二階幹事長9月上旬に交代で空気を一新か

日本ニュース

乗り気のしない記事ではあるが、とりあえず少し触れるだけ触れておきたい。

二階幹事長、9月上旬交代へ 解散せず任期満了で選挙案

2021年8月31日 12時34分

菅義偉首相は31日、二階俊博幹事長の交代を含む自民党役員人事を9月上旬に行う方針を固めた。9月17日告示の自民党総裁選や、衆院選を前に党運営の顔ぶれを代えることで、刷新感を打ち出したい考えだ。

「朝日新聞」より

二階 俊博」、この議員の手腕、或いは政治的な功績を全くといっていいほど思いつかない。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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内紛は国民の利益に結びつかない

交代を打診

自民党の影のボスとして君臨し始めたのは、第48代の幹事長に就任する前からなのだけれど、2016年からの長きに渡ってその要職についてきた。

ここに権力も金も集まってしまうのも無理はない。

37億円超が自民党本部から二階幹事長へ 「適正に処理」? 使途は公表されず【政治資金の闇①】

8/31(火) 6:19

政党交付金という多額の税金が入る各政党本部。そこから有力議員に多額の資金が流れる仕組みがある。特に、自民党本部はその金額が突出しており、公開されている最新の2019年の記録では二階俊博幹事長に10億円超払われている。こうして二階幹事長に流れた資金は、幹事長就任から総額で37億円超にのぼる。ところが、それがどう使われたのか総務省も把握しておらず外部からは確認できない。国税当局も把握していない。闇に消えるのだ。どういうことなのか、その詳細を明かす。

「Yahoo!ニュース」より

巨額の政策活動費がどのように使われたかも気にはなるが、そもそもこの報道内容も結構怪しい。まあ、追いかけることは止めておこう。

しかし、少なくともこの手のお金が「使える立場」にあるのは事実であろうし、それこそが権力の源泉となるのも事実ではある。二階派が膨れ上がった背景にもそういった理由があるのだろう。

冒頭のニュースは、その二階氏が「交代」を打診されたというものである。

複数の政権幹部が明らかにした。党幹事長の交代は二階氏も容認しており、31日に改めて首相と会談する予定だ。

「朝日新聞”二階幹事長、9月上旬交代へ 解散せず任期満了で選挙案”」より

少なくとも、現政権は「二階幹事長続投」を選択しないというわけだ。

交代の理由

理由はいくつか考えられるが、一番大きなものは、「このままでは選挙を戦えない」というものだろう。

二階氏は安倍前政権で2016年8月に党幹事長に就任して以来、5年以上務めている。党内では、若手を中心に交代を求める声が出ているほか、党総裁選に立候補を表明した岸田文雄前政調会長も続投に否定的な考えを示している。

「朝日新聞”二階幹事長、9月上旬交代へ 解散せず任期満了で選挙案”」より

菅義偉氏は自民党総裁選挙に出て、首相も続投する意向であるといわれている。このご時世、「誰が首相をやっても」という雰囲気はあるために、「我こそ自民党総裁に!」という人材はほとんど見当たらない。

総裁選立候補表明した岸田氏 党所属議員事務所回りあいさつ

2021年8月30日 19時29分

自民党総裁選挙への立候補を表明している岸田前政務調査会長は30日午後、衆参両院の議員会館で、党所属議員の事務所を訪ねて回りました。

「NHKニュース」より

そんな中で手を上げたのが、何度か総裁選候補に名前の上がっている岸田氏である。

この人、外務大臣時代に小さな外交的失敗をいくつも積み上げてしまい、評判はよろしくない。しかし、面白い戦略に出てきている。それがこれ。

岸田文雄氏、自民党役員任期を3年までにする考え ⇒ 歴代最長の二階俊博幹事長との関連は?【自民党総裁選】

8/26(木) 17:37配信

岸田文雄氏は自民党総裁選への立候補を表明した8月26日の記者会見で、「自民党を若返らせます」と宣言し、党役員の任期を3年までにして、中堅若手を役員に大胆に登用する考えを示した。82歳の二階俊博氏が歴代最長の5年以上にわたって幹事長を務めている中での発言で、注目される。

「Yahoo!ニュース」より

人事に手を突っ込んできたのだ。

若返り戦略

現在、支持率低迷中の自民党、というか菅義偉政権だが、一番のネックは「華がない」という点である。菅義偉氏の仕事ぶりは玄人好みで表に出にくいものが多い。

その中で「携帯電話料金を値下げします」くらいが菅義偉氏のインパクトある政策なのだが、正直、タイミングもよろしくなかった。武漢ウイルス蔓延によって、政府に対して批判的な意見が噴出しやすいのである。

そこで、岸田氏は「若返り」をキーワードに戦略を展開した。正直、この戦略はあまりよろしくはないのだが、もう一人立候補した人物の戦略を見るに、なにか目を引く方法を取らねばならないのである。

[深層NEWS]自民総裁選へ高市・前総務相「傷んだ日本経済を立て直す」

2021/08/27 00:30

自民党の高市早苗・前総務相は26日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、9月の党総裁選への出馬を目指す考えを改めて示した。

「読売新聞」より

そう、女性総裁候補の高市氏である。

彼女は経済について改革を訴えて総裁選に立候補をした。本人の糸とは違うところで事態が動いている部分もあるようだが、大局観を語らない菅義偉氏や語れない岸田氏よりは「マシ」と好意的に捉える方も割といるようだ。

個人的に言わせていただければ、あれ、安倍氏の意思を継ぐという程度の話であって、早々大それた政策ではない。ただ、それを口にできない政治家ばっかりだというのが問題なのだが。ともあれ、多少まっとうな方向性を示しているのは事実で、それを評価されているフシはある。

高市氏はマスコミに嫌われる政策を推進してきただけあって、マスコミには好意的には扱われてはいない。しかし、日本初の女性総理誕生となれば、その「目新しさ」を喜ぶ人も少なくないだろう。

岸田氏の思惑としては、それに対抗できる「策」が若返りなのである。下らない。必要な縛りかもしれないけれど。

菅義偉陣営の決断

とまあ、そんな戦略を立てられて、その上で二階氏を養護できるほど、菅義偉氏も肝は座っていない。

そもそも、二階氏をいつまでも等の要職につけておくことは、実際のところ害悪のほうが多いのである。「媚中派」と言われるほどに支那の意図を汲んだ方針を取り続ける二階氏を放置することは、保守相からの理解が得られない。影響力が強い人物とはいえ、幹事長の座にいつまでも座られては進めたい政策が進められない弊害がある。

正直、安倍政権でも発足当時はマシだったが、後年、二階氏が幹事長でいることで随分と国益を損ねてきた。菅義偉氏もそれがわかっていて、しかし総理の座につけたのは二階氏のちからが大きかっただけに首が切れずにいた。

しかし、いい加減長いことと、支持率低下に歯止めがかからない状況をなんとか打破したいという思いがあるのだろう。

シナリオ崩れ続けた首相 二階切りと岸田つぶしの成算は

2021年8月31日 15時55分

菅義偉首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選をめぐり、党内の駆け引きが緊迫度を増している。自らの再選に向けて執念を燃やす首相は、次から次へとカードを切るが、思惑通りに進むかはまったく見通せない状況だ。

党内に大きな波紋を呼んだのが、30日午後の首相と二階俊博幹事長の会談だった。首相官邸で二階氏と向き合った首相は、幹事長の交代を切り出し、それを二階氏が容認したことが永田町に伝わった。

首相はなぜ突然、「二階切り」にかじを切ったのか。その背景には、首相が描いてきた総裁選の再選シナリオの崩壊がある。

「朝日新聞」より

今回の菅義偉氏の決定は、二階氏にとっては不服であろうと思う。しかし、二階氏は今の職を降りることを了承した。

二階氏としても、菅義偉氏と組み続けることにメリットはないと判断したのだろう。何故なら、現状で菅義偉氏を看板に選挙を戦うことが、極めて困難な情勢だったからである。

菅義偉氏と二階氏が、お互いに手を組み続けることにメリットを見いだせなくなっているのである。

つまり今回の話は、自民党の内部抗争的な話なのである。「仁義なき戦い」が今まさに自民党内でも始まったと言っていいだろう。個人的にはさっぱり興味の持てない話。

ただ、自民党の実力が日本政府の政策にも大きく影響するだけに、気にしておく必要があるんだろうね。

菅義偉氏続投が望ましいとは思うが、フルスペックでの自民党総裁選挙に向けて、自民党の中で大きな動きが出ていくだろうと思われる。しかし、その時に重要政策が疎かになってもらっても困る。菅義偉氏には、さっさと党内をまとめて選挙に臨んでほしい。そして、「長期政権」とならずとも、あと1年位は続けて欲しいところ。官房長官と幹事長は刷新する必要があるだろうね。

コメント

  1. 木霊さん、おはようございます。

    内閣改造も取りざたされていますが、党人事に手を突っ込まざらなくなった菅首相も苦しい立場でしょうね。
    岸田氏の投下した爆弾がキッカケというのも皮肉な感じがします。

    日本にとって厄災といえる超親中派の二階氏は、故田中角栄氏~小沢氏を継承してきた訳で、まさにキングメーカーとして実力を維持してきました。
    派閥としては小さいながら創始者村上氏(参院のドン)~江藤~亀井を経て、混乱の平沼~伊吹と延命し続け「志帥会」のトップに躍り出た経緯に興味がありますね。

    総選挙で惨敗必至とメディアが煽る今の自民党大パニックでは、今後どんな動きがあるかにも注視しなきゃなりません。

    とりあえず、日本にとって癌ちゅうの癌を一番の要職から除去したのはいいのですが、人事権・選挙公認権は当分したたかに維持するでしょうし、公明党と結託してより親中・親韓で暗躍するはずなんで、絶対に油断できないと考えています。

    派閥内でも院政を敷きそうな爺さんですが、二階派の表面上の後継者は福岡で麻生氏に真っ向から立ち向かう武田良太氏あたりでしょうかねェ~。
    政務官まで含めるとけっこう若い人材を内閣にチャッカリと送り込んでいるんで、二階派の影響力は今後も強いと予想しています。(つまり無視できない)

    自民党は早くカルト宗教バックの公明党と手を切らないとダメなの事だけは間違いないと思います。

    • 自民党の内部で浮き足立っているのは事実でしょう。
      菅義偉氏の政治家としての力量はともかく、トップに立つ人材としてはどうしても心細い。何より、国民へのアピール力がないのです。
      政治の連続性という意味では菅義偉政権の継続は望ましいのですが、しかし有事において菅義偉という人物では日本を支えられない気がします。

      組閣をして空気を一新出来れば良いのですが、それもちょっと危ういですね。