なんだかなー。
イスラエルで感染者増加 再拡大懸念 マスク着用義務再び導入も
2021年6月23日 6時00分
新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、感染者が減少していた中東のイスラエルで21日、新規感染者の数がおよそ2か月ぶりに100人を超えました。
イスラエル政府は、インドで確認された変異ウイルスの感染が広がっているとして、感染対策の徹底を呼びかけています。
「NHKニュース」より
イスラエル関連のニュースで、こんなものがあった。
イスラエルといえば、世界に先駆けてワクチン接種を実施したことで有名になり、実際に効果を奏したというところで、話題になった。
イスラエルの「感染者」は増えたのか?
イスラエルの今
さて、騒いでいる方を一人紹介しておこう。
乙武洋匡氏、ワクチン接種進んだイスラエルでの感染再拡大に「日本が参考にすべきことも多くありそう」
6/23(水) 12:19配信
~~略~~
「ワクチン接種が進み、事態が収束しつつあったイスラエルで感染再拡大の動き。・デルタ株の蔓延 ・帰国者から感染 ・ワクチン未接種の子どもたち」とつづると、「日本が参考にすべきことも多くありそう」と結んでいた。
「yahooニュース」より
本人はtweetしただけなので、罪は無いと思うのだが、僕はこの人好きじゃないかならなー。
と、好みはさておき、騒いでるのは乙武氏というよりはメディアである。
マスク外して数日後…「接種率60%」イスラエルでも集団感染
2021.06.22 08:49
50.36%。2月21日にイスラエルが段階的に封鎖解除を始めた当時の新型コロナワクチン1回目接種率だ。現在、イスラエルの1回目接種率は63.5%、2回目接種率は59.5%と世界トップ圏にある。
しかしそのイスラエルでも新型コロナ感染再拡大の警告が出ている。最近、一部の学校で相次いで集団感染が発生したからだ。まだワクチンを接種していない数十人の生徒が感染し、防疫当局が緊張している。
「中央日報」より
引用したのは中央日報で、中央日報は日本とは別の理由で騒いでいると思われる。
外信「ワクチン打つとデルタ株の死亡率6倍に」…英報告書を詳しく分析してみると
2021.06.24 09:47
最近ツイッターなどのSNS上で「ワクチン接種者が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)変異株ウイルスにかかった場合、未接種者より死亡率が6倍高い」という主張が拡散している。主張の裏付けとしているものはある外信の報道だった。カナダの電子メディア「ライフサイト(LIFESITE)」は今月18日(現地時間)、英国イングランド公衆衛生局(PHE)の統計資料の一部を引用して「死亡率6倍」記事を発信した。ライフサイトは現在も自社ホームページで主要記事で紹介している。該当の記事の内容は防疫当局の説明とは正反対だ。当局はこれまで、万一新型コロナにかかってもワクチンによって重症化を食い止められると説明してきた。どちらが事実なのか。
「中央日報」より
韓国政府にとっては「ワクチンを打ちたい!」と思う国民が多いと、ストックが少ない現状が問題視されるので困るのである。
インド株(デルタ株)が危ないと騒ぎたい様だが、騒ぐと都合が悪いというのが韓国メディアのジレンマだな。
一方で日本はというと、政権打倒のためにワクチン接種にブレーキをかけたいという目論見があるのだろう。冒頭のイスラエルのニュースも、嘘は言っていないのだろうが真実でも無いと僕は思っている。
1日100人は多いのか?
さて、先ずはグラフを見ていこう。
いつもの、ジョンホプキンズ大学のサイトからデータを引っ張ってくることにする。イスラエルのデータは「感染者数」がさほど伸びていないこともあって、下の方にある。

目を惹くのが一番下の緑の曲線で、既にデータが頭鬱になりつつある。接種率が6割からあまり増えていないのである。
イスラエルでは16歳以上の人口の8割以上がワクチンを接種し、1日の新規感染者数が平均で10人台にまで減り、今月からは集会の人数制限や屋内でのマスクの着用義務が原則としてなくなりました。
「NHKニュース”イスラエルで感染者増加 再拡大懸念 マスク着用義務再び導入も”」より
グラフで見て分かるように、ワクチン接種が進んだことで陽性判定者である「感染者」も死者も減っているのが分かる。
その結果、1日平均10人という成果が得られたのだ。
再び増え始める
ただ、冒頭のニュースでは、そんなイスラエルで「感染者」が増えてきていると・
しかし、イスラエル政府によりますと新規感染者数はこの数日間で増加傾向に転じ、21日は125人と、4月23日以来、およそ2か月ぶりに100人を超えました。
現地のテレビ局に出演した保健省の幹部は、新たな感染者の7割はインドで確認された変異ウイルスの「デルタ株」によるものだとしたほか、地元メディアは、外国からの帰国者から感染が広がったとみられるケースがあると伝えています。
「NHKニュース”イスラエルで感染者増加 再拡大懸念 マスク着用義務再び導入も”」より
インド株(デルタ株)危ないというわけだ。
しかし、インドネシアが選択したのはこちら。
イスラエル、12─15歳にもコロナワクチン接種を公式推奨
2021年6月22日10:57 午前UPDATED 2日前
イスラエルは21日、感染力がより強いデルタ型新型コロナウイルス変異株の感染が新たに拡大しているとして、12─15歳にもワクチン接種を推奨すると発表した。先月に接種対象を青少年にも拡大したが、これまでは接種の是非を保護者の判断に委ねていた。
「ロイター」より
接種対象の拡大だ。
上の方で紹介した学校での集団感染が相次いで確認されたためで、インド株(デルタ株)は若者の方が感染し易いと言われているので、そこがクラスターになるのであれば、ワクチン接種で対抗しようというわけだ。
日本だと「子供を殺す気か!」と大騒ぎする人がいたようだが、若年に対しての接種も感染を広めないためには必要であるという判断だ。
イスラエル、1日感染者1万人超え
ちなみにグラフを見て頂くと分かるが、イスラエルでも1月頃は感染者数1万人超えの時期があった。死者数は1日100人程。
そこがピークなので、今、1日100人「感染者」がと言われても、「それほどでも無いよね」というのが正直な感想である。
大局的に見ると、イギリス・イスラエル・アメリカは何れもワクチン接種でなんとか感染を押さえ込んでいるのである。
グラフに表れる、イギリス・イスラエル・アメリカ大規模ワクチン接種の効果
2021年6月3日(木)06時35分
イギリスは昨年12月8日、アメリカは12月14日、イスラエルは12月20日。新型コロナウイルスのワクチン接種が開始された日付だ。
世界最速ペースで接種を進めたこれら3カ国では、その後、新規感染者数も死者数も顕著に下がり続けている(下のグラフ参照)。
なぜそれが可能になったか。
「Newsweek」より


この記事は6月1日の日付なので少し古い話なのだが、ワクチン接種に効果があったことはこのグラフからも分かると思う。
そして、日本が「さざ波」であることも、理解できるだろう。アジアではどうだ?という話もあるが、「感染者数」が少なければ効果も現れにくいとは思う。
でも、確実に効果があるのも分かるのだ。
イスラエルと同じ傾向はイギリスにも
先日、イギリスの話もしたが、イギリスでもインド株(デルタ株)が増えてきている。
しかし、思い出して頂きたいのだが、ワクチン接種の効果は感染予防ではなく、重篤化の抑制なのである。ワクチン接種をしたからといって、武漢ウイルスにかからなくなるわけでは無いのだ。
新型ウイルスワクチンの追加免疫接種、秋の開始に向け準備=英保健相
2021年6月22日
イギリスのマット・ハンコック保健相は21日、秋から開始する予定の新型コロナウイルスワクチンのブースター(追加免疫)接種事業について、数週間以内に準備を始めると述べた。
イギリスでは現在、3回目のワクチン接種についてさまざまな組み合わせを研究する「Cov-Boost臨床試験」が行われている。
BBC番組「ブレックファスト」に出演したハンコック保健相は、「どの組み合わせが最も効果的か実験している」と説明。
「BBC」より
イギリスは、3回目の接種について検討を始めている。
現時点で、何ヶ月の間、ワクチンの効果が続くのか?或いは、毎年ワクチン接種が必要なのか?などの疑問点は解決出来ていない。
イングランドではロックダウン緩和が6月21日から7月19日に延期された。政府は、ワクチン接種が緩和への唯一の道だと繰り返し強調しており、延期でさらに多くの人がワクチンを受けられるとしている。
こうした中、21日には一部の規制が緩和された。結婚式の参加者の上限が撤廃されたほか、介護施設の訪問条件にも変更が加えられた。サッカー欧州選手権など大型イベントでの感染対策の試験運用も続いている。
「BBC」より
ワクチン成功国として知られるイギリスですら、未だに一部でロックダウンをしている事実がある。ただし、その一部が緩和されて、経済活動が行われるような動きもある様だ。
マスクは必要?
冒頭のニュースで、マスク復活に関しても議論されているという話があった。
マスクの効果に関しては、疑問視する人も多い。僕自身もそれほど効果があるとは思っていないのだが、マスクをせずに歩く度胸も無いので、外を歩くときでも運動をする時以外はマスクの着用をする様にしている。
しかし、本当にマスクで感染を防げているのかは、分からない。
現地のテレビ局に出演した保健省の幹部は、新たな感染者の7割はインドで確認された変異ウイルスの「デルタ株」によるものだとしたほか、地元メディアは、外国からの帰国者から感染が広がったとみられるケースがあると伝えています。
ベネット首相は22日「この増加を新たな感染拡大と考えて対処していく」と述べ、海外への不要不急の渡航を控えるよう呼びかけるとともに、空港でのマスクの着用義務を再び導入しました。
「NHKニュース”イスラエルで感染者増加 再拡大懸念 マスク着用義務再び導入も”」より
イスラエルは一時期「マスク外して良いよ」と言っていたけれども、外国人が外からウイルスを運んでくるので、結果的には「マスクなし」が撤回になったという事のようで。
治療薬はどうなったの?
イベルメクチン有効論
そういえばインドの話ではあるが、イベルメクチンを巡った騒ぎがあったようだ。
コロナ患者が急増したインドでイベルメクチンをめぐり論争
2021年06月18日
インドは今年3月から新型コロナ感染症(COVID-19)が急増し、大混乱に陥った。多くの州が大村智博士が発見した抗寄生虫病薬イベルメクチンを治療・予防に使う政策をとった一方、使用を禁止する州も出た。禁止の背景には、イベルメクチンの使用を推奨しない世界保健機関(WHO)の方針があるとして、インド弁護士会はWHOの幹部を世界に向けて「告発」する行動に踏み切った。
論座より
論座からの引用なので、内容的には不安だ。これ以外にはアエラも似たような話を紹介していたから更に不安である。
日本発「イベルメクチン」 インドがコロナ治療で感染者数減もWHO「反対」のナゼ〈dot.〉
5/26(水) 13:46配信
新型コロナの変異株の蔓延で感染爆発が起きていたインドだが、5月を過ぎてから、その状況に変化が生じている。各州が抗寄生虫病の特効薬「イベルメクチン」の本格投与に踏み切ってから、感染者数・死亡者数ともに減少に転じているのだ。イベルメクチンといえば、大村智・北里大特別栄誉教授が発見、開発し、2015年にノーベル医学生理学賞を受賞した抗寄生虫薬。効果が認められれば、日本で発明された薬が、ワクチン不足の世界を救うことになるかもしれない。こうしたインドの状況について、北里大学教授・大村智記念研究所感染制御研究センター長の花木秀明氏は期待をかける。
「yahooニュース」より
イベルメクチンについては危険性も指摘されていることと、有用性が不明である点が指摘されていて、少なくとも特効薬としては期待できないようだ。
アビガン有効論
もう一つ有効だと期待された薬がアビガンである。
なぜ遅い?日本のワクチン開発 アビガンから学べること
2021年5月29日 15時00分
東京五輪の開催まで2カ月を切っても、日本は緊急事態宣言解除の見通しさえ立たない状況だ。日本の新型コロナ対策がうまくいかない理由の一つとして、ワクチンや治療薬の開発基盤の乏しさが指摘されている。新谷歩(しんたにあゆみ)・大阪市立大教授(医療統計学)は、自身も参加したアビガンの臨床研究にその源流を見た、という。
「朝日新聞」より
こちらも現時点での有用性を示すデータが得られていないだけに、有効であるか否かを判断することは難しいが、同意を得て試験的に治療に使った結果、有用な結果が得られたという話はあって、現在も効果の検証中である。
この他にも複数の治療薬が指摘はされているが、残念な事に今のところ有効であるという治療薬は登場していない。
治療薬が出てこれば、武漢ウイルスに関する騒ぎも収束するとは思われるが、ワクチンのみではなかなか一進一退の攻防をするという展開が続くだろうと思われる。
人類と武漢ウイルスとの闘い、人類と支那との闘いはまだまだ続きそうである。
コメント
木霊様、皆さま、今晩は
集団免疫に関して【とんでもない誤解】をしている人がいるようです。曰く「集団免疫が獲得できれば【うつらない】から、私はワクチンは接種しない」という人がいたんです。知人とかに聞くと、かなり多いらしい・・・なんとも・・・
集団免疫というのは、感染源(スプレッダー)があっても、免疫を持つ人が大多数なので蔓延しない、というのが私の認識です。集団免疫があっても【私に】免疫がなければ私が感染する危険は減少しません。まぁ、集団免疫があれば感染源が減るので、感染する危険は小さくなるでしょうけどね。このあたり、もっと広報する必要があると思います。
さて、マスクですが、
・ウイルスが付着している(かもしれない)飛沫を追い出すために【換気】しましょう、と言われていますね。・・・換気すると室内に入って来るのは「屋外の空気」です。なぁんだ、屋外の空気は安全なんだぁ。というのが私の考えです(十分に希釈されている)。屋外であっても人が多い場所(交差点、信号待ちの人が多い)とかバス停とか繁華街とかではマスクをしますが、人が少ない場所(ウチの近所など)では基本的にマスクはしません。とは言うものの、他の通行人に不安をを与えないためにマスクをしていますが・・・
・多くのマスクの上端にはワイヤーが入っていますよね。これをうまく曲げると、鼻の横の空間を最小にする事ができます。私、メガネをかけていますが、うまく曲げるとメガネの曇りを殆どなくす事ができます。鼻の横を通過する呼気が少なくなるわけです。呼吸は殆ど鼻からするので、いくらかでもフィルター(マスク)を通過した空気を吸った方が安全でしょう。
・マスクの「網目」よりも小さい飛沫には効果はない・・・ではないと思います。網目に引っかかって濾過される効果以外に、飛沫などがマスクの繊維に衝突~付着する効果があると思います。
その他。
私、何か月か前から「コロナ感染対策ごっこ」をして遊んでいます。「ごっこ」と言うのは、効果があるかどうか不明だからですが、たとえば、パッケージを開けて中身を取り出し、そのまま手にもって食べるもの(菓子パンなどなど)は、パッケージをアルコールで拭いて、手もアルコールで消毒してから開封するとか・・・です。今の状況では、効果の有無は分からないが、少なくとも【有害ではない】対策はした方がよさそうですね。
集団免疫の獲得で、接種を指定ない人の感染リスクが下がるのは事実だと思います。
ただし、周りが摂取してくれれば自分が安心だと多数が思っている場合には、集団免疫そのものが獲得できませんから、この話は前提が間違っている事になります。したがって、みんながワクチン接種をすべきでしょう。
基本的にはアナフィラキシーの心配のある方は接種ができず、小児も避けたほうが良いとされています。よって、一定の割合で存在すると言われていますから、打てる人は全員という考え方が望ましいとは思います。
マスクの効果に疑問があるというセンテンスは、マスク表面に飛沫が付いた場合に、飛沫が乾燥して再度飛散するモデルで感染リスクが高まるという話があって、最近は少し懐疑的なのですよね。尤も、だからしないというわけではないんですが。
手を洗うという習慣は重要だと思っていますから、習慣に組み込める予防策は僕もしっかりやっていきたいと思います。
あとは、免疫を高めるための食事や運動が結構大切なのだと言われていますから、その辺りも心がけたいですね。
木霊さん、おはようございます。
>現時点で、何ヶ月の間、ワクチンの効果が続くのか?或いは、毎年ワクチン接種が必要なのか?などの疑問点は解決出来ていない。
でも今はやるしかないですよね、今後も試行錯誤を続けてより効果的なワクチンで予防する方法を模索するって事になるでしょう。
ちなみに台湾では日本が送ったAZ社製ワクチンで死者が出ているとかのニュースもありますが、支那が混乱を狙ったフェイクニュースの可能性もあるかもです。
>人類と武漢ウイルスとの闘い、人類と支那との闘いはまだまだ続きそうである。
これに尽きます!!
アメリカが武漢発のウィルスの証拠を握たとかの話もありますが、本当に支那の責任を追及できるかは現時点では判りません。
しかし、意図的に(軍事兵器として)武漢ウィルスを造り、意図的に世界にバラマキ攻撃を仕掛け、何故か一番にワクチンを開発しそれを外交で利用し、さらに台湾には支那製を使わないからって圧力を掛け、日本を悪者にする情報を流しアメリカや国際社会の混乱を画策している...、これが真実なら人類にとって初めての細菌テロとなり恐ろしい事なのは間違いありません。
ワクチン必要、不要という議論は、医学的な立場を考えると「不要」であるという判断もあると思います。
日本はワクチン為しでも「さざ波」程度でコントロールされています。このままの態勢を続けるという事であれば、安全性の確認が不十分なものをつ買う必要は無いはずです。
これが諸外国の場合は、10倍以上の感染者、死者が出ていた為に、「打たない」という選択肢はありませんでした。ロックダウンを長く続けるというkとは、経済的な意味での死者が多数でかねない状況、もしかしなくとも暴動やコントロール不能な事態を誘発するリスクが高かったのです。
したがって、打つリスクよりも打たないリスクが高く、打たないという選択肢は無かったと思います。
一方の日本の状況は?というと、そうでは無かったのですが……。
しかし経済的な面から言うと、やはり輸出入や観光の面を鑑みても打たないで国境を越えると言うことが難しく、打つ方が国益に叶うという事になるかと思います。
東京オリンピック開催も、多分一因としてあるのでしょう。したがって、総合的に考えると打つべきでしょうという結論になる。
僕はその様に考えています。