温室効果ガスの大気中濃度が過去最高に?!あれ?武漢ウイルスの影響はないの?

経済

これ、本当に?

温室効果ガス、大気中濃度が過去最高に 国連

2021年10月25日 21:34

国連(UN)の世界気象機関(WMO)は25日、温室効果ガスの大気中濃度が、昨年過去最高を更新したと発表した。今月末に気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)が開幕するのを前に、明確な警告となった。

「AFP」より

どうにも地球温暖化の二酸化炭素犯人説、信じられない。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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無駄な環境保全経費

増加傾向は変わらず

うーん、どうなっているのか。

このグラフを見る限り、二酸化炭素(CO2)濃度も一酸化二窒素(N2O: 亜酸化窒素 )濃度も、武漢ウイルスの影響が全く見られない状態で増加傾向にある。

これって、何処まで環境対策費をぶち込まねばならないのか、と言う話に繋がってくると思う。そう思わない人はどれだけいるんだろうね。あれだけ強力なロックダウンをやって、経済を止めてもこのレベルなのだ。もはや人類には無理だろう。

ところで、AFPのグラフ、二酸化炭素だけを問題にしているワケでは無いことに気が付かれただろうか?どうにも、二酸化炭素意外に亜酸化窒素やメタンも問題視しているようなのだ。コレは以前からの傾向ではあるが、最近は特に亜酸化窒素を問題視しているらしい。

2020年10月8日、過去数十年間にわたり全球のN2O放出量が増加し続けていたことを示す論文がNature誌に掲載されます。この増加の主な原因は、人間活動による放出が30%程度増えたことです。全体の中では、農業における窒素肥料の使用、そして家畜からの堆肥製造といった農業活動が増加したことが排出量増加の主要因となっていました。

経済成長が急速な国、特にブラジル、中国、インド、におけるN2O排出の増加は最も顕著で、作物生産や家畜頭数の急増に伴うものでした。

これらの知見は、私たちの食糧生産システムにおいてN2O排出を削減することが喫緊の課題であることを強く示しています。

「国立環境研究所のサイト」より

これは国立環境研究所のサイトからの引用で、「N2O排出を削減することが喫緊の課題」と書かれているのだけれども、凡そ現実味がない。

亜酸化窒素の削減はどうすればいいの?

そもそもこれまで余り突っ込みがなされてこなかった亜酸化窒素の話だが、これも削減できるものなのかというと、なかなか厳しいようだ。

家畜からの温室ガス排出を削減へ。農研機構が挑む技術開発の全容

2021年10月19日

2050年までにカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)の実現を目指す日本。その影響は畜産業にも及ぶ。農林水産省によれば、19年の日本の農林水産分野における温室効果ガス排出量は二酸化炭素(CO2)換算で約4747万トン。国内の全排出量の約4%を占める。このうち、家畜関連が約3割を占めており、持続可能な家畜の生産体制の構築に向けた技術開発が進む。

農業・食品産業技術総合研究機構は、農水省の委託プロジェクトで、17年度から一酸化二窒素(N2O)やメタン(CH4)といった温室効果ガスの排出量削減に向けて革新的な技術開発に取り組む。「畜産分野における気候変動緩和技術の開発」がテーマ。最終年度である21年度の達成目標について、「(畜産農家)1経営体からの温室効果ガスの排出量を20%削減可能な技術開発」を掲げる。

「ニュースイッチ」より

何故かというと、家畜の糞や下水から出る比率が多いのが亜酸化窒素(N2O)なのである。

そこで生産性を損なわずに、N2Oの排出量を低減するアミノ酸バランスの改善飼料を開発した。反すう家畜の牛にも適用できる特殊なアミノ酸を含むバランス改善飼料も開発し、N2Oの排出量を15%以上削減することに成功した。

排せつ物の浄化処理では、炭素繊維を使う生物膜法を開発した。微生物を炭素繊維に付着しやすくしてN2Oの排出を抑制し無害な窒素ガス(N2)にして排出する。養豚汚水浄化処理施設での実証試験でN2Oの排出量を約8割削減した。

「ニュースイッチ」より

なかなか酷い話だが、牛のげっぷなどから出てくるのを止めろ!という話は凡そ現実的では無いし、メタンや亜酸化窒素を無くす為に牛に糞をするな!と言うわけにもいくまい。飼料を改善することで効果があったと記事には出ているが、コストがけっこうかかる方法なので、話にならない。

そもそも地球温暖化の犯人は産業革命から始まったという話はどこにいってしまったんだ?畜産業は有史以来ずっと人類がやり続けているのだけれど。

これ、メタンガス(CH4)も同じ話で、これも温室効果が高いと言われている。

更に、土壌からも亜酸化窒素(N2O)が出る為、コレを止めるという事はおよそ現実的では無い。

農地の温暖化ガス、ダニが抑制 土にココナツ殻混ぜる

2021年5月31日 2:00

一酸化二窒素(N2O)は土壌から発生するため削減が難しいとされる温暖化ガスだ。N2Oの排出量をダニの活用によって半減できることを、東京大学の妹尾啓史教授らが発見した。2050年に温暖化ガス排出量を実質ゼロにするという政府目標の達成に向け、小さな働き者が切り札になるかもしれない。

「日本経済新聞」より

一応、対策もあるらしいのだが、土にココナッツ殻を混ぜるって、冗談は休み休み言おうぜ。無理だろうよ。

日本が使っている環境保全経費

さて、何故こんな事を言っているかというと、日本政府は少なくない経費を環境保全経費として使っているからなのだ。

2 令和2年度予算案における環境保全経費の総額

令和2年度: 1兆9,902億円(対前年度比+1,231億円)

令和元年度: 1兆8,671億円

「環境省」より

いやー、環境相さんよ。プラスチックの使用量を抑えるために、レジ袋削減とかショボいことを国民に強要する反面、国税は2兆円弱の費用を環境保全費用に使っている。でもさ、それの成果はどれ程出たんだい?

ばっかじゃないの?

何がそんなに腹が立つかというとこちら。

日本がコレだけお金を使ったところで、二酸化炭素の排出量がダントツで多いのは支那、次点でアメリカなのである。

このグラフだと分かりにくいのでいつものヤツを。

ちなみに、データとして出ている数字を追いかけてみると、2019年、2020年と支那の二酸化炭素排出量は更に増えている。その結果、比率も更に高まっている。何処の国が努力しなければならないのかは、一目瞭然だろう。

「支那+アメリカ+インド」で排出量の5割が占められているのだ。日本は3.2%である。3.2%が2.6%に減ったからといって、世界の気候変動にどれだけ効果があるというのか。

WMOのペッテリ・ターラス(記事&category[]=ワールドカップ&category[]=五輪”>Paris Agreement)での目標を大幅に上回る気温上昇が、今世紀中に起こるだろう」と警鐘を鳴らした。

「AFP”温室効果ガス、大気中濃度が過去最高に 国連”」より

正直、パリ協定の目標など、日本がどれだけ環境対策費に金を注ぎ込んだとしても達成することは不可能。その事に国民は早く気が付くべきだろう。そもそも目標設定が間違っていたのである。今になって「脱炭素は間違いで、窒素も減らそう」とか言われても困る。

特に、日本経済にとってマイナスになるような政策は厳に慎むべき時期なのだ。

注意して欲しいのは、僕自身、二酸化炭素排出量の削減そのものに反対しているわけでは無いという点である。だが、無駄な予算を注ぎ込んで日本が努力したところで、大勢に影響はないことも事実。日本だけ努力するのはバカバカしいとは思わないかね。

追記

さて、そんな状況の中、先日、COP26は開催された。

“温室効果ガスさらなる排出削減が必要“ COP準備会合で一致

2021年10月3日 10時38分 

気候変動対策の国連の会議「COP26」の準備会合がイタリアで開かれ、世界の平均気温の上昇を1.5度に抑えることを目標にさらなる温室効果ガスの排出削減の必要性が確認され、今月末から始まる本会合で各国が具体的な取り組みに向けて合意できるか注目されます。

「NHKニュース」より

結局この集まり、気候変動対策を行う事を目的としているのではない。

会合を終えて2日会見したシャルマ議長は「目標の1.5度に抑えるためさらなる行動が必要だと合意が得られた」と述べ、各国がさらなる排出削減を進めなくてはならないという認識で一致したことを明らかにしました。

また、排出削減を進めるため、先進国が目標にしている官民あわせた拠出額、年間1000億ドル、日本円でおよそ11兆円の資金についても、着実に拠出する必要があるという考えを示しました。

「NHKニュース」より

巨額の資金が動く事でビジネスが成立するからこそ、動いているのである。31日にはイギリスで本会議が始まる予定となっているが、日本はアホな削減目標をぶち上げるのではなく、イスを蹴って席を立つべきではないのか。

「日本がどれ程努力したところで意味は無い」と。

そんなことよりも、武漢ウイルス対策で痛んだ世界経済を回すことに腐心すべきである。そのための会議を開くべきだったところ、こんなおかしな会合で面を付き合わせているあたり、なかなか政治家の業と言うヤツは闇が深そうである。

コメント

  1. 木霊様 みなさまこんばんは

    調べたわけでも計算したわけでもないですが(^^; とりあえず、N2Oの出所の大元はハーバーボッシュ法化学肥料じゃないですかね? ハーバーボッシュ法:窒素と水素からアンモニアを合成する方法。これを出発原料とする化学肥料は約100年前に誕生したわけですが、今や我々の身体の70%は化学肥料由来、、別の見方だと化学肥料なしで養える地球人口は78.7億×0.3≒24億人らしい。

     化学肥料は飼料作物にも用いられ、これで家畜も増え、だから牛さんのげっぷまで問題になるように、、、
     発明されたのが1906年ですが、これが世界中に主要な飼料として広まるタイムラグが50年以上かかったと考れば、ここ数十年でN2Oが増加が顕著になったと言うのも、まあ納得できます。

    温暖化、2酸化炭素の話は、、、合わないことは解ってるけど、ちょっと太陽-地球-宇宙の熱収支計算してみたくなったのでまた(笑)

    • BOOKさん
      >別の見方だと化学肥料なしで養える地球人口は78.7億×0.3≒24億人らしい。

      自然農法だけで養おうとすると地球上のほぼすべての森林を伐採しなければならないらしいですから一部のセレブの自己満足だけのための消費に留めるのであれば環境に優しいかもしれませんが、人類全てを対象とした場合は自然農法は全然環境に優しくないですね。

      • Rodneyさん

        仰る通り、自然農法作物は今や只の贅沢品、嗜好品ですからね。

        私は周囲のエンジニアとのカーボンニュートラルに関する雑談で、自然農法的な話題になると「いやそれは100年ほど手遅れなんですよ。なんせ僕らの身体の70%はハーバーボッシュ法の工業製品ですから」と言っています。

        木霊さん

        上でN2Oの遠因としてハーバーボッシュを上げましたが、CH4はともかく、N2Oはエンジン等から出る量もかなりあるはずなことを失念していました。自動車エンジンや発電所は長年対策してきてNOx排出減らしてきてますが、ゼロではない。
        そもそも、およそあらゆる空気中燃焼では副産物としてNOx(x=0.5のものがN2O)が出ますから、その分の勘定はどうなってるのかなあ?

    • ハーバーボッシュ法ですかぁ。
      でもそれ、それが原因であったにしても「止めろ」と言われて、止められる話でもないような。

      今さら「二酸化炭素は犯人じゃ在りませんでした!」と言えない空気なんですが、どうするんでしょうかね。

  2. 環境保護の「運動」は所詮EU圏のブーム…いや、ファッション、でしょうかね…それはその程度のモノと諦めてテキトーに付き合っておくのもそれなりに大切かと。下手に機嫌を損ねても面倒な連中ですし、感情を論理で説き伏せるのは基本的に不可能。と、言うのは、鯨とかで学べた気はします。ウチはやってますよーとテキトーに話を合わせつつ災害の激甚化に備えるしかありますまい。

    • ブームやファッションならまだ可愛いものですが、

      今まで主にEUから出てきたRoHS,PEACH,ISO9000/14000等と同じく、
      カーボンニュートラル、SDGs って政治・権謀術数と利権の匂いがプンプン過ぎですよね。

    • 北欧発の色々なアレがあるので、作り出されたブームというのが正しいかも知れませんよ。
      ほら、ファッションのブームも作り出されますから。
      この話しのやばいところは、作られたルールは作った側が似都合が良い形になっていることなんですよね。
      付き合うのもバカらしい部分はあるんで、口だけのプロレスでOKかもしれません。

  3. 木霊様こんにちは。

    私自身地球温暖化肯定派でも否定派でもないのですが、
    国連とかXX機関とかの発表は、いつも胡散臭いなぁと
    眺めております。

    なぜならば、そこには各ガスの地球温暖化係数が示されていない
    事が多いからです。

    例えばメタンの係数は二酸化炭素の25倍なので、
    この記事の2016年グラフから単純計算しても
    メタンは二酸化炭素の6倍位以上温暖化に寄与してると言えます。

    しかしながら、家畜を減らせとかゲップの出にくい飼料に
    変えろと言う話はほとんど出てこない。

    それに加えて今度は農産物の話が出てくるとか。

    どう考えても、経済発展著しい国を何とかしたいような
    意図が見え隠れしているのは明らかでしょう。

    • 僕自身は二酸化炭素犯人説懐疑派なので、その辺りは割り引いて読んで頂ければと思います。
      ですが、辻褄が合わないことが多いのですよね。
      ご指摘の様に、噂を作り出す側に都合の良い話が出されていますから、コレに真面目に取り合うのがバカバカしくなってしまいます。

      地球温暖化が進行しているのは事実でしょうし、待機中の二酸化炭素が増えているのも事実でしょうが、因果関係はどうなのかなぁ。温暖化したから二酸化炭素が増えたのだ、という話であるとすると、排出量を減らす意味は無いんですよね。