ついに手を出した!応募工訴訟で三菱重工の現地資産差押え

OINK

とうとうトリガーを引いたね。

強制徴用被害補償のため…三菱の韓国内現金資産、初の差し押さえ

2021.08.19 07:02

日帝強占期の強制徴用被害者が日本企業から実質的な賠償を受けるためにさらに一歩近づいた。韓国裁判所が強制徴用訴訟で敗訴した三菱重工業が韓国企業から受け取る商品代金約8億ウォン(7500万円)余りを差し押さえる決定を下したためだ。被害者が三菱重工業取引代金を韓国企業から直接受け取ることができるようにする裁判所の取立命令も下された。このような具体的な措置が下されたのは今回が初めてだ。

「中央日報」より

極めて深刻な事態を招くだろう。というか、日本は舐められているのだから即時対応をすべきである。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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徹頭徹尾意味不明

資産差押え

先ずはこの話の構造について改めて解説する必要があるだろう。

こちらで丁寧に説明しているので、参照願いたい。

が、大雑把に説明すると、「傷ついたニダ!賠償シル!」というだけのことである。え?大雑把すぎる?いやしかし、韓国地裁は(裁定裁判所の判決も含めて)、慰謝料の請求を認めたのだ。

そうそう、リンク先に示すような凄いロジックで時効や除斥の適用除外を訴えている人もいるが、この方、民法の専門家で、得意分野は時効論であるようだ。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsl1951/2000/53/2000_53_165/_pdf

いやはや。この人のロジックを認めてしまうと、1,000年前の事件に基づいてでも損害賠償が可能になってしまう。何処かで線引きが必要であることは、誰もが認める話である話なのだけれども、戦後賠償に限っては時効も除斥も無くせと。

……元寇の被害を賠償しろと訴えるぞ!コラ(怒)

まあいいや、ともかく韓国司法はその議論を避けて、慰謝料の請求を認めちゃった。その慰謝料請求は、早々簡単に認めて良い性格の賠償方法ではない。精神的苦痛に対する賠償手段ではあるのだけれども、因果関係をハッキリ出来なければ乱発される恐れがある。ところが、この慰謝料認定において、戦時中の被害者が受けたであろう事実を一切精査していないんだよねぇ。因果関係の有無を問題とせず、「日本は絶対悪だ」のロジックで判決文を書いちゃった。

いやはや。

商品代金の差押えを認める判決

さて、そこで今回は何が行われたかというとこちら。

韓国裁判所が強制徴用訴訟で敗訴した三菱重工業が韓国企業から受け取る商品代金約8億ウォン(7500万円)余りを差し押さえる決定を下したためだ。被害者が三菱重工業取引代金を韓国企業から直接受け取ることができるようにする裁判所の取立命令も下された。このような具体的な措置が下されたのは今回が初めてだ。

~~略~~

今回の裁判所の差押および取立決定で実際の賠償が目前まで来たという評価も出ている。18日、強制徴用被害者側代理人によると、水原(スウォン)地裁安養(アニャン)支部は今月12日、三菱重工業が韓国企業であるLSエムトロンに対して保有している商品代金の債権に対して債権差押および取立命令決定を下した。

「中央日報”強制徴用被害補償のため…三菱の韓国内現金資産、初の差し押さえ”」より

三菱重工は韓国企業と商売を続けているのだが、三菱重工がLSエムトロンに販売した商品代金の債権について差押え及び取り立て命令決定を下したそうである。

今回差し押さえられた商品代金はLSエムトロンがトラクターエンジンなど部品を購入した後、三菱重工業側に支払う代金だ。債権差押および取立命令事件を代理しているイム・ジェソン弁護士(法務法人ヘマル)によると、差押決定を受けた債権額は請求金額総額基準8億5319万ウォンとなっている。この金額は2018年大法院の確定判決を受けた被害者4人の損害賠償金とそれに対する遅延損害金、執行費用などを合わせた金額だ。

「中央日報”強制徴用被害補償のため…三菱の韓国内現金資産、初の差し押さえ”」より

すげー話だが、こんな事をやったら外資が更に逃げていくんだが大丈夫か?

別会社の債券を差し押さえる!

更にこの話が凄いのは、LSエムトロンという韓国企業が取引したのは、三菱重工業エンジンシステムという日本企業なのである。

三菱重工業エンジンシステム株式会社は、三菱重工株式会社のグループ会社ではあるが、決算は別。2006年7月1日に設立された別会社なのである。

これに対してLSグループ関係者は「系列会社であるLSエムトロンが裁判所から通知を受けたのは間違いない」とし「ただしLSエムトロンが取り引きしている会社は三菱重工業ではなく三菱重工業エンジンシステムという会社」と話した。この関係者は「三菱重工業と三菱重工業エンジンシステムが同一会社なのか事実関係を確認した後に裁判所通知に対してどのように従うのか決めることができる」と付け加えた。

「中央日報”強制徴用被害補償のため…三菱の韓国内現金資産、初の差し押さえ”」より

流石に決算が別の会社(三菱重工グループとして連結決算は行っているが、基本的には別会社)なので、そうすると「同一会社なのか事実関係を確認」とあるけれども、流石に無理があるだろうというのが僕の見立てである。

が、韓国司法であればそれが成立してしまうんだよね、流石OINKだ。

今後どうなる?

先ずは、韓国側の動きなのだけれど、これに関しては朝日新聞の記事にちょっとヒントが書かれていた。

元徴用工訴訟、三菱重工の債権差し押さえ命令 韓国地裁

2021年8月19日 0時09分

韓国大法院(最高裁)が三菱重工業に元徴用工らへの賠償を命じた判決をめぐり、水原地裁安養支部は18日までに同社が韓国企業「LSエムトロン」に対して持つ物品代金の債権約8億5千万ウォン(約7900万円)の差し押さえと取り立ての命令を出した。元徴用工訴訟で第三者企業への債権の差し押さえが認められるのは初めてとみられる。

「朝日新聞」より

この記事によると、三菱重工には即時抗告の道が残されているとある。しかし、差押えが認められたのは三菱重工業エンジンシステム社の債権である。果たして三菱重工がここに口出しすることが可能なのか?という疑問は残る。

裁判所は原告側から今月初めに申請を受け、12日に命令を決定。18日にLS社に伝達して効力が発生した。LS社は三菱重工業に代金を払えなくなる。

「朝日新聞」より

朝日新聞の記事にはこの様に書かれているのだが、困った事にLSエムトロン社は、三菱重工業エンジンシステム社からの支払い請求を受けることになり、債務不履行となってしまうのでは?という風に思われる。

そうすると、三菱重工業エンジンシステム社とLSエムトロン社との間での訴訟が発生することになりかねない。三菱重工業株式会社とその完全子会社である三菱重工業エンジンシステム社の同一性についての確認をこれから行う話になるはずだが、なかなかこれを同一と認めるのはハードルが高かろうと思う。

そこに日本政府の干渉があって然るべきなのだけれど、菅義偉政権は比較的韓国に対して厳しい姿勢を貫いているので、やっぱり国家間の問題に発展するだろうと思われる。多分、今日明日で官房長官か、或いは総理自らの口からこの問題について介入する旨の発表があるだろう。

即時制裁という流れにはならないようだ

ただ、この冒頭のニュースは若干盛っている部分があるようで。

韓国地裁、元徴用工訴訟で三菱重工の債権差し押さえ命令…強制執行可能な代金8050万円対象

2021/08/19 00:14

三菱重工業に対する賠償命令が確定した韓国人元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)訴訟に関連し、韓国の水原地裁安養支部は、韓国企業との取引で発生した三菱重工の物品代金債権に対する差し押さえと取り立て命令を決定した。原告代理人が18日、明らかにした。

~~略~~

ただ、三菱重工側は、命令に関する書類の受け取りを拒否し、裁判所が一定期間ホームページに掲示することで当事者に届いたとみなす「公示送達」の手続きを踏む可能性が高い。公示送達の後、三菱重工側が決定を不服として即時抗告することで手続きを遅らせることも可能だ。

「讀賣新聞」より

即時、三菱重工の資産を差し押さえ可能な印象のある冒頭の記事なのだけれども、そうではなさそうだという解説を讀賣新聞はしている。

そして、ここ。

代理人は「三菱重工が(賠償命令)判決の履行を拒否した場合、直接LSエムトロンから債権を取り立てる」としている。

「讀賣新聞”韓国地裁、元徴用工訴訟で三菱重工の債権差し押さえ命令…強制執行可能な代金8050万円対象”」より

韓国の原告代理人は、「判決の履行を拒否した場合」と条件付けをしている。つまり、原告代理人も、すぐには取り立てないという姿勢なのだ。

えー、まだ、ダチョウ倶楽部方式やるの?

追記

何か凄いニュースが。

三菱重工資産の差し押さえ命令 韓国大統領府「日本と協議中」

2021.08.19 17:37

韓国の水原地裁安養支部が大法院(最高裁)の強制徴用賠償判決を巡り、三菱重工業の資産差し押さえ命令を出したことに日本政府が反発している問題について、韓国青瓦台(大統領府)の関係者は19日、「政府は被害者の権利実現および韓日関係などを考慮し、多様な合理的解決策を見つけるために各界各層の多様な意見を取りまとめ、日本側と緊密に協議している」と説明した。

「聯合ニュース」より

日本側と協議するだぁ?

いや、韓国国内の問題だろう。国内で解決しろよ。

こんな事を書くと、「歴史問題を解決する気が無いのか!反省しろ!謝罪しろ!賠償しろ」という方が一杯沸いて出てくるが(このブログでは滅多に見ませんが)、ここではそういう意味ではない。

実は今回の韓国裁判所の決定について、日本側ができる事は殆ど無いのである。何しろ、差押えされるお金は韓国企業のお金であり、日本企業が代金を受け取る前に差し押さえられてしまう。日本側に何か出来る事は無い。残念ながら。

原告代理人は「支払いをすれば差押えをしない」と言っているが、これもおかしいんだよね。韓国企業も代理人も何か出来るわけでは無いのだ。差押えは裁判所の執行官が行う。そうなると、原告が「差押えする、しない」を判断出来るわけでは無い。

韓国司法次第ということになるんだけど、さーてどうなるんだろうね。

追記

ちょっと斜め上の話が飛び出してきたぞ、流石韓国。

その三菱ではない?… LSエムトロン公示ハプニング

記事入力2021.08.22 午後5:08

裁判所が三菱重工業との取引したLSエムトロンの物品代金債権について、過去18日差し押さえの決定を下したが、これは間違って記載された公示から始まったことが分かった。

22日LSグループによると、LSは非上場会社であるLSエムトロンのトラクター原材料の主要な調達先を再度記載して今週初め訂正公示する予定だ。2018年度LSエムトロン事業報告書と2020年度LSグループの事業報告書には、LSエムトロンのトラクター原材料調達先として三菱重工業が明示された。

裁判所決定文を受けた後、LSエムトロンは、取引三菱重工業ではなく、三菱重工業エンジンシステムとの契約と釈明した。公示を誤ったのである。三菱重工業エンジンシステムは、三菱重工業の孫会社である。ガスタービン、原子力エネルギーなどの大規模な発電・エンジン事業をする三菱重工業は農業機械、エンジンを扱っていない。同社の関係者は、「通常の会社名が長い省略して開示することが慣行だった」とし「公示により誤解がもたらされたことによる責任を認めて、遅かれ早かれ訂正公示を上げたい」と語った。

「NAVER」より

なるほどねぇ。

LSエムトロンという会社は非上場の会社で、LSグループが株式に上場していたと。ところがLSグループの事業報告書に誤った記載(会社名が長いために省略したとされている)があり、裁判所はこれを見て判断したと。

多分、原告側が間違った情報を上げた結果なんだろうけれど、それにしたって裁判所は確認くらいしなかったのだろうか?三菱重工がトラクターのエンジンを作っていないことくらいは……。

いやまあ、しかしそうなるとこの判決は何処に行っちゃうのだろうか?つくづく謎の多い国だな。

コメント

  1. 押すなよ。絶対に押すなよ。と、踏みとどまっているようで実は既に熱湯風呂に落ちちゃってる印象が。
    こういうのは菅首相や加藤官房長官より、麻生財務相向きでしょうかねぇ…

    • そうですね、麻生氏であれば見事に……。
      いやいや、麻生氏が出てくると止めをさしちゃう気がしますから、そっとしておくのが良いように思います。
      騒いだところで、最後の一線を超えるのはまだ先のようですから。

  2. 木霊様、皆さま、今晩は

    三菱重工業と三菱重工業エンジンシステムは別会社

    ・裁判所が「100%子会社だから同じ会社」だと見做した。(無茶な)
    ・裁判所が別会社だとは気づかなかった(お粗末)
    ・話をややこしくして時間かせぎ

    どれかなぁ。他にもあるかなぁ。
    実際に差し押さえるとマズいけど、国内的には「やってます」感を出す必要がある。なので時間稼ぎのような気がします。

    ・LSエムトロン:取引先は「三菱重工」ではないと提訴
    ・三菱重工業エンジンシステム:別会社である。差し押さえは不当と提訴。
    差し押さえたら、
    ・三菱重工業エンジンシステム:LSエムトロンを債務不履行で提訴
    ・LSエムトロン:差し押さえは不当であると提訴

    時間稼ぎにはいいかもしれない。

    • 追記をしましたが、どうやら2番のようですよ?
      しかし、それにしたって、株式関連の書類が間違っていたからと言って、裁判所が裏を取らないなんてことがあるとは。

      今後の展開は、とりあえずはLSグループが資料を訂正するところから始まって、裁判所の決定は……ありゃどうするんでしょうかね。
      原告が出した資料も間違っていたことでしょうが、結審してしまった以上はやり直しも難しい気がします。
      そうなると、LSエムトロンからの提訴待ちということになるのでしょうかね。
      しかし、資料が間違っていたのに、強制執行ができるのかというと、それはおそらく無理でしょう。だとすると、これ、ウヤムヤのままに終わるんじゃないのかな?

  3. こんにちは
     大韓民国というか朝鮮人は、こういうイカサマをよくやりますね。
    >>日本側に何か出来る事は無い。
     まさに、その通り。大韓民国地裁は強制執行も何もしていない、判決文を読んだだけ
    『大韓民国会社のお金を差し押さえするぞ~するんだぞ~』と。
     三菱重工業は全て終わったことと無視。
     三菱重工業の孫会社は
    『我が社には関係ない
    『代金払え』と言うだけ。

     孫会社への債務を差し押さえできるかどうか議論するのは、大韓民国の論点ずらし罠にはまり、いつの間にか朝鮮人徴用工損害賠償を正当化することになる。
     日本人は、この話に乗らず
    『朝鮮人労働者が、日本に押し寄せて大金を稼いだんだってね』
    とでも言うくらいですね。

    • いやー、なんだかよくわからない展開になってきましたよ。
      まさか判決が間違っていたことが公になってしまって、もはや撤回が出来ないとなると……。
      強制執行不能ということで、原告側に提訴してもらおうにも、原告側はメリットがないのでやらないでしょう。被告側の抗告もないとすると、この判決はどうやって扱うんでしょうかね。