日本最悪の医療クラスター発生させた、うるま市の医療機関

沖縄

コメント頂いて、すっかりその存在を忘れていた事に気がついた。そう、うるま市の医療クラスターの話である。

死者数60人超え 国内最多規模に うるま市の医療機関クラスター 

2021年8月16日 18:41

新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生している沖縄県うるま市の民間医療機関で、亡くなった入院患者が60人を超えたことが16日、関係者への取材で分かった。クラスターによる死者数としては、国内最多規模となる。

「琉球新報」より

人の命を救うことが医者、医療従事者の使命であるハズなのだが、よく分からない信念(若しくは宗教的な何か)によって人の命を奪う結果となってしまったのではないか?混乱の続いている沖縄だが、一度、徹底的に態勢の見直しをすべきではないか。

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医療クラスター再び

武漢ウイルス感染症クラスター in うるま市

このニュースはこちらの記事の関連ニュースである。

沖縄における感染拡大が深刻化していた7月、沖縄県うるま市にある県立中部病院にて医療クラスターが発生したことが公表された。しかし、クラスター発生は今年の5月~6月にかけての出来事であり、その事実は隠蔽されていた。

そしてこの時問題にしたのは、武漢ウイルスに感染した看護師15人のうち12人がワクチン接種を拒んでいた事実である。

今も、この時も、僕はワクチンが万能なのだとは思っていないし、事実、ワクチンを接種したからと言って感染しなくなるという事実は無い。ワクチン接種で感染リスクを低減できることと、重症化リスクを下げられることは分かっているが、それだけである。

西村大臣「ワクチン接種進めることが大事」 沖縄の状況「非常に危機感」

2021年7月2日 16:04

西村康稔経済再生担当相は2日の閣議後会見で、沖縄県うるま市の県立中部病院で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)について、ワクチンを接種しなかった12人の看護師が感染した点に触れ、「接種を進めていただくことが大事だ」と述べた。沖縄での感染状況については「非常に危機感を持って見ている」として引き続き注視する考えを示した。

「琉球新報」より

経済再生担当相の西村氏も、「ワクチン接種を急げ」とクギを指しているが、この時の被害は以下の通りであった。

中部病院は1日、会見を開き、これまでに入院患者36人と職員15人の合わせて51人が感染し、このうち入院患者17人が亡くなったことを説明しました。

「NHKニュース”県立中部病院「患者がマスクなしで歩き回りクラスター発生か」”」より

51人の感染者(陽性判定者)が出ているとの報告であった。

更に感染は拡大

僕は冒頭のニュースを読んだ時に、「未だ終わっていなかったのか!」と思ったのだが、どうやら県立中部病院の件と冒頭のニュースは別件であったらしい。だけど、同じうるま市内で何故、医療クラスターが再び発生してしまったのか。

冒頭の記事では民間病院とあるので、そこで気が付くべきだったのだけれども。

この医療機関は8月11日時点で、ホームページ上で累計感染患者数が196人(うち職員23人)、死者数42人と公表している。現場で対応に当たる医療関係者によると、11日以降も亡くなる患者が相次いでいるという。現場には沖縄本島中部の他の医療機関から応援医師らが派遣されているが、人手不足の状況が続き、今なお対応に追われている。

「琉球新報”死者数60人超え 国内最多規模に うるま市の医療機関クラスター”」より

なんと、8月11日の時点で累計観戦者数は196人で、うち23人が職員なのだとか。そして、その原因として現場の医師がこんな証言をしている。

医療機関には4病棟あり、うち3病棟で感染が広がった。応援に入った医師の1人は、感染拡大の要因について「個室がなく、感染患者を完全に隔離する方法がない。医療廃棄物や汚染物、患者の食事の配膳車、遺体の搬送などは院内に1基しかないエレベーターを使用するしかなく、対策に限界を感じる」と指摘した。

「琉球新報”死者数60人超え 国内最多規模に うるま市の医療機関クラスター”」より

尤も、沖縄県内での感染者数(陽性判定者数に含まれる、通院を必要とする患者数)が増えているので、一概にこの病院だけが問題だというわけではないのだろう。

沖縄県での惨状

軽く、沖縄県の状況も確認しておこう。

沖縄のコロナ新規感染761人で最多、療養者も6020人(8月19日朝)

2021年8月19日 05:10

沖縄県は18日、10歳未満から90代の計761人が新たに新型コロナウイルスに感染し、過去最多を更新したと発表した。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は全国1位の310・32人で、初めて300人を超えた。18日正午現在の療養者数も6020人で過去最多となり、医療提供体制はさらに逼迫(ひっぱく)している。県の糸数公医療技監は「なかなかピークが見えない状況が続いている」と警戒感を示した。

「琉球新報」より

陽性判定者数だけで現状を捉えることが出来るとは思えないが、傾向は分かる。

……ちょっとグラフがおかしい気がする。横軸はこれで大丈夫なのか??

見易さを優先したのかもしれないが、意図的に一部を拡大するのは良くないと思うぞ。さておき、緊急事態宣言を解除できていない沖縄。

沖縄県に「緊急事態宣言」 5月23日から6月20日まで政府が決定

2021年5月21日

新型コロナウイルス対策で、政府は、緊急事態宣言の対象地域に沖縄県を追加することを決定しました。これにより、宣言の対象地域は10都道府県に拡大されることになります。

「NHKニュース」より

延長が繰り返されて9月12日まで緊急事態宣言期間が続くことになっている。7月末で一旦解除される流れになっていただけに惜しまれるな。現在は歯止めがかかる様子がないが。

1月にもクラスター

とまあ、沖縄県内で感染者数(陽性判定者数)拡大に歯止めがかからない状況で、冒頭の病院の問題だけと断罪するのは適切では無いと思っていたのだけれど、どうやらそう簡単ははなしでもないようだ。

この病院、医療クラスターを今年1月にも発生させていたようだ。

2回目のクラスターで199人 1回目は1月に76人が感染 沖縄の精神科病院

2021年8月18日 06:50

沖縄県の糸数公医療技監は17日、新型コロナウイルスの大規模クラスター(感染者集団)が発生した同県うるま市内の精神科病院のクラスター発生が2回目だったと明らかにした。最初は今年1月で、入院患者と職員の計76人が感染した。今回の計199人を含めると県内で1、2番目の規模のクラスターが起きており、県や院側で適切な再発防止策が講じられなかった可能性もある。

「沖縄タイムス」より

うるま市の精神科病院(冒頭の民間病院も同じ)と書かれているが、これはうるま記念病院のことである。

沖縄、病院クラスターで64人死亡 要介護の高齢者ら

2021/8/17 17:49

沖縄県は17日、同県うるま市のうるま記念病院で発生した新型コロナウイルスの大規模クラスター(感染者集団)で入院患者と職員計199人が感染し、うち患者64人が死亡したと明らかにした。患者の多くは介護が必要な高齢者だという。

「産経新聞」より

冒頭の記事では196人の感染者とあるが、こちらの記事では199人感染とある。感染は拡大中なのだ。それも日本最悪の規模で。

ワクチン接種されずに死亡

そして……、この病院でもワクチン接種は徹底されていなかったようなのである。

2度目のクラスターで死去 「なぜ防げなかったのか」と遺族 病院に同意書を出したが未接種

2021年8月18日 06:50

沖縄県うるま市内の精神科病院で発生した新型コロナウイルスの集団感染で7月に亡くなった入院患者の50代の長女が17日、沖縄タイムスの取材に心境を語った。感染拡大を防ぐ方法はなかったのか、どうしてワクチンが接種できていなかったのか-。献身的に看病してくれた医療関係者に感謝しつつも、胸にはいくつもの「なぜ」が思い浮かぶ。

~~略~~

母が息を引き取ったのは、それから数日後だ。「まさか、こんなに早く…」。信じられない思いで、家族からの一報を受け取った。

ワクチン接種の同意書は、数カ月前に出していると家族から聞いていた。ところが病院側の説明では、未接種のまま。「なぜできなかったんですか」。同席したきょうだいの語気が強くなるのを、隣で聞いた。

「沖縄タイムス」より

沖縄県で混乱が起きていることは分かる。

だが、ワクチン接種が必要な患者も、このぶんだと医療従事者も接種しているかどうかは怪しいと思う。何故繰り返してしまうのか?

民間病院に任せて良いのか

報道の裏に隠された問題

さて、ここまで言及してきて、県立中部病院やうるま記念病院が問題で、他は問題ないのだというようなトーンで捉えられると、それはまた違うのである。

このブログでは、2類相当を5類相当に変更すべきだという指摘をさせて頂いているのだが、しかし、コンプライアンス的な問題を含めた受け入れ態勢のことをしっかり考えないと、実は大きな混乱を招く手法である事も事実だろう。

少なくとも、うるま記念病院のような事態を招く可能性は十分にある。それは医療の態勢の問題であって、いきなり5類相当に変更したら全てが解決する話ではないことも示唆している。

いつまで議論をすれば結論が出るのか

こうした話は政府も理解していて、ある程度は議論が為されている。

民間医療機関における新型コロナ患者の受け入れ病床の拡大に向け議論を開始

令和3年(2021年)2月5日(金)

新型コロナウイルス感染症患者の急増に伴って入院患者が受け入れられないケースが生じる状況の中、日本医師会は急きょ四病院団体協議会並びに全国自治体病院協議会との合同で「新型コロナウイルス感染症患者受入病床確保対策会議」を立ち上げ、1月20日、テレビ会議システムを用いて初会合を開催した。

冒頭あいさつした中川俊男会長は本対策会議について、医療界が一丸となり、この有事を究極の臨戦態勢で対応していく決意の下で開催したものであると説明。「構成団体の先生方と共に、強い危機感と緊張感を共有しながら、新型コロナ患者を受け入れる病床確保に向けた具体的方策について協議していきたい」と述べた。

「日医Online」より

議論は今年の2月にも開始されている。

そして、そのための予算もある。

https://www.mhlw.go.jp/content/000726525.pdf

にもかかわらず、そこが機能不全を起こしており、未だに病床数は殆ど増えていないのが実情である。既存の病院に任せるのではなくて、仮説病院でも作って病床数を確保する方向で調整をするシーンに来ているのだが、その辺りもまだ「検討中」なのかもしれない。

つまり、冒頭に紹介したニュースは決して沖縄県だけの問題ではないのである。

コメント

  1. 木霊さん、おはようございます。

    ここに至ってほとんど正確なデーターを含む情報が出てきていない事に、不気味な印象を持ってしまいますよね。

    1ヵ月で200人感染し60人以上が死亡した事実は衝撃的なはず。
    全国の感染者の死亡率は1.3%以下なのに、クラスターとはいえこの病院の30%以上は余りにも突出し過ぎです。

    主要メディアが報じないのは何故?

    • 原因不明は困りますよねぇ。
      院内クラスター、医療クラスターはチョイチョイ出てきているようですが、医療のプロがこれというのは、現場が混乱しているからなのか、そもそもプロに徹していないからなのか。
      その辺りも早急に調べて欲しいところです。