
        ④・防疫・ワクチン状況が殆ど同じはずの日韓の違いは?

        を、もしかすると全て説明出来るかもしれない? びっくりデータが!
         https://jp.quora.com/naze-nihonjin-ajia-nin-ha-oubei-no-hou-kara-wakaku-ken-rareru-mie-ru-node-shou-ka
        の六鹿さんの回答

         および本川さんの元グラフ
         http://honkawa2.sakura.ne.jp/0100.html

        専門家さんの分析待ちたいですね。

      • 面白い視点ですね。
        カロリーですか。
        案外、思いがけない理由で武漢ウイルス耐性があるなんて話は出てきそうな気はします。
        でも、様々なことが理解できるためには、多くの時間とデータを必要とするでしょう。そこまで待てない人もいるという事実が不幸ですよね。