第49回衆議院議員総選挙結果と感想

選挙

結果を総括して偉そうな事を述べる立場には無いし、メディアでは散々やっているだろう。なので、素直な感想だけ簡単にまとめておきたい。

自民 甘利氏 党幹事長辞任の意向固める 岸田首相 近く判断へ

2021年11月1日 1時21分

自民党の甘利幹事長は、今回の衆議院選挙で小選挙区で議席を確保できなかったことを受けて、幹事長を辞任する意向を固め、岸田総理大臣に伝えました。岸田総理大臣は、選挙結果や党内情勢などを踏まえ辞任を認めるかどうか近く判断することにしています。

「NHKニュース」より

波乱もあったようだが、概ね与党側の勝利という理解で良さそうだというのは、各メディアも伝えるところとなっている。岸田政権にネガティブな印象を植え付けたいバイアスが働いているようには見えるものの、結果は出たのである。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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岸田政権の勝利とは言えるが

数字の増減

先ずは、議席数の変化について。

政党名前回議席今回議席増減
自由民主党276261-15
公明党2932+3
立憲民主党10996-13
日本共産党1210-2
日本維新の会1141+30
国民民主党811+3
れいわ新選組13+2
社民党110
NHKと裁判している党~党10-1
その他1310-3

結果は見ての通りである。

朝日新聞はこの結果について面白い記事を書いていた。

自民の若者人気に陰り? 立憲は高齢者頼み続く 衆院選出口調査分析

2021年11月1日 8時00分

自民党は若い世代からの支持が厚めで、立憲民主党は高年齢層頼みが続く――。31日投開票の衆院選の出口調査で、比例区投票先を年代別に分析すると、こんな傾向が浮かんだ。ただ、自民の若者人気には微妙な陰りも見える。

「朝日新聞」より

朝日新聞は必死に与党のネガティブキャンペーンをやっていて、出口調査分析においても「若者人気に陰り」という表題を付けているが、どちらかというと全般的に支持されたのが今回の選挙の結果だったのではないか。

この比率も人口のボリュームゾーンを考慮していないので参考程度にしかならないのだが、高齢の方々に支持率が高いと言われている立憲民主党ですらこの有り様である。その立民が一人負けの情勢という事を加味すると、高齢の方々にも見放されたよと理解するのが普通だろう。

大物議員の落選

さて、数字の次は中身なのだが、落選した議員について少し触れていきたい。

先ずは冒頭に引用した記事にあるように甘利氏の落選+比例復活。

平井卓也氏、香川1区で敗れたが比例で復活 前デジタル相

2021年11月1日 0時34分

前デジタル相で自民前職の平井卓也氏は香川1区で対立候補に敗れたが、比例四国ブロックでの復活当選が確実となった。

「朝日新聞」より

また、平井卓也氏が落選+比例復活。

二人とも態度が横柄だという印象の強い議員だが、二人ともメディアにネガティブキャンペーンをやられたところは共通している。二人共に自力のある候補ではあったが、対抗馬が野党一本化した場所だった事も影響していたと思われる。ここでは公明党の支援も無かったようだ。

まあ、やっちまった演説のニュースもあって自業自得の部分はあるが。

そして、石原伸晃氏の落選。比例復活なし。

野党側だが、終わった政治家小沢一郎氏の落選+比例復活。

小沢一郎氏は比例復活…17回連続当選の選挙区で初の敗北

2021/11/01 03:49

立憲民主党の小沢一郎氏(岩手3区)が小選挙区で敗れた。比例選で復活当選したが、1969年の初当選以来、17回連続で当選を重ねてきた選挙区で初めて苦杯を喫した。

「讀賣新聞」より

そして、立憲民主党の辻元氏の落選+比例復活なし。

「力不足だった。維新の大きな風感じた」落選の立憲・辻元清美副代表

2021/11/1 09:44(最終更新 11/1 09:44)

衆院選大阪10区で敗北した立憲民主党副代表の辻元清美氏(61)は、比例復活当選も果たせなかった。1日未明に大阪府高槻市の事務所で記者会見した辻元氏は「維新の大きな風を感じた。やりにくい選挙だった」と選挙戦を総括。目を潤ませながら「力不足だった。申し訳ない。結果をしっかりと受け止めたい」と頭を下げた。

「毎日新聞」より

あとは、立憲民主党の中村喜四郎氏。僕は寡聞にしてこの政治家のことを知らなかったのだが、「無敗の男」と言われた人物らしい。落選+比例復活。

とまあ、こんな感じの波乱はあったようだ。

枝野氏苦戦

ちなみに、立憲民主党は党首の枝野氏がかなりの苦戦したようだ。

【衆院選】立憲・枝野幸男代表ようやく当確 自民牧原氏と大接戦 埼玉5区

[2021年11月1日0時47分]

立憲民主党の枝野幸男代表が、埼玉5区で当選が確実になった。自民党の牧原秀樹氏を退けたが、大接戦になった。

「日刊スポーツ」より

まさに辛勝という感じの結果であったと思う。

なお、強力な刺客を差し向けられた安住氏もかなり苦戦したようだ。

森下氏のネームバリューにかなり苦戦をしたという感じになっているが、この票差だと枝野氏も安住氏も「次は無い」という感じになっていると思う。

つまり、「立共合作」と呼ばれた立憲と共産の選挙協力が裏目に出たという事なんだろうね。実際に立憲は大きく議席数を減らし、日本共産党も議席数を減らした。ただ、日本共産党の作戦が裏目に出たのは、比例代表の方に力点を置いたのに、立民が「共闘」のイメージを払拭する為に「比例は共産党へ」とやらなかったことが大きかっただろう。

志位氏は次回の選挙も共闘路線を目指すらしいが、立民が絶えられない可能性が高い。

日本維新の会は大躍進

さて、今回の選挙で笑った政党がいる。それが日本維新の会だ。

維新 松井代表 “今の任期で代表を退任したい”

2021年10月31日 23時40分

日本維新の会の松井代表は記者会見で、党の規約に沿って衆議院選挙のあとに代表選挙が行われた場合には立候補せず、今の任期で代表を退任したいという考えを示しました。

「NHKニュース」より

松井氏は次の代表選挙には立候補しない意向を示していたが、選挙は大躍進であったと思う。何しろ、議員数は4倍近く増えたのだから。

維新「第3党」の裏で何が 「吉村人気」だけではない底力と限界

2021/11/1 05:00(最終更新 11/1 07:59

日本維新の会は31日投開票の衆院選で、公示前の3倍を超える議席を獲得し、第3党の座を確実にした。拠点とする大阪府内では候補を立てた全15選挙区で勝利したほか、比例でも全国的に議席を伸ばした。看板施策「大阪都構想」が2015年に続いて20年秋の住民投票で再び否決されて頓挫、国政では「政権の補完勢力」と受け止められて埋没気味だったが、一躍存在感を示した。一体何が起こったのか。

「議席を増やしてもらったとはいえ、小さな政党だ。政権に入ると埋もれてしまって意見を言えなくなる。第三極として対峙(たいじ)したい」。松井一郎代表(大阪市長)は31日夜、出演した民放番組で、連立政権入りを否定し、是々非々の立場で政権与党に臨む考えを示した。吉村洋文副代表(大阪府知事)は記者会見で「約束を実行する姿勢が評価された」と語った。

「自民党には改革マインドがない」。安倍晋三元首相、菅義偉前首相と良好な関係を築いてきた松井氏は、岸田政権に対しては対決姿勢を鮮明にした。

「毎日新聞」より

今回の選挙の傾向から考えると、古い政治家が落とされ、「改革」を旗印に掲げた日本維新の会は大阪で熱烈に支持されたと言う事になった。

岸田政権も、「改革」が突きつけられたと、その様に分析するのが正しいのかもしれない。

経団連と市場の反応

経団連会長のコメントもそんな風に感じる。

衆院選 経団連 十倉会長「安定した政治を維持 大いに歓迎」

2021年11月1日 2時33分

衆議院選挙の結果について経団連の十倉会長は、「自民党が安定多数を獲得し、公明党を含め強力かつ安定した政治の体制が維持されたことを大いに歓迎する。有権者が岸田政権の政策を高く評価し、ポストコロナの新しい時代に向けたわが国の力強い再生をリードしてほしいという期待の表れといえる」としています。

「NHKニュース」より

安定多数を獲得した与党に、「力強い再生のリード」を要求しているのだが、財政出動に対する大きな期待が感じられる。

株価 700円以上 値上がり 衆院選受け経済対策に期待

2021年11月1日 10時05分

週明けの1日の東京株式市場は、10月31日に行われた衆議院選挙の結果、自民党が単独で国会を主導的に運営できる「絶対安定多数」を確保したことを受けて、安定的な政策運営への期待が高まり、日経平均株価は700円以上値上がりしています。

「NHKニュース」より

分かり易い反応だが、少なくとも岸田氏の経済政策はそのまま進めろというメッセージなのだろう。肝心の岸田氏の経済政策がブレブレに見えるのが問題なのだが。

ただ、選挙の結果からして現金給付はどの政党も主張していただけにやるだろうと思われるし、野党の政策を見るに余りに突拍子もない政策は困るという反応だと理解できる。大きな地殻変動は希望していないが、大規模な財政出動は必要だという話なのだろうね。

そして、公明党の強さというのは、今回の選挙でも現れていたようだ。議席数もキッチリと伸ばし、「勝てる闘いしかやらない」という姿勢で、確実に勝った。公明党に背を向けられた自民党議員はかなりの苦戦をしたという状況を考えれば、自民党は極めてマズイ立場に立たされていると考えるべきで、次の参議院選挙は今回勝ったことを考慮してもかなり厳しいだろうと思われる。

岸田氏は、「勝って兜の緒を締めよ」とばかりに積極的な政策を打ち出して日本の「成長」を国民に感じさせないと、惨敗の可能性もある。そういう選挙だったのだと思う。

追記

おっと、面白い記事が。

時事通信スゲーな。

「自民1強」に疑問符【21衆院選】

2021年11月01日03時48分

4年ぶりの衆院選で自民党は、過半数を維持したものの、議席を減らした。不人気の菅義偉前首相から岸田文雄首相に「党の顔」を代えることで、逆風は和らいだが、有権者は「自民1強」に疑問符を突き付けた。

「時事通信」より

この記事、何がスゴいかって数字の分析を一切書かずに記者の感想がずっと書かれていることである。

もちろん、選挙戦を通じ、発足したばかりの岸田政権を支える自民、公明の与党も、野党各党も、コロナに苦しむ人々への支援や経済再生、社会保障、エネルギー、安全保障などの各分野で公約を掲げ、舌戦を繰り広げた。有権者はこうしたもろもろのことを考慮し、1票を投じたに違いない。その結果は、与野党の議席差を縮めることによる「自民1強」の修正だ。

「時事通信」より

「1票を投じたに違いない」って、何も分析していないぞ。そうかも知れないけれどもその結果が自民1強デスよね?

もちろん、岸田内閣の方向性修正を突きつけられた選挙ではあったのだが、こんなパヨクの妄想を垂れ流されましても。よっぽど悔しいのだろうか?

自民党が手放しで喜べる状態でなかったことは、上で述べた通りではあるのだが……、これはヒドイ。

追記2

まさか出馬しないと思っていたのだが、二階氏、キッチリ当選したんだ。

二階氏、引退説ささやかれたが…「比較しないで」と13選 和歌山

2021年11月1日 10時00分

衆院選は31日に投開票された。県内の三つの小選挙区のうち、1区は国民前職の岸本周平氏(65)が制し、5回目の当選を決めた。2区と3区はいずれも自民前職の石田真敏氏(69)と二階俊博氏(82)がそれぞれ議席を守った。小選挙区の投票率は58・24%(前回52・96%)だった。

「朝日新聞」より

いや、ここまでの結果はスゲー。

2位の5倍近くの得票率というのは何とも。相手候補が弱すぎたという事もあるかも知れないけれども、二階氏は御年82歳でまだ数年政治家をやるつもりなのか。

まあ、息子はダメっぽいから、世代交代というワケにもいかないかも知れない。

追記3

忘れていたが、投票率について。

衆院選投票率55.93%で確定

2021/11/1 14:46 (JST)11/1 15:04 (JST)

総務省は1日、衆院選の投票率が小選挙区55.93%、比例代表55.92%で確定したと発表した。戦後3番目に低い投票率。

「共同通信」より

今回の投票率も低かった。それを嘆く人も多くいるようだ。

衆院選投票率『55・93%』戦後3番目低水準も2回連続上昇 「さっそく民意ではないかのような…」割れる評価

2021年11月1日 11時52分

第49回衆院選の開票が終了したことを受け、1日のツイッターでは「投票率55.93」「安定多数」など総選挙の結果にまつわる関連ワードがトレンド入りした。

投票率は55・93%で戦後3番目の低さだったことが指摘されているが、最低だった2014年の52・66%で、前回の2017年は53・68%と2回連続で数字は上昇しており、ツイッターでも「さっそく民意ではないかのような印象を与える報道をマスコミがしていますが」と注文がついたほか、「本気で投票率を上げたいなら『ネット投票』などを本格的に導入すべきではないでしょうか」と意見も出た。

「中スポ」より

一部には「投票に行かなかったのだから」「投票率が低かったのだから」「民意が示されていない」という声も聞かれた。意味はよく分からないが。

「政治を変えたければ選挙に行け」というのは分かる。理解出来る。

しかし、投票率が増えたら野党が有利になるというロジックは不明だ。もちろん、野党が有利になる可能性も否定はしないが、その可能性は極めて低いだろう。だって、確率から考えれば、投票に行かなかった方々の中にも、投票した人とほぼ同じ様な割合での与党支持者がいると考えられるからだ。

今回の選挙、自民党の政治がベストとは言えないのだけれども、ベターだと判断した人が多かったという事は、結果を見れば明らか。投票率が増えてもさほど変わらないだろう。

追記4

残念な落選もチラホラと。

自民の山本幸三氏が落選 福岡10区

2021年11月1日 00時11分 

福岡10区で自民党前職の山本幸三元地方創生担当相が立憲民主党前職の城井崇氏に敗れ、落選した。党の年齢規定で比例代表には重複立候補していなかった。

「東京新聞」より

経済対策に詳しい山本氏、御年73歳で年齢的に重複ナシのルールに引っかかって、比例復活なし。

大阪14区 元国連職員の維新・青柳氏が初当選

2021/10/31 23:50

維新新人の青柳仁士氏(42)が自民前職の長尾敬氏(58)らを退け、初めての勝利を飾った。

「産経新聞」より

北朝鮮問題など積極的に取り組んでいた長尾敬氏も敗れている。比例復活なし。

コメント

  1. こんにちは。
    感覚でものを言いますが、立民は、自民の「ちょっと足下があやうい重鎮」を狙い撃ちする作戦に出て、それは功を奏したようですが、その分他の選挙区が手薄になり、また、どこから出てきたのか「立民は議席を伸ばす」という根拠のない予想に踊らされて、結果、議席を大きく減らすことになったような気がしてます。

    逆に自民は、下馬評の大敗はどこへやら、絶対的安定多数を確保するという……静岡の細野氏とかが合流するなら、もう二つ三つ議席積み増す事になりますし。

    維新は、吉本みたいなもので、大阪では絶対的であっても全国区ではない、ので、このあたりかもう少し上が天井、という印象です。
    とはいえ、維新には是々非々で与党とやり合って欲しいところ。

    それにしても、まあ、甘利さんに入れない判断をした一部神奈川県民(ごく最近住民票移した方がどれくらいいらっしゃるかは存じませんが)には落胆することしきり、なんですが……

    • 分析されたようなことを日本共産党がしんぶん赤旗で主張しているようですね。
      選挙には負けたが戦略は間違っていなかった。だから自民党の有力候補の一角を落とせたのだと。

      しかし、ご指摘いただいているように、立共合作の方が主権者にとっては許容できないことだったようです。
      結局、選挙は人なのでしょう。人が人を選ぶのですから、単純な作戦が嵌ることもあれば、当てが外れることもある。
      その結果が、今回の選挙に現れたという事なのでしょうね。

      そして、維新についてもご指摘の通り、国政で力を発揮できるのか?といえば、足立氏くらいしか存在感を示せていない状況です。人の数が増えても組織として統率できるのかがポイントでしょうね。特に、維新には旗頭になるような人材がいないのがネックです。吉村知事が国政に出て党首になればまた別なのでしょうが。

      甘利さんは……、自業自得の部分はありますからねぇ。
      今までの実績を評価すれば、落選するような人物ではないのですが、ちょっと傲慢だったように思いますよ。
      だからといって、落選運動に乗ってしまうのはどうかと思うわけですが。

  2. 圧殺された二階派・石破派・石原派の趨勢です。

    ・二階派(解散時35人)→選挙区・比例区当選(21人)、復活当選(6人)、落選(8人) 現有勢力27人
    ・石破派(解散時13人)→選挙区・比例区当選(8人)、復活当選(3人)、落選(2人) 現有勢力11人
    ・石原派(解散時9人)→選挙区・比例区当選(5人)、復活当選(1人)、落選(3人) 現有勢力6人

    自民党が減らした15議席の13議席がこの3派閥ですね。

    ちなみに比例代表で自民党は66議席→72議席と6議席増やしたのですが、比例単独だった二階派3人・石破派2人の5人も落選してます。
    名簿順位で冷遇されたんでしょうね。

    • 二階派はトップが生き残りましたから、なんだかんだと派閥の力を伸ばすのではないでしょうか。
      はぐれモノを吸収する傾向にありますから。

      石破派、石原派はねぇ……。トップがアレでは仕方がないでしょう。

  3. 木霊様、皆さま、今晩は

    昨日は自民党に投票しましたが、信任したわけではないんですよね。野党があんまりなので(野党に議席を拡大してほしくないから)自民に投票しただけなんです。

    それにしても、野党の皆さん「反自民の受け皿」くらいにはなって下さいよ・・・

    • 自民党も、もう少し期待が持てると良かったのですが、岸田氏はどうにも期待できない気がします。
      僕自身は、思いの他菅義偉政権が頑張っていた印象でしたから、せめて2年くらいは続けて欲しかった。

      野党の皆さんは、淘汰されるしかなさそうです。
      維新の会は多少は期待しているんですが、まだまだこれからの党です。国政で何ができるかはまだ何とも。少なくとも法案提出などはやり易くなったので、存在感を示してくれればいいかなと思います。

  4. 木霊さん、おはようございます。

    総選挙後の後始末はどこの党も大変と思いますが、事もあろうに現職幹事長が立民の新人に敗れるという大失態の甘利氏後任人事に注目ですね。

    早くも茂木外相の名前が上がっているようで、閣僚経験も豊富ですし党役員要職(政調会長・選挙対策委員長)の経験もあります。
    選挙対策委員長としては2014~16年を経験し、14年はもちろん17年の自民党大勝の2連勝ですから、幹事長の能力も十分にあると想像します。

    課題は玉突きで後任の外相人事となるでしょう。
    継続性&一貫性が重要なポストなんで、少なくとも3年以上は同じ外相がベストと考えますし、今は対支那戦略で日米同盟・QUAD・AUKUSを基軸に、インド太平洋の平和安定が求められるタイミング...。

    さすがに麻生派は遠慮するでしょうし、官房長官を出している細田派も強く出れないと思いますから、僕としては岸田派で無役の小野寺元防衛相なんかでいいんじゃないかな。
    ネックはTPP反対派なんで台湾参加を推し支那参加を拒絶せねばならない、今のタイミング的には微妙ですけどね。

    すでに報道が出ていますが、晴れて衆議院議員となった林氏が一番すんなり行きそうですけど、この人日中友好議員連盟の会長ってのがヤバイ...。

    • 甘利氏のアレは本当に何が起こったのやら。
      流れ的には茂木氏が幹事長で、外相は林氏という流れは出来ているようです。
      ですが、大宏池会構想に反対する議員は結構な数に上っているのと、トップも幹事長も支那になびくタイプというのはいただけません。そこへきて外相もそうなってしまうと…。
      実際に、すでに駆逐艦を揃えてロシアとパレードしてくれやがりましたから、本気で舐められているんですよね。

  5. 木霊さま、みなさま、こんにちは。

    宮城五区、安住氏 vs. 森下氏の戦いの件です。

    森下氏は3月に候補となり、たった7か月間で、一人ぼっちの辻立ちを二千回近く続けました。最後には、老若男女問わず、声援が来るようになったとのこと。

    一方の安住氏は、新聞社の採点表を国会に張り出すとかアホなパフォーマンスばかりで、地元入りもほとんどせずでした。

    結果、前回衆院選の得票から、安住氏は八千票減らし、森下氏は1万票以上の上積みです。
    選挙区の有権者数が1万1千人減って、この結果でした。
    森下氏は東北ブロック比例も、惜しくも次点。
    選挙までもう少し時間があり、また共産党の組織票が無かったらかなり競っていたことと思います。

    この流れだと、安住氏、次は辻元氏と同じ運命になりそうです。

    現場からの報告は以上です。

    • 森下氏は本当に残念でした。
      多分、あと数日のことで状況はかなり大きく変わっていたでしょう。安住氏は知名度はありましたが、ご指摘の通り選挙を戦う経験が浅い。
      とにかくネームバリューで勝ってきた人ですから、苦戦する選挙を経験したのは今回が初めてでしょう。故に対策も打てない。

      日本共産党の票も影響したのは事実でしょうけれど、森下氏の年齢がちょっと足を引っ張った感じはします。もっと多くの人に声が届けられれば違った結果になっていたのでは。

  6. 木霊さん、おはようございます。

    総選挙で話題となった個別の選挙区についていくつか。

    まずは、静岡5区で圧勝した細野氏とダブルスコアで4連敗(3度目の比例復活)と救えない惨敗した吉川氏です。

    「負ければ政界引退」と銘打って背水の陣を敷いた細野氏ですが、大勝を引っ提げてさっそく自民党入りをアピールしてます。

    旧民主・立民の支持者の一部は背信行為として離れたようですが、個人的な盤石基盤をバックに圧勝という訳で、僕の想像ですが立民・共産共闘にアレルギーがある支持者や、立民を厳しく批判した連合票も流れたと思います。

    さてそれはさておき、今後の身の振り方に注目したい御仁で、一応は二階派の客員会員という立場ですから、例え入党できたとしても自民党執行部がそれをすんなり認めるのかがまず最初のハードルですね。

    僕の予想は無派閥を条件に入党を認める(二階派離脱が条件)→次回公認はあくまでペンディング→党内の政策集団に属し実績を積み存在感をアピールし人脈を広げる→能力を認められて時期総選挙で晴れて公認...、と多分本人も考えているんじゃないかな?

    対して吉川氏(ちなみに岸田派)ですが、さすがにダブルスコア続きの4連敗はマズいと思いますね。
    比例復活当選の前回では前任辞職・不祥事による再々繰り上げという体たらくですからね。

    2012年の初挑戦・復活初当選からほぼ20年...、一体国会議員としては元より地元に何をアピールしてきたんでしょう?
    そして、多岐に渡る最も求められる国政事案にどう向き合い勉強や研究をやってきたのか...。
    典型的な議員バッジはあれば己の為に使うという、最も唾棄すべきで議員にしてはいけない人物と考えます。

    細野氏を公認するか以前に静岡の党県連として、このような無能かつ有害な人物を公認候補としてきた事実を恥ずべきじゃないかな。

  7. 総選挙で話題となった個別の選挙区についていくつか。

    次に、旧党首枝野氏が追い込まれ6000票の僅差で当選した埼玉5区も含めて、立民のご老体&終わった連中を一羽そうからげします。

    ・岩手3区 : 帝国の主である小沢氏が1万票近い差を付けられ落選し比例復活、中々象徴的な出来事でしたね。
    ・大阪11区 : その小沢氏に共産党との協力を依頼画策した、実質的に党No.3で代表代行の平野氏。
    維新の会新人の中司氏に4.5万票の大差を付けられ完敗しました、見事に連座で討ち死にってとこかな。

    ・東京18区 : 毎回の落選危機が伝えられてきた管直人氏は、約8000票差で刺客の長島氏をかわして当選、なかなかシブトイですね。
    ・千葉4区 : 元総理の野田氏がダブルスコアに近い得票で再選。
    ・三重3区 : いつもながらの圧勝で岡田氏は万全でした。
    といっても、この御3方は既に死体ですから党の比例代表票集め位の役割でしょう。

    さて、枝野氏・福山氏辞任の後釜なんですが、名が知れたところでは江田氏・玄葉氏・長妻氏・原口氏・安住氏と小粒感が否めませんし、10人前後が乱立している党内ですから誰がという予測は難しいですね。(実際はどうでもいいけど)

  8. 木霊さん、おはようございます。

    やれやれ、これは本当に困った結果で残念としか言いようがありませんね。

    >そして、公明党の強さというのは、今回の選挙でも現れていたようだ。議席数もキッチリと伸ばし、「勝てる闘いしかやらない」という姿勢で、確実に勝った。公明党に背を向けられた自民党議員はかなりの苦戦をしたという状況を考えれば、自民党は極めてマズイ立場に立たされていると考えるべきで、次の参議院選挙は今回勝ったことを考慮してもかなり厳しいだろうと思われる。

    選挙区は実績盤石の厳選した9区が固いのは仕方ないのですが、比例区で3議席伸ばすとは予想外でした。
    実際は2017年に失った北関東・東海・九州&沖縄の3ブロックを奪回したのですが、得票数711万票は今後も連立与党運営に影響を及ぼすのは確実でしょう。

    特に安全保障課題で対支那対策で急がれる憲法改正・防衛費増額の足を引っ張りかねない事、そして対支那&対韓政策の緩和の暗躍が一番懸念されますね。

    SNS等を使った若者層への戦略もあるので一定の効果を得てるとしても、国のあるべき本幹からは目を逸らし与党いる強みを頼りにバラマきオンリーという、実に危うい政党(=政教分離の憲法違反)が暫くはのさばりますね。
    田舎では投票所まで足がない高齢者を誘って、車で送迎するやり口もあるようです。(おそらく社内で公明党投票を勧誘してる)

    そして、最も警戒すべきは参院で非改選含めて28議席と、結党以来の最大数を現在確保してる事ですね。
    今回の衆議院と合わせて公明党は60人の勢力を保持し、800万票以上獲得で4倍と驚異的に延ばした維新が57人なんですが、今のところ大阪を中心にしたローカル政党です。

    政策で共通&妥協できる案件では維新を推したいのですが、地方組織はいつ吹くか判らない逆風で耐え得るのは残念ながら公明党で、自民党も公明を潔く切って維新と結託できないジレンマなんでしょう。

    何度も書きましたが来夏の参議院選挙が岸田内閣の正念場なのは間違いないでしょう。
    置かれた現実から岸田内閣は薄氷の上を歩みながら、最優先課題の武漢ウィルス後の経済再生が最初の評価となると考えます。