台湾への警告、支那が「独立はすなわち『戦争』」だと脅す

台湾

もはやヤクザだな。

台湾に最高水準の警告した中国「台湾は中国の一部…独立はすなわち『戦争』」

2021.06.25 10:27

中国国防部が台湾に向かって「独立は行き詰まりであり、戦争を意味する」と警告した。

中国国防部の任国強報道官は24日(現地時間)、定例記者会見で最近、米国と台湾の関係強化に関連して「中国の完全な統一は歴史的必然」と述べた。

「中央日報」より

凄い言い様だけれど、ここまで堂々と脅すとは支那に余裕がないのか、或いは別の理由があるのか。

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この記事は「惣郷木霊の四方山話」でお送りしております。

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台湾有事は軍事衝突の形を取らない

スパイ戦争の激化を匂わせる

この報道の直前にこんな話が報道されていた。

中国高官がアメリカに亡命の噂、ウイルス起源の証拠が手土産?

2021年6月23日(水)16時59分

<中国国家安全部の副部長の亡命が本当なら、アメリカに亡命した最高位の中国人になる。それも新型コロナウイルスが人為的に作られた証拠を携えているという>

中国共産党の最高幹部の一人がアメリカに亡命したという未確認情報が立て続けに報じられ、関心を集めている。しかもこの人物は、いわゆる新型コロナウイルス人工説を裏付ける、中国にとって不利な機密情報を持ち出したというのだ。

「Newsweek」より

アメリカの諜報機関といえばCIAが世界的に有名だが、このニュースに登場するのはアメリカ国防情報局(Defense Intelligence Agency : DIA)である。

董がDIAを頼ったのは、DIAがあまりにも秘密に包まれた存在で、FBIの長官もCIAも何も知らないほどだからだ、とレッドスターは匿名の情報源を引用して報じた。

「Newsweek」より

DIAの存在は、僕も初耳であったが、FBIもCIAも把握していないと言うから苦笑いである。いや、流石にCIAが知らないということはないだろう。

DIAの設立にはロバート・ストレンジ・マクナマラが絡んでいて、彼はケネディ政権で国防長官を務めていた。そして長官主任翌年となる1961年に、軍事情報を専門に収集、調整する機関としてDIAを設立している。国防長官であったマクナマラはCIAの長官ジョン・マコーンからも情報を得ていたが、CIAはアメリカ軍から独立して存在する組織であり、軍事情報を独自に分析する組織を欲したようである。

と、ちょっと脱線してしまったが、要はDIAは軍事に特化したスパイ組織という認識で良いと思う。

董の名前は6月17日に、レッドスターおよびスパイトークが公表した。同時に、董が2月に香港を経由して娘と一緒にアメリカに渡ったという経緯も伝えられた。

新型コロナウイルスの発生源に関する証拠の提供に加えて、董は中国に情報を渡している米政府当局者のリストと、アメリカで活動する中国のスパイの名前を米情報機関に教えたという。

「Newsweek」より

そうした組織の暗躍によって、中国国家安全部副部長の要職にある董経緯氏がアメリカに亡命し、重要情報をもたらしたという衝撃ニュースが明らかになった。

新型コロナウイルスの発生源に関する証拠の提供に加えて、董は中国に情報を渡している米政府当局者のリストと、アメリカで活動する中国のスパイの名前を米情報機関に教えたという。

「Newsweek」より

事実かどうかは明らかではないが、アメリカと支那との間でスパイ戦争が活発化していることはもはや公然の秘密である。アメリカ大統領選挙にまで支那の影響力が介入してくる時代であるから、こうしたスパイ活動の話は荒唐無稽な陰謀論ではない。

否定する支那

さて、情報の精度に関して、なかなか面白い話がある。

6月17日に董の名前が発表され、アメリカ内外の中国語ニュースサイトに噂が出回り始めて24時間も経たないうちに、中国の国家安全部は董がごく最近、スパイ摘発のためのセミナーに出席していたと主張し、亡命説を暗に否定した。

セミナーは6月18日に開催され、董は外国への浸透戦術とスパイ活動について情報当局者らの注意を喚起し、特に「反中」活動を行うために「外国の情報機関と共謀している」当局の「内通者」がいると警告したという。

「Newsweek」より

董氏の身柄について、アメリカ側は「アメリカに亡命した」と言い、支那側は「支那にいる」と言っている。そりゃあ、支那スパイの親玉がアメリカに亡命したとなれば、支那にとっては面目丸つぶれである。

何しろ董氏は、支那の国家安全部副部長という要職にある人物であり、コレが本当だとすれば習近平体制は相当に危うい状態にあることを意味している。

支那としては意地でも否定したいはずだ。

そして、万が一、董氏がアメリカに亡命して支那の内情をペラペラと喋ってしまっていたとすれば、武漢ウイルスの話の明確な「裏付け」がアメリカ政府の手に渡ってしまったことを意味する。

外交的意味合い

昨日の記事でこんなことを書いたが……。

追記のところに「ここに来て一気に話が進んだ背景に何があるのかは、非常に気になる」と言及した。が、Newsweekの記事はその答えのうちの1つの様に思う。

そして、支那の否定と冒頭の記事で紹介した台湾への脅し。どうにも点が線として繋がってきているような気がするのだ。

任報道官は「台湾は中国の不可分の一部で、台湾問題は完全に中国内政」とし「米国と台湾の間にいかなる形式の公式往来と軍事連携に対しても中国は断固と反対する」と明らかにした。また「米国が台湾を利用して中国を制圧しようとしたり、台湾が米国に頼って自身の地位を強化したりして武力で統一に抵抗しようとすることに決然と反対する」と話した。

彼は米国に向かって「中国の発展はいかなる勢力も防止できない。いかなる形式の米国・台湾間軍事連携も中止しなければならない」と要求した。また、台湾政府与党である民主進歩党(民進党)にも「台湾の未来は国家統一にかかっている」とし「米国に頼って独立を試みようとするいかなる分裂行為も必ず失敗するだろう」と警告した。

「中央日報”台湾に最高水準の警告した中国「台湾は中国の一部…独立はすなわち『戦争』」”」より

支那は、「台湾と支那は不可分」だと主張し「台湾問題は完全に支那内政」と豪語した。

が、当の台湾は、支那製のワクチンを拒否して、日本やアメリカからワクチンを受け取った挙げ句、アメリカとの軍事的協力体制を早急に構築しつつある。

支那の発言はかなり負け犬の遠吠え的な色合いが強い

米台軍事演習

さて、先日、台湾絡みでこんな衝撃のニュースがあった。

台湾軍兵士がフェイスブックで“極秘情報”をポロリ「米軍進駐で忙しく昼休みもない」常駐なら「一線越える」

May. 25, 2021, 10:30 AM

アメリカの陸軍顧問団が台湾軍を訓練指導するため、台湾軍の基地に「一時進駐」したことが明らかになった。

さらにその直後、「台湾有事」に備えて、台湾軍の6基地に米海兵隊の「常駐」を求める軍関係者の論考が、台湾国防部シンクタンクの論文集に掲載された。

海兵隊が実際に常駐すれば、(中国側の忍耐の限度を意味する)「レッドライン」を越えたとして、中国が強硬な対応に出るのは確実だ。

「BUSINESS INSIDER」より

別の記事にも言及したが、台湾の中華民国国軍は外省人の割合がそれなりにあって、その出自が支那にある。それ故、台湾の軍隊の中にも相当数の支那への協力者がいると考えて間違いない。

だから、この手の「駐留情報」は既に支那が掴んでいるハズだ。

ところが唐突にFBにリーク情報が持ち上がって大騒ぎになった。

規律のゆるい軍隊でこの手の事故があることはあると思うが、米軍絡みの重要機密がこんな形で漏れてくるのは少々不自然である。これは故意にアメリカ側が情報出した可能性のほうが高いと僕は踏んでいる。

言ってみれば、これもアメリカと支那との情報線だったのではないか。

台湾で米軍と合同訓練、40年ぶりに実施を認める

2020年11月11日(水)17時10分

米海兵隊が台湾で公式に訓練活動を開始した。台湾海軍が11月9日に明らかにした。台湾軍の戦闘即応性強化を支援する目的の訓練だ。

台湾を訪れている米海兵隊特殊作戦コマンド(マリーン・レイダース)の一団が主導する水陸両用作戦の訓練について、台湾の海軍司令部は「定期的なもの」と表現した。台湾における米軍の活動が公式に明かされたのは、台湾とアメリカの外交関係が公式に断絶した1979年以来初めてのことだ。

「Newsweek」より

そしてこの記事は2020年末のニュースなのだが、米台軍事演習は始まっていると。

米駆逐艦が台湾海峡航行

2021年6月23日 13:00

米海軍第7艦隊(神奈川県横須賀市)は22日、ミサイル駆逐艦「カーティス・ウィルバー」が台湾海峡を現地時間同日に通過したと発表した。

「日本経済新聞」より

加えて、G7の発表とアメリカ第7艦隊のこの動きである。

台湾の外交部長、中国との軍事衝突に「備えが必要」 CNN EXCLUSIVE

2021.06.25 Fri posted at 17:00 JST

台北(CNN) 台湾の呉釗燮(ウーチャオシエ)外交部長(外相)が23日、CNNの単独インタビューに応じ、中国の台湾に対する軍事的な威嚇が増す中で、台湾は生じうる軍事衝突に「備える必要がある」との認識を示した。

「CNN」より

台湾の外交部長の発言もかなり「覚悟が決まっている」印象を受ける。

情報は確認できていないために僕の憶測になるが、秋までに米台軍事演習がやられるのではないか?という気がする。そしてそこに自衛隊が一枚噛む可能性は高そうだ。尤も、東京五輪があるため日本としては軍事演習参加というリスクを犯さないとは思うが、何らかの役割を担う可能性は否定できない。

それでも軍事衝突には至らず

そこまで緊張を高めたとしても、残念なことに今ここで支那が先に手を出すわけには行かないというジレンマがある。北京冬季五輪(2022年)が目前にまで迫っているからだ。

ボイコットカードはアメリカ側が虎視眈々と用意しており、東京五輪後で仮に米台軍事演習が実現したにせよ、流石に支那から手を出すなんてことはない。アメリカの挑発は北京冬季五輪前までに更に過激にやられるだろうと予想している。

ボイコットカードをちらつかせつつ、アメリカの挑発(とはいえ、形としては人権カードを使うのだと思う)を加速させて、上手いこと台湾常駐まで漕ぎ着けたいというのがアメリカの腹なんじゃないかと、僕は踏んでいる。当然、一線は越えてしまうわけだが、今なら支那は何もできないんだな。

どうも、アメリカは支那がお得意のサラミスライス戦略を台湾をだしにしてやっている気がしてならない。どこがレッドラインかを見極めようとしているフシがある。

あー、ここいらで僕からの提案なんだけど、尖閣諸島のアメリカ軍射爆撃場(久場島、大正島)を復活させて、ここで自衛隊との合同軍事演習なんかやってみたらどうだろうか?台湾の立場としては「尖閣諸島はマズイ」という可能性はあるが、射爆撃場はすでにある施設なのでハードルも低い。

一気に話がしやすくなると思うんだけど。え?ダメ?

追記

あまりよろしくないニュースではあるが、こんな話も。

China deploys J-20 stealth fighter jets to units monitoring Taiwan Strait

公開日:2021年6月26日午前8時

China has deployed its most advanced stealth fighter jet to air force units monitoring the Taiwan Strait and the East China Sea, state media said, in a move Chinese observers saw as a warning to South Korea and Japan, the US’ allies in the region.

「South China Morning Post」より

支那は北部戦区の遼寧省鞍山市にある基地にJ-20戦闘機を新たに配備したというニュースである。

どうやら新たに配備されるJ-20戦闘機は支那製エンジンWS-10Cを搭載しているらしく、国産化が進んでいるようだ。

J-20 at Airshow China 2016.jpg

遼寧省に配備するということはJ-20が台湾や日本と戦う際に投入される準備がなされたことを意味する。

支那のステルス技術がどこまで優れているかは知らないが、作戦半径が2000kmを超えると言われるJ-20戦闘機は、ステルス性に乏しくとも十分に日本や台湾の脅威足り得る。そんな戦闘機が支那全土で300機近く配備されるとも言われているので、早急に対応できる体制を構築することが肝要となる。

コメント

  1. 最近の支那の言動は北朝鮮じみて来ましたね、つまり余裕が無い。
    正確に言うなら習近平に余裕が無いのでしょうこのまま行けば悲願である支那皇帝に成れない可能性が高い様に思えるので。

    • 習近平氏の動向については、あまり伝わってこないんですよね。
      どうなっているのやら。
      でも、余裕は無さそうですよね。

  2. 木霊さん、おはようございます。

    経済力(一帯一路政策含む)でアメリカを抜き去りつつあるという自信なのか、軍事力でも南シナ海を既に制覇しあとは東シナ海を制覇すれば、西&南太平洋まで覇権を確立できるという自信が突き動かしているのか判りませんが、習キンペー皇帝(まだ候補)とその一派の暴走が突出してきました。

    香港自治壊滅・ウィグル民族浄化の徹底(チベットもしかり)、さらに内モンゴルも着々と民族浄化が進んでいるのが現実ですが、アメリカがそれを許すかは別でG7・QUADの自由主義諸国が反抗姿勢に転じてきましたね。

    しかし、支那もここまできたらもう引くつもりすらないのでしょう、台湾は一国二制度で暗黙で棚上げとしてきたのに、ここ数年は脅迫・内政崩壊工作・軍事威嚇・ワクチン例など露骨な嫌がらせが日常的になって、侵略の野望を剥き出しにしてきました。

    >凄い言い様だけれど、ここまで堂々と脅すとは支那に余裕がないのか、或いは別の理由があるのか。

    台湾は干渉や軍事威嚇が緩和され穏やかに経済関係を維持しながら、有力な観光インパウンドや半導体貿易等の振興&発展さえあれば、別に事を起こすつもりはなかったと思います。
    しかし、もはやアメリカの軍事援助が急務な程、危機感が高まってきているのは支那=習近平の過激な台湾政策が原因でしょう。

    いったい、習キンペーは支那を一体どこに導くつもりなんでしょうかねェ~?
    本気でアメリカの包囲網と開戦する度胸があるんでしょうか、日本にとっては重大事態となりますからこちらも本気にならないといけませんね。

    • 支那の経済力は、武漢ウイルスからの立ち上がりの早さもあって、そこそこ堅調のようですね。
      ただ、スタートダッシュを切れると思ったら、アメリカを中心にしてダメ出しが色々と。
      支那にとっては、折角仕掛けたパンデミックが無駄になってしまうわけですから、アメリカを敵視するのも仕方が無いかと思いますよ。